乙一のレビュー一覧

  • さみしさの周波数

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    ネタバレ

    味のある作品を並べた短編集です。「未来予報」「手を握る泥棒の物語」は主人公が似たような雰囲気です。「未来予報」は友人に隣人の女の子か自身が死ななければ結婚すると予言される。それを意識して、女の子と話せなくなり、自堕落は生活を送るが、最後に入院した女の子と話をして、生活を取り戻す。あまり僕には来ませんでした。「手を握る泥棒の物語」はコミカルな感じで、金持ちの叔母が近くの旅館に泊まっており、そのバッグを盗むために、壁に穴をあけて、手を入れるが、なぜか無人のはずの部屋で腕をつかんでしまう。その相手とのやり取りから、何かが生まれ始める。出来過ぎのような話だけど、面白い。「フィルムの中の少女」はホラーで、一人の語りで話が展開します。ミステリですが、ちょっと追いにくかったです。「失はれた物語」は個人的には好きな話です。事故にあって、右腕の感覚と、右人差し指しか動かなくなり、視覚聴覚味覚嗅覚を失い、下界から隔絶された主人公。妻とは指の合図にのみでコミュニケーションをとるが、未来が見えない生活が続き、本人・妻ともに消耗し始める。本人がとった選択は?僕にはさみしさが染み渡る感じでした。

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    2016年08月09日
  • 僕のつくった怪物 Arknoah1

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    いじめられっ子兄弟アールとグレイは
    亡き父の書斎から不思議な絵本を見つける
    森や砂漠や、その他様々なものが詰め込まれた部屋の断面図が
    細かく描かれた絵本「アークノア」
    その絵本の世界に迷い込んでしまった2人が告げられたのは
    この世界を破壊する、恐ろしい怪物を退治しなければ
    元の世界には帰れない、という宿命だったーー


    ※※※※


    ホラーのイメージが強かった乙一さんのファンタジーということで手に
    まず、周囲を壁や天井に囲まれた箱庭世界の集まり、という世界観が面白かった
    一見して普通の空かと思いきやそれは天井で
    太陽だと思ったものは電気だったり
    けれどその世界の構成物は紙などではなく
    人々に過不足なく生きるためのものが与えられている
    平和な世界

    それを破壊する存在として現れる
    迷い込んだ異世界人と、怪物

    現実世界では、弱くて、いじめられるばかりで
    何の力も持たない2人が怪物なんて強大な敵を倒すことなど
    可能なのだろうか?
    小さな子どもたちはしかし戦いにその身を投じる
    何よりも強く立ちはだかる、自分の心と向きあうために

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    2016年08月07日
  • きみにしか聞こえない

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    目に見えない携帯電話という設定がちょっと不思議だけど、
    そんな設定もすんなり入ってくる。

    がんばってね、という言葉にこんなにも涙が出るなんて思わなかった。

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    2016年07月19日
  • 山羊座の友人

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    乙一さんらしい話。
    イジメてた少年はサイコパスだったのかな。
    こうした事件は被害者が最終手段に出るまで何も出来ない制度に問題があるのではないかと思ってしまう。

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    2016年05月06日
  • しあわせは子猫のかたち

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    表題作は、人付き合いを苦手とする主人公が、越してきたアパートにいた殺された先住者の幽霊と子猫と生活するうち、偶然にも殺人事件の解決に至り、最後は、彼女達から勇気をもらい、今までの自分を変えていこうと一歩を踏み出す。心温まる物語。そしてなにより子猫の存在に胸をくすぐられました~(*^_^*) 『失踪ホリディ』は、だいぶもったりした印象がありますが、気丈で才気に長けているとお嬢様自身には思わせておいて、実際は「してやったり」のお手伝いさん。話の展開としては、面白い終わり方だったのではないでしょうか。

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    2016年01月28日
  • 山羊座の友人

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    タイトルからは思いも寄らない、重い話でびっくりした。読後もすっきりしなかった。けれどもオチが乙一らしい。

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    2016年03月27日
  • 山羊座の友人

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    乙一原作漫画。

    思い込みを誘導する手法は、作者らしさというかそういうものを感じました。

    …眼鏡も好きって言えれば、よかったの
    に…。

    どうにもならない切なさも、作者らしいのかしら。

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    2015年10月09日
  • さみしさの周波数

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    かなり昔に読んだ本ですが「さみしさの周波数」このタイトルは忘れられません。
    私自身のさみしさの周波数が、この本とピッタリ合ったのかもしれません。

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    2015年09月27日
  • 山羊座の友人

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    私も山羊座。タイトルにも惹かれました。ラストに至る展開は見事です。カラーじゃないけど、松田くんのベランダの風景の美しきが感じ取れるようでした。しかし、金城あまりにひどい。こんな高校生いるのか?

