大森望のレビュー一覧

  • 三体3 死神永生 上

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    「黒暗森林」の人気が高いだけに「死神永生」はどうかなと不安に感じながら読み始めたが、前作を上回る面白さで少し安心
    本作は焦点を当てている人物がずっと一人だったので内容が追いやすくて圧倒的に読みやすかった
    人間の行動範囲が宇宙にまで広がり、さらに科学技術の大幅に発展しているため、内容が煩雑になりそうだがうまくまとめてて良くこんな話が書けるなと思ってしまった
    特に終盤の展開を読むと下巻が気になって仕方がないので、また明日から続きを読みたい

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    2025年06月03日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    諦めないで読み続けて良かったー。
    冒頭の冷凍から目覚めた世界感!すぐに引き込まれました。『水滴』がでてきた時はマジで興奮しましたー!そして黒暗森林の意味。読む手が止まりませんでした。このまま次に進みます。終わりが見えてきたよー!

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    2025年06月02日
  • 白亜紀往事

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    結局劉先生最強なんだよな〜〜!!

    白亜紀に、
    アリと恐竜が高い共生関係から進化していくお話。
    ありそうでなさそうな、
    ワクワクする未来がそこに描かれている。

    第三者的に見ると、アリも恐竜も滑稽な部分があるが、
    ふとわれに還ると「人類」も滑稽ではないのか。

    そんな風に思考をめぐらさせてくれるのも
    劉先生の素敵な作品ならではだ。

    ワクワクしっぱなしで最後まで読んでしまった。
    ありがとうございました!

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    2025年06月02日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ネタバレ

    面壁、発想が良い
    ラオジー、楽園でゆるゆる過ごすと思ったらそう来たか
    宇宙エレベーター完成されたのか、すげえ

    前作と比べてキャラクターはだいぶ刷新されて新キャラが多かった気がしつつ、文潔や史強やらが退場したのはちと寂しい

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    2025年06月01日
  • 三体3 死神永生 上

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    おもろすぎる!

    4次元の話引き込まれすぎるし、ラダープロジェクトどうなんのと、想像しても全く思いつかん。全ての想像力の上をいかれてる。オモロです。

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    2025年05月28日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    下巻を読むのはもう少し先の予定だったが、本屋で1ページ目を読んで買うことを決断
    一部と二部の上巻は面白いところがポツポツと散りばめられている分読むのに時間がかかったが、二部の下巻はここまでの伏線を回収するような圧倒的な展開の速さですぐに読み終わってしまった
    話がどんどん壮大になっていくけど、ちゃんとまとまるの⁉︎って思ってたけど、全部回収してくれてスッキリ
    正直二部が面白すぎて、三部がこれを超えられるのか不安であり楽しみでもある

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    2025年05月25日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    ネタバレ

    三体シリーズの前日譚

    三体に出てきた人物や描写の背景など本編をさらに深掘りもしてくれた一冊。

    球電という自然現象をめぐる科学者の話。科学は純粋な研究にもなるし、恐ろしい兵器にも転用できてしまい、ほんとに使い手次第になってしまう。

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    2025年05月18日
  • トータル・リコール

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    p9 - トータル・リコール
    彼はめざめた——そして火星を恋い、その峡谷を想った。一歩一歩、足を踏みしめてその谷間を歩くのは、どんな気分のものだろう。意識がはっきりしてくるにつれ、しだいしだいに大きくその夢はふくれあがっていった。その夢、その憧憬。自分をとりかこんでいるその世界の存在さえ、実感できるような心地がした。

    SFとしての面白さはもちろん一品級だが、書き出しの情景描写からとてもわくわくするし、何よりフィリップ・ディックの想像力がとてつもない。本当に近未来に起こり得そうなリアリティが各作品の醍醐味。

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    2025年05月13日
  • 三体3 死神永生 上

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    IIが最高傑作と感じたのに、まだまだ面白い。四次元のかけらの表現部分、想像力フル稼働で何度も読み返した、面白いなんてもんじゃない

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    2025年05月07日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    20代ですが今まで読んだ中で個人的にベストなSF作品でした!物語の前編では三体という圧倒的な技術力を持った異星人が近未来のうちに確実に侵攻してくる(その上科学理論が三体の妨害のせいでこれ以上発達しないというオマケ付き)という絶望ムードの中でいかに対応策を練るかという話が進められていましたが、後編では既存の科学理論の中で人類の科学技術が遥かに向上していたという希望の中から再開します。そこからの希望と絶望の二転三転が凄まじく「水滴」の出現からはページを捲る手が止まりませんでした。難しい科学用語が毎ページ必ずあるのでそういうのが大好きなSF慣れしている人に強く勧めたい作品です。

