乙一のレビュー一覧

  • 天帝妖狐

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    表題作は、なんともやるせない気持ちになった。
    特に最後の言葉には、胸が締めつけられる。
    孤独な人生の中に見えた僅かな希望さえも打ち砕く惨たらしい現実が、何より恐ろしかった。

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    2022年12月01日
  • 暗黒童話

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    ネタバレ

    途中何度読むのをやめようと思ったことか。

    小説の面白さを評価するよりも、
    グロテスクな表現が頭にこびりついて離れない。
    このような内容だと知っていたら、読まなかったと思う。

    最近、何気なく手に取る小説やなんとなく見るドラマに
    やたらと主人公と別な人格が関わるものが出てくる。
    これは何かの啓示なのだろうか。
    たとえば今の私は、実は以前の私とは別な人格で
    そのことを忘れているということを無意識に教えてくれている。みたいな。

    そんな突拍子もない現実逃避をしなければならないほど
    暴力的な描写が所々出てくる。
    特に血生臭い内臓系の話が苦手な方は読まない方がいい。

    乙一さんの本を読むのはこれで三作

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    2022年10月24日
  • 山羊座の友人

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    犯人だと思ってた人が実は違った。いじめられてた子が理不尽で可哀想だったがそこに救いはあったかな。いじめっ子が全て悪い、がそこを中心として描かないからなかなか珍しい着地点だった

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    2022年08月22日
  • 山羊座の友人

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    引きずるタイプなので、「読み返せないくらい切なかったらどうしよう」と思っていましたが、許容範囲内でした(いじめの描写はショックだけど…)。
    勿論切ないんだけど、個人的には納得の結末かな…これでもか!と切ないのはつらいので。あと、皆さん仰るように絵が綺麗。
    ただ、今回小説版を読んでから読み返したら、“乙一さんの書く文章表現”が好きな私としては、「やっぱり小説の方が良いかな」とも思ってしまいました。

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    2022年08月21日
  • 迷 まよう

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    アンソロジーの中に「アミの会(仮)」というものがあるのを知ったのは、この【迷 まよう】だった。

    アミの会(仮)のアンソロジー企画は『捨てる』『毒殺協奏曲』『隠す』
    そして、第4弾が『迷』と『惑』


    ところで「アミの会(仮)」って何?
    と疑問に思ったら、「アミの会」には公式ページ "Facebook" があり、
    活動も2015年からだと知って驚いた。
    それによると、「アミの会(仮)」は女性作家の集まりで、会の目的はアンソロジーを出すこと。
    たまに集まってお茶を飲んだり、ご飯を食べたり(お酒を飲んだり)すること。

    2015年、GWの東京で、5人の作家が集まって食事会をして

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    2022年08月07日
  • 小説 シライサン

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    久しぶり乙一。漫画版がてんでダメだったから、小説版にもちょっと手が伸びなかったんだけど、自分的・夏のホラー特集の一環として着手。これはでも、こちらを先に読めばよかったというか、こちらだけ読めば良かった。でも冷静に考えると、本作のような呪いの伝播って、目新しい訳でもないだろうし、起こる悲劇もそんなに突拍子もない訳でもなし。ということは、これだけ楽しめたのも、語りの巧みさが一番の理由なんだな。さすが。

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    2022年07月11日
  • さみしさの周波数

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     全体的に切ない話が多かったです。個人的には、フィルムの中の少女と失はれた物語が好きです。

     「フィルムの中の少女」は文体の影響もあり、ホラー展開かと予想して読み始めましたが…どうにも切ないです。やり切れないけど、誰かに気付いて欲しくて、主人公が引き寄せられた…主人公は少女と似ていて共鳴しやすいのかもしれません。

     「失はれた物語」は辛いですね…閉じ込め症候群の方は同じように感じ、生きているのだろうかと思いました。中には主人公のような選択をする人もいるかもしれません。 
     この完全な孤独に人は耐えられるのだろうか…人は繋がりがないと絶望してしまうのではないかと感じたお話でした。生きていると

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    2022年04月14日
  • 失踪HOLIDAY

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     高校生の頃ハマっていた乙一さん。角川スニーカー文庫はすべて未読だったため、まずは表題作を知らない本書から。『しあわせは子猫のかたち』は『失はれる物語』で読んだため割愛。
     これは子どもの間に読んでおきたかった。展開に無理がある部分にツッコミを入れてしまうため、純粋に入り込めなかった。黒乙一の場合を考えて身構えていたので、いつクニコが不幸に見舞われるかとハラハラしながら読んだ。全体的に呆気なく終わり、少し物足りないが、読書し始めの頃に読むと良いかも。コタツに入りながら読めたので雰囲気はバツグンだった。

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    2022年03月23日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    3冊目の番外編。

    サクッと読めました。
    『友達』なんだね。
    2冊読んできて嬉しくなってしまった!
    あえて『僕』と言っておこう、
    その彼の賢さが際立ってました。

    3冊通して、あとがきの面白さがまた絶妙に効いてます。

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    2022年03月21日
  • 小説 シライサン

