石持浅海のレビュー一覧

  • 君が護りたい人は

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    これまでの「犯人」「被害者」「遭遇者」を越えて「傍観者」という新たな視点。残念なのは犯人の頭のキレの悪さかな。碓氷優佳と対峙するには物足りなかった。回想シーンは登場人物に深みを持たせるようで人間の傲慢さとエゴと薄っぺらさが強調されるから良い。相変わらず突拍子もないような動機だけど、こんな「非論理的な理由」でも人は罪を犯すという、不気味さも内包しているから面白いのかも。

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    2022年08月27日
  • 殺し屋、続けてます。

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    2年前に読んだ本の続巻。
    前作は基本パターンの上に色々なバリエーションで読ませる話だったが、今回も出だしは同じ感じ。
    と思っていたら、あらら、同業者が出てきちゃった。
    こっちは、依頼を受ける受けないの判断が3日以内、受けると決めたら実行が2週間以内で@650万円。向こうは1週間の1ヶ月で@550万円。
    どうなることかと思ったが、向こうも全く同じテイストの殺し屋なので、話の流れはあまり変わらず。
    前作の感想に『サクサク読めて飽きはしなかったのだが、一方で意外性とかしてやられた感は薄かった。ちょっと理詰めすぎて面白みに欠けるという印象』と書いたが、今回もなんか面倒くさい筋書きと言うかちょっと強引な

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    2022年08月20日
  • 風神館の殺人

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    ある企業への復讐の為に、今は使われていない会社の保養所「風神館」に集まった10人の男女。
    何の説明もなく、一人目の復讐を成し遂げたシーンから始まるのも衝撃的。
    一人目を計画通り殺せたことから、結束感が強まったと思えた10人だったが、翌朝、そのうちの一人が殺される。
    9人となったメンバーは企業への復讐を続けるべきか、犯人探しをするべきか、議論になる。
    しかし、その後も次々と起こるクローズドサークル内での殺人。
    果たして、仲間と思っていた人間の誰が犯人なのか?
    殺人シーン自体シンプルで、会話を中心とした心理戦なのが、やはり石持浅海ならでは。
    碓氷優佳シリーズではないが、探偵役となる雨宮の存在がラス

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    2022年07月23日
  • 水の迷宮

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    ネタバレ

    この人の本も好き嫌いがまっぷたつに分かれるんだけど、好きな部類の本。話は面白いんだけど、謎解きも面白いんだけど。いや、そんな理由で殺人をなかったことにして、好きな男を殺した相手を許して、一丸となって未来を目指す?いやいやいや、さすがにそれは無理があるでしょ、と思ってしまうラストがイマイチ。それでもこの本の構想を誰かそのまま実現してほしいと切に願います。

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    2022年07月22日
  • 月の扉

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    シリーズもの(らしい?)の第一弾。空港、B763機内という個人的に身近な場所が舞台でちょっとわくわく。内容自体は予想しやすく動機も犯人も中盤ですぐに分かるぐらいにはシンプル。読むペースのせいか若干締まりが悪く感じたかな。著者の作品の中では突出したものはなく、凡庸だったが、2022年7月現在の時事的なネタが含まれていたこともあり、かつ探偵役のキャラクターは気に入ったので、読んでて面白かった。読後になんとなく「慟哭」を思い出した。

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    2022年07月21日
  • 鎮憎師

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    題材もだけど着眼点が面白い。
    耳慣れない「鎮憎師」という名前。
    そう呼ばれている彼は事件を上手に終わらせてくれるらしい。
    気になるその方法は、論理的かつ冷静に物事を見聞きしながら他者の憎しみを鎮めるというもの。
    憎しみによる新たな犯罪の誘発を阻止するべく、真穂は奔走する。

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    2022年07月09日
  • 君が護りたい人は

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    すれ違う殺害と愛情と… 秀才達の巧みな駆け引き、緊張感が強烈! 傑作倒叙ミステリー #君が護りたい人は

    友人から殺人の意思を聞いたしまった主人公。キャンプ場に集まった仲間たちは楽しい時間を過ごすが、意思を知っている主人公は魂がすり減る舞台でしかなかった。友人は殺害するための作戦を脈々と進めていくが、碓氷優佳の洞察力によって想定外の流れに… 人気倒叙ミステリー、碓氷優佳シリーズの第6弾。

    殺害実行の闘争シーンがお見事!
    本シリーズの見所ですよね~ どうなるどうなるっていう緊張感でしびれました。読む手がとまりませんでした。しかし主人公はさぞ大変だったろうなぁ~、自分なら仮病でも使ってキャンプに

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    2022年07月02日
  • 水の迷宮

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    水族館のことを非常に調べていて、記述が非常に詳しい。まるで働いていたのかと思うくらい。
    少し登場人物が多く、キーパーソンの厚みが乏しく感じた。目指していた水族館が、この社会にとってなんなのか、という問いかけも、ほしかった。
    ミステリーにも社会への問いかけは必要かと。巨大水槽はドバイや中国にたくさん出来てきたが、日本は縮小傾向にある。生き物を自由に飼うだけが水族館ではない。

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    2022年07月05日
  • 風神館の殺人

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    復讐のために手を組んだ10人。
    閉ざされた風神館で見事標的の1人に復讐を遂げるが、仲間の1人が殺されたことをきっかけに疑心暗鬼に陥っていく。
    ある推理で犯人を特定したと思ったら、別の推理で否定される。
    動機すらも二転三転する。
    生き残った全員が怪しいからこそ、結末が予想できなかった。

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    2022年06月25日
  • まっすぐ進め

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    ネタバレ

    恋愛ものとしては薄甘くて結構好きなんですが、ミステリとしてはなかなかもやもやします。日常の謎と思いきや、真相が重めのものが多いからかと思うのですが。
    その中で、主人公友人の恋愛・親子愛を楽しめる一編、『晴れの日の傘』は癒されました。

