乙一のレビュー一覧

  • 山羊座の友人

    匿名

    購入済み

    どんでん返しもミステリも

    弱者高校生のつらい生活が描かれながら、それがある時壊れ、疾走し、手を伸ばし引き留め、最後にどんでん返し!といったスピード感満載の展開でした。
    ミステリの中に少しファンタジーが入っているところが、納得の乙一原作といったところでしょうか。

    これでよかったのかな、と思わせるエンディングではありますが、その苛烈なシーンは具体的には描かれないので、後味としては悪くなかったです。

    #ドキドキハラハラ #切ない

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    2024年09月14日
  • さみしさの周波数

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    ネタバレ

    もう読むのは20年ぶりだろうか。再読したがほとんど覚えていなかった。
    自分も筆を持つ身で最初に感じたのは、ああ、救われなくても良いんだな、という感想だった。
    相手に何かを伝えることができれば必ずしもハッピーエンドでなくていい、というのは幼い頃の読書経験で識っていたはずなのに身体に浸透したのはいまこの瞬間だったなと思った。
    あとかっこいいので小生物語のように自分のことは小生と呼んでみようかなと思った。
    小生からは以上です。

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    2024年09月07日
  • サマーゴースト

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    短めで、さくっと読めました。
    展開はある程度予測できるものの、飽きずに読むことができました。
    アニメ映画も見てみたいなぁ。

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    2024年09月03日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    不慮の事故で死んだ幼馴染みのユウナが好きだった線香花火を灯すと、幽霊となった彼女が現れる―――。
    という、いかにも乙一さんが描きそうな青春ラブストーリー。
    恐らくジュニア向け作品にあたると思うけど、シンプルな筋立てで読んでいて切なくなるポイントは押さえてあるし、過去のつらい記憶を乗り越えていく成長物語(10年かかってるけど)としても読めるし、普通にいい作品なのではなかろうか。
    まあ個人的には、あれもう終わっちゃうの?って感じで物足りなさはあったのだけど、ジュニア層をターゲットにしているのであればこのくらいの長さがちょうどいいのかも。

    セツナ系の作品もいいんだけど、そろそろダークな作品も読みた

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    2024年09月01日
  • 銃とチョコレート

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     怪盗ゴディバと名探偵ロイスの対決にひょんなことから少年のリンツがロイス助手になり、彼と冒険の旅に出る…という風なストーリーだと思っていた時期が自分にもあった。実際は人種差別や国家の陰謀などきな臭い要素があり読んでて苦しくなりつつも、一筋縄では行かない展開に惹き付けられた。最後は多くのものを失いつつも希望があるように感じられる終わりかただった。

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    2024年08月27日
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day

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    ジョジョ4部コミックス終了後の話。杜王町に新たに起きる危機。乙一らしいダークな世界観で4部メンバー以外の三軸で話は進み、ミステリーのように絡み合う糸が見え出すと一気読みだった。スタンドバトルも4部のような狭い世界観で繰り広げられる頭脳戦としては吉良吉影とのラストバトルと匹敵する面白さ。
    たまにコミックスを読んで欲しいとかコミックスを読んだ人には永遠の謎であるとかいうメタ視線が入るのは誰のなんのため。

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    2024年08月17日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    死んだ彼女は、
    線香花火を灯すと
    現れる。
    なぜなら――。

    線香花火のように儚く、
    切なさ溢れる青春恋愛長編。

    乙一の真骨頂!
    感涙必至!
    今の季節にぴったり!
    -------------------------
    集英社文庫のナツイチからの一冊です。

    乙一と言えば、
    ホラーとかミステリの印象でした。
    私が子供のころ、母親がZOOとか読んでた記憶です。

    幼馴染だったユウナが死んだ。
    失意と喪失感のなか、大地は彼女が大好きだった線香花火に火を灯す。
    すると死んだはずの彼女が…。
    彼女と過ごせるのは有限。

    終わったはずなのに、
    終わりの先

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    2024年08月16日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    線香花火を灯して主人公が死んだ幼馴染みと会話する場面はいつも切なく、どこか『あの花』を思い出すような雰囲気や主人公たちのやり取りが印象的でした。「お盆に読めて良かった。」と思った作品だった。

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    2024年08月15日
  • 失はれる物語

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    1番好きなcontentsはタイトルにもある失われる物語!!
    全身不随で触覚以外の感覚を失い寝たきりの夫とピアニスト妻の切ない物語。
    妻とのやり取りは腕の鍵盤。
    申し訳なさから謝罪に来る奥さん。だんだんと来る頻度が減っていくとこも現実味があった。
    強さやスピードから妻の感情を読み取って、これからの妻のことを考え自ら死の選択をしようとする場面が心苦しくてお互いを思い会う気持ちが切なすぎた。。

    傷も好きだった◎
    特別学級で出会うアサトたち。
    自分の不思議な力を誰かの傷を背負うために使う。
    ずっと黙って自分に傷を移し、自分は必要ない人間だから…と。
    裏切られつつ、主人公が穏やかにたくましく成長して

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    2024年08月11日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    ネタバレ

    言葉選びが綺麗。
    『彼岸と此岸に分かれていても向こう岸の相手の幸せを思う』
    来世があれば、どうか今度こそふたりが幸せに結ばれますようにと願わずにはいられない。

