大森望のレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 下

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    生涯読んだ中で最大級の娯楽本。「フェルミのパラドックス」に対する絶望的かつ論理的な解釈を中心に、これだけスリリングな物語を生んだ作者の想像力に脱帽。難解な箇所もあるがChatGPTが助けてくれる。

    「とにかく、読め!」に尽きる

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    2026年05月09日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    400年後の三体世界大侵略艦隊との終末決戦。必死の防衛計画。しかし人類の活動は全て監視されていた!400年後というタイムスパンを設定したプロットの凄さ。人類は子孫をどうやって守るのか?ますます面白くなる物語。読書の楽しみを堪能

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    2026年05月09日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    暗黒森林の意味は、理系でない自分でも理解できた。
    きっとおすすめできる。
    意外とラノベ的な熱い展開が含まれていて、読書初心者でも読みやすい。

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    2026年05月05日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    <目次>
    第2部呪文(承前)
    第3部黒暗森林
    解説
    訳者あとがき

    2024/4/25 1刷
    2025/4/15 7刷

    2020/6に早川書房より単行本で出版されたものの
    文庫本化。

    2026/2~米国、中国で、宇宙物理学の科学者、UFOの
    政府研究者など、あいついで失踪、死亡している報道を
    聞く度に、この小説を思いだす。

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    2026年05月04日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    <目次>
    前巻「三体」のあらすじ
    プロローグ
    第1部面壁者
    第2部呪文

    2024/4/25 1刷
    2025/4/15 8刷

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    2026年05月04日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    最高です。
    作者の頭の中どうなってるの?というのが感想で、
    広く深い専門知識と常人には到底考えられない筋書き、構想力に感動。
    次で三部作完結なのが読む前から既に心寂しい気分です。

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    2026年05月03日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    第一部のドラマ的な重苦しさや歴史モノの重厚感は一区切り、ン百年後の宇宙戦争に向け世界規模で準備する今作。軍の中枢、市民、三体信者など様々な視点での群像劇であり、ガンダム的な面白さ。三体人に地球側の情報は筒抜けだが個人の考えだけは読めないというややご都合主義な設定がなかなか良いバランス。
    そして朗報、君の脳内彼女は実在する。諦めるな諸君!

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    2026年05月01日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    この作品普通じゃあない、レベチすぎる。
    話が面白い、構成や説明が上手いとかのレベルじゃあない。話の根本的な理論の構築とそれを物語に組込むのが上手すぎる。
    “黒暗森林"猜疑連鎖”技術爆発”
    一件、単語だけだと意味が分からない。
    でもその概要についての説明された後に言葉を見ると、この意味を表す言葉はこれしかない!ってなるの。また、その説明を物語と上手に絡めてるから理解しやすい。
    生存本能という生物学的な本質を捉えてるから筋が通ってるし、物語の垣根を超えた宇宙人実在問題の理論だと思う。物語でここまで納得できる理論を作り出せる事ってあるんだ笑。
    もう作者は、宇宙社会学という一種の学問の提唱者です。
    IIIは地球が”黒暗森林”に陥るのではないかと予想します。今は友好的でも、いつどんなきっかけで猜疑心が生まれるかわかりませんから。こんな綺麗な形で終わったのに、続きを書こうと思った理由が気になるし、IIIは書くべきして書かれたみたいな感想もあるので期待大!楽しみ!

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    2026年04月24日
  • 超新星紀元

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    『超新星紀元』(2003年)は『三体』(2008年出版/日本語訳2019年)で有名な劉慈欣(リウ・ツーシン)の長篇デビュー作。『三体』のファンといえばバラク・オバマ元大統領が有名です。3部の発売が待ちきれず、ホワイトハウスからメールを著者に送ってみたらスパムメールだと思われてゴミ箱に入れられていた、という話が大好きなのですが、他にも読書好きの池上彰が「文化大革命で何が起こったかは『三体』を読むと良い」と『三体』を著作の中で取り上げていたりなど……『三体』についてネットで検索すれば有名人、一般人が書いた感想や、エピソードを沢山拾うことができて楽しいです。長く多くの人の印象に残っている本だなぁと思います。

