乙一のレビュー一覧

  • 山羊座の友人

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    どこかとぼけた非日常と、救い出したい友人と、あがいて見つけ出したどうしようもない現実。
    ううーん実に乙一でした!好きだ。

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    2015年06月13日
  • さみしさの周波数

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    初乙一さん。
    中学校とか高校に通ってた頃の私にとって
    大好物だったんだろうなっていう感じ。
    読みながらそんなことを感じてしまったものだから、
    なかなか入り込めず、あとがきにいらっとして、終了。
    それでも「手を握る泥棒の物語」は楽しかったので星4つ。

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    2015年04月04日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    『Calling You』
    取り返しのつかない事、悲しいけれど、その出来事で前向きに転じる話

    『傷ーKIZ/KIDS-』
    痛みを分け合う事で生きる希望を見つけるお話。

    『華歌』
    傷ついた人達のお話。
    これからどうなるか分からないけれど、大人だから、強くなった気がするから、きっと自分で何とかできるでしょう。
    というか、何故か性別が逆だと思いこんだまま読んでいました、この話。
    小さな人間の姿をした植物が生えてくる話は、二つほど読んだ事があります。
    (マンドレイクではありません)

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    2014年12月08日
  • きみにしか聞こえない

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    切なくて、心があったかくなる素敵なお話でした!実は乙一さんの原作を読みたくてネットで買ったつもりが、コミックを買ってしまってました。が、結果オーライ。読んでよかった。ありえないような設定ながら、登場人物の心の機微やおかれた環境がきれいな絵で表現されており、きれいなだけに儚さもあり。すんなりと心に入ってきました。最後は本当にうるうるきました。ただの恋愛じゃなくて、心が傷ついている主人公たちが、会った事もない、お互いの顔も知らない相手と心を通わせていくというのが良かった。
    今度改めて原作を読んでみるつもりです。

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    2014年09月18日
  • さみしさの周波数

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    【本の内容】
    「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。

    それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。

    しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。

    ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。

    他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    この季節になると「自分が生きていることに意味があるのか?」と、時折考えてしまいます。

    でもそれは簡単に答えが出る問題ではないから

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    2014年08月25日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ネタバレ

    学校の図書室で借りた本。

    短編集。
    きみにしか聞こえない・・・友達のいない女子高生リョウは、本当は寂しくて友達が欲しくて、頭の中に携帯電話を作りだした。あるひその頭の中の携帯電話が鳴って・・・。
    傷・・・特別学級のアサトには、ある日不思議な力が宿った。それは、誰かのけがやあざを自分に写し取ったり、それをまた他の誰かに移せる能力だった。
    華歌・・・。入院中の主人公は、ある日病院の敷地内の木の下でハミングをする不思議な植物を発見する。
    どの話も、切ない話だった。

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    2014年07月03日
  • GOTH

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    小説原作?だからか、言葉がかっこいい。
    小説を読んでいる気分で読みました。
    森野さんが死にたがっているのか生きたがっているのが分かりにくかったのがちょっと残念。
    主人公の無機質で無慈悲な描写は美しくて素敵でした。

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    2014年07月02日
  • GOTH

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    上手いこと一冊にまとめられている。まあ、一冊にまとめただけあって原作と少し違うところがあるが、こういう話もありかと思うくらいには違和感なく話が構成されている。絵が原作の雰囲気を壊していないところも良い。GOTH好きであってもそうでなくても買って損はない一冊だと思う。

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    2014年04月30日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    「GOTH モリノヨル」から不要な(個人的感想)写真を取っ払ってすっきりしました。「写真がなければ★四つなのに…」という前作のレビュー通りに★四つ。

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    2014年03月11日
  • さみしさの周波数

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    初乙一本。タイトルと表紙買いで初めて乙一さんを知りました。
    高校生の時のアンニュイな感性にビビッときたのを覚えています。乙一さんの白の本は夜中に自分の部屋のような静かな場所で読むのが好きです。

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    2014年02月08日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    思春期に飛び込んできたリリカルな言葉たち

    自分が今、生きていることに自信がなくてただ過ぎていく日々。そんな自分が嫌でも変える勇気もない。そこに沁みてくる物語。ときどき読みたくなる。

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    2014年02月08日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    3つの話がはいっていて、どれも最後の展開に驚かされた。
    「きみにしか聞こえない」
    頭の中で作った電話で話す2人。
    りょうとシンヤ、そして未来のりょうであるゆみ。
    短い話にもかかわらず最後はほんとに泣ける。
    だれもがなにかを抱えているけど、それを乗り越えて生きていく強さみたいなものを感じた。

