石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/女と男、そして殺し屋
殺し屋シリーズ第3作。
それぞれ仲間のいる、二人の殺し屋の「仕事」が交互に描かれる。二人とも、依頼主や依頼理由は聞かずに仕事を請け負い、実行する。実行に必要な事情だけは独自に調べるが。
「遠くで殺して」表の顔は経営コンサルタントの富澤允。依頼につけられた条件が気になる。
「ペアルック」表の顔は通販業者の鴻池知栄。標的とその親友がよく似ており、ペアルックでいることが気になる。
「父の形見」経営コンサルタントとしての富澤允が登場。語り手はその顧客。
「二人の標的」鴻池知栄の仕事。二人の配信者のうちどらかを殺してほしいという依頼。知栄は、どちらを殺すか決めるため、調査する。
「女と男、そして殺し屋」二つの依頼。一つ目は鴻池知栄に。二月十二日まで、二つ目は富澤允に。二月十二日以降なるべく早くという条件がついていた。
ビジネスライクで物語としては面白い。 -
Posted by ブクログ
石持浅海の長篇ミステリ作品『君の望む死に方』を読みました。
『殺し屋、やってます。』に続き、石持浅海の作品です。
-----story-------------
私は君に殺されることにしたよ しかも殺人犯にはしない──。
死を告知された男が選んだ自らの最期。
周到な計画は、一人の女性の出現によって齟齬(そご)をきたしはじめた 膵臓ガンで余命6ヶ月──
〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則(ひなたさだのり)は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。
殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で──。
幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。
日向の思惑通り、舞台と仕掛けは調(ととの)った。
あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。
だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬(そご)をきたしはじめた……。
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2008年(平成20年)に刊行された碓氷優佳を探偵役とする碓氷優佳シリーズの第2作です… 石持浅海の「倒叙三部作」の2作目にもあたる作品、、、
2008年(平成20年)に松下奈緒の主演でWOWOWでテレビドラマ化されているようですね。
■序章
■第一章 保養所
■第二章 研修
■第三章 懇親会
■第四章 対話
■終章
■解説 再読してなお面白い、一級品のミステリー 大倉崇裕
余命6カ月?ガン告知を受けたソル電機社長の日向貞則は、社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ……日向には、創業仲間だった梶間の父親を殺した過去があったのだ、、、
梶間を殺人犯にさせない形で殺人を実行させるために、幹部候補を対象にした研修を準備する日向……彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の恐るべき推理が、計画を狂わせ始めた……。
膵臓ガンで余命6ヶ月と宣告されたソル電機の創業社長・日向貞則が「生きてるうちにしかできないことは何か」と考え、社員の梶間晴征に、殺人犯にはさせない方法で、自分を殺させるために、幹部候補を対象にした研修を設け、花瓶、アイスピック、クレセント錠、酒瓶などさまざまな凶器も用意……彼の思惑通りに進むかに見えた時、ゲストに招いた女性・碓氷優佳の推理が、計画を狂わせ始める、、、
事件が起こる前の段階でのキャラクターたちの心理描写や行動が丁寧に描かれており、倒叙の醍醐味を堪能できるし、物語の構成とか展開が独特でとても印象深かったのですが……登場人物の言動にやや不自然さを感じて共感しにくい部分があったり、結末が読者に委ねられている部分が、ちょーっとだけ物足りなかったですねー 独特のプロットは佳いんですけどね。 -
Posted by ブクログ
ミステリーに見せかけたラブストーリー。
二組のカップルが登場します。
1話目の話時にはまだカップル成立はしていませんが、二組目のカップルが成立するまでの話が1話目。
とある本屋である女性に一目惚れをする主人公。
飲みの席で友人カップルにその女性の話を彼はします。
片方の手首に2つの時計をしている彼女。
友人たちはその女性に心当たりがあり、次の飲みの席に彼女を招待します。
何故、彼女は手首に2つの日にちの異なる時計を常に身に着けているのか。
その謎を主人公が解いたのち、もう一組のカップルが成立。
2話目以降の友人カップルの謎についても主人公は解き明かしてしまいます。
いくつかの謎を主人公は解いていきます。
最終話では1話目の謎にまつわる謎を解き、彼女から2つの時計のうち1つを託されます。
とりあえず、百聞は一見に如かずですので興味ある方は自分で読んでみてはいかがと。
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Posted by ブクログ
架空の企業が販売した製品によって、人生を壊された原告4人、製品とは別に同社に怨みを持つ4人、悪徳業者へ鉄槌を下す団体2人、計10人は、3人のターゲットを殺害する計画を建て、1人目を殺害するも、予想外の殺人が起きて・・・。
敵と味方、立場によって確かに移り行きます。
誰が犯人か?誰が誰を殺したか?
終盤はハラハラ、一気読みでしたが、登場人物が多く、ありふれた名前もある為、少し前半読みにくかったです。
後、殺害計画を建てる登場人物達に感情移入ができない為、登場人物達への思考回路がイメージしにくい点があります。
一方で、主人公達が殺人計画側、という設定の中に想定外の殺人が起こる展開は新鮮で面白かったです。