    劉慈欣は短編も多く書いています。私が読んだことがある短編は『地火』(2000年)、『神様の介護係』(2005年)、『月の光』(2009年)、『円』(2014年)……おっと……4つだけだな……全然読んでないな……

    まぁ、全然数を読んではいないんですけどぉ!!!(やけっぱち)

    劉慈欣を一番最初に読む一冊としてはやっぱり『三体』を推したいです。『三体』は三部作で大長編ですが、読み終わったらこんな壮大な話を三冊でバシッとキメてしまうなんて!と手腕に驚くこと請け合いなので。『三体』の次に短編をいくつか読んで、それから『超新星紀元』を読むのが良い塩梅ではないかな、と思います。特に短編『地火』は『超新星紀元』に通ずる「継承」や「歴史」といった人生観が作品全体に滲んでいてかなりおすすめです。『三体』を読んだ後にね!(しつこい。)

    『地火』を読むなら橋本輝幸・編 ハヤワカ文庫SF 『2000年代海外SF傑作選』が良いです。劉慈欣以外のSF作家の作品も全部面白くて雰囲気良くまとまっているアンソロジーで……

    『超新星紀元』の感想文で『三体』と『2000年代海外SF傑作選』をおすすめして終わっていいはずない。まずは『超新星紀元』のあらすじから。

    1999年末、超新星爆発によって発生した宇宙線が地球に降り注ぎ、全人類の染色体が破壊される。調査の結果、13歳以下の子どもは自己修復が可能だが、14歳以上の人間は全員死亡することが判明する。全ての大人がこの世から消えてしまうまで残された期間は1年。限られた時間で大人たちは子供に医療や発電等のインフラ、教育や軍事など国の運営に必要な技術を託そうとするが──というお話。

    優秀な子供を選別するためにゲームを行うシーンは展開が軽快で面白く、大人たちが今わの際まで自分たちの知識と技術を子供たちに指導し、何とか彼らを新世界に押し出してやろうとするシーンはかなり切なかったです。読んでるときには「あぁ、これは子供たちが十五少年漂流記みたいに試行錯誤して問題を乗り越えていく話になるんだろうな」と思っていました。そしたら痛い目に合いました。これはサバイバルのみならず、「国の運営」も子供が行うお話なんですよね。私が好きな登場人物はアメリカ合衆国の子ども大統領のハーマン・デイヴィーと同国務長官のチェスター・ヴォーンなんですが、彼らを中心にして、あれよ、あれよと世界大戦が勃発する話へと転がっていきます。どうしてだ子供たち!日本国子ども首相の大西文雄も良いキャラしてましたね。(やっぱり戦争する気まんまんでしたけど。)

    子どもたちの大半は自我の境界がまだまだ未熟なため、群れであることに疑問を抱きません。一丸となった中国、一丸となったアメリカ、一丸となった日本……「国」そのものみたいになった子どもの争いの凄惨なことといったら。大人に強制されているわけでもないので無邪気に戦争ゲームに興じていく様はあっけらかんとしていて、より不気味でした。劉慈欣は爆発や破壊のシーンを書くのが非常に巧みですので戦争なんて書いたら臨場感たっぷりです。

    戦争のシーンは中盤の山場です。戦争が終結してからもう一つ、意外な山場が設けられています。その先で子どもたちは自分たちがいかに無自覚に「国民」であったかに気がつきます。そうして物語は終焉を迎えます。新たな「始まり」も感じさせるエンディングでした。

    「子どもだけの世界」は古典作品でも書かれてきたけれど、こんな話になるとは思わなかったです。ぶっ飛んだ設定から、読者をぐいぐい引っ張っていく劉慈欣ならではの外連味。二転三転しているように思わせて最初から最後までテーマがブレない構成の強さもすごい。

    こんなところに運ばれてしまう予定は無かったけれどレールからは一切外れなかった、みたいな読後感があるのが劉慈欣の作品の特徴だと思います。『三体』も今まで読んできた短編もそうでした。特にこの『超新星紀元』は突飛な発想の数々が強烈です。私は好きでしたがぶっとんだ奇想具合は人を選びそう。

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    2026年04月18日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    ネタバレ

