石持浅海のレビュー一覧

  • 不老虫(ふろうちゅう)

    Posted by ブクログ

    未知のウイルスじゃなくて未知の寄生虫!!
    そんなものを日本に持ち込もうとする人がいるなんて信じられない。安全には万全を期して持ち込む???100%安全なんてあるわけないのに。
    人間って馬鹿だねえホント

    0
    2022年11月28日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    同じ塾の講師5人が、大事な生徒を殺した高島太一を殺害しようと集まったら、すでに誰かに襲われていた。一体誰が?そして太一をどうするか?というストーリー。どんどん思考が展開するので読みやすかったです。

    0
    2022年11月20日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「…どちらかといえば、〇〇さんの計画が成功してほしかった気もします。その方が、美しいから」という言葉にゾッとした。

    犯人に感情移入こそしないけれど、「あなたの方が死ねば良かった」と言っているに等しい、碓氷優佳の冷たさに痺れた。早く他のシリーズも読みたい。

    0
    2022年11月18日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺したい相手がすでに倒れていたら、殺したがっている人物が5人いたら。
    石持さんの結末が気になる魅力的な謎と妙に冷静な登場人物があわさって一気に読めました。このあと捜査がどのように進んだのか気になるので、警察サイドの続編を書いてくれないかな。

    0
    2022年11月11日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先回りして事件を防いでいくのは『探偵が早すぎる』と同じ匂いを感じました。

    笑うべきタイミングで笑う能力を私は培っていきたいです。

    0
    2022年11月10日
  • 見えない復讐

    Posted by ブクログ

    復讐のために大学生で起業
    その企業を支援する企業の社長も同じ大学出身
    解説者いわく連作短編とのことだが
    なるほどそういう見方もできるのかと
    登場人物が深堀するシーンは毎度この著者の真骨頂だなと
    感じてしまうところでありとてもゾクゾクするところでも
    ある
    復讐をテーマにする内容であるがちょっと物足りなさも
    感じました

    0
    2022年11月08日
  • 不老虫(ふろうちゅう)

    Posted by ブクログ

     怖かった。でも、面白かった。やっぱりこの作者さん好きだ〜。
     『煽動者』系かと思いきや、『人柱はミイラと出会う』とか『温かな手』とか、『この国。』とか好きな作品いろいろ思い出してしまった。読書友達にも薦めてみた。

    0
    2022年10月27日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     石持浅海さんが、光文社の新人賞Kappa-Oneの第1期としてデビューしてから、20周年。記念作品だという本作は、良くも悪くもこれぞ石持作品なのであった。

     タイトルからして石持流。同一人物を殺したい人間が5人いて、いずれもターゲットの同僚だというから、どうかしてるぜっ! 彼らが勤務する塾は、不登校の児童・生徒を専門に教えているのだ。そんな志に共感して集まったはずなのだが…。

     対人地雷除去に取り組むNPOをテーマにした、『顔のない敵』という作品を思い出す。登場人物が崇高な任務に取り組んでいるという点、それなのに倫理観がぶっ飛んでいるという点に共通点を感じる。なぜ、簡単に「殺す」という結

    0
    2022年10月24日
  • アイルランドの薔薇

    Posted by ブクログ

    デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。
    “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。
    スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。
    さらに、彼の推理によって宿泊客達の正体も暴かれていく。

    0
    2022年10月02日
  • 届け物はまだ手の中に

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんの作品は、毎回ロジックが冴えていますね。
    本作品は、倒叙ミステリーとも言えるでしょうか?

    主人公の楡井 和樹は、恩師の仇の江藤を殺した。
    そして、裏切り者のかつての親友・設楽 宏一にその事実を伝えるべく彼の自宅へ。

    設楽邸を訪れた楡井は、妻・妹・秘書たちから歓迎を受ける。たまたま、息子の誕生日パーティーの最中であった。

    しかし、仕事で書斎に籠る設楽は、姿を見せない。
    妻たちの様子も、何かおかしい。
    果たして、書斎で何が起きているのか?

