石持浅海のレビュー一覧

  • あなたには、殺せません

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    殺人を犯すか悩む人がやって来るNPO 法人。
    殺害計画を細かく検証し、失敗するリスクを挙げていく。それで相談者に「危険で割に合わないな」と思わせて諦めさせる。
    そのはずなのだけれど、どう読んでも殺害計画に穴がないかの答え合わせをしているようにしか見えない。本当に止めようと思っているのか分からないから面白い。
    「ねじれの位置の殺人」、3人のうち2人は自分のためだから同情の余地はないけど、1人は人のために計画したのに。。。

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    2023年10月23日
  • 君が護りたい人は

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    ネタバレ

    旅のお供として。2段組みのくせに字が大きくて、あっという間に読み終わった。つーか、同時期に昔の文庫を借りたので、昔の本って字が小さいよなと思う。老眼にはこっちのタイプが優しいよ。碓井優佳、第5の事件だそうだけど、さっぱり覚えてないわ。いかにも石持浅海な、トリックの理屈、理屈。それにしても無理すぎるでしょ、っていう殺害案が多すぎる。そして、こんなことを考えながら、冷静に他の会話もできるって、語り手・芳野も只者じゃないよね。そしてこういうのがそんなに好きじゃないのに、つい読んじゃう石持浅海。

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    2023年09月19日
  • 月の扉

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    ハイジャック苦手なんですよね。飛行機乗ると不安になっちゃって。
    でも、本書を捲る手は止まりません。
    人を魅了するカリスマ性ある師匠、不当逮捕にあい師匠を留置場から出すべくハイジャックをする3人。
    だが、何故かハイジャックの最中に機内で起こる殺人事件。
    座間味Tシャツを着ている事から、座間味くんと呼ばれあれよあれよと殺人事件の謎に迫る謎の座間味くん。
    えぇっ!てなるハイジャックの終わり。最後にいい夢を見れました。

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    2023年09月10日
  • 君の望む死に方

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    ネタバレ

    倒叙という言葉を始めて知った。
    そして、この小説の切り口で追い詰めていく探偵もはじめてだった。

    実際に事件は起こっていないし、表だけ言えば単なるお見合い研修である。
    その中で、殺意を感じ取った舞台装置をことごとく無効化していくストーリーは面白かった。

    犯人はまだいない。

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    2023年09月03日
  • 風神館の殺人

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    架空の企業が販売した製品によって、人生を壊された原告4人、製品とは別に同社に怨みを持つ4人、悪徳業者へ鉄槌を下す団体2人、計10人は、3人のターゲットを殺害する計画を建て、1人目を殺害するも、予想外の殺人が起きて・・・。

    敵と味方、立場によって確かに移り行きます。
    誰が犯人か?誰が誰を殺したか?

    終盤はハラハラ、一気読みでしたが、登場人物が多く、ありふれた名前もある為、少し前半読みにくかったです。
    後、殺害計画を建てる登場人物達に感情移入ができない為、登場人物達への思考回路がイメージしにくい点があります。

    一方で、主人公達が殺人計画側、という設定の中に想定外の殺人が起こる展開は新鮮で面白

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    2023年08月27日
  • 君が護りたい人は

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    ネタバレ

    碓氷優佳シリーズ。もう何作目になるんだろうか。
    今回は優佳の人としての感情が薄いというか、クールというかそーゆー部分が比較的少なて、優佳が苦手な私としては読みやすかった。
    ことごとしれっと、計画を潰す様はなかなかだった。
    けども、芳野にしても奥津にしてもほのかにしてもちょっと気持ち悪いなぁ。

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    2023年07月11日
  • 高島太一を殺したい五人

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    高島太一を殺したい五人による高島太一の処遇を決める討論会の話。殺人にするか事故死にするか、から始まり議論する度新たな謎や疑問が浮かび上がり、どう着地するのか気になる。途中からこうしたら?もしかしてこうでは?と議論に参加したくなる不思議。

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    2023年07月04日
  • 風神館の殺人

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    外部からの出入りがない山荘なんて本格ミステリーの王道のような舞台設定ながら、復讐殺人を企てるメンバーが逆に次々と殺害されていくというトリッキーな展開。
    復讐者という特別な精神状態のメンバーだからこそ通常では無い動機があるという設定は石持流推理合戦の絶好のネタですが、登場人物があまりにも簡単に殺人を受け入れるところに不気味さがあって好みではなかった。

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    2023年06月05日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    ある理由から三人の女性を殺めることを決意した並木。
    彼は「決して捕まらないこと」「確実に息の根を止めること」を念頭に置き、綿密な計画を立てる。
    これから罪を犯す人間の視点で話が進むため、無事完遂できるよう願ってしまう自分がいた。
    最後までハラハラしながら読んだ。

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    2023年06月03日
  • トラップ・ハウス

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    こんなトレーラーハウスには乗りたくないと心底思った。
    仕掛けられた罠の数から、目的達成に向けた犯人の執念が感じられて恐ろしくなる。
    閉じ込められた人間の思考回路や行動心理を計算して徹底的に追い詰めるやり口は、ある意味称賛に値する。
    こんなの頭が良くないと思いつかんよなあ。

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    2023年05月31日
  • 殺し屋、続けてます。