    副題がしっかり回収されて、しかもわかりやすくてよかった。かつての呪いや、他の面壁者達の計画が集約したような結末で、ここからあと1巻どう広げるんだ?という気持ちになった。

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    2026年04月07日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    本作を読み終えて感じたのは、圧倒的なスケールの中で、どれだけ合理的に行動しても最終的に待っているのは終わりである、という事実だった。文明は生き延びるために合理的に振る舞い続けるが、それはあくまで延命に過ぎず、結末そのものを変えることはできない。どれだけ強く残酷に生き延びようと最終的には宇宙の終焉が待ち受けている。その点にどこか虚しさを感じた。
    それでもなお、物語の中では合理性だけでは割り切れない選択が存在していた。程心は小宇宙に留まるという選択が合理的であると理解しつつも、大宇宙に回帰する選択をえらんだ。もはやそこには人類としての生存責任とは別の価値が確かに存在していることが示されていたように思う。

    宇宙は極めて冷徹であり、上位の文明はもはや善悪や優しさといった基準では測れない存在として描かれていたが、その中で人間(程心)は合理に従うのではなく、関係や責任といった非合理なものを手放さない余地を持っていた。
    最終的に感じたのは、全てが終わりに向かう中で、それをどう受け入れるかという態度こそが問われているのではないかということである。合理的に生き延びることと、納得できる形で終わりに向き合うことは必ずしも一致せず、その間で揺れること自体に人間らしさがあるのだと感じた。

    個人的に一番刺さったのは、小宇宙内で超膜メッセージを眺めるなかで智子が三体と地球を叫び、三人で涙するシーン。ちゃんと人類も三体も生き残る事ができたのだと分かり、以前は敵対していた2つの文明はここでようやく真の共通の喜びを得たと思った。傑作であることに間違いはない作品。

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    2026年04月03日
  • 白亜紀往事

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    何と言っても着想が良い。白亜紀にでっかい恐竜とちっちゃい蟻それぞれに知性があって共生関係を築いていたら。それだけで様々な想像が膨らむ。共生関係なのでお互いに利がないといけない。恐竜と蟻、それぞれ何が欠けていて、補う為に何を与え合うのか。こんなことは考えたこともないだけにワクワクする。まさか蟻が恐竜の医者になるなんて思いもしない。しかも体内に侵入しちゃうのだからぞっとしてしまう。恐竜は恐竜で文明発達の末にボタンひとつがモニターサイズのキーボードを叩くようになり、一戸建てサイズの車を乗り回すようになるのだから愉快だ。傍から見ているとかけがえのないはずの竜蟻同盟なのに、戦争になってしまうのはどう考えても悲しい。だけどその戦争の様子もそれぞれの戦い方がよく考えられていて感心してしまう。果たして戦争の末に彼らがどうなってしまうのか、最後まで興味が尽きない展開だった。

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    2026年04月03日
  • トータル・リコール

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    ”PKD”ことフィリップ・K・ディックの短編、面白いっ!
    どうして世のSFファンはこれを先に勧めてくれなかったんですか!笑
    現時点での「2026年ベスト本」候補作です(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠

    以前「電気羊」を読みましたが、あちらは正直半ば意地になって読み通したところがあったのに比べ、本書は面白くて一気読み。
    出会いのきっかけは書店でたまたま見かけたことで、「トータル・リコールとマイノリティ・リポートってディック原作だったんだ〜」くらいの気持ちで手に取りました(なお映画は未鑑賞。「ペイチェック」は観ました)。

    全体の雰囲気としては、星新一をもっと重たくした感じでしょうか。
    監視社会、死の灰が降る核戦争後の世界……など、共通する要素はあるものの、それぞれ設定も読後感も異なっていて、ワクワクしながら読み進めました。

    「地球防衛軍」には実際の世の中もこうなってほしいとしみじみ思いましたし、SFファンには低評価で編者からさえも「だれがどう見ても成功作とはいいがたい」と言われてしまった「ミスター・スペースシップ」も私は好き!
    個人的に、罪のない老人がむざむざ命を散らすシーンがほんとうに苦手なので、どうかそうなりませんように……とハラハラしましたが(⁠^⁠^⁠;
    「バカSF」呼ばわりされる結末ですが、遠い遠い惑星で、第一世代を見守り続けてやがて役目を終える、鋼鉄の体に宿った老教授を想像して勝手にグッときてしまいました。そういう設定に弱いのよ。。
    ラストが切ない「訪問者」も良かったな〜。

