石持浅海のレビュー一覧

  • 身代わり島

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    人気アニメの舞台になった島でイベントを開こうとする人達。打ち合わせのために訪れたその島で事件は起きる。言い伝えは島を縛っているのか?

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    2015年01月01日
  • 彼女が追ってくる

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    碓氷由佳の倒叙ミステリ三部作の三作目。これまでと一転してオーソドックスな倒叙ミステリかと思ったけど途中からちゃんと一捻りあった。謎解きが終わってもいつもよりすっきりしなかったが終章でちゃんとオチはついてた。面白い

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    2014年12月30日
  • トラップ・ハウス

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    卒業旅行代わりにトレーラーハウスでのキャンプに出かけた大学生の男女9人。
    楽しい旅行になるはずだったのだが、何者かによりトレーラーハウスに
    閉じ込められ、友人の一人が死に、さらに他にも罠が仕掛けられていて、、、
    一体誰がなんのためにこんなことを!?
    罠とともに置かれた犯人からのメッセージを頼りに推理を進め、なんとか
    脱出を図ろうとするのだが・・・
    といったクローズドサークルなミステリ。


    ちょっと後味が悪いところも含めて、石持さんらしい一冊だったなぁ。
    犯人の思惑通りに行き過ぎた感もあるけど、なかなか読み応えのある一冊。
    大どんでん返しのあるものと違って、少しずつ少しずつ推理を進めて
    真相に

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    2014年12月21日
  • トラップ・ハウス

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    トレーラーハウスに閉じ込められた9人。なぜ?どうやって?誰が?何のために? それぞれが、記憶を頼りに謎解きを試みる。自分の脳みそもフル活動した気分がする。

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    2014年12月07日
  • 見えない復讐

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    真実が何かとは別に仮説を発展させる思考ゲームのような構成は石持氏が得意とするところ。
    キャラクターと舞台設定重視のミステリーが主流の時代において、変則的な本格の一種であるこの路線は、読んでいて非常に楽しいです。

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    2014年11月14日
  • 八月の魔法使い

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    何が起こっていて、誰が首謀者なのか。主人公が論理的思考だけで真相に迫る。著者が得意とする形態の小説だ。殺人事件が起こるわけでなく、会社のデスクと会議室で繰り広げられる思考合戦。期待を裏切らない出来ばえだった。

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    2014年11月12日
  • 彼女が追ってくる

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    これが殺人の理由なのかと思うと
    ちょっと短慮な感じがしたけれど
    その後の展開では、鳥肌が立ってきた
    こんなに頭の回転が早い人が、殺人のために頭を使うなんて、もったいない
    しかも、若いのに

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    2014年09月08日
  • 御子を抱く

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    石持氏は、いつも、ものスゴク現実的なのにあり得ない話しを書いてくれる。
    これもそんな面白味が駆け抜けていった。

    大勢の門下生に慕われていた「星川氏」、その理由というのが一番の謎だ。

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    2014年08月28日
  • 御子を抱く

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    とても石持浅海らしいテイストのミステリ。面白かった!

    ありふれた街に紛れこむ、カリスマ性を持った人物と、コールドスリープという異物。かなり無理ゲーだろうに、そこを読者にうまく説明しちゃうのはさすが。

    そして今回の探偵役は、ホームセンター店員。これがまた座間味くんみたいなキレキレなので、読んでいて爽快。でも今回珍しく、2人目が殺されるあたりで犯人わかっちゃった。

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    2014年08月15日
  • 顔のない敵

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    地雷にまつわる6編と、もう1編が収録された短編集。


    地雷が生活に関わっている土地。
    地雷除去作業という危険な業務。

    普段の生活にはピンとこない内容ですが、とても詳細に書かれていて、ストーリーだけではなく、いろいろと感じるものがありました。

    実際にこんなことが起きているかも・・・

    思わずそう考えてしまった作品です。

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    2014年08月10日
  • 御子を抱く

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    タイトルと帯を見て、てっきり新興宗教の話だと思ったのだが、そうではなかった。宗教ではないと何度も文中でも言及されるのだが、じゃああれはなんだったのだろう。
    例によって「特殊な状況、特殊な設定、特異な価値観」におけるミステリーをロジックで解決する、という話なのだろうか。人望の篤い星川という人物も謎と言えば謎の存在で、なぜそこまで熱狂的に支持されるのかが今ひとつピンと来ない。さらには「御子」という存在もまた、言葉と実態が一致しないために、登場人物たちの心情に同調しづらい。
    しかし、閉鎖的な集団の中では、やはりあんなふうに権力争いが起きるだろうし、人間関係が歪んだりするんだろうな、と思った。そのあた

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    2014年08月08日
  • まっすぐ進め

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    ジャンル分けが難しい.解説の東川篤哉さん曰く「ミステリファンにこそお勧めする恋愛小説」ということらしい.5編からなる連作短編.どの話も好奇心そそられる話ばかり.利き腕に腕時計を2本巻いている美女.居酒屋で互いにワインを1本ずつ飲み,残りを持ち帰るカップル.迷子の少女に脱げないように縫い付けられたリュックサック.亡き父が将来の婿にと託した一本の使い込まれた傘.どの話もとても素敵なミステリでした.おススメします!!

