乙一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
怖い!
最初からもう怖い。
怖い本は嫌いだが、乙一さんが好きすぎて、
怖いのを乗り越えて、かなり頑張って読んだ。
グロい。
調伏?
調伏とは怨敵、悪魔、敵意ある人などを信服させ、障害を破ること。また、身心をととのえて、悪業や煩悩などを除くこと。
相手を呪い殺すこと。
インフルエンザのように感染する呪い?
眼球破裂を伴う心不全。突然死。
シライサン→死来山
そして、蔵の女についての推測。恐ろしい。
表紙の赤い線も意味がわかると怖い!
鈴の音が聞こえそう。
映画化されたらしいが、怖すぎて見ることはできないと思う。
私が読んだ本の中で、過去1怖かった。
ちなみに順位は
1位「小説シライサン」乙一著 -
ネタバレ 購入済み
容赦ない
大人も子供も、容赦ない呪い言葉だなと、少しイラッとしつつも先を見ずにはいられませんでした。
この先3日にいっぺん目のない人が現れる人生なんて、考えるだけで恐ろしい…
でも、逆にみんなこの話を知ったらどうなるんだろ。
とか、色々想像させてもらえて楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
著者・乙一が本名・安達寛高名義で監督し脚本も手掛けた同タイトル映画のノベライズ。
泊りがけの旅で若者が何人か集まれば、しばしば行われるのが怪談だ。夏の夜など、暗い中でそれぞれが持ちネタを披露する。こういう時に盛り上がるのが、「巻き込み型」のものではないだろうか。例えば、トイレに現れる幽霊が、紙を探していて、「この紙じゃない。この紙じゃない・・・。この髪だー」と居合わせた誰かの髪をいきなり掴む、などというのは定番だろう。
本作品もある意味、巻き込み型の怪談なのだが、怖ろしいのは聞いていた者が本当に呪われてしまうこと。話自体は比較的他愛無いものである。
異形の女がいる。男の後をつけてくる。お前 -
Posted by ブクログ
乙一の2冊目。ホラーかと思いきや、ホラーだけど切ない話だった。
一応短編集(? というか中篇2作)なので、それぞれ評価。
・A MASKED BALL:トイレの壁の落書きがいつしか掲示板のようになり、
それを冷静に楽しむ主人公。
しかし、その中の「カタカナによる書き込み」主は
学校に騒ぎを起こすような事件を次々に起こして行き、
いつしか友人も巻き込まれそうになる…。
という話。
いわゆる「犯人探し」が主題だが、途中では全員怪しく感じる。
最終的には判明するが、その理由などは完全に明らかにはならない。
物語の運び方は非常に面白い。
どうでもいいが、いまだに題名の意味がわからな -
Posted by ブクログ
短編集。乙一という作家が最近評判らしいという事で、
以前から気になっていたこの小説を購入。
ホラーではなくファンタジーかと。
そもそも話の前提がファンタジー風味満載なので、
リアル感が好きな人はダメかも。
でも日常の中に一滴だけ「非日常」を入れただけの味わいなので、
それ程嫌悪感は感じないと思う。
「石ノ目」:物語としては何となく展開が読める。
親子愛の物語だとは思うが、不気味さが先行していた。★
「はじめ」:終わり方が秀逸。単なる青春(子供?)冒険友情物とも言えるが
この手の話にはちょっと弱いので。★★★★
「BLUE」:泣かせる。深く読めば差別・偏見の問題や本当に大切な物とは何か、
と -
Posted by ブクログ
「しあわせは子猫のかたち」は、『失はれる物語』で読んだことがあるので飛ばした。
こちらは「しあわせは子猫のかたち~HAPPINESS IS A WARM KITTY~」という副題がついているが、内容は変わらないみたいだ。
「失踪HOLIDAY~しっそう×ホリデイ」は、乙一にしてはあまり心をつかまれない、ダレた展開が続くなーと思っていたら、ラストはさすがだった。
全く疑いもせずに読んでいたから、ほとんどなににも気づかなかった。
狂言誘拐を演じた主人公の女子中学生が、事件を機に家族関係を見直す話かと思っていたら、確かにそのような展開にはなるのだが、実はいろんなことが起こっている。
切なさの乙 -
-
購入済み
話自体は良かったけど
話自体は良かったけどいいところで場面があっちこっちに飛びまくってたから
もうちょっと場面が変わったかどうか分かりやすかったら読みやすかったかも