石持浅海のレビュー一覧
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ネタバレ7編の連作短編集。非常にライト。面白いとはいえない。ギンちゃんがギンボ君みたいだなーと思ってたら、まさにその魚からの命名だった。こっちは見た目からじゃないけどね。同じ人間ではないとはいえ、ギンちゃんは優しくかっちょいいし、ムーちゃんだって北西匠は好きだっただろうに。しかし、人間でないと分かってたって、性的興味というか関心は持てそうだけどな。特に匠がムーちゃんに対して。最後は切ない。黙っていなくなるなよ。ひどいよ。残されたもの同士だからといって、うまくいくだろうか。いくらお互いいい人だからといって。私もギンちゃんと暮らしたいものだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ石持浅海らしい、ロジックを突き詰めるミステリーでありながら、
そこにあるのは冷徹な論理の「冷たさ」ではなく、
あくまで、人を信じることを描いた、とても「温かい」作品。
自殺に至るまでの動機付けが苦しいと見る意見もあるでしょうが、
この部分こそが、人と人の絆の意味を問う、今作の醍醐味(論点)なのだと思います。
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遭難するも奇跡の生還を遂げた男女6名のダイバー。6人はその不思議な縁を大切にし、
定期的に同じメンバーでのダイビングを実施していた。
しかし、メンバーの1人美月が、ダイビング後の宴席で皆が酔いつぶれた中、
青酸カリを呷る自殺を遂げる。
残された5人は49日の法要で再び顔を合 -
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メロスの人質、セリヌンティウス。そこにあるのは盲目的な信頼。決して裏切りのない信頼だ。この物語は海難事故によって出会った者たちの絶望に似た死への希求と生への希望、そして信じることの証明を描いている。ああでもないこうでもないと信頼という最後の答えを探してひとりの仲間の死の謎を解いていく。ミステリとしては興味深いし面白い。この人が彼女の死に関わってはいるだろうと犯人というか共犯者というか、そういう人がだれなのかは簡単に知れるが面白い。ただどうしても残念なのはラストにもうひとり死んでしまうことだ。犯人、ではないがそれに類する彼の死が水を差す。まあ、この人は最初から死への絶望的な憧れを捨てられなかった
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暖かいじゃなくて温かと書いたのは意味があるのかな?
と思ったのですが、あるのかないのか。。。結局わからずじまい。。。他人の生命を吸い取って生きてる生命体、「ぎんちゃん」
そのぎんちゃんと暮らす畑寛子。ぎんちゃんは次々と起こる殺人事件の難解を解いていく。。。
その妹、「ムーちゃん」もまた人の生命を吸い取りながら生きている生命体。彼女もまた、北西匠と暮らして難解な事件を解いていく。。。。
その4人が旅行へと出かけた。。ぎんちゃんにはある思惑があるとも知らずに。。。。
「謎の生命体」って設定がSFっぽかったけど、
別にSFっぽい要素はなく、ただ、たんたんと事件を解決していく名探偵のお話 -
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「月の扉」で活躍した座間味くんが主人公の安楽椅子探偵物。
どれも意表をつく真相ばかりの良作です。
【貧者の軍隊】この過激派組織がリアリティがあっておもしろかったです。密室殺人事件の解決の着目点が素晴らしい。
【心臓と左手】異様な事件、猟奇的な信仰を持つ新興宗教と、現実的な真相のギャップが良いです。この作品も看破の手掛かりとなる着目点がおもしろい。
【罠の名前】どの作品もそうですが、注目を脇に逸らしておいて実は…という驚きが気持ちいいです。犯人の凶悪さに惑わされました。
【水際で防ぐ】人物が組織が目的がくるりとひっくり返っていく楽しい1編でした。
【地下のビール工場】この真相には大迫警視と一緒 -
Posted by ブクログ
石持さんは、ミステリーでも本格派とカジュアル派と書くんだけど
どちらもミステリー部分がイマイチなんです。
どの本を読んでも、動機が弱いんです。
ただ、動機は価値観によって違ってくるものだから仕方ないと思いますが、それでも詰らない。
じゃ、なんで石持さんの本を読むかというと
人物に魅力あるんです。
あと、お酒が好きみたいで美味しそうに表現してくれるんです。
今一番のあたしのお気に入りの日本酒も石持さんの本から情報を
えて知ったお酒。
石持さんが薦めるなら、美味しいお酒だろうと思うようになりました。
ただ残念な事に今回の本ではお酒好きが集まっている話があるにも
関わらず、そのへんはすっとばして書か