石持浅海のレビュー一覧

  • 女と男、そして殺し屋

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    遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/
    女と男、そして殺し屋

    副業は殺し屋? 仕事と割り切れば人を殺せる??
    うーーん信じられないけど、、ついつい読んでしまう。
    怖いもの見たさ?実はやってみたい??
    いやいや、私にはこの仕事は無理です………

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    2024年06月27日
  • あなたには、殺せません

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     いつものようにひとすじ縄ではいかない。しかも、今回は、けっこうバライティというか、色々なパターンを準備している。

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    2024年06月11日
  • あなたには、殺せません

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     さるNPO法人創設の相談室。受けるのはただの相談ではない。
     そこは、犯罪を犯すしか解決の道がないとまで思い詰めた人たちに寄り添い、犯行の是非をともに考えてくれる機関。謂わば駆け込み寺である。
     その中でも殺人の相談を担当する1号室を訪れた人たちの選択とその後の顛末を倒叙形式で描く、連作短編サスペンスミステリー。
              ◇
     「それでは、ご案内しましょう。こちらです」
     事務員の女性に案内され、有馬駿は長い廊下を進む。いくつものドアを通り過ぎ、最奥のドアの前で女性が立ち止まった。ドアには「1」というプレートがかかっている。
     案内を終えた女性が立ち去るのを見届け、有馬はインター

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    2024年06月10日
  • 殺し屋、やってます。

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    ネタバレ

    読みやすく面白い。
    短編の物足りなさは無く、すごくスッキリしているのはキャラクターの動きが少ないからではないか。
    「動機」は追わない。
    と言いつつもミステリー要素として探ってる部分はあるが、そうか。となる程度。
    人の気持ちの部分があまり無く、休憩の読書になる。

    自分自身が依頼者となった時は非常に興味深く面白かった。
    こう立ちまわるんだなと。
    他のシリーズ作も読みたいと思う。

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    2024年06月03日
  • 彼女が追ってくる

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    立て続けに倒叙ミステリーが読めて嬉しい。
    碓氷優佳シリーズの第3弾。

    1作目の『扉は閉ざされたまま』だけ読んでるけど、1作目よりも探偵役の優佳が怖くなってる。
    多くを語らず、一言が重い。もう目線でさえも怖い。1作目よりも優佳の怖さが濃くなって面白くなってる。

    倒叙は犯人の嘘がバレて焦るのが好きだけど、この作品はあまりにも優佳の切れ味が鋭すぎて、犯人が気の毒に思えてきた。
    犯人の切り返しが弱いので、もう1ターンくらい頑張って言い逃れて欲しかった。

    終わり方も良くて面白かったので、5作目の『賛美せよ、と成功は言った』を予約した。楽しみだ(^^)

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    2024年06月03日
  • 女と男、そして殺し屋

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    ネタバレ

     『女と男、そして殺し屋』だそうです。シリーズ第3作は、嬉しいいきなり文庫で登場だっ! 帯にあるように大好評なのかは知りません。

     いちいちネタバレに配慮しないが、前作では第2の殺し屋が登場した。本作では、元祖(?)である富澤一派と、第2の殺し屋一派のエピソードが交互に並んでいる。そして最後の表題作「女と男、そして殺し屋」では…。

     富澤の仕事「遠くで殺して」。奇妙な条件の理由と、ドロドロでゲスな人間模様の末路とは。正直ターゲットに同情するが、殺すしかないと結論づける依頼者も頭おかしい。だってさ、依頼者は…。金さえもらえば冨澤は仕事するのみ。

     第2の殺し屋の仕事「ペアルック」。ある意味

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    2024年05月26日
  • 女と男、そして殺し屋

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    中短編集で、それぞれの物語に出てくる登場人物や立場がバラバラでもつながりがあったりと割と中身がしっかりしてて読み応えがあった。

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    2024年05月17日
  • 女と男、そして殺し屋

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    相変わらず面白い!
    ビジネスとしてきちんと確立されてるのがやっぱりすごいし、前作よりもシビアだった気がする。

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    2024年05月07日
  • 女と男、そして殺し屋

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    前から思っていたけど、殺し屋家業におけるビジネスモデルが確立されすぎて感心する。
    ホントこの作風よ…これぞ石持作品だわとニンマリしてしまう。
    物語の構成も論理の組み立て方も好みすぎるなあ。
    殺しを請け負いつつも、標的の奇妙な行動の裏まで解き明かす殺し屋二人がユニーク。

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    2024年04月30日
  • 殺し屋、やってます。

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    石持浅海の連作ミステリ作品『殺し屋、やってます。』を読みました。
    石持浅海の作品は、昨年3月に読んだ『扉は閉ざされたまま』以来なので約1年振りですね。

    -----story-------------
    安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます。

    コンサルティング会社を営む男、富澤允。
    彼には裏の仕事があった。
    650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。

    依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
    引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
    ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、標的が奇妙な行動が、どうにも気になる。

    なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?

