石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
石持 浅海氏の作品で、登場人物の心理描写を
中心にしたストーリー。
派手なアクションやイベントが起こるわけではなく、登場人物(5人)の会話で構成する話。
大時化の海の遭難事故により、強い信頼で結ばれた6人の仲間たち。
そのうちの一人、米村 美月が青酸カリで自殺した。
四十九日の夜、集まった5人の男女が、彼女の自殺の隠された謎に迫るため、推理を始める。
彼女は、本当に自殺なのか?
協力者がいたのではないか?
『走れメロス』の登場人物になぞらえ、物語は進む。
果たして、驚きの本当の真実とは?
会話の中に、伏線もかくれて面白いのですが、好き嫌いが分かれるかも知れませんね。 -
Posted by ブクログ
那覇発羽田行きの定期便、琉球航空 第八便が、男女3人によりハイジャックされた。
彼らの目的は、不当逮捕された師匠と仰ぐ石嶺 孝志氏を、空港に連れてくること。
しかし、航空機のトイレという『密室』で、女性の遺体が発見される。自殺?事故?事件?
普通に考えれば、犯人はハイジャック犯の3人しかいない。しかし、彼らは、知らないという。
そこで、この謎を解くための探偵役として指名されたのが『座間味くん』。
彼の推理は?
女性を殺害したのは誰か?
ハイジャックと密室殺人という2つの組合せは斬新で、ハラハラドキドキの連続です。
最後の種明かしや意外な展開もあります。
しかし、月の扉を開けて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店で見かけると、つい手に取ってしまう。約1年ぶりと、石持浅海さんにしては長いインターバルを経ての新刊である。相変わらずの石持節なのであった。
史上最悪の復讐劇が今始まる!などと帯には書かれているが、『凪の司祭』の方がはるかに最悪だ。『凪の司祭』が不特定多数への復讐なら、本作は企業を相手にした復讐を描いている。復讐に至る心理自体は、少なくとも理解できる。
企業に対する集団訴訟は現実にも耳にするが、あくまで司法の下での戦いである。本作は違う。相手企業の社長ら幹部3人を、殺そうというのだ。それぞれ人生を壊された面々に同情はするものの、これだけの賛同者が集まるとは。まさに石持作品。
憎 -
Posted by ブクログ
実行犯と支援者。ふたりの天才が繰り広げる極限のの推理劇。はたして復讐は……!?
内容は、大学院3人が大学のお金を横領したある男の、事件には関与していない妻が濡れ衣で自殺に追い込んだ大学に対する復讐のために、その復讐に必要なお金を稼ぐためベンチャー企業を立ち上げて…というお話。
最初は復讐に燃え、会社はその手段でしかなかった3人。しかし、会社の経営者として働いているうちに、経営者として、会社の事を考え始めるというシーンがありますが、その辺りはかなりリアルだなぁと感じました。
ただ、推理劇ではありますが、推理と呼ぶにはあまりにも超人じみています。主人公田島は、自分の会社を支援する小池とい