石持浅海のレビュー一覧

  • 八月の魔法使い

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    限定された情報・条件の中、論理を武器に推論を積み重ねて真相に迫っていく石持浅海の真骨頂。
    石持作品に見られる特殊な設定も殺人もないが、形は倒叙ミステリーに近く、早い段階で各種犯人が読者には見当がつくが、どのように何を材料にそこにたどり着くのか、徐々に真相に近付く様子を丁寧に描き良質のサスペンスが感じられる。
    多少のご都合主義にも一応の説明はつけられており、それでも周囲が主人公に甘過ぎると感じないではないものの、充分に楽しめた。

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    2012年07月14日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    すごい話でした。
    何となく読んでいて嫌な気になる話ではあるのですが、導入部分から「おいおい、そう来たかと」掴みがすごくて、そのまま最後まで掴まれたまま。
    全くラストが予想できない展開です。
    すごいんですが。。。1つ穴があってそこだけが気になる。。。まあ、仕方ないか。。。

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    2011年10月31日
  • セリヌンティウスの舟

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    海難事故をきっかけに強い絆で結ばれた6人の男女。そのうちの1人の自殺に不自然な点を見つけた仲間は、真実を解き明かそうとする。

    石持さんの作品は思考・考察の描写が細やかなところが気に入ってますが、この作品もそれは健在で、思考の果てに陥る矛盾にまで話が広がっていくので、登場人物の心情に深く入り込むことができます。
    明らかになった真相は感動的なものであり、それでいてラストは切なく、余韻の残る仕上がりになっています。

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    2011年03月16日
  • 温かな手

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    この人の小説は、読後感が凄く温かいので好きです。
    魅力的な設定、と言うかキャラを作るのも上手いと思う。
    そんでもって切れ者が徹底的に切れ者だから、小気味良いです。

    私の余剰エネルギーも吸って欲しいぜ。

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    2011年01月28日
  • 顔のない敵

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    短編でも読み応えがあって満足。やっぱり読ませる力を凄く感じさせてくれる作家さんでますますハマりました。

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    2010年05月01日
  • 温かな手

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    面白かったです。
    堪能できました。

    連作短篇集。
    人間の姿をした、人の余剰エネルギーを吸って生活している種族が主人公なんて、さすが、石持ワールドと笑って読んでたら、最後には鳥肌が立つような感動をもらえました。
    ゾクゾクッと来たのは久しぶりです^^ ありがとう!

    『温かな手』・・・なるほど、納得です。

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    2010年03月12日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    面白かったです。
    楽しめました。
    まず、設定にビックリ!石持ワールド全開です。
    ラストも驚きました。小説の中だけのありえない話なんだけど、
    リアルな世界にもちゃんとつながっていて、おもわず、唸ってしまいました。

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    2010年01月13日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    全ては女性として生まれ、
    その中で一部が男性化するという社会の話。
    ある日、男性化筆頭の優等生の姉が誰かに殺される。
    乱暴をされた形跡。
    女性が多い社会。
    女性が男性をレイプすることはあっても、逆はありえない社会。
    寝台列車の中で読んだ。

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    2010年01月02日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    おおお。面白かったです。
    生まれた時はみんな女で、後に一部が男性化するという世界でのミステリ。
    設定は変わってますが、普通の感覚で読めます。
    その世界ならではの謎が散りばめられていて、非常に面白かったです!

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    2009年11月29日
  • 温かな手

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    やばい。まじ好き…!
    今年読んだ中では一番好きな1冊かも。ラスト、泣きました…。
    ほのぼの…でもしんみりと哀しさも染み渡ってくる、石持ミステリ。切ないハッピーエンドが美しすぎます・・・

