乙一のレビュー一覧

  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ、乙一さん作品。
    切ないホラー。
    ホラーだけど、怖くて眠れなく怖さではなく、
    安心して眠れる怖さ。

    欲を言えばもうちょっとドキドキする怖さも欲しかった(笑)

    「家政婦」と「悠川さんは写りたい」が好きでした。

    0
    2023年10月21日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    秋の夜長にちょうどいい短編集。おそ松くんや星野源さんの楽曲をモチーフにした物語もあり、読みやすかった。暗い雰囲気の中にも人への愛情や切なさがあり、明るさも盛り込まれていてよかった。乙一の書く物語の不穏さは、いつ読んでも変わらず好きだなと思った。

    0
    2023年10月14日
  • 銃とチョコレート

    Posted by ブクログ

    是非アニメ化して欲しい。

    面白い設定の世界観と癖の強いキャラクター。チョコレートがいちいち頭にちらついちゃって食べたくなるのが困りました。
    こども向けでもあるようですが、きちんと伏線やら謎やらポイントを散りばめているので最後は大人でも一気に読みたくなるはず。
    さすがです。

    ひらがなが多いっていうのはなかなかに読みにくい。

    0
    2023年10月09日
  • 箱庭図書館

    Posted by ブクログ

    なんとなく連作短編集。1つの街に住んでいる人たちの物語だから何処かで交差している〜という感じでしょうか。

    あとがきを読むまで知りませんでしたが、読者からボツ原稿を送ってもらった中からいくつかを、乙一さんがリメイク、再生させたお話の集合体だったんですね。面白い企画だと思います。

    ボツ原稿がどのように変化してこのような話に生まれ変わったのかは、関係者しか知る由もありませんが、あとがきにそれぞれの短編小説のリメイク前の考察、問題点なども簡単に書かれていて、小説家の視点みたいなものを垣間見ることができました。

    著者の本は初めて読んだので、きっと彼自身のオリジナル作品ともどこか違う雰囲気なのかも知

    0
    2023年09月17日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    『作家生活25周年を迎えた乙一が贈る さよならの代わりの五つの物語。』ということで…久々の乙一作品です。おそ松くんは読んだことがないし、星野源の歌も知らないので随分と面白味が目減りしてしまいました。他の3編はまぁ、乙一らしいかな…ていうか久々すぎて、乙一の作風ってどうだったっけ?(^^;) あ、装丁はすっごい好みです(そこ?)

    0
    2023年08月25日
  • 平面いぬ。

    Posted by ブクログ

    目を合わせると石になる、老婆の話
    作り上げただけの存在が、存在する話
    4体なのに仲間外れの青い人形の話
    彫ってもらった入れ墨の青い犬の話。

    ホラーというより、すべて不思議な話でした。
    人形が、一番醜いものがくっきりと。
    これほどまでに性格が違う謎が知りたいです。
    犬も犬で、家族がすごかったですし。
    そういう家系、と言われれば、そうですが。

    0
    2023年08月15日
  • 失踪HOLIDAY

    Posted by ブクログ

    「しあわせは猫のかたち」「失踪HOLIDAY」の2編を収録。

    「しあわせは猫のかたち」は大学生になり一人暮らしを始める、人の嫌いな男の子の話。
    人と関わりたがらずに、部屋のカーテンを閉めっぱなしにするような「ぼく」だったが、引っ越し先で奇妙な現象に遭遇する。今まで読んだ乙一作品でこれが一番好き。

    「失踪HOLIDAY」は家出して誘拐されたふりをする大金持ちのひとり娘、菅原ナオの話。漫画を買ったあとに読んでも面白かった。自分の娘を心配する父親の姿が健気でかわいらしい。

    0
    2023年08月05日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    つまらん。
    最近の流行りだろうか?主人公を子供にして、責任をその子に負わせる。「何せ、子供のする事ですから・・・・」と

    0
    2023年07月10日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恥をかきたくないし、よく見られたい。誉められると嬉しいけど、失敗すると笑われそうで心配になる。きっとみんな、自分が他人にどう思われているのかを考えて、恐がったり不安になったりするんだ。

    ぐろい。そういや乙一さんの描く小説ってグロい描写あるんだった。(語彙力欲しい…)描写がリアルすぎて、本なのに目細めて眉間にしわ寄せて読んでた。

    自分に素直に他人を気にしすぎずに生きていきたいな。

    0
    2023年07月05日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    久しぶりに乙一名義の作品読みました。切なさを内包している辺りがやはり乙一だなと。
    なんでおそ松くんが題材になっている作品が入っているのかはよく分からないけれど、バラエティーに富んでますね。音楽アルバムだと雑多でとっ散らかっているって言われそうな構成。
    「そしてクマになる」「家政婦」「悠川さんは写りたい」が良かった。

