乙一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者・乙一が本名・安達寛高名義で監督し脚本も手掛けた同タイトル映画のノベライズ。
泊りがけの旅で若者が何人か集まれば、しばしば行われるのが怪談だ。夏の夜など、暗い中でそれぞれが持ちネタを披露する。こういう時に盛り上がるのが、「巻き込み型」のものではないだろうか。例えば、トイレに現れる幽霊が、紙を探していて、「この紙じゃない。この紙じゃない・・・。この髪だー」と居合わせた誰かの髪をいきなり掴む、などというのは定番だろう。
本作品もある意味、巻き込み型の怪談なのだが、怖ろしいのは聞いていた者が本当に呪われてしまうこと。話自体は比較的他愛無いものである。
異形の女がいる。男の後をつけてくる。お前 -
Posted by ブクログ
乙一の2冊目。ホラーかと思いきや、ホラーだけど切ない話だった。
一応短編集(? というか中篇2作)なので、それぞれ評価。
・A MASKED BALL:トイレの壁の落書きがいつしか掲示板のようになり、
それを冷静に楽しむ主人公。
しかし、その中の「カタカナによる書き込み」主は
学校に騒ぎを起こすような事件を次々に起こして行き、
いつしか友人も巻き込まれそうになる…。
という話。
いわゆる「犯人探し」が主題だが、途中では全員怪しく感じる。
最終的には判明するが、その理由などは完全に明らかにはならない。
物語の運び方は非常に面白い。
どうでもいいが、いまだに題名の意味がわからな -
Posted by ブクログ
短編集。乙一という作家が最近評判らしいという事で、
以前から気になっていたこの小説を購入。
ホラーではなくファンタジーかと。
そもそも話の前提がファンタジー風味満載なので、
リアル感が好きな人はダメかも。
でも日常の中に一滴だけ「非日常」を入れただけの味わいなので、
それ程嫌悪感は感じないと思う。
「石ノ目」:物語としては何となく展開が読める。
親子愛の物語だとは思うが、不気味さが先行していた。★
「はじめ」:終わり方が秀逸。単なる青春(子供?)冒険友情物とも言えるが
この手の話にはちょっと弱いので。★★★★
「BLUE」:泣かせる。深く読めば差別・偏見の問題や本当に大切な物とは何か、
と -
Posted by ブクログ
「しあわせは子猫のかたち」は、『失はれる物語』で読んだことがあるので飛ばした。
こちらは「しあわせは子猫のかたち~HAPPINESS IS A WARM KITTY~」という副題がついているが、内容は変わらないみたいだ。
「失踪HOLIDAY~しっそう×ホリデイ」は、乙一にしてはあまり心をつかまれない、ダレた展開が続くなーと思っていたら、ラストはさすがだった。
全く疑いもせずに読んでいたから、ほとんどなににも気づかなかった。
狂言誘拐を演じた主人公の女子中学生が、事件を機に家族関係を見直す話かと思っていたら、確かにそのような展開にはなるのだが、実はいろんなことが起こっている。
切なさの乙 -
-
購入済み
話自体は良かったけど
話自体は良かったけどいいところで場面があっちこっちに飛びまくってたから
もうちょっと場面が変わったかどうか分かりやすかったら読みやすかったかも -
購入済み
秀逸
ページ数はそんなに多くないのに、読み終わったあとの、充足感がすごい!たくさんの伏線が散りばめられていて、終盤の展開にハッとしてしまった。ミステリー?であるが、身体にハンデがある人の事情や恋愛要素などもある新感覚で考えさせられる小説です!
-
Posted by ブクログ
ネタバレタイトル通り、あくまで番外編。
読みやすいシリーズなので、シリーズ一気読みにも再チャレンジかな。
内容(「BOOK」データベースより)
12月のある日の午後。森野夜は雑木林の地面に横たわっていた。死や恐怖など、暗黒的な事象に惹かれる彼女は、7年前、少女の死体が遺棄された場所に同じポーズで横たわって、悪趣味な記念写真を撮るつもりだった。まさかそこで出会ったのが本物の殺人犯だとも知らず、シャッターを押してほしいと依頼した森野の運命は?「なぜか高確率で殺人者に出会い、相手を魅了してしまう」謎属性をもつ少女、森野夜を描いたGOTH番外篇。