乙一のレビュー一覧

  • 失はれる物語
    『幸せは子猫のかたち』が素晴らしかった。2人と1匹の生活が微笑ましい。そして幽霊チャーミング過ぎ(笑)暖かいとか柔らかいとか、そういった空気は目に見えないものなのに、文字で伝えるってスゴイ。またひとつ好きな本が増えた。
  • さよならに反する現象
    ジョジョ関連以外で初めて読んだ乙一さんのミステリー短編集。どれも短編ならではの展開の早さと意外性で楽しめた。いくつか感想。

    「そしてクマになる」ユーモアと哀しみが入り交じる独特な文体に引き込まれる。

    「なごみ探偵おそ松さん·リターンズ」この前観たばかりのおそ松さん。ここでまさかの再会ににやにやが...続きを読む
  • 暗いところで待ち合わせ
    殺人事件が起こり容疑者になる男と潜伏先の住人の女性との話です。
    乙一さんは初読でよく分からず、この作品もミステリーホラー系かと思っていました。

    孤独な二人の間でしか成立しない静寂がとても温かく居心地がいい。そして静寂の中での関わりがとても優しくて愛しい。

    なにこれ?純愛なの?
    めちゃくちゃ素敵な...続きを読む
  • 暗いところで待ち合わせ
    まず設定が面白い。
    警察に追われている男が目の見えない女性の家に黙って勝手に隠れ潜んでしまう(あとがきより)というお話。
    表紙からして怖いお話かなと思い読み進めたが、怖くなかった。
    ぜひ読んで欲しい。
  • 失はれる物語
    飲み込まれるように続きが気になるお話が多くて一気に読んじゃいました。少し怖かったり、ほっこりしたり、にやにやしたり、いろんな乙一さんが楽しめました。これは良い一冊。
    特に印象に残ったのは表題にもなっている失はれる物語、右手以外の全ての感覚を失った人のお話でした。あと、手を握る泥棒の物語、コントを見て...続きを読む
  • GOTH 僕の章
    こいついつか殺りそう。からの、あーやっぱり殺るよな。からの、んん?!!?
    本ならではのミスリード最高でした。
  • 暗いところで待ち合わせ
    警察に追われてる男が目の見えない女性の家にだまって勝手に隠れ潜んでしまうお話(あとがきより)
    部屋にいる相手の気配に気がつくが気がつかないふり、相手に気がつかれたと気づいてやや気配をだしてくる相手。
    こんなんやたら怖いわと思ってたらいつの間にか温かいお話に変わっていた
    乙一様恐るべし
  • きみにしか聞こえない
    孤独な少女が頭の中で作り出した携帯電話を通じて人との繋がりを持つ物語。韓国映画『イルマーレ』と似ているとの指摘の声も目にするが、こちらの原作小説の方が世に出たのは先だとか。清原紘の繊細で美しいタッチが素晴らしく、成長ものとしても切ない恋愛ものとしても読み応えがあった。
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day
    ジョジョ第4部のノベライズ版だが、ストーリー的には本編とはつながりがなく、舞台、登場人物はおなじだけど、まったく独立なストーリー。
    2つの時間軸を並列的に書いて、徐々につながりがわかっていく手法、クライマックスの格闘シーンなんかは1つの小説として非常に面白かった。各キャラ・スタンドのビジュアルなんか...続きを読む
  • 失はれる物語
    短編集の中の失はれる物語だけを読んだ。自分がもし五感を失った時のことを想像して読んだ。すごく短いので一気に読んだけど、なんか悲しくなったし、辛くなった。最後の終わり方はちょっと予想していたけど、読者の想像次第かなとも思った。面白かった。
  • GOTH 夜の章
    乙一最高傑作。「犬」のトリックがわかったとき「うわっ」って声がでちゃった。
    表紙が金城一紀の「GO」と間違えやすい(笑)
  • GOTH 夜の章
    読んだ...1話1話が繋がっているのでびっくりした..
    毎回展開に驚かされて楽しかったし、しんみりした気持ちにもなった....とにかく次のも読みたい
  • 暗黒童話
    自分の好みドンピシャの作品でした!!

    グロ要素はあるけど、痛みを感じている描写がないので、気分が悪くなることはなかったです!

    ミステリー?サスペンス?要素も強く、ハラハラ感がとてもよかったです!伏線もしっかりと回収され、オチも素晴らしかったです!

    グロ部分は難しいけど、映画化されてもいいぐらい...続きを読む
  • The Book jojo's bizarre adventure 4th another day
    見慣れたスタンドやドララララッシュもいつもと違う人物の視点から見ると新鮮な気持ちに。最後のあのシーンは「彼女」もスタンドに目覚めたのか、あるいは最初に出てきたスタンド使いの最後のなにかなのか…
  • GOTH 夜の章
    ミステリ系の本が好きになったきっかけの一冊
    この本に出会えた事に感謝
    むしろこの本で初めて小説デビューして小説の楽しさに触れた思い出深い一冊

    まだ読んでない方は是非読んでみてください。
    そして騙されてください
  • 失はれる物語
    感動が詰まった短編集
    もし自分だったら我慢できるかなとか色々と考えてしまった一冊
    この一冊で家族思いの自分に酔った漢を見ました
  • 失はれる物語
    初めて読んだ乙一さんの作品だった。
    ファンタジーも含まれていて、どの作品も途中で読むのを止めることができなかった!
    失はれる物語は辛かった。
    幸せは猫のかたち はほっこりしたし、最後は切ない気持ちになったけどとても好き!
  • 箱庭図書館
    ああやっぱりこの作家さんは天才なんだ、と改めて。

    短編集。ミステリーやホラー、ラブコメ、SFちっくなものまであり多彩。
    中学生くらいから楽しんで読めそう。
  • 失はれる物語
    「マリアの指」が一番刺さった。鳴海マリアがチェンソーマンに出てきそうな女性でゾクゾクしたし物語の流れが綺麗すぎて息を呑んだ…
    "人は変わることはない"と言い聞かせてきたのにマリアによって覆されて悲劇が起きる構成最高…ラストもしっかりそれを回収してて震えたね、史実のオマージュみたいでそこも好き
  • 銃とチョコレート
    小学生の頃から乙一ファンなので、久々に書店で乙一の文字を見て手に取った本。
    内容はワクワクする冒険物語で新しい乙一の一面を見た気がするが、伏線の張り方やこちらの予想をひっくり返してくる仕掛けはさすがといった感じ。
    個人的にはかなりおすすめ