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    続編。相変わらず奇妙な謎ばかりだけど、「客観的」「合理的」といった理屈を並べて推理する流れはこの短さだとスラスラ読めて丁度いい。ただ、予想の範疇を超えることがなかったのは残念かな。もう一捻り欲しかった。

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    2023年05月22日
  • 君が護りたい人は

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    碓氷優佳シリーズ。
    キャンプ場での殺人を企む犯人に見届け人を頼まれた語り手。殺人の意志だけで詳細な計画を知らされていない語り手がキャンプのあいだ中どのように殺すのかと目を光らせ推理を続けるという、この著者らしい変な話だがなかなか面白かった。次々と繰り出す殺人計画を碓氷優佳がしれっと阻止していくのはさすがである。

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    2023年05月21日
  • 崖の上で踊る

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    復讐ものを読むのが好き+著者の作品「三階に止まる」を読んで、面白かったので別作品を読もうと思いました。

    今回のも楽しく読めて一気読みでした。
    最初の2、3ページから一気に登場人物が10人くらい登場してびっくりした!(笑)相関図みたいなメモを取りながらじゃないと、誰がどんな人だったか忘れてしまい、お話についていけなくなりそうでした。

    設定では、場所が那須高原にある保養所。ゴールデンウィークでの出来事なので5月に読む本としてぴったりでした。

    後半が一番盛り上がってお話の展開が加速した気がする。
    仲間の中に裏切り者がいて、その裏切り者が誰なのか最後までわからない。

    表紙のイラストが美しすぎて

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    2023年05月15日
  • 月の扉

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    3.5かな。楽しめた。
    ただ、座間味くんの位置付けががっかりだった。
    実は··· を期待したけど結局会社員だった。

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    2023年05月06日
  • 風神館の殺人

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    ネタバレ

    フウジンブレードという会社が販売した家庭用小型風力発電機をめぐって被害を被った人たちが、会社上層部の人への復讐殺人のために集まった。
    ところが、その仲間が次々と殺害されていく…。
    という、心理的クローズドサークル(既に冒頭で開発者をひとり殺害しており、その先も復讐殺人を遂行するだに、仲間が死んでも警察や救急に通報することもできない)で起こる殺人ミステリー。

    初めて読む作家さんだったけど、文章の表現が独特なところがあって、読んでて「ん?」とひっかかった。
    特に、後頭部にアイスピックやナイフが刺さった状態の死体の描写がね。
    「後頭部から木製の柄が生えていた」。
    生えていたって…後頭部に刺さってい

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    2023年03月30日
  • 高島太一を殺したい五人

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    5人が殺したい、高島太一をどうするかを決める、安楽椅子探偵もの。
    臨場感に欠けるし、論理展開もやや強引。違和感の正体も途中で察しがつくので、スリル半減。

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    2023年03月26日
  • 高島太一を殺したい五人

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    良くも悪くも石持さんらしい作品。
    タイトル通り、高島太一を殺したい五人が意識不明となった当人を前にああでもないこうでもないと推理を繰り広げる。

    高島太一が五人もの男女に殺されても仕方ないと思わせるような極悪人ではないし、五人の男女の方も何が何でも高島太一を殺さねばならないという強い殺意があるわけでもないのが、これまた石持さんらしさだろうか。

    個人的には殺し屋シリーズのようにもっとサバサバした話の方が良かったように思う。先に書いたように高島太一が殺されても仕方ないようなどうしようもない人間として描かれていて、五人の方もそれなりの理由があるような。
    でもそれだと「オリエント急行殺人事件」になっ

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    2023年03月25日
  • 風神館の殺人

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    星3.5。
    会社に恨みを持つ人間が集まって殺人を犯す。しかし、その後に仲間と思われるはずの人間が次々と殺されていく…。全く予想もつかない犯人に、ページを捲る手が止まらなかった。

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    2023年03月20日
  • 高島太一を殺したい五人

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    高島太一、一体何をやらかした!?
    五人もの人に殺意を持たれるなんてどんだけ悪い事をしたのかとドキドキ。

    檜垣兵吾、須之内すみれ、中森直哉、川瀬奏音、松木真桜、同じ目的を持った五人が、群馬県の研修所に勢揃い。

    彼らは皆、高島太一が運営している学習塾の講師仲間。
    目的は同じでも、殺したい理由は千差万別。

    ところがどっこい、彼らが研修所に着いて目にしたのは既に意識を失い倒れている高島太一。
    ここから彼らの推理合戦が繰り広げられる。

    殺したい理由も、殺す算段も馬鹿馬鹿しくてつい笑っちゃう。

    悲壮感や緊張感ゼロのユーモアミステリ。

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    2023年02月18日
  • 崖の上で踊る

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    タイトルから火曜サスペンス劇場的な物語を想像していましたが那須高原にある保養所内と言う閉ざされた空間の中で起こる連続殺人事件を解くミステリーでした。

    「フウジンブレード」の幹部三人を殺害する目的で集まった10人の男女。

    三人のうちの一人の殺害に成功するも、今度は仲間だと思っていたはずのメンバーが一人、二人と殺されて行きます。

    結局ラストまで犯人の目星も動機も解らず終盤は一気読みでした。

    殺人の凄惨さと登場人物達の淡々とした立ち振る舞いの落差があり過ぎてリアリティーは全くないが、ただの復讐物で終わらないラストが怖い。

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    2023年02月12日