    2001年生まれの彼らは私と同い年だから、親近感が湧いて友だちのような視点で読めた。

    以下愚痴
    勝手に部屋に入った挙句線香花火使い切った子どもや親にはイライラした。
    線香花火云々がなくても人の部屋に侵入して物荒らすとか盗むとか家族間であっても犯罪。
    知らなかったとはいえ大地が何より大事にしていたものを滅茶苦茶にして、大地に絶縁されても文句言えないレベル。

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    2024年08月05日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    ネタバレ

    久しぶりの乙一作品は、「乙一の真骨頂!」との帯の文言通りの、切なく、気持ちがギュッととなる恋物語だった。

    今回の作品でイチオシの部分は、恋をした男性が一途に最後までその女性を思い続けてくれるところだ。周りの人たちが少しずつそれぞれの人生を歩み、変化をしていっても、彼はずっとずっと彼女を思い続けているのだ。

    線香花火が無くなってしまい、彼女に会うことができなくなってから、最後にもう一度だけ会える時までの、時の流れの描写が好きだ。
    それまでの流れに比べると早すぎる感じはあるけれど、もたもたすすんでも重すぎるだろう。
    季節ごとの記念写真がスライドショーで現れては消えていくように、彼女を思い続ける

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    2024年07月28日
  • サマーゴースト

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    夏っぽさを感じさせ、生と死についてもしっかり考えることが出来た。
    一ノ瀬ユウナとは違った雰囲気だけどこれもまたいい。

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    2024年07月26日
  • GOTH 夜の章

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    思春期の頃はこういうダークなことにあこがれる気持ちあったなーと思いながら読みました。いつの間にか卒業しちゃったなー、乙一さんは今でもそういう気持ちを持ってるんだなー、イタいなー、でもそういう気持ちを小説にできるのはすごいなーと思います。とりあえず下巻も読みます。

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    2024年07月20日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    ネタバレ

    淡々とした語り口調で進むのに、線香花火でユウナと再会したところから、じわじわと切なさがせまってきます。東京デートや最後の別れのシーンは切なくてじ~んときました。告白が2人ならではの会話で終わるのもよかった。
    暗くなりそうな設定だけど、ユウナの明るくてほんわかした雰囲気や幼馴染たちのキャラがそれを和らげていて、主人公大地の長い恋をやさしい気持ちで見守りきった、そんな心地のする本でした。

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    2024年07月19日
  • さみしさの周波数

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    ちょっぴり切なくなる短編集。
    後悔のないように生きるのはなかなか難しいことだなと感じました。
    『未来予報』がおすすめです。

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    2024年07月18日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    あれ、今回はペンネーム変えないんだ‥と思ったら
    普通の現実世界ではあり得ない状況が乙一さんらしく書かれてて納得。
    乙一なのにラブストーリー?と思い抵抗がある人もいるかもしれないが、「失はれる物語」が好きなら読んでハズレはないと思う。

    死んでしまった片思いの相手が
    思い出の線香花火に火をつけた時だけ
    幽霊として現れてくれる話。
    展開が読める部分もあったけど最後は感動したし読後感が良かった。
    文章量が多くなく、すらすら読めるので普段本を読まない人にもおすすめ

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    2024年07月18日
  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    これまで乙一さんの小説は
    GOTHやZOOなど、
    少し猟奇的なものしか読んでいなかったので、
    本当に同じ人が書いているのと
    驚きました。

    悲しくて、少し切ないお話

    親戚の小僧、
    親の躾がなっていない!

    全体的に、いいお話でした。
    お勧めします。

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    2024年07月10日
  • GOTH 僕の章

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    はっきりと言葉にされているわけではないけれど倫理観を超えたところにある衝動や愛が描かれているのではないかと考えた。


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    2024年07月02日
  • 箱庭図書館

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    読者のボツ作品を作者がリメイクするというコンセプトの短編集。
    私は界隈の文化に明るくないので、こういった企画がよくあるのかは分からないが、とても面白い試みだと思った。
    特に「コンビニ日和!」は短い割に起承転結がきっちりしていて読んでいて楽しかった。バイトの同僚の女性が吐く毒に目が行きがちだけど、主人公も中々イカれた精神の持ち主だと感じた。
    私がこの作品集で一番好きなのは「青春絶縁体」である。根暗な高校生の青春の一幕を描いた作品。主人公と美人な先輩との部活でのやりとりをメインに進んでいくのだが、お互いを煽るように軽口を言い合うのがとても微笑ましい。幕の切替が途中から多くなって読みづらさを若干感じ

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    2024年06月16日
  • 死にぞこないの青

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    マサオは悪くない。
    状況や理由を聞かず、結果から多数の意見が正しいと判断する大人(まして先生で)あってはならない。

    先生は自分の空回りが怖くなり、マサオを生け贄にクラスのみんなをまとめようとする。
    こんな下衆な先生が実際いたら困るけど、現実多くの先生は生徒を好き嫌いでランク付けしていると、学生時代から感じていたので、あながちゼロではない気もする。


    アオは、マサオの負の感情だけが幽体離脱したような存在で、マサオが感情を捨てて人形のようになると現れなかった。

    自分の感情を犠牲にしてまで、まわりに我慢する必要性はないと、家族だけはちゃんと見て気付いてあげて欲しかった。


    最後、先生にある意

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    2024年05月31日