石持浅海のレビュー一覧

  • 崖の上で踊る

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    誰も来ない閉ざされた保養所に、復讐のために集まった10人の男女。対象者の一人を殺したが、その後仲間の一人が殺される。
    犯人は誰か。
    それぞれが疑心暗鬼にかられる中、再び仲間が殺される。
    ひとり、ふたりと殺されていく展開は珍しいものではないが、興味深く読んだ。

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    2025年08月05日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    日常の謎を題材にした連作短編集。

    大学時代からの友達である三人の男女が、ゲストを招いて料理とお酒を楽しむという、そのシチュエーションがとても楽しそう。

    いずれの謎も恋愛要素が含まれているところが新鮮で、楽しさだけじゃなく切なさも伝わってきました。
    心の機微を正確に読み取ることは、難しいものですね。

    最後もきれいにまとめられていて、とても良かったと思います。

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    2025年07月21日
  • 彼女が追ってくる

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    タイトルの意味がわかると満足感が出て来ました。また、携帯などが普及している現在ではなかなかクローズドサークルは難しいかと思いきやあっという間に作ってしまう作者がすごい。
    碓氷優佳シリーズ第3弾満足でした。
    ただ最後の一文が怖い。執念が。


    旧知の経営者仲間が集う「箱根会」の夜、中条夏子はかつての親友・黒羽姫乃を殺した。愛した男の命を奪った女の抹殺を自らの使命と信じて。証拠隠滅は完璧。さらに、死体が握る“カフスボタン”が予想外の人物へ疑いを向ける。夏子は完全犯罪を確信した。だが、ゲストの火山学者・碓氷優佳は姫乃が残したメッセージの意味を見逃さなかった。最後に笑う「彼女」は誰か……。

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    2025年07月20日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋の本は2冊目 本によると殺し屋は依頼を受けて2週間で殺す。その間に相手の行動を見て観察をする。いつ1人になるのかが重要である。それをひたすら殺し屋は「調査、実行」だから、その相手の生活をある程度知る事と興信所以上の調査をしなければならないような気がする。この仕事が終われば企業の年収が入ってくる。

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    2025年07月15日
  • 殺し屋、やってます。

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    ビジネスライクな主人公の性格が好みでした。
    他の小説ではあまりない視点からの推理が面白く、章ごとに短編のように読めるのであっという間に読んでしまいました

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    2025年07月09日
  • 月の扉

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    那覇空港で出発前の飛行機がハイジャックされた。
    犯人たちは子どもを人質にとり師匠を連れてくることを要求
    混乱の中、一人の女性が機内のトイレで亡くなっていた。何故この女性が亡くなったのか?
    誰が犯人なのか?師匠って何者?
    ハイジャック犯の目線で物語は進んでいくんだけど
    なんで、こんなことまでして師匠を助けたいのか?
    なんかイマイチ共感できなかったけど
    展開はおもしろかった

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    2025年06月18日
  • 君が護りたい人は

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    ネタバレ

    今回は視点が大枠としての犯行を知る人物で要所要所で詳細な犯行について推理する際に結局は正解に辿り着くのですが途中蛇足が多く少し辛かった。特に天ぷらのくだりが。
    犯人の末路に優佳はどこまで想定していて、動揺の見えない歩夏はどこまで覚悟して相談をしていたのだろうと思いました。
    最後芳野の三原の後を引き継ぐような思考に、三原のは恋心と正義感の暴走という感じでしたが、芳野は歩夏が望んでいない事を知りつつ実行しようというのがタチが悪いなと思いました。
    きっとその時も歩夏は鋭く察知できるのではないかと期待しています。

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    2025年06月06日
  • 殺し屋、やってます。

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    短編でとても読みやすい。
    犯人はわかっているので淡々と進むかと思いきや
    推理する部分もあり楽しく読み終えられた。

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    2025年05月31日
  • 女と男、そして殺し屋

