石持浅海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
これも倒叙ミステリになるのでしょうか。
殺人事件が起こることはわかっている。
被害者になりたい人がいて、加害者になろうとしてる人がいる。
不思議な状況ですね。
被害者が殺されたがっていて、わざわざお膳立てしてくれてるのだから、本来ならスムーズな殺人が出来たはず。
それを邪魔するのが碓氷優佳です。
その場の空気や人を上手く操り、自分の思うように展開させる。
彼女の聡明さは恐ろしくもありますね。
少しだけ彼女のプライベートが語られることで、前作「扉は閉ざされたまま」で謎になっていた結末が明らかになります。
碓氷優佳シリーズは読む順番も大事。 -
Posted by ブクログ
大迫警部と、通称「座間味くん」の会話で構成する短編集。
既に終わった事件について、大迫警部から話を聞く座間味くん。
そこから、警察でも見えなかった驚きの真実が浮かび上がる(※終わったとは言え、警察の内部事情を民間人に話して良いものか...(笑))。
それぞれ個性的なストーリーですが、表題の『心臓と左手』は、なるほど!と思いました。左手とは、そういう意味か...
その他『罠の名前』や『地下のビール工場』も、驚きの真実が浮かび上がります。
最後の『再会』は、他の短編の様に事件は起きませんが、ハイジャック事件の後日談で、10年後に、座間味くんと人質となった少女の再会の話。
その出会いにより -
Posted by ブクログ
普段は一般人と同じように生活をし、決められた週末にのみテロ活動を行う反政府組織。
お互いのコードネームしか知らないメンバーだが、同じ目的に向かい日々活動に励む中で、結束力は上がっていた。
珍しくグループ全員が集められた任務の夜…メンバーの一人が死体となって発見される。
誰かに殺されたことは明らかだが、外部の人間が入ることは不可能な場所。
犯人はメンバーの中に・・・?
任務に取り組むとき、犯人を捜すとき、メンバーの会話がメインでストーリーが進むのですが、そのテンポの良さに引き込まれました。
優秀な人材を集めたというだけあって、会話のスムーズさというか、一歩先を読む感じがすごくいい。
こういう -
Posted by ブクログ
座間味くんの推理第二弾。
座間味くんと大迫警視正の飲みの席に、新たに科学警察研究所の津久井さんが加わり、彼女の研究テーマから実際に起きた事例について話すことに。
解決済みの事件や裁判中の事件、様々な事件について、座間味くんの超絶推理が繰り広げられ、誰も気が付かなかった事件の様相が明らかになっていく。
座間味くんの超絶推理…圧巻です。
解決済みの事件とか、特に問題がないように見せかけてというか、綺麗にまとまって見えるのに、そこに座間味くんは疑問点を見出す。
座間味くんの着眼点、素晴らしいです。
一般人ならではの視点とも言えますが、犯罪者の視点にも立てるのかなと感じました。
矛盾がある -
Posted by ブクログ
どの作品もミステリの中に怖さが滲む短編集。とても好み。
・宙の鳥籠
石持作品にはこういうあっさり系男女多い気がする。まあまあ。
・転校
最高だった。オチはすぐ予想できたものの二段オチにぞくっとした。
・壁の穴
魚住イケメンに感じてしまう~。その推理は至極まっとうというか誰か気付けよって感じだけど。
・院長室
設定も内容もおもしろかった。
・ご自由にお使いください
短く落としてこれぞ短編!
・心中少女
収録作品の中では微妙。箸休めみたいな印象。
・黒い方程式
まあそうなるよなー。恋愛小説になっててびびった。
・三階に止まる
さすが表題作!おもしろかった!! -
Posted by ブクログ
物語はアイルランドの統一問題を背景に進んでいきます。
日本人にとって宗教による争い(人殺し)は程遠い世界の話です。
自分が思う宗教、宗派を絶対だと思うが故に争いは混迷を深めていき、創始者が愛だ恋だで説いていた教えを自分達の利権やプライドの為にひん曲げてしまう所が、神様を信じている人々を『劣る存在だな~』と思ってしまいます。
物語の舞台はアイルランド北西部スカルゴーの湖畔の宿屋、南北アイルランドの統一を目指す武装勢力の副議長が何者かに殺された。
怪しい宿泊客達...
武装勢力の参謀長とその部下が粛清を加えたのか?
武装勢力に敵意を剥き出しにする会計士...
自分探