賢者の贈り物

賢者の贈り物

679円 (税込)

3pt

Why? Why? Why?「思考の迷路」を脱出せよ!『月の扉』『扉は閉ざされたまま』の著者による新たな試みとたくらみ。女の子たちと家でパーティー。翌朝、僕のサンダルが消え、女性物の靴が一足。誰かが、酔っ払って間違えたようだ。でも誰も申し出てこない。なぜ?(「ガラスの靴」) 素性をなかなか明かしてくれない僕の彼女。なぜ?(「泡となって消える前に」) フイルムカメラからデジタルカメラに替えた私。しかし妻からカメラのフイルムが贈られて……。なぜ?(「賢者の贈り物」)など。あなたを思考の迷路へといざなう10の物語。

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賢者の贈り物 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一度は聞いたことがあるような童話を彷彿とさせる短編集。


    現代版というよりは、童話の要素が少しだけ入ってる感じでしょうか。
    日常で起こる何気ないことを「なぜ?」と掘り下げて考えていく。
    考える角度でいろんな想像ができるものだなぁと。

    すべての話に共通して出てくる人物の名前があって。
    それが同一人

    0
    2016年08月27日

    Posted by ブクログ

    短編集。すべての短編で言えるのが、考える、とにかく考える。あらゆる可能性を考え思考が広がっていく様が面白い。表題の「賢者の贈り物」は、その思考の結果のたどりついた先を思うと、まさに"賢者の贈り物"と感嘆をあげることになるだろう。

    0
    2022年01月31日

    Posted by ブクログ

    これこれ!


    粗雑に書かれた本にイラッとしていたけれど、なんとかこの本で機嫌が直る。
    最高の口直し‥と思いつつ、★5つ!とできなかったのはひたすらに、
    微妙な1作のおかげ、というか、せい。

    なぜかオチのない作品がある。
    しかもそれが、短編でのオチなしどころか、全編を並べて俯瞰したときに、
    もしや

    0
    2011年11月08日

    Posted by ブクログ

    誰も死なないミステリー。
    「磯風さん」については、あとがきを読んでからもう一度読み直すと、また面白いです。

    0
    2011年06月05日

    Posted by ブクログ

    日常の中にありふれた「謎」。御伽噺に託けることができるのはまあ稀有な話だろうけど、論理的思考を繰り返すのってその事象に真剣になって向き合うことだから、コミュニケーションの最たる例なのかも。現実で難しいのは、そんな論理的思考を超越した感情型人間がいるからだし、そのことを理解していることの証明のため石持

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    おもしろい話もあったが、多くの場合で退屈さを感じてしまった。この著者の作品は初めて読んだので慣れてないのも原因かもしれないが…
    登場人物は常に自分の心の中で、こうじゃないか?いや、こうじゃないか。しかしその仮説は成り立たない…と思索を深めるばかりで、物語に動きがない。読者はその考えの文字の羅列を見る

    0
    2014年01月03日

    Posted by ブクログ

    日常のちょっとした疑問をあーでもない、こーでもないと仮説をぶつけ合いながら解決していく短編集。
    童話のストーリが各編で象徴的に使われていることと、「磯風さん」という女性が推理の補佐役で登場するところが共通点です。磯風さんの年齢や
    立場は短編毎に変わるものの、黒髪で美人で聡明という共通点を持っているの

    0
    2012年11月16日

    Posted by ブクログ

    誰も死なないミステリー

    石持作品らしいロジカルな謎解き

    主人公たちと「どうして??」といっしょに悩み、導かれた答にホッとして

    なんだか温かくなる短篇集でした(^-^)

    0
    2011年11月24日

    Posted by ブクログ

    金の携帯 銀の携帯/ガラスの靴/最も大きな掌/可食性手紙/賢者の贈り物/玉手箱/泡となって消える前に/経文を描く/最後のひと目盛り/木に登る

    どこかで聴いたり読んだりしたことがあるテーマを今風に置き換えて、なぜ それが起きたかを推理していく。正解はないけど、それぞれの主人公が、きっとこうだと思い定

    0
    2011年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリジナルは2008年に発行された作品の文庫化。
    石持作品はただでさえミステリファンの間でも
    やや(?)異端扱いされてる感があるのにw、その中でも
    この作品はまた...なんというか変わった作品ですね。
    一見すると日常の謎を思考をフル回転させて解く
    ミステリ作品集として読めるんですが、それにしては

    0
    2011年05月25日

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