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    殺し屋が殺害依頼についてあれこれと推理を巡らせる短編集第3弾。
    今作は「いくらなんでも、そんなご無体な」と言いたくなるような、こじつけ感と言うか無理矢理感と言うか、すんなり納得はしかねる短編集だったかなという印象。

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    2025年05月31日
  • 殺し屋、やってます。

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    副業として働く殺し屋、少しミステリーなところもあって面白かった。
    夜道1人になるのは気をつけようと思った。

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    2025年05月21日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    津久井操は科警研の職員。実際に起こった事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことが出来るか」を研究している。
    難題を前に行き詰まる彼女に、大先輩の大迫警視正が紹介したのは、『月の扉』事件を解決した座間味くんだった。


    ハイジャック事件を書いた石持さんの第二作目の長編『月の扉』に登場する座間味くんが活躍するシリーズの3作目です。7篇を収録した短編集で、石持さんの得意とするいわゆる安楽椅子探偵もの。
    居酒屋の席で酒とつまみを口にしつつ、過去に起こった事件について推理と想像を膨らませ、事件の様相ががらっと変わってしまうのが面白い。

    最初事件の概要を説明された時点では状況に全く違和感を抱かないのに、話を聞いていると(確かに……)と不自然さに納得させられてしまうのが、我ながらあまりに単純すぎて笑っちゃいます。
    石持さんの作品を読むといつも思うのですが、例えば「一般人は思っているより警察を信用している」とか「現役はOBの口出しを煙たく思っている」とか、本を読んでいるだけだとあまり突っ込まない心の機微が推理の展開に深くかかわってくるのが何だか新鮮な感じがします。

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    2025年05月19日
  • 殺し屋、やってます。

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    九州大学理学部生物学科卒業

    クローズドサークルとは、ミステリー小説のジャンルのひとつで、何らかの事情で外界との接触が断たれた状況で起こる事件や謎を扱った作品を指します。代表的な設定としては、孤島、雪山、列車、客船などが挙げられます。

    全体的に、文章が、倫理観があり、理論整然とした内容である。が、新鮮さは感じないかなー
    〈「日常の謎」の奥深さ。危険な魅力にあふれた殺し屋探偵〉

    ひとりにつき650万円で承ります。

    「残金の入金を確認できれば、取引は終了です。領収書は出ませんし、現金振り込みならば、あなた方の口座に送金記録が残ることもありません。安心してご利用いただけます」

    連絡係を二人挟むことによって、殺し屋に接する連絡係が依頼人の情報を持つことがなくなり、依頼人に接する連絡係が殺し屋の情報を持つこともなくなる。双方にとって安全なこのシステムは、二重盲検法に似ている。私ともう一人の連絡係が発案した。

    経営コンサルティング会社を経営する富澤允。普通に社会生活を送っているが、彼は一人
    につき六百五十万円の料金で人を殺す、殺し屋だった。


    依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。
    引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。
    ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、
    標的の奇妙な行動が、どうにも気になる。

    なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
    独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?

    任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。
    殺し屋が解く、日常の謎シリーズ、開幕です!

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    2025年05月16日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋シリーズ二作目。
    標的の不思議な行動や、依頼人の不審な動き。
    読み始めのスタートがいつもワクワクさせられます。
    最後の、殺し屋の謎解きは読んでいて気持ちが良いです。

    前作同様、物語の内容や設定も斬新で面白い。
    今回は違う殺し屋が登場したり、語り手が変わる話が多くて
    最後まで飽きずに読めました。

    物語の構成も統一されているものが多く、
    作品のボリュームも軽めで読みやすいです。

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    2025年05月08日
  • 君が護りたい人は

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    碓氷優佳シリーズ。
    きっと私は順番をバラバラに読んでいると思うのですが、特に今回の作品は最後の優佳の独白のところで性格のドライさが出てたなぁと感じた。
    でもとにかくかの弁護士の芳野が最低かな…
    理解者にみせて友人達、自分の家族を裏切ってるよなぁ。

    でも私はこのシリーズ大好きです!

