石持浅海のレビュー一覧

  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、高島太一を殺したい五人、が繰り広げる会話でほぼほぼストーリーが進んでいく。
    読みやすいし、どうとどめを刺せば今後の自分たちの平穏が守られるかを目的に方法を話し合っていて、おもしろい趣向だなと思った。
    高島太一があくまで悪人ではないから5人の殺害動機もどうしても弱く感じてしまったけど、そこは気にしなくてもいいかな。
    感銘を受ける場面は特になかったけど、個人的には舞台劇ぽくておもしろかった。

    0
    2023年01月27日
  • 不老虫(ふろうちゅう)

    Posted by ブクログ

    パニック作品は映像で楽しむものだと思っていたけれど、これは面白かった。
    ミステリー特有の論理的推理もハラハラさせるアクション要素もあり、予想以上に楽しく読めた。
    日本に持ち込まれた未知の寄生虫、サトゥルヌス・リーチを処分するべく奮闘する酒井とジャカランダのコンビも結構好き。

    0
    2023年01月22日
  • 風神館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    碓氷優佳シリーズの石持さんの新作。
    復讐という目的で繋がっていた男女10人が仲間の死(しかも殺人)という出来事からその繋がりが崩壊していくという物語。
    今回もやっぱり面白かった!
    石持作品の特徴として、クローズドサークルの中での連続殺人でトリックなどのたぐいを殆ど出さずにその人の言動からロジックを積み重ねて真相に辿り着くので、その分ワイダニットに集中できるというものがある。今回もトリックという物はあまり使われず発言などから矛盾を見つけていくというスタイルであるため、非常にスッキリとまとまっている作品だと思いました。
    復讐という一種の異常心理な状態だと、集団でやるとこんなにも簡単に崩壊してしまう

    0
    2023年01月08日
  • 罪人よやすらかに眠れ

    Posted by ブクログ

    業を持つ人だけが偶然辿り着ける札幌にある豪邸。
    そこには不思議な雰囲気を持つ人たちが住んでいて、訪れて人の表面的なトラブルを解決しながら心の奥にある業を推理をもって明らかにするという趣向の連作短編集。
    こじつけとか現実味とかいう言葉は忘れて、ただ物語の持つ不思議な空気を楽しめば良い作品です。
    北良氏もどうやら業を持っているようなので、この先シリーズとして続けばそれが明らかになるのだろうか。

    0
    2023年01月05日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    受動的又はダイイングメッセージを辛うじて残す被害者は多いですが、攻撃的なメッセージを絡めていった被害者はそれ程多くないと思います。

    攻撃的被害者って造語を作りたいくらいです。

    0
    2022年12月31日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    高島太一を殺したい5人がそれぞれの思惑を持って保養所に着くと、その高島太一が意識不明で倒れていた。瀕死なのか、ただの気絶なのか、誰かがやった事なのか?高島太一に死んでもらいたい5人はどうするべきかの議論を始める。
    この作者の特徴である特殊なシチュエーションでのロジカルな推理合戦が遺憾なく発揮されている。語り手が2人組のため容疑者としては3人になり、もっと破人探しは難しい。

    0
    2022年12月22日
  • 君が護りたい人は

    Posted by ブクログ

    今回の攻防戦も面白かった。
    殺害計画を知ったうえで傍観する人間の視点で物語は進む。
    犯人の用意した仕掛けを傍観者が推理するという趣向が面白い。
    結局のところ、その罠も碓氷優佳によってさりげなく無効化されてしまうから恐ろしい。
    いつもながら展開が読めなくて「そんな結末を迎えるのか!」と驚いた。
    そして、またもや予想外のオチが待ち受けていた。
    もうホント毎回楽しませてくれる。

    0
    2022年12月06日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    高島太一をさまざまな理由からそれぞれ殺そうと思いつめた五人の同僚。しかし研修所に一人でいるところを狙おうとたどり着いてみると、彼はすでに意識不明で倒れており…
    五人がそれぞれ「殺そう」と決める理由がいまいち納得できないが、意識不明でまだ死んでいない被害者を前にして「なぜこうなったのか」、「これからどうすべきなのか」を五人で延々と話し合うという奇妙なシチュエーションはまさに著者ならではの面白さで、一気読みだった。

    0
    2022年12月02日
  • 風神館の殺人

    Posted by ブクログ

    クローズド・サークルの作り方は相変わらず上手。復讐とはいえ殺人を犯した人たちが、自分たちが殺されるかもしれないという状況で警戒し推理を働かせる展開はなかなか面白かった。そして動機が弱いというのも相変わらず。でも、それでいい。石持浅海さんの本は論理的思考力思考ややりとりを楽しむから。

    1
    2022年12月01日
  • 不老虫(ふろうちゅう)

