大森望のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。前評判に違わぬとてつもないスケールの大きさと面白さだった。
上巻から思っていたのだが、程心は登場から常に傲慢だったと思う。
程心のもたらした結果は常に人類、もしくは程心にとってよくない方向へ進み、その度に後悔を繰り返していたが、結局最後まで傲慢であり続けた。
一方で程心以外の主な登場人物は己の手で道を切り拓き、常に前に進み続けた。
この対比は割と意識して描かれていたんじゃないかと思う。
程心の傲慢さに少しイラッとすることもあったが、きっと自分が同じ立場ならそうするし、傲慢こそが人類が持つ特性なのだと思う。
そう思えば、この三部作の中で一番共感の持てる主人公であったし、一番嫌いな主人 -
Posted by ブクログ
中華SFの傑作である三体の前日章のSF小説。
三体と同一世界線の話であり、三体に登場した人物も1人登場するが、基本的には三体の話とは関係がない、雷の球のような現象についての小説。
(あとがきに記載されていたことだが、中国版の三体ではこの雷球のことが元々書かれていたそうで、翻訳の際に書き換えられたそう。なので、前日章というのは間違いではないらしい)
現実には存在しない科学技術も登場するが、科学的な理由付けも素人にはかなりそれっぽく思えるほど話が練られているので、非現実感はそれほど無く没入感を得られる。
もちろん、そんなもんあるかいというような物も出てくるのてSF感は感じられる。
科学や技術