乙一のレビュー一覧

  • 一ノ瀬ユウナが浮いている

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    フィクションの中に現実味が詰まっていて面白かった。死んだ幼馴染に再会できたとしても易々と気持ちを伝えられる訳ではない。線香花火が軸にある作品だし、そんな風にするりと終わりが来るのも正しいのかもしれない。

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    2025年08月23日
  • 銃とチョコレート

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    数年ぶりに読んだが、変わらず楽しめた。子供向けというにはハードな仕上がり。さりげなく差し込まれた描写が伏線回収され、その鮮やかさに毎回驚いている。

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    2025年08月16日
  • 天帝妖狐

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    これぞ乙一ワールドだ〜!!
    これで二冊目?とかすごいな、まだ十代とか???
    一作目の薄気味悪いA MASKED BALL もゾワゾワした終わり方で最高だったし、表題の天帝妖狐も悲しい雰囲気が最高だった。
    以前読んだ"陽だまりの詩"が凄く好きだったんだけど、表題の方はその雰囲気を感じた。

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    2025年08月11日
  • さよならに反する現象

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    そしてクマになる、とても良かった。
    悠川さんと、家政婦は乙一さんにしてはラストがくっきりしすぎてたのが残念だった。

    それにしてもクマが飛び抜けて好きすぎたので⭐︎5

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    2025年08月10日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    暗闇に潜む何者かの気配。本当であれば怖すぎる状況でこの静かで優しい物語が動き出す。息を殺し、暗闇を見つめ、五感を敏感にして追う物語。孤独に怯え苦しみ、心を通わせ触れた温もり。静かな感動が押し寄せました。乙一さんの文章の上手さ!

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    2025年08月09日
  • 箱庭図書館

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    舞台は同じな短編集。読者から募集した物語を著者がリメイクしたらしい。青春絶縁体のこういうイタイ、ひねくれた(ここでいうひねくれたは、人と違うというか逆張りというかただ自分と似たような考えというか(自分と似たようなというのは憚られるが))主人公の話は好きだ。よかった。

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    2025年08月05日
  • 失はれる物語

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    星6くらいつけたい。いろんな短編があったけど一番好きなのは、しあわせは子猫のかたちだった。悲しい終わり方だったけど、主人公が以前より少しだけ前を向いて生きていくのがいい。短編なのが勿体無いくらいだった。もっと読みたかった。

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    2025年07月14日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    ネタバレ

    まず登場人物も少ないし、言葉も難しくなくて読みやすかった。あきひろとみちるの感じる孤独感は少なからず感じるなぁと。表紙が怖いのだけなんとかしてください。

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    2025年06月27日
  • 小説 シライサン

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    原因不明の死の原因を調査している内に自分たちも呪われ、呪いの回避法と根源を探していくというよくある設定ではあるけど、瑞紀たちの話と交互に過去の溝呂木の話が差し込まれ、シライサンがどのように生まれたのかが少しずつ明らかになっていくワクワク感が凄くよかった

    間宮幸太は深追いしなければ助かった可能性あるよね

    ネットに流れたシライサン怪談によってはシライサン大忙しなのちょっと笑ってしまった

    老女・石森ミブと蔵の女は同一人物なのか、溝呂木に語った話はミブによる創作なのかが曖昧なまま話が終わるのもとてもよかった

    蔵の女(石森ミブ?)が村人の命と引き換えに我が子を取り戻した、その血を引き同じく我が子

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    2025年06月24日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    久々の乙一さん
    タイトルは、気になってたんやけど…

    こんな状況、何か怖いな…
    目が見えん人の一人暮らしに、異音が…
    えっ!誰かおるんとちゃうの?
    まぁ、一般的には、幽霊を想像するけど、目が見えん人やから。
    それに、幽霊の方が普通は、安全かもしれん!生身の人間が、コソッとおる方が怖いで〜!
    その2人が、人付き合いが苦手で、そのうち心を通わせる…
    まぁ、2人共、心がキレイな人やから大丈夫やったけどね。普通は、もっと怖い事が起こるしな。
    私は、チャレンジャーとしか思えんけどね。
    2人の心を通じ合わせる過程は、なんか良い感じ。

    後半に、怒涛の勢いで、真実が明かされていく〜!
    前半と後半のスピード感

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    2025年06月22日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    既読はseven roomsだけでした(中学時代に読んでとてつもない衝撃を受けました!)。
    こんなに面白いとは思いませんでした。短編の構成が見事で満足度が高すぎました。文句なしの星5です。

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    2025年06月12日
  • 暗いところで待ち合わせ

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    台所の床に立ちすくんだまま覚った。一人で生きていけるというのは、嘘だった。

