石持浅海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
石持浅海さんの約20年前の作品。帯によると、『こんなミステリー、読んだことない!』
たしかにいろいろな要素があって、ただ犯人探すってわけじゃないところは、普通のミステリーとはやはり違う、石持ミステリー。
カリスマ的な水族館飼育員片山が、残業中に急死してから3年経った命日に起こる脅迫事件⁉️
魚たちに危害を加えることはなさそうだが、
無視もできず対応に追われる中、飼育員の死体が見つかるが・・・。
石持さんお得意の警察は呼ばず、自分達で謎を解決していくスタイル。しかも朝から夜まで1日のお話、そして7年後でエンディング。
本当に水族館のバックヤードの説明や描写は臨場感が半端ない!描き過ぎて事件 -
Posted by ブクログ
シリーズ4作目、こんなにもすんなりとテンポよく読める文章ってなかなかなくて、待望の新作でした。夏っぽい気候になってきてから一気に読んじゃおうと取っておいて良かった〜〜〜!
殺人に対して、情を入れることなく殺し屋らしく、ビジネスライクに描いているところがわたしは好きです。
死を扱いながらも、良い意味で軽やかで不思議な感覚。殺し屋という物騒すぎる副業をテーマにしているはずなのに、するすると推理小説の楽しさだけを味わえるっていいとこ取りみたいで…笑
副業 殺し屋たちを、殺し屋として知ってる人たちの殺人に対する感情や倫理観などを考える間もなく、依頼に至った背景に対する謎やその推理という、この小説の” -
Posted by ブクログ
経営コンサルタントを本職とし、副業として殺し屋を営んでいる一見人畜無害な主人公。登場人物が少なくて読みやすいし、どの殺人の依頼内容にも謎があって、仕事を進める過程でそれが解けていく展開は、なかなか面白かったです。(殺し屋は標的のことを想像してはいけないといった持論が物語の中で描写されているが、それに反して謎をときあかしてしまうところがまた面白い。)殺し屋が語る生命の重みだったり、殺人の依頼料が東証一部上場企業の平均年収で依頼方法が二重の仲介システムを採用していてなんかありそうな仕組みだったりと、色々楽しめる一冊でした。続編もあるみたいで、ぜひ読んでみようと思いました。
-
Posted by ブクログ
殺し屋が主人公の短編集。依頼者と殺し屋との間には連絡係を2人経由しており、依頼者が殺し屋を知ることはないし、殺し屋が依頼者を知ることもないという安全策が取られている。
殺し屋は依頼対象のみを知らされ、依頼者についての情報を受け取らないので、依頼者と依頼対象との関係や殺害依頼を出すことになった背景・理由などは分からないようになっている…が、「依頼対象が独身男性なのにオムツを買い込む」とか「同一人物に殺害依頼が2回出て2回ともキャンセルされた」とか少し変わった依頼に対して、そのココロは何なのか殺し屋があれこれ推理するという「日常の謎系ミステリ(殺し屋が『日常』なのかはさておき)」。
日常の謎系ミス -
Posted by ブクログ
初めに犯行シーンから描かれる倒叙ミステリ。
犯人を追い詰める探偵役との熱戦!
展開が早く、その攻防が面白い。
元々倒叙ミステリが好きなので最高の作品だった。
犯人が追い詰められてドキドキ
論理で攻める鋭い推理にワクワク
自分は犯人と探偵、どちらを応援しているのか分からなくなった。
また、探偵役以外のメンバーも個性豊かで
たまに推理にも関わってくるところが良い。
犯人は初めから分かっているが
その動機など分からない部分は他にもある。
そこを推理しながら読み進めるのは楽しかった。
しかし、最終的に納得の部分とやや入り込みきれない部分も。
犯人と探偵。
この2人の関係性は新しい。
続作にも期