乙一のレビュー一覧
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『そしてクマになる』
乙一といえば、1ページ目から惹き込まれる魅力的な設定とストーリー。のはずだったのに…嘘でしょ?と思ってしまった。あの特徴的な文体も見られない。しばらく読まないうちにすっかり変わってしまったのかな。決して面白くないわけではないけど少し残念。
『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』
コラボ企画か何かだったのでしょうか。シュールなコントみたいで所々はおもしろかったけど、おそ松さんもおそ松くんも詳しくないのでピンとこない。
『家政婦』
2編続けて期待はずれだったけど、これこれ!こういうのが読みたかった。面白かった。
『フィルム』
星野源の曲の世界観を小説にしたってこと?説明が -
Posted by ブクログ
乙一さんの短編集(文庫本)を購入。
やっぱり好きだな〜。
最後の方にある友井 羊さんによる解説も面白かった。
お気に入りのお話は「ホワイト・ステップ」。
「失はれる物語」に収録されていた「Calling You」のお話みたいで面白かった。乙一さんによるSFファンタジー的なお話が好み。ちょっぴり切ないところも好き。
「コンビニ日和!」はコントみたいで面白かった。
「ワンダーランド」はずっとじとーっとした怖いお話でした。
【お気に入りの言葉】
手をやすめて町をながめる。いつもなら様々な色が氾濫している。ポストの赤色、カーブミラーのオレンジ、道路の黒。雪の降り積もった日にはそれらがすべて白色にお -
Posted by ブクログ
物語を紡ぐ町、文善寺町が舞台となって、乙一さんが投稿者の作品をリメイクしてパッチワークのように仕上げた6つの連作短編。
活字中毒の潮音さんが変態すぎる。読書に集中すると我を忘れて読みふける。雪山で読書したら間違いなく凍死してしまいそうだけど本人は死んだことさえ気づかないのかも。
この作品を読んでいて作者がサービス精神旺盛に読者を楽しませようと焦らして逸らして、アッと驚かせようと予想の斜め向こう側へずらして、もて遊ばれているのが癪にさわってイラッてするんです。
それを心地よく感じるかってゆうとどうなんだろう。
子猫なら好奇心旺盛にじゃれついてきそうだけど、スレてくると構ってくるのが面倒に思え