乙一のレビュー一覧

  • 天帝妖狐

    Posted by ブクログ

    「A MASKED BALL」と表題作を収録した、乙一さんの第二作品集。 

    前作『夏と花火と私の死体』のような、斬新さやインパクトがない為か、総じて評価は低いようですが、淡々とした語り口で綴られる不思議な世界観は、この作品集にも受け継がれていると思います。

    特に表題作は文庫化の際に、構成や登場人物などかなり変更されていて、別作品と言っても過言ではないような、そんな印象を受けました。

    乙一さんが好きな方なら、読み比べてみるのも面白いのではないでしょうか。

    0
    2023年12月03日
  • 天帝妖狐

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的には表題作、天帝妖狐がお気に入りです。無垢な子供時代の、たった一度の過ちによって永遠に続く咎を背負うことになる夜木。彼が自らの罪を懺悔する文章が可哀想で、たまらなくなりました。夜木が杏子へ宛てた罪の告白の手紙から始まり、読むにつれて真相が晴れていく所が面白かったです。また夜木は秋山と井上に酷いことをしたけれど、結果的に命までは奪わなかった所は、彼が杏子のおかげで人間としていられた証拠なのかなと思います。
    「永遠の牢獄が存在するならば、自らそこへ入りましょう」という文章がとても印象的でした。

    0
    2023年11月26日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    微妙な怖さが、じわじわと伝わってくる。
    何か気になってしまう…という読後感。


    リストラされたことを妻に言えない夫が、アルバイトで着ぐるみのクマになる「そしてクマになる」は、伝えられないもどかしさがクマで表現されていることに切なさとかやりきれなさを感じた。

    通り道になっている家の「家政婦」がちょっとミステリっぽくて、自分は絶対見たくないし、知らんぷりもできないなって思いながらも気になって仕方なかった。

    0
    2023年11月06日
  • 平面いぬ。

    Posted by ブクログ

    気になっていた作家さんであるけど、遅ればせながら初めて読んだ。文章は読みやすくて面白かった。
    作品ごとに面白さの浮き沈みはあるかも。石の目は良かった。

    0
    2023年10月30日
  • 銃とチョコレート

    Posted by ブクログ

    名探偵VS怪盗、という王道スタイル。
    児童向けの探偵小説なのかと思いきや、意外とダークな部分が多くて驚いた。
    登場人物がチョコレートにちなんだ名前で可愛らしいが、やってる事は結構えげつない笑

    0
    2023年10月28日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ、乙一さん作品。
    切ないホラー。
    ホラーだけど、怖くて眠れなく怖さではなく、
    安心して眠れる怖さ。

    欲を言えばもうちょっとドキドキする怖さも欲しかった(笑)

    「家政婦」と「悠川さんは写りたい」が好きでした。

    0
    2023年10月21日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    秋の夜長にちょうどいい短編集。おそ松くんや星野源さんの楽曲をモチーフにした物語もあり、読みやすかった。暗い雰囲気の中にも人への愛情や切なさがあり、明るさも盛り込まれていてよかった。乙一の書く物語の不穏さは、いつ読んでも変わらず好きだなと思った。

    0
    2023年10月14日
  • 銃とチョコレート

    Posted by ブクログ

    是非アニメ化して欲しい。

    面白い設定の世界観と癖の強いキャラクター。チョコレートがいちいち頭にちらついちゃって食べたくなるのが困りました。
    こども向けでもあるようですが、きちんと伏線やら謎やらポイントを散りばめているので最後は大人でも一気に読みたくなるはず。
    さすがです。

    ひらがなが多いっていうのはなかなかに読みにくい。

    0
    2023年10月09日
  • 箱庭図書館

    Posted by ブクログ

    なんとなく連作短編集。1つの街に住んでいる人たちの物語だから何処かで交差している〜という感じでしょうか。

    あとがきを読むまで知りませんでしたが、読者からボツ原稿を送ってもらった中からいくつかを、乙一さんがリメイク、再生させたお話の集合体だったんですね。面白い企画だと思います。

    ボツ原稿がどのように変化してこのような話に生まれ変わったのかは、関係者しか知る由もありませんが、あとがきにそれぞれの短編小説のリメイク前の考察、問題点なども簡単に書かれていて、小説家の視点みたいなものを垣間見ることができました。

    著者の本は初めて読んだので、きっと彼自身のオリジナル作品ともどこか違う雰囲気なのかも知

    0
    2023年09月17日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    『作家生活25周年を迎えた乙一が贈る さよならの代わりの五つの物語。』ということで…久々の乙一作品です。おそ松くんは読んだことがないし、星野源の歌も知らないので随分と面白味が目減りしてしまいました。他の3編はまぁ、乙一らしいかな…ていうか久々すぎて、乙一の作風ってどうだったっけ?(^^;) あ、装丁はすっごい好みです(そこ?)

