石持浅海のレビュー一覧

  • 二千回の殺人

    Posted by ブクログ

    状況の推理力だけでなく科学的知識を併せたロジカルさには石持作品らしさがあるので内容の壮絶さにも関わらず強い嫌悪感なく読めるのですが、やっぱりここまで酷い結果になったのはフィクションとはいえ受け入れられない。

    0
    2022年01月30日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

    Posted by ブクログ

    【収録作品】貧者の軍隊/心臓と左手/罠の名前/水際で防ぐ/地下のビール工場/沖縄心中/再会
     前作の大迫警視と「座間味くん」が再会し、飲み友だちになる。そして大迫警視から語られる「終わった」事件に、「座間味くん」が別の光を当てる。
     物の見方の多面性が知らされて面白い。

    0
    2022年01月23日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

    Posted by ブクログ

    安定の石持節。
    今回は取り扱っている事件がもうひとつだったかな。
    ○○トリックも、そこまで効果的ではなかったような。

    0
    2022年01月10日
  • 二歩前を歩く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「一歩ずつ進む」「二歩前を歩く」「四方八方」「五ヵ月前から」「ナナカマド」「九尾の狐」

    不思議な現象を解き明かす小泉くん、いいキャラでした。
    最後の「九尾の狐」はハッピーエンド?締め括りにはちょうど良かったです。
    もしダリコさんとケンカしてしまったら髪の毛ユラユラ~ですね。

    0
    2021年12月21日
  • 水の迷宮

    Posted by ブクログ

    水族館が舞台のミステリ

    3年前の、残業中に亡くなった水族館職員の命日
    水族館に展示水槽環境の被害を示唆するメールが届く
    そして実際に水槽への危害は加えられる
    次々仕掛けられる脅迫犯からの仕掛けの対応に追われる中に起こる新たな事件
    果たして、犯人の目的とは?
    3年前に亡くなった職員と起こっている事件の関係は?


    脅迫犯は序盤からあからさまな登場をしているので、すぐに想像できる
    目的も何となくアレに関係しているんだろうなぁというのもわかるけど、その真意が何かというのが序盤の謎
    そして新たな事件がノイズとなってミステリの要素を複雑にしている

    携帯が折りたたみ式だったり、プリペイド式がまだ使えた

    0
    2021年12月17日
  • 君が護りたい人は

    Posted by ブクログ

    読みやすいが、登場人物が多くない分オチが読めてしまう。流石に胸の内までは読みきれなかったが、割と予想通りの展開…

    0
    2021年12月11日
  • 殺し屋、続けてます。

    Posted by ブクログ

    <殺し屋探偵>シリーズ第二作目の連絡短編集。前作の定型フォーマットを引き継ぎつつも、今作では新たな語り手や競合相手(シングルマザーの殺し屋)の登場により、前作よりも展開のバリエーションが増えている。今作のお気に入りは競合相手の仕事ぶりが初披露される「銀の指輪」と、依頼人が語り手の異色作「猪狩り」ですね。不満を言うならば、毎話冒頭で提示される謎が期待感を煽る割に、肝心な事の真相が物足りないものばかりであることか。無論、各話三十頁程度のロジカルな短編に重厚な人間心理を期待するのは野暮だと重々承知の上だけれど。

    0
    2021年12月07日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】赤信号/夏休み/彼女の朝/握られた手/夢に向かって/災い転じて/優佳と、わたしの未来
     碓氷優佳の高校生時代を描いた連作。
     赤信号にまつわるジンクス、友人の秘密の恋愛、委員長の飲酒癖アピール、百合だと噂される二人の友人の関係、漫画家志望の友人が急に志望校のレベルを上げた理由、受験直前の初詣での事故で右手を骨折した友人が気持ちを持ち直した理由… 全てを見抜いていた優佳に感心していた小春は、優佳の本質に気づく。

    0
    2021年11月01日
  • 君が護りたい人は

    Posted by ブクログ

    碓氷優佳シリーズ。
    殺人の計画を三原から打ち明けられた弁護士の芳野。
    殺人の決行はキャンプ場。
    三原が思いを寄せる歩夏は、中学生の時に両親を亡くし、成人となるまで後見人を務めていた20歳年上の奥津と婚約をした。
    三原は奥津が歩夏に強制的に関係を迫ったと思い込み、彼を殺す決意をする。
    キャンプに参加するのは、芳野、三原、歩夏、奥津の他、奥津と共に両親を亡くした直後から歩夏の面倒を見ていた小春とその友人の優佳など。
    果たして、三原はいつどのように奥津を殺すのか?
    殺人の計画を打ち明けられた吉野の目線から描かれるので、読んでいるこちらもハラハラドキドキする。
    そして、ずっとシリーズを読んでいるファン

    0
    2021年10月17日
  • 賛美せよ、と成功は言った

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     成功した旧友を祝うために集まった仲間たち。その席で、仲間の一人が恩師を殴り殺してしまう。事件は単純だった。しかし、そこには別の人間の思惑が絡んでいた。
     成功した者の人格の問題ではなく、失敗した者から見たときの話だから、どうしたって同席は無理なのだろう。身につまされる。

