石持浅海のレビュー一覧

  • 女と男、そして殺し屋

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    「殺し屋は、殺しの前に推理する」の帯に惹かれて購入。
    書店ではそんなに前面で売り出しはされていなかったけど、面白い!もっと話題になって欲しいなぁと思ったり。あ、私が無知だったのか!
    こんな職業の人もいるかもね…と楽しく(楽しんでいいのか?)読み進められ、過去の2冊も購入しました。

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    2024年03月23日
  • 殺し屋、やってます。

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    経営コンサルタントをしながら、副業で殺し屋をやっている主人公に惹かれて読み始めました。

    殺人依頼をこなすだけでなく、依頼に至った経緯を主人公が推理していくストーリーで大変面白かったです。

    主人公と旧友(殺し屋だと知っている)との関係も、ホームズとワトソンを彷彿とさせる関係性でとても好きです。

    2作目があると聞いて、そちらも是非読んでみたいです。

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    2024年03月02日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    この物語は7篇の短編小説。
    グルメミステリーでもあり恋愛ミステリーでもあるし、心理ミステリーでもある。
    長江高明、熊井渚、湯浅夏美は大学時代からの飲み友達。
    卒業後も機会があれば度々集まって飲んでいる。
    近年では3人のうち誰かが友達を1人ゲストとして連れてくる習わしを設け、長江のワンルームマンションで飲み会を開幕する。
    美味しいお酒と料理に仲間。そしてゲストがもたらす少しの謎。これが揃えば最高の時間を過ごせそう

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    2024年02月10日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    謎ありリラックス要素あり、スッキリありの面白いジャンルの一冊でした。
    つまみと酒と共に思わぬ謎を発見し、ゆったり解いていく感じがゆるっとしていて、読んでいるこちらもリラックスできた

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    2024年01月25日
  • アイルランドの薔薇

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    みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち
    とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る

    巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい

    開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれくらいかな
    総合的な評価は星5なので

    いざストーリーを読み進めると本格ミステリ
    フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか
    黙っていいねを3回押す

    「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー
    となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解
    種明かしもオシャレだわ

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    2023年12月10日
  • 殺し屋、やってます。

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    副業で殺し屋をやってるよ〜って話。

    殺される側はたまったもんじゃないけど。

    標的を始末した後に標的の奇妙な行動の謎を
    毎回紐解いていく。それがすごく面白い。

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    2023年10月02日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    ネタバレ

    お酒、肴、家飲み、恋愛ミステリー、と好きな要素満載ということでずっと読みたかった本。想像以上に面白かった!
    同級生3人+毎回加わるゲスト1人、その時食べていた肴から広がる話題から、自然に人の気持ちに関わる謎が解かれていくのが気持ちいい。そして最後はときめいてしまった。
    い、いつから…!?
    食べ物とお酒を組み合わせた味覚の描写が見事。お酒はほぼ飲まないし、これまであまり食べ物と飲み物の組み合わせを考えることすらしてこなかったが、味覚の相乗効果(いわゆるマリアージュ)に俄然興味がわいた。
    探偵役の長江を、「揚子江」と呼ぶセンスがツボ!田中芳樹さんの解説を読んで、ますますこのあだ名が気に入った。

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    2023年02月23日
  • 二千回の殺人

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    化学、社会の専門用語、実際のショッピングモールの避難の動線、リアルに想像出来て面白かった。読み返すのは3回目。

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    2023年01月14日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    ネタバレ

    22/7/6 世界の望む静謐
    犯人に感情移入すると辛い
    22/7/7 我輩は犯人である
    犯人がとてもかわいかった
    22/7/7 悪魔の橋
    23/10/27ナルマーン年代記 小瓶の魔族
    初廣島玲子さん読みやすい文体
    アラビアンナイトみたい

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    2022年11月18日
  • 二歩前を歩く

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    うっわこういう感じか。
    超常現象をロジカルに推理したらこんな結末を迎えるのか、と感心した。
    怖くて面白いって何なんだ。
    背中がゾワゾワするのに読み続けてしまう。
    石持作品は短編でも予想外の方向に話を展開させて、こちらを驚かせてくれる。
    だから面白いしクセになるんだよなあ。

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    2022年11月09日
  • 紙魚の手帖Vol.05

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    倒叙ミステリ特集。どれも面白かったけど、石持浅海さんの『五線紙上の殺意』が得に好み。
    『吾輩は犯人である』も他では見ないタイプ!猫かわいいし、短編として上手くできてるし面白かった。