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    とある怪談をしてたグループが次々と亡くなっていく。事故なのか事件なのかと調べていくうちに、その怪談を聴くことで呪われ亡くなっていることがわかっていく。呪いが噂やSNS、娯楽として伝播していくホラーミステリー。

    乙一さんの描写がより恐怖をかきてます。
    だだ全体的に山場は少なめ。
    それでも、呪いはどうなったのか、何処から始まったのか、誰か生き残れるのだろうかと続きが気になってすぐ読み終わってしまう、乙一さんらしい本です

    『次はおまえだ』

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    2022年03月18日
  • 小説 シライサン

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    面白かった
    冬美がどういう存在かわかった時
    全てが怖いとなった
    主人公2人が解決するんだと思ってたけど
    そんなもんじゃない
    計画されたものだったのではないか
    怖い怖い結局怖いのは人間

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    2022年01月25日
  • GOTH 夜の章

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    「暗黒系」と「犬」を読み終わったあたりでは、「サイコパス過ぎるし正直グロいだけな気がする…。展開も無理やりじゃない?」と思っていたが、さすが乙一。最後のオチはだいぶ想定外でしっかり面白かった。
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    連続殺人犯の日記帳を拾った森野夜は、未発見の死体を見物に行こうと「僕」を誘う……人間の残酷な面を覗きたがる者〈GOTH〉を描き本格ミステリ大賞に輝いた乙一の出世作。「夜」を巡る短篇3作を収録。

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    2025年04月14日
  • 平面いぬ。

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    子犬の入れ墨をした女性の話も面白かったし、みすぼらしい人形がほかの人形にさげすまれながらもへこたれず、明るく生きる「BLUE」も切なくて印象的だった。嘘から現れた女の子が登場する「はじめ」、目を見た者は石になるという怪談じみた「石ノ目」いずれも、単なるホラーものではなく、切なさや悲しさ、優しさといった感情が押し寄せる佳作。

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    2022年01月01日
  • きみにしか聞こえない -CALLING YOU-

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    久しぶりの帰省で見つけた本を備忘録として登録。
    自分でも内容をよく覚えてないのでレビューが書けません。

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    2021年12月28日
  • 小説 シライサン

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    ネタバレ

    2021/10/4
    わ、ホラーだ。
    そして「たたら製鉄」が2作連続で出てきたのもちょっとしたホラー。
    1人生き返らせる分死んだら治まるのかな。
    おおむね王道ホラーなんだけど、呪いの薄め型が今風だった。
    ネットに関連したデマをばらまくってね。

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    2021年10月08日
  • さみしさの周波数

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    羽住都さんのイラストがとても印象的だった。
    哀切さが沁みる。
    手を〜と失われた物語は、失はれる物語で掲載されていたので2回目。

    未来予報の切なさが好き。

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    2021年09月24日
  • 小説 シライサン

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    怖い!
    最初からもう怖い。
    怖い本は嫌いだが、乙一さんが好きすぎて、
    怖いのを乗り越えて、かなり頑張って読んだ。
    グロい。
    調伏?
    調伏とは怨敵、悪魔、敵意ある人などを信服させ、障害を破ること。また、身心をととのえて、悪業や煩悩などを除くこと。
    相手を呪い殺すこと。
    インフルエンザのように感染する呪い?
    眼球破裂を伴う心不全。突然死。
    シライサン→死来山
    そして、蔵の女についての推測。恐ろしい。
    表紙の赤い線も意味がわかると怖い!
    鈴の音が聞こえそう。
    映画化されたらしいが、怖すぎて見ることはできないと思う。
    私が読んだ本の中で、過去1怖かった。

    ちなみに順位は
    1位「小説シライサン」乙一著

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    2021年09月21日
  • 天帝妖狐

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    何とも言えない2作。
    本題の方は出だしはいいんだが、報われないなんだかかわいそうな話で終始暗い。
    デビュー作に続き、初期の作品は私には少し合わない感。
    何冊か読んだが他は結構好きよ。

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    2021年09月11日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

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    隙間時間に読み切れちゃう100ページ。
    シリーズものの番外編なのでもちろん本編から読むのをお勧めする。

    森野が犯人の車に乗り込むシーンは声に出して笑った。やっぱり犬が嫌いな森野、かわいいなぁ。
    僕と森野って、通常周りには見ない関係性。本人たちが特殊なのはそうだが、本人がまず自分たちの関係性に説明出来無さそうで。だから読者も通常の友情や愛情として捉えられないのかな。僕曰く、これは執着らしいので。

    映画も作られたらしくキャストを調べたが、僕は本郷奏多さん、森野は高梨臨さん。良い、非常に良い。観てないのにもう好き。

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    2021年08月23日
  • 小説 シライサン

    ネタバレ 購入済み

    容赦ない

    大人も子供も、容赦ない呪い言葉だなと、少しイラッとしつつも先を見ずにはいられませんでした。
    この先3日にいっぺん目のない人が現れる人生なんて、考えるだけで恐ろしい…

    でも、逆にみんなこの話を知ったらどうなるんだろ。
    とか、色々想像させてもらえて楽しかったです。

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    2021年08月21日