    はたして自分のいていい場所はどこなのだろうかと、考えたこともあった。しかし必要だったのは場所ではなかった。必要だったのは、自分の存在を許す人間だったのだと思う。

    一人きりで生きれば孤独さえなくなると、そう考えたのは間違いだった。ただ、自分の孤独にさえ気づかなくなるだけだった。


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    2025年06月03日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    いつか!誰か!書いてくれると信じてたネタ!
    Wi-Fiにも幽霊あるんだなー。うん。無料Wi-Fiに気軽に接続するのは気をつけます。
    いや、ほんっと面白かった。現代の怪談の解決方法が凄すぎる。時代にあってるというふうか。霊能力者とかいなくても最近はなんとかなるんだな。

    このほかには「seven rooms」「首無し鶏、夜をゆく」「子供を沈める」が好きです

    あと、山白朝子さんと乙一さんって同一人物なんですか…知らず何冊か読んでた。

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    2025年05月30日
  • 平面いぬ。

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    短編が4作品収録されていて、どれも違う舞台なのですが、4作品ともすごく面白かったです!

    わたしは温泉が好きなので刺青は入れたくないのですが、ポッキーだったら可愛すぎて入れてもいいなぁと思いました。温泉に入る時は足の裏なんかに移動してもらえばバレないでしょうし。でも怖がりなので入れる時に痛いのはいやですね…。

    あと『BLUE』に出てくる動くぬいぐるみ達もぜひ我が家に来て欲しいです。でもわたしが出掛けている間にほかのぬいぐるみにジュースをかけたり燃やそうとしたら困りますね(^_^;)とりあえずマッチは、どこか見つからない場所に隠しておきます。

    『はじめ』の迷路みたいな下水道も、冒険みたいでわ

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    2025年05月24日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    乙一さんの本を久しぶりに読んだら、山白朝子さんという新しいPNでも書かれていたことを知って、
    へーという驚きもあり、内容も濃かった。
    昔読んだことのある懐かしい話から、書き下ろしの
    WiFi幽霊まで、怖さをギュッとつめこんだ作品集。
    どれもこれも後味に絶妙なさびしさや、かなしさ、
    空虚感があるのが乙一さんの味だなぁと久々に堪能しました。

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    2025年05月03日
  • 失はれる物語

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    乙一さんの短編集。
    個人的にはZooにも引けを取らないくらい面白かった!
    •自分の頭の中の携帯で他人と電話をする摩訶不思議な話「calling you」
    •事故により右手指しか動かせなくなり、感覚は右腕の触角のみとなった主人公の物話「失はれる物語」
    まるで乙一さんが経験したかのような繊細な描写が凄すぎた…個人的ベスト!
    •他人の傷を吸い取るアサトと”オレ”の物語「傷」
    痛みをはんぶんこする2人の友情にジンときた。
    •叔母のカバンから宝石を奪おうと、旅館の壁に穴を開けて外から盗もうとする主人公。
    しかし、その手で掴んだのはなんと人の手で?!「手を握る泥棒の物語」
    •家主が亡くなった家に住むことに

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    2025年05月02日
  • 平面いぬ。

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    4つの短編。
    どれも夢中になりましたが、いちばん好きなのは「はじめ」です。想像がすごく膨らみました。
    もっと読みたいくらいです。

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    2025年04月22日
  • ZOO 1

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    同著者の『暗いところで待ち合わせ』の感想を読んでいて、『ZOO』も面白かったというコメントを見て手に取りました。
    コメント通り、本当に面白くて読み耽ってしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)و

    全5作品が収録されている短編集でしたが、『SEVEN ROOMS』がわたしは一番面白かったです。
    どのようにこの状況を切り抜けるのかずっと気になりながら読んでいて、最後のシーンは驚きで心に残りました。

    映画もあるみたいで、弟さんが通っていた溝がどんな感じの造りなのか気になっていたので、映画を見てぜひ確認してみたいです。
    あと、2もあるみたいなので絶対読みます!
    『SEVEN ROOMS』のような作品をまた読め

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    2025年04月16日
  • さよならに反する現象

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    乙一氏らしさがよく出ていると感じる作品だった。謎の緊迫感やゾッとする描写も多く、とても気に入った。
    特に「家政婦」と「悠川さんは写りたい」がお気に入りで、不気味な設定をいかにも自然な風に読者に受け入れさせ、そして最後には裏切られ、短いストーリーでたくさんの魅力が詰まった作品であった。

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    2025年03月26日
  • GOTH 僕の章

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    夜の章、僕の章合わせてこの本を読み切るために暇な日を作ったほうがいい。何日もかけて読む本ではない。
    私は2冊を2日で読んで、1日でもう一周しました。
    とにかく私が読んだミステリーの中で1番サイコパスです

    裏切られていることに気付かないうちに読み終わってしまって理解が追いつかない。笑
    読んで良かった。
    特に土、好きでした

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    2025年03月21日