乙一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ原因不明の死の原因を調査している内に自分たちも呪われ、呪いの回避法と根源を探していくというよくある設定ではあるけど、瑞紀たちの話と交互に過去の溝呂木の話が差し込まれ、シライサンがどのように生まれたのかが少しずつ明らかになっていくワクワク感が凄くよかった
間宮幸太は深追いしなければ助かった可能性あるよね
ネットに流れたシライサン怪談によってはシライサン大忙しなのちょっと笑ってしまった
老女・石森ミブと蔵の女は同一人物なのか、溝呂木に語った話はミブによる創作なのかが曖昧なまま話が終わるのもとてもよかった
蔵の女(石森ミブ?)が村人の命と引き換えに我が子を取り戻した、その血を引き同じく我が子 -
Posted by ブクログ
久々の乙一さん
タイトルは、気になってたんやけど…
こんな状況、何か怖いな…
目が見えん人の一人暮らしに、異音が…
えっ!誰かおるんとちゃうの?
まぁ、一般的には、幽霊を想像するけど、目が見えん人やから。
それに、幽霊の方が普通は、安全かもしれん!生身の人間が、コソッとおる方が怖いで〜!
その2人が、人付き合いが苦手で、そのうち心を通わせる…
まぁ、2人共、心がキレイな人やから大丈夫やったけどね。普通は、もっと怖い事が起こるしな。
私は、チャレンジャーとしか思えんけどね。
2人の心を通じ合わせる過程は、なんか良い感じ。
後半に、怒涛の勢いで、真実が明かされていく〜!
前半と後半のスピード感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編が4作品収録されていて、どれも違う舞台なのですが、4作品ともすごく面白かったです!
わたしは温泉が好きなので刺青は入れたくないのですが、ポッキーだったら可愛すぎて入れてもいいなぁと思いました。温泉に入る時は足の裏なんかに移動してもらえばバレないでしょうし。でも怖がりなので入れる時に痛いのはいやですね…。
あと『BLUE』に出てくる動くぬいぐるみ達もぜひ我が家に来て欲しいです。でもわたしが出掛けている間にほかのぬいぐるみにジュースをかけたり燃やそうとしたら困りますね(^_^;)とりあえずマッチは、どこか見つからない場所に隠しておきます。
『はじめ』の迷路みたいな下水道も、冒険みたいでわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ乙一さんの短編集。
個人的にはZooにも引けを取らないくらい面白かった!
•自分の頭の中の携帯で他人と電話をする摩訶不思議な話「calling you」
•事故により右手指しか動かせなくなり、感覚は右腕の触角のみとなった主人公の物話「失はれる物語」
まるで乙一さんが経験したかのような繊細な描写が凄すぎた…個人的ベスト!
•他人の傷を吸い取るアサトと”オレ”の物語「傷」
痛みをはんぶんこする2人の友情にジンときた。
•叔母のカバンから宝石を奪おうと、旅館の壁に穴を開けて外から盗もうとする主人公。
しかし、その手で掴んだのはなんと人の手で?!「手を握る泥棒の物語」
•家主が亡くなった家に住むことに -
Posted by ブクログ
同著者の『暗いところで待ち合わせ』の感想を読んでいて、『ZOO』も面白かったというコメントを見て手に取りました。
コメント通り、本当に面白くて読み耽ってしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)و
全5作品が収録されている短編集でしたが、『SEVEN ROOMS』がわたしは一番面白かったです。
どのようにこの状況を切り抜けるのかずっと気になりながら読んでいて、最後のシーンは驚きで心に残りました。
映画もあるみたいで、弟さんが通っていた溝がどんな感じの造りなのか気になっていたので、映画を見てぜひ確認してみたいです。
あと、2もあるみたいなので絶対読みます!
『SEVEN ROOMS』のような作品をまた読め