石持浅海のレビュー一覧
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ネタバレ一風変わった推理もの。シリーズは全て読んでいるが、時間が経ちすぎて、覚えていない話もある。殺し屋がお休みしているので夏休みか、と思ったら、そんなことはなかった。
殺し屋の富澤と鴻池、両方が出てくる。
1近くで殺して
富澤サイド。オプションが第一発見者を指定するもの。このオプションは予想外だった。事件も割と複雑で、全容が見えるまでは時間がかかる。
2人形を埋める
鴻池サイド。今回の連作短篇は家族を失う、という話が多い。1も兄の復讐だし、2も子どもを失って精神のバランスがとれなくなった女性がターゲット。精神のバランスが失われて、そういう行動する?と思ってしまうが、私の想像力が足りないだけかもしれない。
3残された者たち
これはどちらサイドだろう。何となく富澤サイド、だと思っている。塩野と平松の腹の探り合いが面白い。最後の若葉のつぶやきも。ちょっとブラックユーモアな感するする。
4花を手向けて
鴻池サイド。オプションが椿の花を手向けて。鴻池は富澤と違って1ヶ月の猶予で金額が100万安い。依頼者は何となく予想がついたが、雑談の選挙の話が関わってくるとは思っていなかった。鴻池の顧客サービスがよい。プロだ。
5夏休みの殺し屋
両サイド。どちらも料金2倍のチャンス?効率的には富澤が美味しい。本当に小沼が狙っていたなら(多分そうなんだろうけど)憔悴してみせたのは演技なのか。それも怖い。小さなことだが、誤字を発見。225ページの坂木棗が坂本棗になってる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終えるまでに時間はかかったものの、三作くらい読むと後は毎夜日課になって直ぐ読み終えた。
各者の銀英愛が眩しい。
太田忠司の暖かで素直なミステリも素晴らしい。
小川一水はビジュアル面で印象的に切り取って終わる。
小前亮の実に正攻法な艦隊同士の大戦は銀英伝の面白みを再確認させる。
藤井太洋の短編は「これどうなってるのかな…」などと見ていたら実に衝撃的な展開で成程!と。ある意味ニヤリともした。
激推しは高島雄哉の「星たちの舞台」で、ヤンというキャラクターを見たまんまのパロディやコピーにせず、彼ならばこの状況ではこうもあり得るだろう、という絶妙で繊細なキャラクターに仕上げ、若き日のヤンの繊細さに惚れ込んだ。
突発的に出てきたヒロインも実に聡明で奥ゆかしく、なんというかこの二人は恋物語では無いのだがたまらないね!(本音)大好きです!
1とついているのでそろそろ列伝2出して下さい。 -
Posted by ブクログ
石持浅海の連作ミステリ作品『女と男、そして殺し屋』を読みました。
石持浅海の作品は、昨年4月に読んだ『君の望む死に方』以来ですね。
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殺し屋は、実行前に推理する…殺し屋シリーズ第3弾!
殺し屋は、殺害前に推理する──。
殺し屋×推理小説 第3弾が文庫書下ろしで登場!
殺しの依頼の不可解な点から、二人の殺し屋、それぞれの視点で一つの真実へとたどり着いていく推理過程はシリーズの中でも圧倒的な重厚感と面白さ。
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2014年(平成26年)に刊行された殺し屋探偵シリーズの第3作……殺し屋探偵シリーズは昨年4月に読んだ第1作の『殺し屋、やってます。』 以来ですね。
■遠くで殺して
■ペアルック
■父の形見
■二人の標的
■女と男、そして殺し屋
ビジネスライクで安定と信頼の副業殺し屋、富澤允と鴻池知栄……お互いの存在を知らないが、彼らには揃いも揃って標的の奇妙な行動の裏を推理せずにいられない癖があった、、、
各々が受けた依頼の謎に深入りするうちに、交わらないはずの2人の推理が驚愕の真実を導き出す……殺し屋が日常の謎に奔走する異色のミステリ中短篇集。
本作では短篇4作に加え、表題作でシリーズ初の中篇『女と男、そして殺し屋』の5作品が収録されています、、、
普段は経営コンサルタントとして働く富澤允と、インターネット通信販売業を営む鴻池知栄……副業として殺し屋稼業を請け負っているという裏の顔を持つ殺し屋が2人になったことで物語に厚みが出ましたね。
しかも、お互いの存在を知らない2人には、さらにもうひとつ共通する癖を持っている……それは不可解な依頼を推理すること、、、
ビジネスライクに、安心安全に、そして確実に任務を実行するために、彼らは依頼を様々な角度からみつめ、謎解きをしてしまう……そんな富澤と鴻池が、交互に描かれる短篇4話のあと、表題作の中篇『女と男、そして殺し屋』では、ある依頼を通して急接近してしまいます! 殺し屋が日常に潜む謎を解く、一風変わった展開が愉しめるだけでなく、お互いの存在を知らない2人の殺し屋が登場することにより、これまで以上に面白い展開になりましたね。
雰囲気も大好きだし、続篇を期待したいですね……未読の第2作『殺し屋、続けてます。』も古書店で見つけなきゃ! -
Posted by ブクログ
みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち
とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る
巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい
開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれくらいかな
総合的な評価は星5なので
いざストーリーを読み進めると本格ミステリ
フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか
黙っていいねを3回押す
「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー
となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解
種明かしもオシャレだわ
完敗に乾杯
やかましわ
真犯人と動機は当てられずもフェアな解法で満足
幕間にアイルランドの歴史についての講釈パートがあるが、眠くならない適量かつ分かりやすい内容
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Posted by ブクログ
ネタバレお酒、肴、家飲み、恋愛ミステリー、と好きな要素満載ということでずっと読みたかった本。想像以上に面白かった!
同級生3人+毎回加わるゲスト1人、その時食べていた肴から広がる話題から、自然に人の気持ちに関わる謎が解かれていくのが気持ちいい。そして最後はときめいてしまった。
い、いつから…!?
食べ物とお酒を組み合わせた味覚の描写が見事。お酒はほぼ飲まないし、これまであまり食べ物と飲み物の組み合わせを考えることすらしてこなかったが、味覚の相乗効果(いわゆるマリアージュ)に俄然興味がわいた。
探偵役の長江を、「揚子江」と呼ぶセンスがツボ!田中芳樹さんの解説を読んで、ますますこのあだ名が気に入った。