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    2009年10月10日
  • 温かな手

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     問:畑寛子と北西匠の共通点は。答:謎の生命体(人型)と相利共生(共生関係を結んで生活していること。 その生命体は見かけは人間と変わらず性格は穏やか、美味しい料理を作って勧めてくれる。そして食後に手を握ってエネルギーを吸い取り、自らの糧とする。 宿主の人間は食べ過ぎても太らないし、パニックに陥ったときも興奮による無駄なエネルギーを取ってもらって冷静になることができる。 とてもお得な同棲相手でうらやましいくらい。 ただ、魂のきれいな人のエネルギーじゃないと美味しくないのですって。 そして本作は推理小説であります。 生命体ギンちゃんとムーちゃんは安楽椅子探偵の才能を持っているのです。 宿主の畑さん

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    2011年09月09日
  • 温かな手

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    090210貸出
    あえてミステリに入れず。
    石持さんらしい、温かなお話。人は殺されてるけど。
    あんな2人がいたら会ってみたいなあ。

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    2009年10月04日
  • 顔のない敵

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    面白かったです。楽しめました。地雷を題材にした連作っぽい短編6作品と処女短編1作品の計7作品です。
    石持作品は推理を楽しむという大前提があるので話の流れで「これはちょっと?」とか考えないようにしています(笑)

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    2009年10月07日
  • 顔のない敵

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    わたしは石持浅海信者です、たぶん。
    この人の書く推理小説が好きで好きでたまらない。

    人が、自分の果たすべき役割をしっかりと知っていて、根を下ろして生きている感じが好きです。
    あとは、ひたすらに綺麗な理論と、余計なところのまったくない謎も。

    設定がそのまま謎解きに生かされていて、推理小説として無駄がまったくないんですよ。
    アイルランドの薔薇からずっと大好きです。

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    2009年10月04日
  • セリヌンティウスの舟

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    面白かったです。堪能できました。ちょっとくどいくらいの本格物です。じっくりと推理したけど、やっぱりおいらのへなちょこ推理では足元にも及びませんでした(笑)・・・が、しかし、小説だから許せるけど、自殺を美化することはおいらには出来ません( ̄‥ ̄)=3 フン

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    2009年10月07日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    ミステリと言えば十分ミステリなんですがパラレルワールドなのに違和感なく、ある種青春もの。
    読んで損はなし。石持さんは凄い。

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    2009年10月07日
  • 「真」犯人

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     いつもながらの論理的思考ゲーム。
     自分は好きだが、優佳のようなキャラクターがいないと一般に受けないか。

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    2026年06月14日
  • パパたちの肖像

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    『パパたちの肖像』は、父親を主人公にした短編集です。育児の喜びや苦労を描いた作品集ではありますが、読んでいて強く感じたのは、「家族の幸せの形は様々、一般論では語れない」ということでした。ノウハウでは語り尽くせない生々しさに心揺さぶられます。

    特に印象に残ったのは「息子の進学」です。

    父親は、豊かな暮らしや便利な都会での生活に価値を見出してきました。一方で息子は、収入や効率よりも、自分が本当にやりたい研究の道を選ぼうとします。どちらが正しいという話ではありません。むしろ、親子であっても見ている世界が違うこと、そして父親が息子の価値観を理解しようとする姿に心を動かされました。

    「髪を結ぶ」も

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    2026年06月13日
  • 女と男、そして殺し屋

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    私は富澤が好きなので、富澤だけが活躍していて欲しかったというのが正直な感想だった。
    もちろん話は面白いし、多角的に推理ができるようになったから推理の幅は一気に広がったのは楽しかった。

    スズメバチ理論を考えると、復讐というのは考えられないというのが今までだったが、今回はスズメバチ理論も陰りが出てきたなと思った。

    あくまで淡々と話が進むが、これからの殺人というより過去の疑惑が出てきたのは読み応えがあった。

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    2026年06月02日
  • 花嫁と殺し屋

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    殺し屋シリーズ第五弾。これまでと同じ殺し屋2組の話。今回も微妙な交差が。いずれは直接対面するか、ターゲットが重なるかするのだろう。しかし、殺し屋だから当たり前だけど心理描写が非人間というか冷たすぎて嫌いになりそう。とか思い始めてるあたりがもう逆にこのシリーズにどハマりしてるかな。

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    2026年06月01日