石持浅海のレビュー一覧

  • 君が護りたい人は

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    読みやすいが、登場人物が多くない分オチが読めてしまう。流石に胸の内までは読みきれなかったが、割と予想通りの展開…

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    2021年12月11日
  • 殺し屋、続けてます。

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    <殺し屋探偵>シリーズ第二作目の連絡短編集。前作の定型フォーマットを引き継ぎつつも、今作では新たな語り手や競合相手(シングルマザーの殺し屋)の登場により、前作よりも展開のバリエーションが増えている。今作のお気に入りは競合相手の仕事ぶりが初披露される「銀の指輪」と、依頼人が語り手の異色作「猪狩り」ですね。不満を言うならば、毎話冒頭で提示される謎が期待感を煽る割に、肝心な事の真相が物足りないものばかりであることか。無論、各話三十頁程度のロジカルな短編に重厚な人間心理を期待するのは野暮だと重々承知の上だけれど。

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    2021年12月07日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    ネタバレ

    【収録作品】赤信号/夏休み/彼女の朝/握られた手/夢に向かって/災い転じて/優佳と、わたしの未来
     碓氷優佳の高校生時代を描いた連作。
     赤信号にまつわるジンクス、友人の秘密の恋愛、委員長の飲酒癖アピール、百合だと噂される二人の友人の関係、漫画家志望の友人が急に志望校のレベルを上げた理由、受験直前の初詣での事故で右手を骨折した友人が気持ちを持ち直した理由… 全てを見抜いていた優佳に感心していた小春は、優佳の本質に気づく。

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    2021年11月01日
  • 君が護りたい人は

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    碓氷優佳シリーズ。
    殺人の計画を三原から打ち明けられた弁護士の芳野。
    殺人の決行はキャンプ場。
    三原が思いを寄せる歩夏は、中学生の時に両親を亡くし、成人となるまで後見人を務めていた20歳年上の奥津と婚約をした。
    三原は奥津が歩夏に強制的に関係を迫ったと思い込み、彼を殺す決意をする。
    キャンプに参加するのは、芳野、三原、歩夏、奥津の他、奥津と共に両親を亡くした直後から歩夏の面倒を見ていた小春とその友人の優佳など。
    果たして、三原はいつどのように奥津を殺すのか?
    殺人の計画を打ち明けられた吉野の目線から描かれるので、読んでいるこちらもハラハラドキドキする。
    そして、ずっとシリーズを読んでいるファン

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    2021年10月17日
  • 賛美せよ、と成功は言った

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    ネタバレ

     成功した旧友を祝うために集まった仲間たち。その席で、仲間の一人が恩師を殴り殺してしまう。事件は単純だった。しかし、そこには別の人間の思惑が絡んでいた。
     成功した者の人格の問題ではなく、失敗した者から見たときの話だから、どうしたって同席は無理なのだろう。身につまされる。

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    2021年10月09日
  • 彼女が追ってくる

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    ネタバレ

    中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。旧知の経営者らが集まる「箱根会」で。愛した男が死ぬ機会を作った女への復讐だった。しかし、死体が握っていたカフスボタンが、夏子の疑念を呼ぶ。そして、前作登場の堀江比呂美がゲストとして連れて来た碓氷優佳が、そんな夏子を見ていた。
    ここでも事件の謎にしか興味のない優佳の倫理観が興味深い。精緻さを愛し、杜撰さを疎む彼女は、ラストもおそらく予想していたのだろう。ヒントに気づかぬ愚かさを見捨てる冷たさが彼女らしい。

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    2021年10月09日
  • 君の望む死に方

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    ネタバレ

     大企業の創業者社長・日向は、社員の梶間に自分を殺させることにし、お膳立てを整える。保養所での「お見合い研修」に招き、そこで実行させることにしたのだが、招いたゲストの一人・碓氷優佳によって、仕掛けがことごとく無効化されていく。
     日向が梶間に自分を殺させる動機が怖い。一見まともな経営者に見える分、狂気を感じる。優佳の価値観や倫理観はフラットで興味深い。

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    2021年10月07日
  • 君が護りたい人は

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    ネタバレ

     奥津悠斗は後見人として、友人夫婦の遺児・成富歩夏の成長を見守る。二十歳も離れている二人だが、やがて婚約。歩夏に思いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して歩夏をその支配から助けようと決意し、奥津の友人・芳野に見届けることを依頼する。しかし、犯行を計画しているキャンプに、ゲストとして参加した碓氷優佳により、三原の計画は狂っていく。
     小春と優佳の友情が続いているのは面白い。奥津はどうみてもいい人っぽいので、首を傾げながら読み進めて納得。
     優佳の内面が描かれないので、(最後に行動について本人の口から説明されるが)クールビューティさが際立っている。ただの親切ではないと読んだ芳野は自負するように頭がいいの

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    2021年09月27日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    30年以上前に愛読した小説が今だアニメ化され、漫画化され広く愛され続けるのは感慨深い。その上に新作トリビュートまで出版されるとは!
    6作のうちでは石持浅海さんの作品がいちばん銀英伝ぽくもあり、かつ作者ならではの持ち味もありよかった。

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    2021年09月16日
  • 三階に止まる

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    真実と狂気が重なるブラックセンスミステリー短編集

