石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて読んでみた。プラス表紙のデザインがかっこよかったから。短編集。
なんとなくホラーっぽいのが読みたい方にオススメ。
[印象に残った短編]
転校
めちゃ気持ち悪くなった、吐きそうになった…
心中少女
これから死のうしている女2人が心中しようとする場所に既にある女性の死体があるのを発見する。そして推理し始める。
黒い方程式
ゴキブリを退治しようとしただけなのに、まさかの展開。いまのコロナ禍でタイムリー。
三階に止まる
こんなマンション、家賃が安くても絶対に住みたくない…!気味が悪いなと思った。終わり方は個人的には面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ー狂気の内側は平静なのかもしれないー
そう思わせる本だった。
裏表紙のあらすじに目を通せば、読み始める前から三人の人間を殺すことが目的とた物語ということが分かる。だが、主人公が、彼らが何者なのか、何故殺さなければならないのか、そういった情報は謎のまま、物語が進むにつれ徐々に開示されてゆく。通常のミステリーであれば少しずつ謎が解け情報が露わにになるのに対し、主人公が情報を知っているにも関わらず違和感なく情報が小出しにされてゆく展開が非常に面白かった。
主人公を常人として読み始めるものの、読み進めるにつれて主人公自体が狂人なのか読者に疑問を抱かせるのも斬新。
ハッピーエンドではなく読者に違和感を感じさせたまま終わる(あとがきにも書いてあったが)「サイコ・サスペンス」なので、苦手な方は要注意。 -
Posted by ブクログ
ある企業への復讐の為に、今は使われていない会社の保養所「風神館」に集まった10人の男女。
何の説明もなく、一人目の復讐を成し遂げたシーンから始まるのも衝撃的。
一人目を計画通り殺せたことから、結束感が強まったと思えた10人だったが、翌朝、そのうちの一人が殺される。
9人となったメンバーは企業への復讐を続けるべきか、犯人探しをするべきか、議論になる。
しかし、その後も次々と起こるクローズドサークル内での殺人。
果たして、仲間と思っていた人間の誰が犯人なのか?
殺人シーン自体シンプルで、会話を中心とした心理戦なのが、やはり石持浅海ならでは。
碓氷優佳シリーズではないが、探偵役となる雨宮の存在がラストまで不気味。
心理戦がメインだし、犯人の動機はちょっと弱めだったので、読んでいて退屈に思う部分も。 -
Posted by ブクログ
すれ違う殺害と愛情と… 秀才達の巧みな駆け引き、緊張感が強烈! 傑作倒叙ミステリー #君が護りたい人は
友人から殺人の意思を聞いたしまった主人公。キャンプ場に集まった仲間たちは楽しい時間を過ごすが、意思を知っている主人公は魂がすり減る舞台でしかなかった。友人は殺害するための作戦を脈々と進めていくが、碓氷優佳の洞察力によって想定外の流れに… 人気倒叙ミステリー、碓氷優佳シリーズの第6弾。
殺害実行の闘争シーンがお見事!
本シリーズの見所ですよね~ どうなるどうなるっていう緊張感でしびれました。読む手がとまりませんでした。しかし主人公はさぞ大変だったろうなぁ~、自分なら仮病でも使ってキャンプに行きません。
そして今回も碓氷優佳は切れ味抜群、相変わらず怖い。
しかし年齢を重ねたかしら、優しさがあふれていて少しだけあったかい気持ちになりました。自分としてはもっと怪物的な冷酷さで犯罪者を切り刻んでいただいてもよいですよ。
本作は登場人物の様々な立場や意識のベクトルがとても興味深いです。
主人公は、犯人、狙われている人、ヒロイン… それぞれの護りたい人、まさにタイトルがすべてを語っていますね。ああ切なき愛情と憎しみのすれ違い。
残念なのは、殺害できるできないのヒリついた描写が既存作品と比較してひまひとつかなと。お話の進め方として主人公目線での進行がメインなので、犯人側の謀略や情念がわかりづらいのが原因かしらと。ただ今回戦っているのは、主人公と優佳だからなぁ~ 難しいですね。
本シリーズ大ファンの自分としてはとても楽しめました、次回作の優佳はいくつになって仕事や家庭はどうなっているんだろう。超期待しています!