    Posted by ブクログ

    未知のウイルスじゃなくて未知の寄生虫!!
    そんなものを日本に持ち込もうとする人がいるなんて信じられない。安全には万全を期して持ち込む???100%安全なんてあるわけないのに。
    人間って馬鹿だねえホント

    0
    2022年11月28日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    同じ塾の講師5人が、大事な生徒を殺した高島太一を殺害しようと集まったら、すでに誰かに襲われていた。一体誰が?そして太一をどうするか?というストーリー。どんどん思考が展開するので読みやすかったです。

    0
    2022年11月20日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「…どちらかといえば、〇〇さんの計画が成功してほしかった気もします。その方が、美しいから」という言葉にゾッとした。

    犯人に感情移入こそしないけれど、「あなたの方が死ねば良かった」と言っているに等しい、碓氷優佳の冷たさに痺れた。早く他のシリーズも読みたい。

    0
    2022年11月18日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    殺したい相手がすでに倒れていたら、殺したがっている人物が5人いたら。
    石持さんの結末が気になる魅力的な謎と妙に冷静な登場人物があわさって一気に読めました。このあと捜査がどのように進んだのか気になるので、警察サイドの続編を書いてくれないかな。

    0
    2022年11月11日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先回りして事件を防いでいくのは『探偵が早すぎる』と同じ匂いを感じました。

    笑うべきタイミングで笑う能力を私は培っていきたいです。

    0
    2022年11月10日
  • 見えない復讐

    Posted by ブクログ

    復讐のために大学生で起業
    その企業を支援する企業の社長も同じ大学出身
    解説者いわく連作短編とのことだが
    なるほどそういう見方もできるのかと
    登場人物が深堀するシーンは毎度この著者の真骨頂だなと
    感じてしまうところでありとてもゾクゾクするところでも
    ある
    復讐をテーマにする内容であるがちょっと物足りなさも
    感じました

    0
    2022年11月08日
  • 不老虫(ふろうちゅう)

    Posted by ブクログ

     怖かった。でも、面白かった。やっぱりこの作者さん好きだ〜。
     『煽動者』系かと思いきや、『人柱はミイラと出会う』とか『温かな手』とか、『この国。』とか好きな作品いろいろ思い出してしまった。読書友達にも薦めてみた。

    0
    2022年10月27日
  • 高島太一を殺したい五人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     石持浅海さんが、光文社の新人賞Kappa-Oneの第1期としてデビューしてから、20周年。記念作品だという本作は、良くも悪くもこれぞ石持作品なのであった。

     タイトルからして石持流。同一人物を殺したい人間が5人いて、いずれもターゲットの同僚だというから、どうかしてるぜっ! 彼らが勤務する塾は、不登校の児童・生徒を専門に教えているのだ。そんな志に共感して集まったはずなのだが…。

     対人地雷除去に取り組むNPOをテーマにした、『顔のない敵』という作品を思い出す。登場人物が崇高な任務に取り組んでいるという点、それなのに倫理観がぶっ飛んでいるという点に共通点を感じる。なぜ、簡単に「殺す」という結

    0
    2022年10月24日
  • アイルランドの薔薇

    Posted by ブクログ

    デビュー作からコンスタントに面白いものを書き続けられるって良いな。
    “南北アイルランドの統一を謳う武装勢力”というから堅苦しい話になるのかと思いきや、安定の石持作品だった。
    スライゴーの宿屋で人が殺され、その犯人を並外れた観察力と論理的思考によって推理していくフジ。
    さらに、彼の推理によって宿泊客達の正体も暴かれていく。

    0
    2022年10月02日
  • 届け物はまだ手の中に

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんの作品は、毎回ロジックが冴えていますね。
    本作品は、倒叙ミステリーとも言えるでしょうか?

    主人公の楡井 和樹は、恩師の仇の江藤を殺した。
    そして、裏切り者のかつての親友・設楽 宏一にその事実を伝えるべく彼の自宅へ。

    設楽邸を訪れた楡井は、妻・妹・秘書たちから歓迎を受ける。たまたま、息子の誕生日パーティーの最中であった。

    しかし、仕事で書斎に籠る設楽は、姿を見せない。
    妻たちの様子も、何かおかしい。
    果たして、書斎で何が起きているのか?

    やがて、明らかとなる驚愕の真実とは?
    さすが石持さんですね。
    お互いの腹を探り合う心理的描写は、ハラハラドキドキします。

    0
    2022年09月23日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    Posted by ブクログ

    このシリーズ自体はめちゃくちゃ面白いし、ヒロインである碓氷優佳が魅力的なのは間違いない。
    だけどどうしても好きになれない。
    言い様のない恐怖を感じてしまうから。
    ただ、彼女の推理力には惚れ惚れする。
    高校生の時点でこれだったら、確かに“末恐ろしい”以外の表現はないな。

    0
    2022年09月17日