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    2024年04月13日
  • あなたには、殺せません

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    罪を犯すかを悩んでる"犯罪者予備軍"の人たちの駆け込み寺と言われてるNPO法人。NPO法人の相談員に相談して罪を犯さないようにする、が目的なんだけど、読んでて何かおかしいと思った。この相談員はプロの殺し屋かな?と思えて、更に怪しい。
    確かに相談者たちの言うことを否定はしてる。
    でも、「?」となり「おや?」、「おやおやおや?」、「え〜‼︎」、「そっち〜‼︎」というオチ。騙された感じでこれはどんでん返しなのかな?
    相談員の言葉をよく聞いてどう捉えるかによって、相談者たちの今後が決まる。吉と出るか凶と出るかは本人次第。この相談者はどうするのかを最後に分かるけど、そこが面白い。

    この作品を読んでて、

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    2024年04月13日
  • 女と男、そして殺し屋

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    本屋さんで表紙のコーヒーとチョコレートが可愛かったので購入。第1、2シリーズがすでにあるのを知らずに読みましたがそこは問題なく読めました。
    副業として殺し屋を営むインターネット通販業の女性の殺し屋と経営コンサルタントの男性の殺し屋。互いの存在は知らないけれど最後の物語で互いの存在がちょっと近づく感じ。
    秒で殺してしまい残酷さはないので殺しの場面は読みやすい。
    どちらの殺し屋も普段は良い人なので殺しを認めてしまいそうです。

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    2024年03月18日
  • あなたには、殺せません

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    犯罪を考えている人の相談にのるNPO法人、その中でも一号室は人を殺めようとする人が入る部屋。完全防音、録画録音なし、相談員は細身で特徴のない男性。五つの短編では、いつもその部屋で相談する。そして、相談者はアクションを起こすのだけれど…。
    毎回、相談員が的確な回答するので、推理小説マニュアルっぽい印象を受けて、新鮮に面白かった。相談員から考えていることに的確な分析を受けながらも、相談者はアクション(つまりは殺人)をするのだが、結末も色々で、あー、今回はこんなオチかぁと、楽しめました。
    殺人計画だらけなので、中学校以上。

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    2024年03月17日
  • 不老虫(ふろうちゅう)

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    人間の理想と言えるかもしれない不老。
    若いときのままの体力や頭脳を維持できたらと思ったことがある人は少なくないと思います。
    それが現実になるならば、多少の犠牲は仕方ないと。
    そんな風に考える人も、きっと現実にも出てくるんでしょうね。

    不老虫を日本に持ち込むために、外国人女性に寄生させて入国させ、体内で育ったところで不老虫を取り出す。
    人を人と思わないような所業は、いくら崇高な理想を掲げていても吐き気がする。

    そして不老虫を退治するためにアメリカから呼ばれた専門家と、行動を共にする農林水産省職員。

    双方の視点からストーリーが進むので、より臨場感があってハラハラしました。

    結末は予想外。

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    2024年03月04日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    碓氷優佳シリーズの第4弾。
    赤信号に引っかかると受験に失敗する? 夏休み中にできた彼氏のおかげで成績も上昇? 二日酔いの優等生? 仲の良い二人の女学生の謎? などといった高校時代の青春ミステリー短編が友人の視点で描かれている。今作は倒叙物ではない。高校の頃から優佳の洞察力がキレキレですごい。わずかな情報から隠された真実を瞬時に解明する。一体いつこの能力が備わったのだろう。高校の頃からここまでの友人がいたらちょっと怖いかもしれない。そして最後は予想つかなかった。

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    2024年02月15日
  • 君の望む死に方

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    倒叙ミステリ。すばらし。
    犯人が分かってるのに、楽しめる。
    碓氷優佳シリーズ第二弾だからできれば第一弾(扉は閉ざされたまま)を読んでからの方が、より楽しめる!

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    2024年02月08日
  • 彼女が追ってくる

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    碓氷優佳の倒叙ミステリー3作目。面白かった。
    証言、そして犯行現場でのちょっとした手がかりから犯人を瞬時に見抜くその洞察力が凄い。普通は気づかないと思う。さらにはそこから犯人と被害者との関係も推察できている。あっという間に読み終えた。殺害動機がちょっと弱いとか思ってたが解決編でひっくり返された。そして結末にも驚いた。

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    2024年02月06日
  • あなたには、殺せません

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    ネタバレ

    犯罪予備軍の駆け込み寺のNPO法人。その相談室「1」に案内されるのは「人を殺したい」という希望をもつ者だった。中にいる無表情な相談員。その室内でどのような会話がされているのか…

    1 五線紙上の殺意
     音楽活動で成功した有馬はパートナーの福留を殺したい。福留は有馬の作曲を盗んで才能を潰そうとしていることに気づいたからだ。有馬は福留を殺したいが、警察に捕まりたくはない。警察に捕まらずに済む福留の殺害方法を考えていくが、相談員に次々と反論される。殺害を思いとどまるしかないか、と思うが…

    2 夫の罪と妻の罪
     「わたし」は三ヶ月前から高校の恩師と不倫関係にあった。先日、夫が恩師を殺害したのを目撃。

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    2024年01月27日
  • 鎮憎師

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    クローズドサークル型の推理合戦といういつもの石持流から少しはみ出して、ナビゲーターとして鎮憎師という新たな役割を生み出した作品。
    現実にはこんな風に仲間内でお互いの思考プロセスをトレースしながら議論を発展させるようなことはまずないと思いますが、小説ならではの醍醐味で面白い。
    第一容疑者が次々と入れ替わりながら最後に残った人が犯人という流れはある程度予想できたものの、最後の動機は伏線がちゃんとあったのに予測できませんでした。

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    2024年01月26日
  • 月の扉

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    10年ぶりくらいの再読。面白かった記憶だけはあったけれど、やっぱり面白かった!
    ファンタジー系を全く読まない人だと受け入れにくい内容かもしれないけれど、個人的には非現実的要素とミステリーの融合がすごく好き。
    文章もさくさく読みやすく、座間味くんや真壁のキャラクターがよかった。
    シリーズ読破したい。

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    2024年01月02日