石持浅海のレビュー一覧

  • セリヌンティウスの舟

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    大きな場面展開などはなく、一つの死に対する疑惑を語り合うだけなのに、ここまで読ませるのは流石です。
    過去に起きた漂流場面の緊迫感たるや、経験者なんじゃないかと思うほどでした。
    しかし、結末に至っては予想を越えるものではなく、少し肩透かし。
    とは言うものの、犯人特定に至る、ある気付きは唸らされました。こういうロジックは気持ちいいですね。
    『走れメロス』は小学生の頃に読んだきりなので、本書を思い出しながら読み返してみようと思います。

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    2015年10月13日
  • 顔のない敵

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    地雷って卑怯な兵器ですよね。

    人を殺傷させるのに躊躇いがない。

    地雷を埋めてる人達は銃火器や刃物で人を殺す兵士達のように刹那の躊躇いがあるのだろうか?

    非常に合理的で人を傷付けるのに適している兵器だなぁと、改めて思う。

    本作品はそんな地雷をモチーフとした6作品+1

    ミステリー:『地雷を学ぼう!』=4:6

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    2015年09月29日
  • 八月の魔法使い

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    登場人物多すぎて、私の頭ではすっと物語に入って行けなかった。
    テーマ、展開、面白いと思うが何度か挫折しかかった。会社員って色々考えているんですね。

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    2015年09月16日
  • セリヌンティウスの舟

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    最初の50ページでこんなに悲しくなったミステリは今まで読んだことないのです
    展開が分からなくても、序盤で「おや?」と思う伏線がちゃんとあって、よく分からなくても辿り着くは着くのです
    ただ、何を疑問に思って、何に繋がっていくか。
    ミステリを読む上でとても大事なお話だったのです

    あまりミステリを読んで自分の経験や感じたことと重ねることはなかったのですけど
    大事な仲間、集団、一緒に居たり話したり思い出す時間、心の拠り所。
    その大事なモノへの思い入れがぐだぐだしない様に主人公の年齢層を選んだのはとても良かったのです
    きっと誰にでもあって、過去にも持っていた、或いは感じたことがある場所。
    それを手放す

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    2015年09月07日
  • 身代わり島

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    ちょっと肩すかし。
    色々ともっと組み合わさって真相にたどり着くのかと思っていたけど、そうでもなかった。
    動機も、うーん、衝動的ということでいいのかな?
    映画の話とか、過去の戦争体験とか、それが思いのほか絡んでこなかったから、ちょっと消化不良です。
    それなりには面白いんですけどね。

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    2015年09月04日
  • まっすぐ進め

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    石持流恋愛ミステリー。日常の謎。
    雰囲気は『Rのつく月には気をつけよう』が近いか。
    軽めの話から重い話まであり。
    タイトルが素晴らしい。
    東川篤哉さんの解説、ファンには嬉しい。
    個人的には石持さんは、『アイルランドの薔薇』や『BG、あるいは死せるカイニス』のような、特殊な設定のミステリーが好み。

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    2015年08月23日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    飲み会の席で事件の概要を聞くだけで、警察の出した結論とは別の真相にたどり着く。「座間味くん」の説明はたしかに論理的で納得のいくもの。でも、たどり着く真相が結構意外すぎるので感情的に受け入れがたいものもある。でも、こんな論理バトルが好きだから仕方ない。

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    2015年08月03日
  • 三階に止まる

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    ホラー系ミステリ連作短編集。
    いつも通りのロジックミステリーだが、全体通して扱う相手が人外のもので、ホラーテイスト。
    個人的に、著者の短編集は当たり外れの幅が大きい。
    テーマは毎回大胆・独自に変えてくる一方で、ミステリとしての手順が論理を重ねる形に統一されているので、双方の相性いかんで好き嫌いに差がでる。
    今回は意外とよい方向に働いており、キレのある起承転結の後から、ホラーな感触を味わうことが出来た。
    最後三作が好み。
    3

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    2015年07月31日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    ネタバレ

    前作に引き続き既に解決した事件の話を聞いた座間味くんがその事件の本当の姿を暴き出す連作短編集。

    しかし今回は1人多い。

    個人的な趣味の話になるが、この一人が自分の中では余計だ。

    二人の、飲み屋の、何気ないやり取りの推理が面白いのに、この一人が入るだけで何気なさが消え失せ、あからさまな推理ものに変貌するのが面白くない。

    二人の、飲み屋の、この何気ないやり取りこそが、普通の探偵ものから面白い、別の世界に入り込ませてくれるトリガーであったのに。

    次はぜひとも座間味君と警視の二人のやり取りに戻して欲しい。

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    2015年06月27日
  • 八月の魔法使い

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    ネタバレ

    存在しないはずの事故報告書を巡って、主人公が仮説を重ねていく、会社の中でのミステリー。
    偉い人の権力抗争とかどうでもよいなぁとか思ってるとなかなか興味を持てず。。