    これは内容関係ないんですが、表紙のイメージから勝手に主人公とヒロインは学生だと思っていたので、読みだして少しびっくりしました。

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    2022年06月19日
  • 罪人よやすらかに眠れ

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    札幌市にある古びた屋敷と謎の住人達。
    彼らと遭遇できるのは、何かしらの業を抱えた人間だけ。
    意図せずこの場所に辿り着いてしまった人々。
    この客人達の業を見事なロジックで暴いてしまう青年・北良。
    彼の推理に圧倒された後は、ヒヤリとするような結末が待ち受けている。

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    2022年06月13日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    いつものメンバー、美味しい酒と肴、そして日常の謎。
    こういう組み合わせは大好物です。
    ほんわかした空気がたった一言で静まり返るのは、石持作品あるある。
    話を聞いただけで真意を探り当ててしまう長江がなかなか魅力的でもある。
    だからこそ、最終話には思わずニヤニヤしてしまう。

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    2022年06月12日
  • 崖の上で踊る

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    復讐のために集まった10人の男女。1人を殺し終えたところで、次々と仲間が殺されていく…。仲間のうち裏切り者は誰なのか…??

    最初は登場人物を把握するのに結構時間がかかった。読んでいくうちに慣れていくけど。最終的にロジカルに犯人が誰なのかが展開されていくので、その過程はなかなか面白かったけど、このメンバーの目的の復讐劇がどんな結末を迎えるのか…。すごく気になるところで終わる。逆にそれがいいのかもしれないけどね。

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    2022年05月24日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    超才女な女子高生が日常の謎を鋭利に解明する 碓氷優佳シリーズ短編集 #わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    高校入学から卒業までの3年間、女子高校時代の碓氷優佳の周りでおこる、日常の謎を解き明かす短編集。
    碓氷優佳シリーズの第4弾にあたりますが、時間軸としては過去にさかのぼっています。またこれまでの碓氷優佳シリーズは倒叙ミステリーでしたが、本作は違いますね。

    碓氷優佳がまだ幼く、可愛らしくも知性溢れる感じで各短編が綴られていきます。他の登場人物である友人たちとの会話も、女子高生らしくキュートに軽やかに描写されていて、読んでてホッコリしますね。優佳の推理も見事で、楽しく読み進められました。

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    2022年05月08日
  • 殺し屋、続けてます。

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    前作も今作も読みやすいけど、やっぱりまた読むかを聞かれれば、もういいかなぁ〜って答えたくなる作品(私的には)です。

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    2022年05月06日
  • 殺し屋、続けてます。

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    シリーズ2作目
    富澤以外の殺し屋も登場

    今回も7編

    毎日3時間も待ちぼうけする女子大生
    注文の多い依頼人
    入れ替わる双子(雪奈視点)
    普段は結婚指輪をしていないのに、特定の女性と会うときだけ指輪を着ける男(同業者視点)
    対象者が既に死んでる依頼
    会社を裏切ろうとしている社員への社長からの依頼(依頼者視点のお話だけど……)
    霊感商法サークルの建物に入る前に不思議な行動をする対象者達(殺し屋同士の交錯)


    変わったオプションや対象者が既に死んでいるという意外な状況や、雪奈視点だったり、依頼者視点だったり、同業者視点だったりと変化に富んでいる
    この、様式を常に壊してくる構成は解説でも書かれてあ

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    2022年04月08日
  • 月の扉

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    非現実的なお話しでもあるので賛否が分かれるかなと思いますが、なかなか無い感じのお話しなので物語に惹き込まれます

    そしてこのお話しの中心は……
    何と言っても座間味くんの推理ですね(^^)
    すんごいヤツだなと思ってたら、この作品のあとに座間味くんの推理シリーズが色々と出てるんですねー

    まだ未読ですが取り敢えず買ってあります(^_^;)
    いまから読むのが楽しみですねー(*^^*)

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    2022年03月15日
  • アイルランドの薔薇

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    前半50ページまで辛かった
    トーマスがトムと呼ばれたり、マイケルがミッキーと呼ばれたり外国人のあだ名の知識がないので誰が誰なのか分からなかった
    途中からは登場人物も固定されて理解し易かった
    アイルランドの南北の争いや武装勢力での話だが、アイルランドを題材にして日本人一人以外は外国人の設定にする必要ある?
    アイルランドの死生観は理解するが、それ以外は日本での話でもいいのでは?
    最初の横文字だらけ以外は面白い
    トリックも二転三転あり良い
    ただ、最初の外国人の名前出まくりとアイルランドの題材はあまり納得していない

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    2022年03月06日
  • 君が護りたい人は

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    アウトドア用品「アンクル・アンクル」の常連たちで結成された「アンクル会」の一人,三原一輝は、奥津悠斗を次のキャンプで殺害しようとすることを弁護士の芳野に告げていた。芳野は、どうやって殺害をするのかをフル回転させて考えるだけだ。
    奥津は当時中学生だった成富歩夏を未成年者後見人として、引き取り、歩夏が就職したことをキッカケに籍を入れることに。次のキャンプはその結婚を祝ってのことだ。しかし、三原は奥津への恩で結婚を無理強いされている思っている。助け出そうとしているのだ。
    そして、キャンプ当日、三原は何策もの仕込みをしていたが、全て碓氷優佳によって阻まれてしまう。最後の策を試みた結果、三原は自

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    2022年02月19日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

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    前作のがトリックも文章もグルメも雰囲気あって良かった気がするな〜
    ただ続編が読めただけでうれしいので★3

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    2022年02月07日