    やがて、明らかとなる驚愕の真実とは?
    さすが石持さんですね。
    お互いの腹を探り合う心理的描写は、ハラハラドキドキします。

    0
    2022年09月23日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    Posted by ブクログ

    このシリーズ自体はめちゃくちゃ面白いし、ヒロインである碓氷優佳が魅力的なのは間違いない。
    だけどどうしても好きになれない。
    言い様のない恐怖を感じてしまうから。
    ただ、彼女の推理力には惚れ惚れする。
    高校生の時点でこれだったら、確かに“末恐ろしい”以外の表現はないな。

    0
    2022年09月17日
  • まっすぐ進め

    Posted by ブクログ

    緻密なロジックとラブストーリーが見事に融合した異色のミステリー。
    「左手首に二つの時計をはめている理由」といった日常の謎をロジカルに解き明かす連作短編集。
    置かれている状況や他者の言動を元に推理された真相には毎回驚かされる。
    主人公の直幸とその恋人である秋。
    いつまでも見守っていたい二人だった。

    0
    2022年09月10日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    犯人も動機も方法も全て提示されている。
    だけど、たった1つのカフスボタンが物語を面白くする。
    少しの情報をもとに組み立てられた推理には、いつものことながら戦慄いてしまう。
    むしろ徹底的に追い詰められることに快感すら覚えてしまっているから、このシリーズは恐ろしい。
    最後まで気が抜けないところも良い。

    0
    2022年08月28日
  • 風神館の殺人

    Posted by ブクログ

    復讐の為に集まった10人が次々と殺されていく…犯人は誰なのか?目的は何なのか?
    敵か味方か、誰を疑い信じるのか。
    二転三転する展開に目が離せなくなり、一気読み。

    殺し屋シリーズが面白かったので手に取ったのだが、石持浅海さん、他にも読みたい。

    1
    2022年08月05日
  • 君が護りたい人は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     なるほど犯人ではないけど語り手なんだと思っていたが、そういうことだったかと。
     このシリーズも、いろいろと工夫が。
     楽しめる「論理」というのは、浅海さんの特徴である。ヒロインが、AIみたいなところが、良くも悪くも。

    0
    2022年07月23日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    倒叙モノ3作目。帯裏のコメントが秀逸。「被害者と犯人の濃い関係は被害者の死後も生き続ける。」前作と同じく、犯人と被害者の戦いにもかかわらず、今回は死後の被害者と戦うことになる。死んだ被害者と生ける犯人、お互いがお互いにもう知りようのない二人の目論見を、完全なる他者である探偵が論理的思考で合理的に解釈する描写は今回も文句なし。その場だけで集めた情報から答えを導き出す様子は今回が一番綺麗だったかもしれない。どちらにも転びうる「ダイイングメッセージ」とはまたなんと斬新なネタを思いついたものだ。

    0
    2022年07月21日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

    Posted by ブクログ

    酒と肴と日常の謎。
    いつもの仲間と宅飲みしながら世間話をする。
    この緩んだ空気感が良い。
    だけど長江の一言がこの空気を一変させる。
    彼の推理が導き出す真相はいつも予想外で、思わず仰け反ってしまう。
    純粋に“推理だけ”で読者を楽ませてくれるから、このシリーズは面白い。

    0
    2022年07月18日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    ネタバレ 購入済み

    士官学校生の恋は
    ヤンが士官学校時代。同級生の恋バナをキャゼルヌ少佐にしたことから不穏な話に…キャゼルヌ夫人がまだキャゼルヌ少佐と交際中、名探偵さながらに謎を解く話。

    0
    2022年06月26日
  • 風神館の殺人

    Posted by ブクログ

    石持浅海やっぱり好きです。
    カフェでこの本読んでたら、店員さんに自分も読んでますって声かけられたのがウケた。
    本っていろんなネタを与えてくれますね。

    本屋に久しぶりに行ったときたまたま見つけて、あらすじ読んで一瞬で購入決定した。復讐のために集まった人たちの中に殺人犯がいる、ってもう最高よだれ出る。
    クローズドサークルものが好きなのに、さらに心理戦が付け加わるなんて最高。
    碓氷優佳シリーズが大好きだから、雑談と会話劇中心で真相に近づく展開が好きでたまらなかった。
    ザックザク殺すし殺されるし、犯人はちょっぴり拍子抜けだったんだけど。
    石持浅海の書くキャラは好きになれないんだけどね(笑)
    淡々とし

    1
    2022年06月13日
  • 殺し屋、続けてます。

    Posted by ブクログ

    殺し屋なのに探偵するシリーズ。
    標的が取る謎めいた行動の真意を探ることに重きを置き、殺しのシーンは一瞬というのが面白い。
    殺し屋の富澤だけでなく、恋人、商売敵、連絡係、依頼人など作品によって語り手を変えている。
    そうすることで、物語をいろんな角度から楽しむことができるので良い。

    0
    2022年05月28日