石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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殺したい相手がいる、けれども警察には
捕まりたくない、そんなジレンマを抱える
犯罪者予備軍の駆け込み寺のNPO法人に、
殺意を持った人が相談に行く設定が面白い。
相談に行く側は深刻で思い詰めた様子に対して、
聞く側の相談員は動じないカウンセラーようでも、
小さな穴も見落とさないやり手の銀行員のようでもあって、話す内容の重みとそれをやり取りする
人の見た目のギャップに意外性を覚える。
相談員は、殺人を未然に防ぐために訪問者の
実行を思いとどまらせようと説得するかと
思いきや、実行した時に起こるであろうことを
一つひとつ淡々と検証して否定でも肯定でもない
フラットな態度に意表をつかれて、殺 -
Posted by ブクログ
架空の企業が販売した製品によって、人生を壊された原告4人、製品とは別に同社に怨みを持つ4人、悪徳業者へ鉄槌を下す団体2人、計10人は、3人のターゲットを殺害する計画を建て、1人目を殺害するも、予想外の殺人が起きて・・・。
敵と味方、立場によって確かに移り行きます。
誰が犯人か?誰が誰を殺したか?
終盤はハラハラ、一気読みでしたが、登場人物が多く、ありふれた名前もある為、少し前半読みにくかったです。
後、殺害計画を建てる登場人物達に感情移入ができない為、登場人物達への思考回路がイメージしにくい点があります。
一方で、主人公達が殺人計画側、という設定の中に想定外の殺人が起こる展開は新鮮で面白