石持浅海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】近くで殺して/人形を埋める/残された者たち/花を手向けて/夏休みの殺し屋
副業で殺し屋稼業を営む富澤允と鴻池知栄の話。シリーズ第4作。
「近くで殺して」 富澤允。オプションで殺害の日付・時刻の報告と第一発見者の指定。
「人形を埋める」 鴻池知栄。畑に人形を埋め続けるターゲットの行動に不審を抱く。
「残された者たち」 被害者の同僚たちと妻の独白。
「花を手向けて」 鴻池知栄。死体に椿の花を添えてほしいというオプション。
「夏休みの殺し屋」 富澤允と鴻池知栄。期間限定のオプション。
二人と仲間たちは、淡々と「仕事」をこなすだけなので、ターゲットの情報が入ってもウェットにならず読みや -
Posted by ブクログ
津久井操は科警研の職員。実際に起こった事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことが出来るか」を研究している。
難題を前に行き詰まる彼女に、大先輩の大迫警視正が紹介したのは、『月の扉』事件を解決した座間味くんだった。
ハイジャック事件を書いた石持さんの第二作目の長編『月の扉』に登場する座間味くんが活躍するシリーズの3作目です。7篇を収録した短編集で、石持さんの得意とするいわゆる安楽椅子探偵もの。
居酒屋の席で酒とつまみを口にしつつ、過去に起こった事件について推理と想像を膨らませ、事件の様相ががらっと変わってしまうのが面白い。
最初事件の概要を説明された時点では状況に全く違和感を抱かな -
Posted by ブクログ
九州大学理学部生物学科卒業
クローズドサークルとは、ミステリー小説のジャンルのひとつで、何らかの事情で外界との接触が断たれた状況で起こる事件や謎を扱った作品を指します。代表的な設定としては、孤島、雪山、列車、客船などが挙げられます。
全体的に、文章が、倫理観があり、理論整然とした内容である。が、新鮮さは感じないかなー
〈「日常の謎」の奥深さ。危険な魅力にあふれた殺し屋探偵〉
ひとりにつき650万円で承ります。
「残金の入金を確認できれば、取引は終了です。領収書は出ませんし、現金振り込みならば、あなた方の口座に送金記録が残ることもありません。安心してご利用いただけます」
連絡係を二人 -
Posted by ブクログ
石持浅海の長篇ミステリ作品『風神館の殺人』を読みました。
『鎮憎師』に続き、石持浅海の作品です。
-----story-------------
ある復讐のために高原の施設に集まった十人の中の一人が殺された。
犯人の正体と目的が掴めぬ中、第二の殺人が! 長編密室ミステリ。
高原の保養施設「風神館」に集まった十人の男女。
彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業の幹部三名に、死を以って償わせること。
計画どおり一人目を殺害したあとに、彼らが目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった。
誰かが裏切ったのか!? 仲間の死を警察に通報すれば、復讐計画が頓挫してしまう。
外部との連絡が遮断された -
Posted by ブクログ
石持浅海の長篇ミステリ作品『鎮憎師』を読みました。
石持浅海の作品は、2月に読んだ『女と男、そして殺し屋』以来ですね。
-----story-------------
奇想の作家の新たな挑戦。
本格ミステリーの可能性を拓く傑作誕生!
赤垣真穂は学生時代のサークル仲間の結婚式の二次会に招かれた。
その翌日、仲間の一人が死体となって発見される。
これは、三年前にあった“事件”の復讐なのか!?
真穂は叔父から「鎮憎師」なる人物を紹介される……。
「ちんぞうし?」
わたしは訊き返した。知らない言葉だ。
「そう」順司叔父は、前方を見ながらうなずいた。「『憎しみを鎮める人』ってくらいの意味だよ(中略