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    2022年11月13日
  • 殺し屋、続けてます。

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    ネタバレ

    「殺し屋、やってます」の続編。
    今回は殺し屋さんが二人になっています。
    それぞれが絶妙にすれ違ってるところが憎い演出です。
    ささやかな謎を解きつつ、ビジネスライクに人を殺す。
    殺される相手に非があるとかないとか、そういう感傷的な部分を出さずに淡々と物語を進めていけるのがすごい。
    こんな殺し屋さんが日常にいるとは全く思いたくないけれど。

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    2022年10月01日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋、やってます の続編。
    同じ稼業の主婦が登場。殺人てそんなに軽いビジネス?と思わせるところが相変わらず怖い。

    後半の話では二人の殺し屋がニアミスしている。で、お互いの存在と仕事ぶりを認め合う。

    悪い冗談の本…なのかな。軽く読めて面白かったけど。

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    2022年08月25日
  • 水の迷宮

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    3年前の水族館職員の不慮の死。
    そして、3年後の命日に、突然、水族館を襲う攻撃予告。

    姿なき脅迫犯は誰なのか?
    そして、その狙いは何なのか?
    次々と展示生物を狙った攻撃が続く。

    やがて、職員の不審死が発見される。
    謎に包まれた事件の鍵は、同様に、3年前の職員の不審死に行き着く。
    いったい3年前に、何があったのか。
    3年前に、彼がやろうとしていた事とは?

    石持作品らしい、随所にロジックが散りばめられています。言われて、なるほどと分かりますが、中々難しいですね。

    最後は、ハッピーエンドで良かったです。

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    2022年08月11日
  • 君の望む死に方

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    自身を殺させるために仕掛けた罠が、次々と解除されていく。
    場の会話を誘導し、他人の感情さえも操作する碓氷優佳。
    彼女の超人的な頭脳にじわじわと追い込まれていく。
    あまりにも見事な推理に、思わず笑いが込み上げる。
    そのうえ最後にそうくるか!と。
    興奮のあまりゾクゾクしてしまった。

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    2022年07月14日
  • 二千回の殺人

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    続きが気になってページを捲る手が止まらない。内容は残酷だし不謹慎だし決して応援なんてしちゃいけないんだけど、賢くて一枚上手でエレガントな犯行に目が離せないし、登場人物たちの行く末が気になって読んでた期間はこの本のことばかり考えてた。

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    2022年06月16日
  • パレードの明暗~座間味くんの推理~

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    相変わらず興味深い推理を魅せてくれる座間味くんシリーズ。
    事件ひとつ取ってみても、見る角度によって全く異なる解釈ができる。
    どのポイントに注目するかで物事の本質は大きく変わってしまう。
    まさに視野を広げるという言葉がぴったりで、感服せずにはいられない。
    ホント面白い。

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    2022年05月08日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    いつものように書店で待ち合わせ、警察御用達の店で酒と料理を味わう二人。
    そこに新たに加わったのが科警研の操。
    彼女の前で披露される座間味くんの推理には毎回驚かされる。
    場の空気が一瞬で静まり返るほどの意外性を、平然と提示してくる。
    “多角的に物事を見る”ってこういうことか。

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    2022年05月08日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    飲み友達3人+ゲスト1人がお決まりのパターン。
    こんな友達欲しかったな〜、めっちゃ楽しそう!
    しかも飲み会のお酒とつまみが毎回最高!!
    チキンラーメンをそのままボリボリ食べたくなった。

    ジャンルはミステリーだけど、どの回も明るい前向きな結果でほっこりした。
    ミステリーというより謎解きって言葉がしっくりくる。

    長江→揚子江に呼び名が変わるのがおもろいなと思った。

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    2022年04月09日
  • 彼女が追ってくる

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    激面白い★5 殺害した死体が握っているカフスボタンの謎… バランス抜群の倒叙ミステリー #彼女が追ってくる

    成功した女性起業家が、かつての仕事仲間たちのパーティに呼ばれた。過去の痴情のもつれから敵であった女を殺害する。完璧に証拠隠滅した犯罪だったはずが、死体には見覚えのないカフスボタンが強く握られていた… 超良作満載の倒叙ミステリー、碓氷優佳シリーズ第三弾!

    面白いっ 圧倒的に★5です。

    文庫300ページもない作品で、しかも良くありそうな舞台や人間関係にも関わらず、ミステリーの面白さをガッツリ堪能できる傑作。
    犯人の心理描写、気丈で狡猾な登場人物、犯行現場に残された謎、誰がやったやらない

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    2022年03月19日