罪人よやすらかに眠れ

罪人よやすらかに眠れ

616円 (税込)

3pt

札幌市にある古びた屋敷。そこに辿り着けるのは、ある条件を満たした者だけ。さまざまな理由で屋敷を訪れた人々は、謎多き住人たちに罪を暴かれてゆくことに。ロジックの名手が紡ぐ、極上“館”ミステリ!

※本書は、二〇一五年十一月に小社より刊行された単行本に加筆修正し、文庫化したものです。

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罪人よやすらかに眠れ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんの作品はたくさん読みましたが、作家さんの味が詰まった作品だなあと思いました。
    まさしく石持浅海さんらしい作品です。

    天才がサラッと人を追い込んでいく様や、当たり前のように真相を暴いてしまう姿が読んでいて面白いです。
    連作短編で読みやすく、短いストーリーの中に驚きの要素や予想外の展開がし

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    全7編からなる短編集で、いずれも謎を持った人が屋敷を訪れ、そこで屋敷の住人の一人である北良によって、謎が暴かれていくという話です。久しぶりに著者の作品を読みましたが、頭がいい人同士の会話のやり取りから話が進んでいくところなどは面白いし、そこにこの著者の魅力を感じます。

    0
    2023年06月26日

    Posted by ブクログ

    業を持つ人だけが偶然辿り着ける札幌にある豪邸。
    そこには不思議な雰囲気を持つ人たちが住んでいて、訪れて人の表面的なトラブルを解決しながら心の奥にある業を推理をもって明らかにするという趣向の連作短編集。
    こじつけとか現実味とかいう言葉は忘れて、ただ物語の持つ不思議な空気を楽しめば良い作品です。
    北良氏

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    はじめての石持浅海さん。
    札幌中島公園近くの豪華な洋館。
    残念ながらこの館では本格殺人は起きませんが、何故かいわくつきの人々がやってきては、この館に住む青年に次々に暴れてゆきます。
    中島公園には洋館豊平館が移設されており見学が出来ます。ミステリー好きな皆さんお待ちしてますよ。

    0
    2019年09月04日

    Posted by ブクログ

    札幌の公園近く館に呼ばれるように近づく人、人。心に抱えた自分でも意識していないものがそこで明るみに出る。なぜわかるんだろう意識の底にあるものが。

    0
    2018年06月26日

    Posted by ブクログ

    謎の住人たちが暮らす館に招き入れられるのは「業」を抱えた人たち。その人たちを悩ませる謎を住人が解いていく短編集。
    謎が解けたからと言って、決してハッピーエンドではないのがこの作の持ち味。どの作品も面白くてぐいぐい読めた。

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    北海道札幌市にある大きな屋敷。そこを訪れる事になる客には、ある条件がある。

    北海道・中島公園近くにある屋敷を舞台に、屋敷を訪れる事になった客たちの「業」を住人が暴くという連作短篇ミステリです。
    裏表紙の内容紹介には、「極上”館”ミステリ」とありますが、別にその館(屋敷)の中で事件が起こるわけではな

    0
    2022年10月24日

    Posted by ブクログ

    札幌市にある古びた屋敷と謎の住人達。
    彼らと遭遇できるのは、何かしらの業を抱えた人間だけ。
    意図せずこの場所に辿り着いてしまった人々。
    この客人達の業を見事なロジックで暴いてしまう青年・北良。
    彼の推理に圧倒された後は、ヒヤリとするような結末が待ち受けている。

    0
    2022年06月13日

    Posted by ブクログ

    ーこの館に、業を抱えていない人間が来てはいけないんです。ー

    この本の表紙をめくると、こんな一文が目に飛び込んでくる。
    パッとは分かりづらい文章で、妙にひっかかる(わざとかな)。「抱えてない人は来てはいけない」つまり、抱えている人だけ来てもよいということか。
    『業』というと、内に抱えた恨みや憎しみ、

    0
    2021年05月24日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの石持浅海さん

    最初に読んだときにミステリーって面白い!と
    思わされた(笑)
    今回もちょっと無理がある?と思う推理がありつつも
    業をもった人たちを惹きつけてしまう館

    通勤中に中島公園を通るたび
    中島さんの邸宅はこの辺りかしら(´∀`)なんて思いながら
    読むのが、また楽しみが倍増でした

    0
    2020年02月25日

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