    0
    2023年06月20日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    短編集なので軽く読めちゃうところがいいところ。個人的には最初の「そしてクマになる」が好きだった。ほんの少しだけぞわっとしてふわっと柔らかい読みやすい短編集でした。

    0
    2023年06月18日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者があとがきに書いていた通り、好きなものを書いた作品。
    読んでいて、自分は主人公の気持ちが痛いほどわかった。
    自分は主人公ほど運動ができなくもないし、人見知りで話しかけれないわけでもないが、人からどう思われているのかが怖いと思う。
    誰しもそういう恐怖は少なからず持っているんだなと読み進めて強く印象に残った。
    1人を犠牲にして周る安定にはいつか終わりが来る…そんなこと少し考えればわかるのにね。
    目先の解決だけを考えると、あぁいうことができてしまうのだろうな。

    0
    2023年06月16日
  • ZOO 2

    Posted by ブクログ

    個人的には好きなジャンルと
    ちょっと怖っ ちょっと過激、、、なものもあったけどサクっと読めました。
    長編にはまだチャレンジしてない私にはよいボリューム。ラストのお話、なんか好きだなぁ。。ミステリアスすぎる。。

    0
    2023年06月08日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    乙一さんの作家生活25周年記念短編集

    シェー!

    25年間面白い作品を書き続けている乙一さん凄いでザンス

    そして、本作のジャケットがカッコイイでザンス
    黒字に金文字!
    手触りも少しザラッとした感じ
    素敵だこのやろーてやんでーばーろーちきしょー!

    内容は5つの物語が収録
    気に入ったの『家政婦』 

    えっ…!?

    ここまで「シェー!」「ザンス」「ばーろーちきしょー!」って書いてて『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』でないのかって…?

    はい!

    『家政婦』が気に入りましたw

    わたしのお気に入りはさておき、乙一さんにはこれから先も10年、20年とミーたちを楽しませてくれる作品を書き続けてもら

    0
    2023年05月30日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    不思議な話だった。短編集。
    気づけばその世界に引き込まれている。
    「そしてクマになる」は喉のつかえがとれたようなホッとしたような終わり方がよかった。
    「家政婦」が印象に残った。不思議な世界でそれでもそこに対応して生活している感じがなんともいえなくていい。

    0
    2023年05月20日
  • 小説 シライサン

    Posted by ブクログ

    とある温泉旅館で怪談話を聞いた人が次々に亡くなる。しかも眼球を破裂させて……
    土着信仰も絡めた無差別系伝染ホラー。あるある設定かもしれないけど、こういうジャパニーズホラーがシンプルに怖い。

    0
    2023年05月09日
  • 暗黒童話

    Posted by ブクログ

    最初のアイのメモリーは、過去の童話の名訳を踏襲した様な感じが面白くて、そのままいくのかなと思ったのだけれど。
    眼球を移植手術された少女が、眼球の記憶をたどるホラーミステリーになっている。ホラー意識が高いかな。そのためか、あまりストーリーが入ってこなかった。
    一番面白かったのは、この最初の長編小説のゲラ刷りを、乙一さんが、ファミレスで読みながら、自分の稚拙さに精神崩壊していく様なあとがきでした。

    0
    2023年04月29日
  • 小説 シライサン

    Posted by ブクログ

    映画原作。脚本のような書き方を採用していて読みやすい。ホラー的な題材を扱っているがミステリ的な要素も含んでいてなかなかに興味深かった。映画の方では深く触れられなかった箇所にも触れており、それを深く掘り下げている印象がある。読んでから観ても面白いし、観てから読んでも面白い。

    0
    2023年04月18日
  • ZOO 2

    Posted by ブクログ

    本書は六遍からなる短編集。
    ユーモラスなものからミステリー調のもの、大人の童話的なものなどテーストはさまざまで粒揃い。
    「乙一ワールド」全開‼︎

    0
    2023年04月14日
  • GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『GOTH』の本編とは雰囲気が違っていたのでおや、と思いましたが、あとがきを読んで納得。

    物語を使った作者のエッセイという表記になるほどと思いました。

    『森野夜』というキャラクターが好きな方であれば、読んでみるのもいいかもしれません。

    0
    2023年04月14日