君の望む死に方

君の望む死に方

小説・文芸
701円 (税込)

3pt

余命六カ月――ガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に自分を殺させる最期を選んだ。日向には、創業仲間だった梶間の父親を殺した過去があったのだ。梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行させるために、幹部候補を対象にした研修を準備する日向。彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の恐るべき推理が、計画を狂わせ始めた…。

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君の望む死に方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『扉はとざされたまま』の続編、『彼女が追ってくる』へとつづいていく、碓氷優佳シリーズ第2弾『君の望む死に方』。
    間違えて『彼女が追ってくる』を先に読んでしまったのですが、問題なしっ!十分楽しめました。

    設定が面白い! 殺されたい大企業社長の日向と、日向を殺したい若手幹部候補の梶間。
    二人の想いは計らずとも一致、研修中である
    今夜、完全犯罪が行われるはずだった。
    双方、準備は万端。

    幹部候補生たちの研修という中、登場人物達の心理描写が丁寧すぎるくらいに深掘りされいくなかで、梶間の殺人計画が少しずつ狂っていく。
    すでに、碓氷優佳の推理が始まっていた。
    ゲストとして呼ばれていただけなのに。

    いやぁ、 思ってたんとちがーう!っていい意味で裏切られました。
    殺人を狙う梶間が、いいやつなんですよね、基本的に。そして殺されたい日向社長も過去にいろいろあるものの、良い人なんです。

    ネタバレではないですが、最後の最後まで謎を残して余韻が半端ない。なかなかこのテイストの作品でこの読みやすさは見かけません。
    必読のミステリー、期待を遥かに上回りました!

    0
    2025年07月04日

    Posted by ブクログ

    碓氷優佳シリーズの二作目。倒叙×未必の故意を軸に展開されるロジカル対決が見もの。前作の魅力を受け継ぎつつ、一味違ったテイストの一作品として楽しませてくれて、今後のシリーズを追うのが楽しみになった。

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    自身を殺させるために仕掛けた罠が、次々と解除されていく。
    場の会話を誘導し、他人の感情さえも操作する碓氷優佳。
    彼女の超人的な頭脳にじわじわと追い込まれていく。
    あまりにも見事な推理に、思わず笑いが込み上げる。
    そのうえ最後にそうくるか!と。
    興奮のあまりゾクゾクしてしまった。

    0
    2022年07月14日

    Posted by ブクログ

    間違いなく2021年度ベストシリーズ。
    1作目も好みだけど、2作目もますます好きになってしまいました。
    碓井優佳のサイコっぷりが待ち遠しくて仕方なくなる。
    殺されようとする男と、殺そうとする男。
    攻防戦も面白いけど、なんといってもラストシーン!
    ネタばれの内容を含むってしてなかったレビューを読んでしまったせいで、ん?と思ったラストシーン。
    あああそういうことかと納得。
    やっぱりこのシリーズの終わり方はとにかく大好き。
    碓井優佳は身近にいたら絶対嫌いだしむかつくけど、キャラとしては好きなんだよなあ。むかつくけど。絶対好きにならないけど。

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    石持浅海氏の傑作倒叙ミステリー。
    『扉は閉ざされたまま』などに登場する碓氷優佳が再び登場。

    ガン告知を受けた大手のソル電機の社長・日向貞則は、過去の経緯もあり、社員の梶間晴征に殺害されるよう、複数人を集めた保養所の中に、様々な仕掛けを用意し、研修を開始する。

    しかし、ゲストに呼ばれた碓氷は、保養所の中にある『悪意』を感じ取り、それらに対抗(無力化)する。

    花瓶、アイスピック、クレセント錠、酒瓶、などなど。果たして、日向の計画通り、殺人は行われるのか?

    至る所に伏線があり、ロジック対決は、まさに石持作品ならでは、ですね。

    最後の最後まで、日向・梶間のどちらが命を落としたのか不明ですが、そこは読者の読み次第でしょうか。
    是非、他の碓氷シリーズも読みたいと思います。

    0
    2020年05月07日

    Posted by ブクログ

    とある会社の社長主催の「幹部候補研修」と噂されている合宿に社員の男女2名ずつが集められる。
    そこにゲストも合流して和やかな雰囲気で合宿が進んでいくが、実は幹部候補研修ではなく、お見合い研修であった。
    そして社長が望むのは、その研修で自分が殺されること。
    殺す動機がある者を呼んで殺されるためにお膳立てをするが、ゲストとして招かれた碓氷優佳の存在が徐々に大きくなっていく…

    シリーズ前作の「扉は閉ざされたまま」と同じく、犯人側の視点で物語が進む。
    しかし今回のキモなのは、被害者兼裏の犯人であるということ。
    作中の例を持ってくると、主演・脚本・演出が同一人物であるのだ。
    なぜ社長には殺される理由があるのか、殺す人には殺す動機があるのか、そしてなぜ殺される必要があるのか…読み進めていくと徐々に解き明かされる謎が心地よい。
    読み始めたら止まらなくなるので、時間があるときにまとめて読むのがオススメ。

    0
    2019年11月23日

    Posted by ブクログ

    これも倒叙ミステリになるのでしょうか。

    殺人事件が起こることはわかっている。
    被害者になりたい人がいて、加害者になろうとしてる人がいる。
    不思議な状況ですね。

    被害者が殺されたがっていて、わざわざお膳立てしてくれてるのだから、本来ならスムーズな殺人が出来たはず。
    それを邪魔するのが碓氷優佳です。

    その場の空気や人を上手く操り、自分の思うように展開させる。
    彼女の聡明さは恐ろしくもありますね。

    少しだけ彼女のプライベートが語られることで、前作「扉は閉ざされたまま」で謎になっていた結末が明らかになります。
    碓氷優佳シリーズは読む順番も大事。

    0
    2019年06月23日

    Posted by ブクログ

    流石、石持浅海。一筋縄ではいかなかった。この結末は読めない。
    倒叙ものなので、ある程度はテンプレート通りの展開が進んでいく。
    ところがある箇所から物語は奇妙な形を見せ始める。碓氷優佳の登場からだろうか、いいやそこではない。これはぜひ読んでその目で確かめて欲しい。そう来るのか、と唖然とした。
    ある会社の人々が集まってする研修、会話はありふれたものなのではっきり言えば珍しくもない。そこにほんの少しの不穏さを混ぜるだけでこんな面白いものになるのか。驚いた。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    ひとつの物がそこにある理由。そこに不自然さはないか。そこに意図的なものがある場合そこから他人の意思を見抜くことができる。さあ、職場や学校でチェックしてみましょう。みんなが何を希望しているか、何をやりたがっているのか。それがわかれば他人をコントロールできます。

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    「扉は閉ざされたまま」に続き拝読。
    石持浅海さんの作品読みやすくて好きです。
    時系列が少しバラバラになることあっても、記載してくださってるので混乱する事も少なく、脳内でこんな感じ、とイメージ出来るのが有難い

    0
    2024年07月05日

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