石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作者の本は読んだことがなくてあまり期待していなかった。
でも読み終わってみたら、また他の作品も読みたいと思うようになっていた。
不思議な世界観だった。
座間味くんが『心臓と左手<座間味くんの推理>』という短編集に出てくるというのでそちらも読んでみたい。
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沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変ーー。極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。 各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文 -
Posted by ブクログ
これまで読んできた石持作品に私が持っていたイメージは、「根っからの悪人が描かれない」ということでした。
殺人者が犯行に及ばざるを得ない状況をこと細か〜く説明して、読者に同情の念をこれでもかと持たせる話の多いこと山の如し(盛
10年前の私だったら「そんな犯人の背負ってる重い過去なんて興味ないし!謎!謎たくさん書いてよー!」と粋がってたタイプですよ…( ˘ω˘ )粋?
本格推理小説では人物の造形なんて二の次三の次、そこに注力されたら本筋である謎の提起の部分がおざなりになってしまう、なんて生意気にも思っていたんです。
要するに、推理小説の登場人物に感情移入する必要性は全く感じていませんでした。 -
Posted by ブクログ
石持先生が書く人間にはあまり悪人らしい悪人がいない、と言うのが、5、6作読んでる現時点でのイメージです。
犯人に同情の余地を残す、と言うより、「残し過ぎる」、そんな心理描写が印象的な作品が多いんですよね…。はっきり言っちゃうと、犯人の動機や感情が現実離れしすぎかしらん、ということなんですが←
今作もその石持ルールは遺憾なく発動しています。
読者はいつも通り、倒叙ミステリの本作の序盤で明らかになる犯人の人物像や犯行動機に、「人殺そうとしてるのに悪人じゃねーな」と心を寄せちゃうわけですが。
本作で特筆すべきは、読者のみならず、「被害者自身」までもが犯人を応援していることです。
何だったら、い -
Posted by ブクログ
最初の50ページでこんなに悲しくなったミステリは今まで読んだことないのです
展開が分からなくても、序盤で「おや?」と思う伏線がちゃんとあって、よく分からなくても辿り着くは着くのです
ただ、何を疑問に思って、何に繋がっていくか。
ミステリを読む上でとても大事なお話だったのです
あまりミステリを読んで自分の経験や感じたことと重ねることはなかったのですけど
大事な仲間、集団、一緒に居たり話したり思い出す時間、心の拠り所。
その大事なモノへの思い入れがぐだぐだしない様に主人公の年齢層を選んだのはとても良かったのです
きっと誰にでもあって、過去にも持っていた、或いは感じたことがある場所。
それを手放す