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    2025年05月03日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    中国の方である劉慈欣が描くSF短編集。『三体』も文庫化されたらすぐ書いたいと思う。「鯨歌」「詩雲」「円」が特に面白かった。

    「鯨歌」鯨にチップを埋め込むことにより外部からの制御ができるようになった世界。その技術を利用して薬物の密輸をするマフィアとその技術者。密輸自体は成功したものの密猟者たちによって鯨が狩られて2人とも死んでしまうというもの。新旧の価値観の皮肉が描かれていた。

    「地火」石炭労働をメインとした話。技術革新により炭鉱夫の仕事が楽になるはずであったが、技術を過信しすぎたために自然にやられてしまう。父親と局長の言葉が刺さった。

    「郷村教師」中国の農村地で一生を終えようとしている老

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    2025年04月28日
  • 三体3 死神永生 上

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    三体0を読んでからの再読
    Ⅱ(下)の感想に、三体シリーズではこのⅡが一番面白いと書いたけど、Ⅲもとても面白い
    スケールの桁が違うから、面白さの方向性も加速度も違う

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    2025年04月23日
  • 三体3 死神永生 上

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    仰向けで読んでて本が落ちたんだ!!眼鏡に直撃する瞬間に顔を背けて避けたんだぜ、右顎に直撃して痛かった。眼鏡を壊そうとする程の面白さがこの本には詰まっている

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    2025年04月23日
  • 三体3 死神永生 上

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    お、おもしろかった…!二巻がものすごく面白かったから、三巻は本当にそれを上回ることができるのかと思っていたけど、予想を遥かに超えて面白かった。まだ上巻なのに!
    めちゃくちゃ時間がかかってしまったけど、下巻を読むのが楽しみでしょうがない。

    ところで、4次元ってほんと何?悲しいくらい全く理解できないんだけど。我々が2次元の紙、それにたまたま接着したシャボン玉、が1番わかりやすかった。4次元がどういうものか、この次元にいる限り理解できないことがよく分かる良い例え。

    p.421
    何も見えないこの暗黒は、いまや程心を守るものになっていた。闇の外はさらに恐ろしかった。そこに立ち現れたものは、寒さそれ自

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    2025年04月21日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    三体0を読んでからの再読
    なので、主に丁儀に注目
    …と思ってたけど、羅輯〜!
    結末知ってる分、羅輯パートがとても味わい深かった
    羅輯と、他の面壁者たちとの対比、そして軍人や技術者たちの行動が並列に進んでいく様子ほんと面白い

    ここで止められるわけないので、続けてⅡ(下)を再読します

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    2025年04月18日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    三体3はハードSF。知能の行き着く先、宇宙の限界、世界の意味みたいな哲学テーマにしっかり向き合おうとしてる。でも他のハードSFより読み易いし、どんでん返しのような展開も多いから、そこが好き。

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    2025年04月17日
  • 三体

    購入済み

    壮大なSF

    冒頭は文革から始まり、これって何の物語?と思ったが、どんどん物語に引き込まれた。科学的なミステリーを交えたSFなので、陳腐さが全くない。少し物理の内容で難しい感じはあるが、とにか楽しめます。続刊が楽しみ。

    #エモい #カッコいい #深い

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    2025年04月16日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    軽インフルエンザをばら撒くという件が恐ろしく、コロナを経験して実際にあり得そうな話で更に恐怖が増しました。羅輯ルオジーと荘顔イエンと娘さんの未来が不安でしかないが、希望を持って下巻へ行ってきます→

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    2025年04月15日
  • 三体3 死神永生 上

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    希望を期待しながら読むのに、結構しっかり絶望感を味わって「ええぇ…ここからどうすんの…」と思ってからの急展開。
    なにこれ、めっちゃ面白い!!!

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    2025年04月15日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    劉慈欣『三体0 球状閃電』ハヤカワ文庫。

    『三体』シリーズの前日譚。『三体』の3部作同様に面白い。

    突然発生し、あらゆる物質を透過し、突如として爆発的なエネルギーを放出する球電。何故、球状の中に電磁波が閉じ込められているのか。そんな謎に満ちた球電の正体を追う科学者たち。

    ストーリーの中で語られる哲学や科学アプローチの方法は十分に現代の仕事に活用出来る考え方であり、決して創作と軽んじてはいけないと思った。

    今の自分の存在が事実であるのか否か。そんな疑問が渦巻くような結末。

    本作の中で興味深かったのは球電を発生させるためのパラメータと計算式のシミュレーションを行う過程であった。確かに大昔

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    2025年04月10日