    そんな中、白眉の出来と感じたのが「世界をわが手に」。
    途中で「もしかして……」と予想がつくものの、自分の認知している世界を揺さぶられる感覚(ディック感覚)にはゾワゾワきてしまいました。

    わりとどのお話も、おかしいのは語り手なのか世界なのか判断がつかないものが多く、最後の1ページ、最後の1行まで気が抜けない緊迫感がなんともクセになりました。
    彼の短編集はハヤカワからオシャレな装丁でたくさん出ているようなので、ぜひまた読んでみたいです!

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    2026年04月01日
  • トータル・リコール

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    フィリップ・K・ディックらしい皮肉やホラー要素も存分に楽しめる短編集。
    最初から最後までハズレ無しの物語で、とても面白く、一気読みしてしまった。
    映画化されている表題のトータル・リコールと、最後のマイノリティ・リポートはもちろんのこと、吊るされたよそ者や地球防衛軍、ミスター・スペースシップは素晴らしかった。
    個人的おすすめはフード・メーカー。

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    2026年03月31日
  • 白亜紀往事

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    短編集「老神介護」に収録されている同名短編の長編バージョン
    短編で読んだ時も面白かったけど、こちらも面白い
    こちらを読んでから短編の方を読み返したら、よくもまあ面白さはしっかり残しつつこれだけばっさり切詰めたなと感心してしまった

    (図)

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    2026年03月29日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    なかなかの大どんでん返し。
    やってくれたねって感じで、とても面白かったです。
    ただコンパクトにはできないだろうから、映画には向かないですね。

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    2026年03月23日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    短編集
    どれも読み応えがあった
    「朝に道を聞かば」がとても好き
    他にも「鏡」と「フィールズ・オブ・ゴールド」も良かった
    「フィールズ・オブ・ゴールド」が最新の作で、現在は長編を書き続けていると訳者あとがきにあったので、いずれ読めるであろうそちらも期待

    (図)

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    2026年03月23日
  • トータル・リコール

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    短編って不完全燃焼で終わることが多くて、若干アレルギー反応がありました。
    でも、本作は一作品が短すぎず長すぎずで、物語がギュッと凝縮されており、絶妙なボリュームなので満足感が素晴らしいです。トータルリコール、マイノリティレポートと2作品も映画化されているのも納得です。10編いずれも毛色が全く違う話なので、次々と違う世界に引きずりこまれていく感覚が味わえます。
    電気羊、ユービックも面白いけど取っ付きやすさではこちらかな?やや分かりづらい話もあるけど、ディック作品の入り口として間違いなくオススメ。

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    2026年03月16日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    この話に出てくるサンダーボール(雷球)は、滅多に見ることができない自然現象みたいだが、驚いたことに、昔、叔父が四国の山奥で出会ったらしい。
    四国の山では、もののけや動物に憑かれた人たちを含めて、いろんな超常現象が起きるんだなとつくづく感心。
    叔父の話では、真っ赤な球が空中に浮かんでいて、それがどんどん膨らんで突然大きな破裂音とともに爆発!そのあたり周辺の電子機器が故障したとのこと。
    SFのお話が、身近に起こったことを聞いて興奮した。
    小説のラストでは、物理的視点で人生のロマンを表現していて、素敵だった。
    難しい理論をロマンに昇華させる筆力が素晴らしくて、もういなくなった人や物がまだ別次元で存在しているように思えて、心があたたかくなるお話だった。

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    2026年03月12日
  • はい、チーズ

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    カート・ヴォネガットの初期の未発表作品を集めた短編集。
    ショートショートのような作品から、中編に近いくらいのものまで、SFっぽいのからミステリーっぽいのまで、多様なバリエーションがつまった1冊。
    軽快でユーモアのある文章のなかに、どこか多面的でさまざまな解釈ができる作品が多く、とても面白かった。

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    2026年03月09日