    0
    2021年10月09日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。旧知の経営者らが集まる「箱根会」で。愛した男が死ぬ機会を作った女への復讐だった。しかし、死体が握っていたカフスボタンが、夏子の疑念を呼ぶ。そして、前作登場の堀江比呂美がゲストとして連れて来た碓氷優佳が、そんな夏子を見ていた。
    ここでも事件の謎にしか興味のない優佳の倫理観が興味深い。精緻さを愛し、杜撰さを疎む彼女は、ラストもおそらく予想していたのだろう。ヒントに気づかぬ愚かさを見捨てる冷たさが彼女らしい。

    0
    2021年10月09日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     大企業の創業者社長・日向は、社員の梶間に自分を殺させることにし、お膳立てを整える。保養所での「お見合い研修」に招き、そこで実行させることにしたのだが、招いたゲストの一人・碓氷優佳によって、仕掛けがことごとく無効化されていく。
     日向が梶間に自分を殺させる動機が怖い。一見まともな経営者に見える分、狂気を感じる。優佳の価値観や倫理観はフラットで興味深い。

    0
    2021年10月07日
  • 君が護りたい人は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     奥津悠斗は後見人として、友人夫婦の遺児・成富歩夏の成長を見守る。二十歳も離れている二人だが、やがて婚約。歩夏に思いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して歩夏をその支配から助けようと決意し、奥津の友人・芳野に見届けることを依頼する。しかし、犯行を計画しているキャンプに、ゲストとして参加した碓氷優佳により、三原の計画は狂っていく。
     小春と優佳の友情が続いているのは面白い。奥津はどうみてもいい人っぽいので、首を傾げながら読み進めて納得。
     優佳の内面が描かれないので、(最後に行動について本人の口から説明されるが)クールビューティさが際立っている。ただの親切ではないと読んだ芳野は自負するように頭がいいの

    0
    2021年09月27日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    Posted by ブクログ

    30年以上前に愛読した小説が今だアニメ化され、漫画化され広く愛され続けるのは感慨深い。その上に新作トリビュートまで出版されるとは!
    6作のうちでは石持浅海さんの作品がいちばん銀英伝ぽくもあり、かつ作者ならではの持ち味もありよかった。

    0
    2021年09月16日
  • 三階に止まる

    Posted by ブクログ

    真実と狂気が重なるブラックセンスミステリー短編集

    人が乗るときだけ必ず3階に停止するマンションのエレベーター「三階に止まる」
    亡くなった級友の不名誉を挽回する「壁の穴」他全8編

    夏が過ぎても読後なんとなく薄ら寒い感じに浸れる作品です

    0
    2021年09月01日
  • 水の迷宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水族館に届けられた携帯電話。非通知で送られてくる謎のメッセージ。開館中の水族館で起こる悪質な悪戯。それは3年前に起こった職員の死と、不可解な設備異常を連想させるものだった。

    犯人からの短いメッセージは、一見海洋汚染を訴える文章だが、悪戯を仕掛けたエリアと内容を巧みに盛り込んでいる。しかし目的が分からない。
    中盤で職員が一人死に、悪戯が薄気味悪さを伴うようになった。
    水族館という舞台設定もそれを助長したように思う。夏休み中の水族館は、騒々しくきらびやかな場所だが、裏側はそうではない。表には置けない飼育道具や予備水槽、パイプが並び、水槽を稼働させる装置音が常に鳴り響く。小説の読み手は、その裏側を

    0
    2021年08月07日
  • 三階に止まる

    Posted by ブクログ

    「著者初の短編集」という帯を見て、えっ?と。
    そのせいなのか、著者色が出ているような出ていないような。ミステリというか、ホラー色がちょっと強いかな。
    そしてあまり統一感がないような。

    0
    2021年08月05日
  • セリヌンティウスの舟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特殊な事故を経て絆を深めた6人だけど、その信頼感が全ての推理のベースにあるので、読者はなかなか共感できず、推理に納得できないのではないか。

    自分が自殺しておいて残されたメンバーには変わらないでいて欲しいという、行動理由も自分勝手で余計なお世話としか思えない。

    0
    2021年07月22日
  • 鎮憎師

    Posted by ブクログ

    新たな探偵の登場!?
    友達の結婚式二次会で集まったかつてのサークル仲間。
    サプライズで登場したある人物が事もあろうに殺された。
    憎しみは連鎖する、それを断ち切る為に登場したのはサラリーマン。彼は何を導いてくれるのか!

    0
    2021年07月16日
  • 三階に止まる

    Posted by ブクログ

    現実的にありそうで無い、ミステリーとSFが入り混じった短編集。「黒い方程式」は、日常にいながら隔離されていく孤独感が特にSFチックで好み。表題にもなっている「三階に止まる」も同じく、ホラーというよりは大いなる存在を前提とするような謎解きに一風変わった面白さを感じました。著者の別の作品もぜひ読んでみたい。

    0
    2021年06月01日