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    2015年06月14日
  • 身代わり島

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    ネタバレ

    アニメ映画の舞台となった島で起こった殺人事件。この設定がよかった。謎解きの過程もなかなか。
    ただ、石持氏の小説にありがちな動機の希薄さを感じた。幼女趣味がばれたからと言って殺すか?
    でも、まぁ楽しく読めたのだからよしとする。

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    2015年06月13日
  • 攪乱者

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    ネタバレ

    兼業テロリストの緩~い活動記録
    3人の一人称が繰り返される。
    エンディングは、やや無理矢理感あり。
    串本が生きているので、続編も行けるかも。

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    2015年06月10日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    ネタバレ

    何となく引っかかると思いながらも読み進めると、座間味くんは見事に言い当てる。すごいなぁと思う。
    短編なので物足りないのと、あまり人が亡くなったりしてほしくないので、★は-2としましたが、長編だときっと面白いと思います。

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    2015年05月24日
  • 御子を抱く

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    石持浅海による、宗教サークルミステリ。
    教祖的に崇拝される人物が亡くなり、休眠状態にある彼の息子を巡って起こる連続殺人事件の話。
    クローズドサークルでもないのに緊張感を維持している感じや、感情的な要素もロジカルに噛み砕く点は、相変わらず秀逸。
    テーマとしては、そういった著者の作風にとてもマッチするものだったと思うので、もう少し頑張って欲しかった、というところ。
    しかし、この人はかなりドライな描写で淡々と話を進めるのに、なぜかよく青春・恋愛要素を盛り込む。今更ながら、ミスマッチのようで科学反応起こしてるような、不思議な感じがする。
    3

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    2015年05月11日
  • 御子を抱く

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    もっと宗教色が強くてどす黒いはなしかとおもったら、思いのほかライトだった。だからこそ、最後までページを繰ることが出来た。

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    2015年04月30日
  • 身代わり島

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    石持浅海の独特な感じが、舞台設定とホワイダニットには効果的に発揮されていたと思う。
    他、例えば感情描写や会話は、物語上の必然性というか相性が、そこまでマッチしてたということはない。
    著者のファンとして、文庫化で購入したことに後悔はなく、読んでよかったが、特別人に薦めようとは思わないくらいの、普通、な出来。
    3-

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    2015年04月29日
  • 顔のない敵

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    ネタバレ

    地雷をテーマにした6編+1の短編ミステリー。

    各話登場人物が重なり合って登場して面白い。

    この作品も大局のためには罪に目を瞑るという結末が全て。

    石持さんはとことん大局的正義を貫き通すことがテーマなのかもしれない。

    杉下右京が出てきたらバトりまくりそうだ。笑

    と思ったら、最後の1話は地雷も関係なく、犯人は警察に捕まったようだ。

    短編とはいえオーソドックスなミステリー作品もあったのはちょっと意外だった。

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    2015年04月26日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    長らく文庫にも電子書籍にもならなかったので期待しすぎたかもしれません。
    他の石持浅海の短編『Rのつく月。。とかの方が読み応えある気がします。

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    2015年04月22日
  • 水の迷宮

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    ネタバレ

    水族館を舞台にしたクローズドサークルミステリー。

    相変わらず読みやすく、この作家らしい雰囲気も満載で面白いが、アイルランド同様出てくるキャラに感情移入はしずらい。

    これもこの作家の個性なんだろうな。

    今までと少し違う、というか違和感を感じるのは、殺人事件の真相があまりにも軽んじて描かれることだろうか。

    人の死よりも夢の実現の方が大切なのだろうか?!という疑問が今でも消せないでいる。

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    2015年04月21日
  • アイルランドの薔薇

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    ネタバレ

    アイルランドを舞台にした、アイルランドの南北問題をテーマにしたクローズドサークルミステリ。

    警察関係者が来れない閉鎖的環境というのがこの作家の真骨頂らしい。

    この作品も同様の環境下で、武装勢力NCFという組織が関わるという状況が通常のミステリとは一線を画して面白い。

    ただ探偵役のフジを筆頭に、出てくるキャラが特殊すぎて、感情移入しずらいのが、この世界観に入り込むのを妨げているような感じ。

    とはいえ読みやすいし、デビュー作だそうなのでそれを考えれば悪くない作品ではないかと。

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    2015年04月17日