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    2025年05月04日
  • 君の望む死に方

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    碓氷優佳シリーズ二作目。
    殺されたい社長と、殺したい社員。

    本作も探偵役は一緒で、頭のキレる女性です。
    前作より成長していて、立場や年齢が変わっているのが
    時間が経ったことを想像させられて面白かったです。

    物語の進展が少なく、テンポがスローだったので
    読むスピードが落ち込みました。
    いつになったら物語の変化が起きるんだろう?と
    ずっと待たされているような読み心地。
    読み終えて、この終わり方なら仕方ないなあと思いましたが
    少し退屈な時間が長く感じてしまいました。

    最後はワクワクするオチが待っていたので
    こういうのもアリ?と思っています。

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    2025年04月24日
  • 賛美せよ、と成功は言った

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    ネタバレ

    最悪の事態は避ける様にの言葉に嫌な予感しかしません。価値観の違いで距離置いた相手が最悪の想定が一緒だと思うのか。
    神山、瑠奈、桜子の起こした行動については理解できないし、桜子の思惑でとばっちりを受けた人が可哀想です。仕掛けた桜子はそのまま日常に戻るのに、深い傷を負った人たちは引きずりそうなのも可哀想ですし、理不尽。
    第三者視点なのでこれまでの様な追い詰められるスリルはなかったですが、友情が復活したのはよかったです。
    小春もしれっと優佳に罪なすりつけたり、友人を犠牲にしたり
    似たもの同士かなと思いました。

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    2025年04月22日
  • 夏休みの殺し屋

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    人知れず副業で殺し屋家業を営む富澤と鴻池。2人の
    もとに届く殺害依頼はいつも謎めいている。奇妙な
    依頼の数々に、彼らはついつい「推理」してしまい…。
    殺し屋が日常の謎を解く異色の書き下ろしミステリー
    短編集。

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    2026年08月11日
  • 賛美せよ、と成功は言った

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    碓氷優佳シリーズ。
    毎回会話だけでストーリーが進んでく展開が面白い。
    でも今回は何となく途中から最後の結論が見えたので、何となく終わりがしぼんだ感がある…。

    ただ一番ビックリしてるのは、私はこのシリーズを順番に読んでいないので、優佳が最後に言った自分の旦那さん発言。
    それってもしかして殺人犯⁈

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    2025年04月09日
  • 風神館の殺人

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    石持浅海の長篇ミステリ作品『風神館の殺人』を読みました。
    『鎮憎師』に続き、石持浅海の作品です。

    -----story-------------
    ある復讐のために高原の施設に集まった十人の中の一人が殺された。
    犯人の正体と目的が掴めぬ中、第二の殺人が! 長編密室ミステリ。

    高原の保養施設「風神館」に集まった十人の男女。
    彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業の幹部三名に、死を以って償わせること。
    計画どおり一人目を殺害したあとに、彼らが目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった。
    誰かが裏切ったのか!? 仲間の死を警察に通報すれば、復讐計画が頓挫してしまう。
    外部との連絡が遮断された館で、皆が疑心暗鬼にかられる中、さらに仲間が殺されて……。
    猜疑と信頼が交錯する密室ミステリの秀作。
     『崖の上で踊る』を改題。
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    2018年(平成30年)に『崖の上で踊る』というタイトル刊行され、2022年(令和4年)に改題して文庫化された作品です。

     ■序章 復讐者
     ■第一章 風神館
     ■第二章 フウジンブレード
     ■第三章 キーパーソンの死
     ■第四章 暫定的結論
     ■第五章 連続殺人
     ■第六章 欠席裁判
     ■第七章 対立
     ■第八章 真の顔
     ■第九章 裏切り者
     ■第十章 敵と味方
     ■終章 復讐者

    密室空間で殺されていく仲間たち……ともに罪を犯すために集結した10人の中に裏切り者がいる!? 史上最悪の復讐劇を描いた長編ミステリ、、、

    計画は完璧なはずだった……仲間が仲間を殺すまでは――。

    那須高原にある保養所に集まった絵麻をはじめとする10人の男女……彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業「フウジンブレード」の幹部3人を、復讐のために殺害することだった、、、

    計画通り1人目を殺した絵麻たち……次なる殺人に向けて、しばしの休息をとった彼らが目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった――。

    裏切り者は誰なのか? そしてその目的は? 史上最悪の復讐劇が今始まる! クローズド・サークルの名手が挑む、予測不能の本格ミステリ!