    0
    2023年08月25日
  • 平面いぬ。

    Posted by ブクログ

    目を合わせると石になる、老婆の話
    作り上げただけの存在が、存在する話
    4体なのに仲間外れの青い人形の話
    彫ってもらった入れ墨の青い犬の話。

    ホラーというより、すべて不思議な話でした。
    人形が、一番醜いものがくっきりと。
    これほどまでに性格が違う謎が知りたいです。
    犬も犬で、家族がすごかったですし。
    そういう家系、と言われれば、そうですが。

    0
    2023年08月15日
  • 失踪HOLIDAY

    Posted by ブクログ

    「しあわせは猫のかたち」「失踪HOLIDAY」の2編を収録。

    「しあわせは猫のかたち」は大学生になり一人暮らしを始める、人の嫌いな男の子の話。
    人と関わりたがらずに、部屋のカーテンを閉めっぱなしにするような「ぼく」だったが、引っ越し先で奇妙な現象に遭遇する。今まで読んだ乙一作品でこれが一番好き。

    「失踪HOLIDAY」は家出して誘拐されたふりをする大金持ちのひとり娘、菅原ナオの話。漫画を買ったあとに読んでも面白かった。自分の娘を心配する父親の姿が健気でかわいらしい。

    0
    2023年08月05日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    つまらん。
    最近の流行りだろうか?主人公を子供にして、責任をその子に負わせる。「何せ、子供のする事ですから・・・・」と

    0
    2023年07月10日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恥をかきたくないし、よく見られたい。誉められると嬉しいけど、失敗すると笑われそうで心配になる。きっとみんな、自分が他人にどう思われているのかを考えて、恐がったり不安になったりするんだ。

    ぐろい。そういや乙一さんの描く小説ってグロい描写あるんだった。(語彙力欲しい…)描写がリアルすぎて、本なのに目細めて眉間にしわ寄せて読んでた。

    自分に素直に他人を気にしすぎずに生きていきたいな。

    0
    2023年07月05日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    久しぶりに乙一名義の作品読みました。切なさを内包している辺りがやはり乙一だなと。
    なんでおそ松くんが題材になっている作品が入っているのかはよく分からないけれど、バラエティーに富んでますね。音楽アルバムだと雑多でとっ散らかっているって言われそうな構成。
    「そしてクマになる」「家政婦」「悠川さんは写りたい」が良かった。

    0
    2023年06月20日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    短編集なので軽く読めちゃうところがいいところ。個人的には最初の「そしてクマになる」が好きだった。ほんの少しだけぞわっとしてふわっと柔らかい読みやすい短編集でした。

    0
    2023年06月18日
  • 死にぞこないの青

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者があとがきに書いていた通り、好きなものを書いた作品。
    読んでいて、自分は主人公の気持ちが痛いほどわかった。
    自分は主人公ほど運動ができなくもないし、人見知りで話しかけれないわけでもないが、人からどう思われているのかが怖いと思う。
    誰しもそういう恐怖は少なからず持っているんだなと読み進めて強く印象に残った。
    1人を犠牲にして周る安定にはいつか終わりが来る…そんなこと少し考えればわかるのにね。
    目先の解決だけを考えると、あぁいうことができてしまうのだろうな。

    0
    2023年06月16日
  • ZOO 2

    Posted by ブクログ

    個人的には好きなジャンルと
    ちょっと怖っ ちょっと過激、、、なものもあったけどサクっと読めました。
    長編にはまだチャレンジしてない私にはよいボリューム。ラストのお話、なんか好きだなぁ。。ミステリアスすぎる。。

    0
    2023年06月08日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    乙一さんの作家生活25周年記念短編集

    シェー!

    25年間面白い作品を書き続けている乙一さん凄いでザンス

    そして、本作のジャケットがカッコイイでザンス
    黒字に金文字!
    手触りも少しザラッとした感じ
    素敵だこのやろーてやんでーばーろーちきしょー!

    内容は5つの物語が収録
    気に入ったの『家政婦』 

    えっ…!?

    ここまで「シェー!」「ザンス」「ばーろーちきしょー!」って書いてて『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』でないのかって…?

    はい!

    『家政婦』が気に入りましたw

    わたしのお気に入りはさておき、乙一さんにはこれから先も10年、20年とミーたちを楽しませてくれる作品を書き続けてもら

    0
    2023年05月30日
  • さよならに反する現象

    Posted by ブクログ

    不思議な話だった。短編集。
    気づけばその世界に引き込まれている。
    「そしてクマになる」は喉のつかえがとれたようなホッとしたような終わり方がよかった。
    「家政婦」が印象に残った。不思議な世界でそれでもそこに対応して生活している感じがなんともいえなくていい。

    0
    2023年05月20日