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    2014年07月23日
  • 御子を抱く

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     数ある石持浅海作品の中でも、長編は石持さんにしか書けない作品が多い。『カード・ウォッチャー』以来の長編作品は、これぞ石持浅海という作品だ。

     誤解を恐れずに言うと、石持作品の中でも長編は、登場人物に共感できない作品が多い。行動や思想、人間性に至るまで、突っ込みたくて突っ込みたくてしょうがない。おかげで肝心の謎が霞んでしまうこともしばしばである。

     それでも石持作品を読むのをやめられない。僕はある時ふと気づいた。登場人物の誰にも共感させないのは、ある種の才能であり、作家石持浅海の持ち味なのだと。いつしか、共感できないほど嬉しくなるようになっていた僕は、間違っているだろうか。

     会う人会う

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    2014年08月01日
  • 三階に止まる

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    久々に石持さんで、久々に短編ミステリー。
    短編ミステリーって、結構消化不良になっちゃうことが多くて得意じゃなかったけど、石持さんのは一味違う。

    どれも短いのに濃厚。ぞくっとくるようなお話たち。

    すごく面白く読めました。宙の鳥籠が1番すきかな。

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    2014年06月29日
  • アイルランドの薔薇

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    アイルランドの複雑な背景の中で起こる事件に日本人科学者が挑む。
    初めて読んだ石持浅海さんの作品がこの処女作でした。他の作品も読んでみたいと思います。

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    2014年06月08日
  • まっすぐ進め

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    とってもロジカルな展開での謎解きを得意とする石持浅海さんですが
    今回はそこに恋愛の要素をたっぷりと。

    章ごとの謎あるいは事件を解決する主人公は会社員の直幸。
    ある日、彼は偶然訪れた大型書店でかなりの美人を見かける。
    そんな彼が、今は別の会社に就職した元同僚にその話をしたところ、
    元同僚とその彼女が勤める会社の先輩であることが判明する。
    それをきっかけにふたりは知り合い、関係を深めていくのだが、
    美人の彼女にはなにか暗い秘密があるようで・・・といったお話。

    今回もまたかなり論理的な思考から真相へと辿り着くミステリと
    なっています。日常からそれほどまでに考える人はいないだろうと
    ツッコミを入れ

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    2014年05月21日
  • 三階に止まる

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    ネタバレ

    石持浅海の新作が出ていたので借りる。珍しく短編集。全部面白かった。短編だと論理詰めの石持浅海らしさがより一層発揮されるな。キャラクターも何もなく、それのみ、って感じで分かりやすい。二階堂黎人が企画・構成した「EDS 緊急推理解決院」というアンソロジーに出したという一編があって、面白かった。この本読みたい。表題作は珍しくホラーっぽいというか、この世のものではないものを扱っていて面白かった。

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    2014年05月05日
  • アイルランドの薔薇

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    2002年、長編デビュー作。クローズド・サークルもの。
    南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が南アイルランドのホテルで殺害された。
    外部と連絡をとることを禁じられた中で、日本人科学者のフジが事件を推理していく。
    閉ざされたホテルという設定に政治的要素が加わることで緊張感が増して面白かった。
    非常事態の中で、皆がパニックにならずに落ち着いて理論的に解決していくという著者のスタイルは今も変わらないが、これは知と情のバランスが良くて、物語としても面白かった。
    しかし、フジは単なる科学者? 何者だったのだろうか。

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    2014年05月04日
  • 三階に止まる

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    表題作面白かった。
    エレベーター乗れなくなりますがな……

    この作家さんが描く人物にはほとんどなんの興味も共感も持てないのだけど、「壁の穴」は良かったな。

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    2014年03月27日
  • 水の迷宮

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    面白かった。最後綺麗にまとめてくれてすっきり終わることができた。個人的には小説の最後から後日談に至るまで、7年間の職員の奮闘も読んでみたい。

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    2014年03月18日