    人が乗るときだけ必ず3階に停止するマンションのエレベーター「三階に止まる」
    亡くなった級友の不名誉を挽回する「壁の穴」他全8編

    夏が過ぎても読後なんとなく薄ら寒い感じに浸れる作品です

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    2021年09月01日
  • 水の迷宮

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    ネタバレ

    水族館に届けられた携帯電話。非通知で送られてくる謎のメッセージ。開館中の水族館で起こる悪質な悪戯。それは3年前に起こった職員の死と、不可解な設備異常を連想させるものだった。

    犯人からの短いメッセージは、一見海洋汚染を訴える文章だが、悪戯を仕掛けたエリアと内容を巧みに盛り込んでいる。しかし目的が分からない。
    中盤で職員が一人死に、悪戯が薄気味悪さを伴うようになった。
    水族館という舞台設定もそれを助長したように思う。夏休み中の水族館は、騒々しくきらびやかな場所だが、裏側はそうではない。表には置けない飼育道具や予備水槽、パイプが並び、水槽を稼働させる装置音が常に鳴り響く。小説の読み手は、その裏側を

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    2021年08月07日
  • 三階に止まる

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    「著者初の短編集」という帯を見て、えっ?と。
    そのせいなのか、著者色が出ているような出ていないような。ミステリというか、ホラー色がちょっと強いかな。
    そしてあまり統一感がないような。

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    2021年08月05日
  • セリヌンティウスの舟

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    ネタバレ

    特殊な事故を経て絆を深めた6人だけど、その信頼感が全ての推理のベースにあるので、読者はなかなか共感できず、推理に納得できないのではないか。

    自分が自殺しておいて残されたメンバーには変わらないでいて欲しいという、行動理由も自分勝手で余計なお世話としか思えない。

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    2021年07月22日
  • 鎮憎師

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    新たな探偵の登場!?
    友達の結婚式二次会で集まったかつてのサークル仲間。
    サプライズで登場したある人物が事もあろうに殺された。
    憎しみは連鎖する、それを断ち切る為に登場したのはサラリーマン。彼は何を導いてくれるのか!

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    2021年07月16日
  • 三階に止まる

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    現実的にありそうで無い、ミステリーとSFが入り混じった短編集。「黒い方程式」は、日常にいながら隔離されていく孤独感が特にSFチックで好み。表題にもなっている「三階に止まる」も同じく、ホラーというよりは大いなる存在を前提とするような謎解きに一風変わった面白さを感じました。著者の別の作品もぜひ読んでみたい。

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    2021年06月01日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    ネタバレ

    アルラウネ、サイコパス気質の人間を作ってしまった支援者の主人公が3人の女を殺そうとする話

    覚醒という語彙にしてもそうなんだけどリアリティとやりたい事の乖離が気になる。
    そのせいで物語が全体的に地に足が着いていない感じがする。現代日本じゃなければ誤魔化せたかもしれないのでSFと思って読めばいいかもしれない。

    幸視点の独白で高校生のくせにセックスをしたからと言う文章があるが高校生は同じ年代の高校生に「くせに」と言うことは少ないと思う。それは作者の主観が文章に現れすぎてないか?と思った。

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    2021年05月27日
  • 罪人よやすらかに眠れ

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    ーこの館に、業を抱えていない人間が来てはいけないんです。ー

    この本の表紙をめくると、こんな一文が目に飛び込んでくる。
    パッとは分かりづらい文章で、妙にひっかかる(わざとかな)。「抱えてない人は来てはいけない」つまり、抱えている人だけ来てもよいということか。
    『業』というと、内に抱えた恨みや憎しみ、自分ではどうしようもできない運命や生まれつきの悪しき心など、おどろおどろしいもののようなイメージがある。そのようなものを抱えて、館に逃げ込んでくる人の話なのだろうか。


    札幌市の中島公園近くにある大きなお屋敷に、偶然足を踏み入れることになった通りすがりの7人による7つのお話。短編仕立てだ。
    そのお

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    2021年05月24日
  • 月の扉

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    予備知識ゼロで読み始めて、おお、続き気になる系のミステリー!と思ったら、これがなかなか一筋縄ではいかない。
    色々絡んでくる。もはや色んな要素詰め込みすぎてどこにスポット当てていいかわからん。いや、結論人間の業みたいなものを描くために色んな要素と視点なんでしょう。
    世界観に入り込めるかによって読後の満足感が人によって全然違うのでは。
    でも彼のキャラクターはよかった!
    個人的に最後は蛇足。

    とはいえ続き気になりすぎて夢中で徹夜で読んでしまった。

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    2021年04月19日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    【収録作品】小川一水「竜神滝(ドラッハ・ヴァッサーフェル)の皇帝陛下」/石持浅海「士官学校生の恋」/小前亮「ティエリー・ボナール最後の戦い」/太田忠司「レナーテは語る」/高島雄哉「星たちの舞台 」/藤井太洋「晴れあがる銀河」

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    2021年03月06日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    これはオリジナルを読んでから読むべきだった。
    これだけでもわかるけど原作での人々の関係を理解した上で読めばより味わい深くなったはず。

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    2021年02月14日