    保養所に集まった10人の男女……同じ目的、復讐のために集まった仲間が、ひとりずつ殺されていく、、、

    10人の中に犯人がいるはずなのだが……誰が味方で誰が敵? 復讐の連鎖? 裏切り者は誰? その目的は? 結末まで真相が判らず、その結末も嫌な感じでしたが、そんな展開も含め、クローズド・サークルものとして愉しめました。

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    2025年04月06日
  • 鎮憎師

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    石持浅海の長篇ミステリ作品『鎮憎師』を読みました。
    石持浅海の作品は、2月に読んだ『女と男、そして殺し屋』以来ですね。

    -----story-------------
    奇想の作家の新たな挑戦。
    本格ミステリーの可能性を拓く傑作誕生!

    赤垣真穂は学生時代のサークル仲間の結婚式の二次会に招かれた。
    その翌日、仲間の一人が死体となって発見される。
    これは、三年前にあった“事件”の復讐なのか!?
    真穂は叔父から「鎮憎師」なる人物を紹介される……。

    「ちんぞうし?」
    わたしは訊き返した。知らない言葉だ。
    「そう」順司叔父は、前方を見ながらうなずいた。「『憎しみを鎮める人』ってくらいの意味だよ(中略)鎮魂という意味じゃない。事件の話を聞いて、上手に終わらせる方法を考えて くれる人だ」(本文より)
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    2017年(平成29年)に刊行された作品……復讐心を消す職人「鎮憎師」が事件を推理する物語です。

     ■序章
     ■第一章 再会
     ■第二章 ジュリエット
     ■第三章 絞り込み
     ■第四章 分析
     ■第五章 鎮憎師
     ■第六章 機会と動機
     ■第七章 事情聴取
     ■第八章 残された者たち
     ■第九章 状況報告
     ■第十章 犯人はどちら
     ■第十一章 招集
     ■第十二章 復讐の連鎖
     ■終章 
     ■解説 千街晶之

    「鎮憎師」は哀しき事件の真相を見極め、憎しみの炎を消すことができるという――。

    大学時代のサークル仲間の結婚式の2次会に招かれた8人の同窓生……会には3年前、恋人だった藤波覚史の無理心中に巻き込まれながら一命を取り留めて以来疎遠になっていた熊木夏蓮もサプライズで登場、、、

    盛り上がった9人は翌日も集まることになった……しかしその日、夏蓮は死体で発見される。

    これが藤波の死に対する復讐だとすれば、犯人は8人の中に!? メンバーの赤垣真穂は、叔父から「鎮憎師」なる人物を紹介される、、、

    「憎しみを鎮める人」沖田洋平は事件を解決し、さらなる復讐を食い止めることができるのか!? 斬新な設定に唸る本格ミステリ!

    「鎮憎師」という復讐を自主的に諦めさせるというキャラクタが印象的な作品でしたね……最終的には鎮憎師の沖田洋平と妹の千瀬が事件に決着をつけるものの、犯人捜しは当事者たちに一任しており、一同が仮説をぶつけ合うという当事者たちの推理合戦が物語の中心となっているということがとてもユニークでした、、、

    登場人物が口走ったさりげないひと言から、その裏に隠された心理を読み取り、予想しなかった真実を浮かび上がらせるプロセスも面白かったです……復讐の連鎖を食い止めることができたし、意外な真相も愉しめました。

    鎮憎師……シリーズ化しても良いんじゃないかな。

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    2025年04月05日