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    2014年02月05日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    ネタバレ

     元々写真集にあわせて書かれた短編の、短編部分のみを抜き出した文庫本。もちろん内容は悪くはないのだけど、これだけで一冊の文庫として成り立つかと言われるといやはやなんとも難しいような……。ただ、この短編については、乙一さん自身が「物語の形式をつかった僕のエッセイ」とあとがきに書いているので、ファンなら読んだらいいんじゃない、て感じだった。すこしだけ引用に残しておく。

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    2014年01月28日
  • 角川つばさ文庫版 きみにしか聞こえない

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    まだ未読だったのがおどろき乙一作品

    小学生が読んでいいのか正直微妙な気がする(いろいろと)

    頭の中のケータイの話と
    傷をうつすことができる小学生の話と
    架空の彼女をつくる高校生の話

    どれもいたくてかわいそうでおもしろい
    3つめはばかみたいだけどいいはなし

    乙一作品は、中二病的というか、
    まわりやじぶんとおりあいがうまくつけられない年頃(やそういう人)に
    しっくりくるのがおおいな~
    だからすきなひともおおいのかな

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    2014年01月19日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    痛い…でも心の底から励まされる。
    そんなストーリー、初めてだ。

    誰にも理解してもらえるはずがない苦痛と苦悩を抱える者には、痛くても優しい。読んでよかった。

    これからも私は私の苦悩を…本当にわかってほしい人には決してわからない苦痛を、胸に抱いたまま生きてゆくけれど、もうかまわない。

    まだまだ生きられる。そう思わせてくれる本だった。生きることを肯定したい。そう願わずにはいられなくなる本だった。まだ今は無理だとしても。

    やはり乙一さんは凄みがある。癖になる。

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    2014年01月12日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    友達がいなくて、携帯をもっていない女の子が主人公。彼女はある日、自分が携帯を使って、知らない「だれか」と、繋がっているところを空想しはじめる。ところが…。空想の「携帯」で繋がった二人の「友達」。彼らとの「運命の出会い」が、主人公の人生を、少しずつ変えていく。
    ピュアなラブストーリー。胸が締め付けられるほど、切ない。あとからでてくる、女性の「携帯友達」の正体は、なんとなく予想していたが、それでも感動した。自分の運命を知っていて、それでも、過去の自分にメッセージを伝えるとしたら、何を言うだろう?

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    2014年01月11日
  • 箱庭図書館

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    乙一さんの作品を読むのは、ずっと昔に読んだ「ZOO」以来なんだけど、その時、怖い話が頭にこびり付くくらい怖くて、巧い書き手だなぁと思いながらも、それ以降はまたあの怖さに触れるのが何だか怖くて、ずっと手にしていなかった。
    本作は怖そうな話ではなかったので、久しぶりに手に取ってみる。
    この作品、人の文章をアイデアだけ活かしてリメイクした作品集という趣向なのだけど、なるほど相変わらず上手だ。
    ひとつひとつは独立した話しながら、文善寺町という町を舞台にして、全体の雰囲気を緩やかに繋いで、全体を眺めても細部を見ても、それぞれに見映えがする箱庭のように仕上げられた物語。
    私には、パラレルワールドの設定に加

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    2025年01月03日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    相変わらずGOTHらしい雰囲気で、最後まで楽しんで読めた。
    ただ、短かったので、トリックの部分が薄かったのが少し残念。
    森野は、主人公に愛されていると感じた。

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    2013年12月15日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ネタバレ

    この高校で携帯電話を持っていない女子はおそらく私だけ。うまく友達の輪に入れなかった。
    孤独をまぎらわすため、頭のなかで携帯を思い描く。ある日、空想上のはずの携帯に、
    同じ孤独をかかえる少年から着信がある…。

    切なさが際立ち、
    誰もがもつ孤独を鮮やかに浮き上がらせる、
    乙一氏の珠玉の短篇集

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    2013年12月03日
  • GOTH 僕の章

    購入済み

    『夜の章』を先に

    『夜の章』を先に読みましょう。『僕の章』を先に読むとネタバレしてしまって楽しめない気がします。

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    2013年10月25日