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    2015年07月25日
  • 山羊座の友人

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    cakesで続きがきになって購入。
    もし自分が同じ立場になったらと考えると読みながら心臓の鼓動が早くなる。
    読後感は煮え切らない。

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    2015年06月15日
  • 山羊座の友人

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    どこかとぼけた非日常と、救い出したい友人と、あがいて見つけ出したどうしようもない現実。
    ううーん実に乙一でした!好きだ。

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    2015年06月13日
  • さみしさの周波数

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    初乙一さん。
    中学校とか高校に通ってた頃の私にとって
    大好物だったんだろうなっていう感じ。
    読みながらそんなことを感じてしまったものだから、
    なかなか入り込めず、あとがきにいらっとして、終了。
    それでも「手を握る泥棒の物語」は楽しかったので星4つ。

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    2015年04月04日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    『Calling You』
    取り返しのつかない事、悲しいけれど、その出来事で前向きに転じる話

    『傷ーKIZ/KIDS-』
    痛みを分け合う事で生きる希望を見つけるお話。

    『華歌』
    傷ついた人達のお話。
    これからどうなるか分からないけれど、大人だから、強くなった気がするから、きっと自分で何とかできるでしょう。
    というか、何故か性別が逆だと思いこんだまま読んでいました、この話。
    小さな人間の姿をした植物が生えてくる話は、二つほど読んだ事があります。
    (マンドレイクではありません)

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    2014年12月08日
  • きみにしか聞こえない

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    切なくて、心があったかくなる素敵なお話でした!実は乙一さんの原作を読みたくてネットで買ったつもりが、コミックを買ってしまってました。が、結果オーライ。読んでよかった。ありえないような設定ながら、登場人物の心の機微やおかれた環境がきれいな絵で表現されており、きれいなだけに儚さもあり。すんなりと心に入ってきました。最後は本当にうるうるきました。ただの恋愛じゃなくて、心が傷ついている主人公たちが、会った事もない、お互いの顔も知らない相手と心を通わせていくというのが良かった。
    今度改めて原作を読んでみるつもりです。

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    2014年09月18日
  • さみしさの周波数

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    【本の内容】
    「お前ら、いつか結婚するぜ」そんな未来を予言されたのは小学生のころ。

    それきり僕は彼女と眼を合わせることができなくなった。

    しかし、やりたいことが見つからず、高校を出ても迷走するばかりの僕にとって、彼女を思う時間だけが灯火になった…“未来予報”。

    ちょっとした金を盗むため、旅館の壁に穴を開けて手を入れた男は、とんでもないものを掴んでしまう“手を握る泥棒の物語”。

    他2篇を収録した、短編の名手・乙一の傑作集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    この季節になると「自分が生きていることに意味があるのか?」と、時折考えてしまいます。

    でもそれは簡単に答えが出る問題ではないから、鬱々とした気持ちのまま、ひたすら沈み込む羽目になってしまう……。

    そんなとき、ぜひオススメしたいのが、乙一さんの傑作短編集『さみしさの周波数』です!

    04年に犬童一新監督でネットドラマ化された「手を握る泥棒の物語」を含む4つの物語の中には、きっとあなたと同じように苦悩する主人公がいます。

    そして、心の底から聞きたいと切に望んでいた“言葉”に出合うことができるはず。

    何度読んでもその感動は色褪せず、読み終えるたびに救われた気持ちになる1冊です。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2014年08月25日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    ネタバレ

    学校の図書室で借りた本。

    短編集。
    きみにしか聞こえない・・・友達のいない女子高生リョウは、本当は寂しくて友達が欲しくて、頭の中に携帯電話を作りだした。あるひその頭の中の携帯電話が鳴って・・・。
    傷・・・特別学級のアサトには、ある日不思議な力が宿った。それは、誰かのけがやあざを自分に写し取ったり、それをまた他の誰かに移せる能力だった。
    華歌・・・。入院中の主人公は、ある日病院の敷地内の木の下でハミングをする不思議な植物を発見する。
    どの話も、切ない話だった。

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    2014年07月03日
  • GOTH

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    小説原作?だからか、言葉がかっこいい。
    小説を読んでいる気分で読みました。
    森野さんが死にたがっているのか生きたがっているのが分かりにくかったのがちょっと残念。
    主人公の無機質で無慈悲な描写は美しくて素敵でした。

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    2014年07月02日
  • GOTH

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    上手いこと一冊にまとめられている。まあ、一冊にまとめただけあって原作と少し違うところがあるが、こういう話もありかと思うくらいには違和感なく話が構成されている。絵が原作の雰囲気を壊していないところも良い。GOTH好きであってもそうでなくても買って損はない一冊だと思う。

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    2014年04月30日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    「GOTH モリノヨル」から不要な(個人的感想)写真を取っ払ってすっきりしました。「写真がなければ★四つなのに…」という前作のレビュー通りに★四つ。

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    2014年03月11日
  • さみしさの周波数

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    初乙一本。タイトルと表紙買いで初めて乙一さんを知りました。
    高校生の時のアンニュイな感性にビビッときたのを覚えています。乙一さんの白の本は夜中に自分の部屋のような静かな場所で読むのが好きです。

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    2014年02月08日