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Posted by ブクログ
『扉はとざされたまま』の続編、『彼女が追ってくる』へとつづいていく、碓氷優佳シリーズ第2弾『君の望む死に方』。
間違えて『彼女が追ってくる』を先に読んでしまったのですが、問題なしっ!十分楽しめました。
設定が面白い! 殺されたい大企業社長の日向と、日向を殺したい若手幹部候補の梶間。
二人の想いは計らずとも一致、研修中である
今夜、完全犯罪が行われるはずだった。
双方、準備は万端。
幹部候補生たちの研修という中、登場人物達の心理描写が丁寧すぎるくらいに深掘りされいくなかで、梶間の殺人計画が少しずつ狂っていく。
すでに、碓氷優佳の推理が始まっていた。
ゲストとして呼ばれていただけなのに。
いやぁ、 思ってたんとちがーう!っていい意味で裏切られました。
殺人を狙う梶間が、いいやつなんですよね、基本的に。そして殺されたい日向社長も過去にいろいろあるものの、良い人なんです。
ネタバレではないですが、最後の最後まで謎を残して余韻が半端ない。なかなかこのテイストの作品でこの読みやすさは見かけません。
必読のミステリー、期待を遥かに上回りました!
Posted by ブクログ
石持浅海氏の傑作倒叙ミステリー。
『扉は閉ざされたまま』などに登場する碓氷優佳が再び登場。
ガン告知を受けた大手のソル電機の社長・日向貞則は、過去の経緯もあり、社員の梶間晴征に殺害されるよう、複数人を集めた保養所の中に、様々な仕掛けを用意し、研修を開始する。
しかし、ゲストに呼ばれた碓氷は、保養所の中にある『悪意』を感じ取り、それらに対抗(無力化)する。
花瓶、アイスピック、クレセント錠、酒瓶、などなど。果たして、日向の計画通り、殺人は行われるのか?
至る所に伏線があり、ロジック対決は、まさに石持作品ならでは、ですね。
最後の最後まで、日向・梶間のどちらが命を落としたのか不明ですが、そこは読者の読み次第でしょうか。
是非、他の碓氷シリーズも読みたいと思います。
Posted by ブクログ
とある会社の社長主催の「幹部候補研修」と噂されている合宿に社員の男女2名ずつが集められる。
そこにゲストも合流して和やかな雰囲気で合宿が進んでいくが、実は幹部候補研修ではなく、お見合い研修であった。
そして社長が望むのは、その研修で自分が殺されること。
殺す動機がある者を呼んで殺されるためにお膳立てをするが、ゲストとして招かれた碓氷優佳の存在が徐々に大きくなっていく…
シリーズ前作の「扉は閉ざされたまま」と同じく、犯人側の視点で物語が進む。
しかし今回のキモなのは、被害者兼裏の犯人であるということ。
作中の例を持ってくると、主演・脚本・演出が同一人物であるのだ。
なぜ社長には殺される理由があるのか、殺す人には殺す動機があるのか、そしてなぜ殺される必要があるのか…読み進めていくと徐々に解き明かされる謎が心地よい。
読み始めたら止まらなくなるので、時間があるときにまとめて読むのがオススメ。
Posted by ブクログ
これも倒叙ミステリになるのでしょうか。
殺人事件が起こることはわかっている。
被害者になりたい人がいて、加害者になろうとしてる人がいる。
不思議な状況ですね。
被害者が殺されたがっていて、わざわざお膳立てしてくれてるのだから、本来ならスムーズな殺人が出来たはず。
それを邪魔するのが碓氷優佳です。
その場の空気や人を上手く操り、自分の思うように展開させる。
彼女の聡明さは恐ろしくもありますね。
少しだけ彼女のプライベートが語られることで、前作「扉は閉ざされたまま」で謎になっていた結末が明らかになります。
碓氷優佳シリーズは読む順番も大事。
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小説・文芸
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