石持浅海のレビュー一覧

  • 君の望む死に方

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    石持浅海の長篇ミステリ作品『君の望む死に方』を読みました。
    『殺し屋、やってます。』に続き、石持浅海の作品です。

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    私は君に殺されることにしたよ しかも殺人犯にはしない──。
    死を告知された男が選んだ自らの最期。
    周到な計画は、一人の女性の出現によって齟齬(そご)をきたしはじめた 膵臓ガンで余命6ヶ月──
    〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
    死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則(ひなたさだのり)は社員の梶間晴征に、自分を殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。
    殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない形で──。
    幹部候補を対象に

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    2024年04月13日
  • 高島太一を殺したい五人

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    斬新なアイデアと読みやすい文でスラスラ読めたし面白かった。面白かったが…、設定が少し無茶に感じたし、高島太一を殺したい動機がなんかいまいち私には理解出来ない。

    後、その後が気になる。警察が介入し後、どうなったか知りたい。

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    2024年04月10日
  • 彼女が追ってくる

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    第3弾かな。

    形式的にはシリーズ踏襲してて、経緯が面白いのは確かにあった。
    前作でも「余韻が楽しかった」と思ったけど、今回も余韻を楽しめせてくれる終わり方だった。余韻の為に読んだまであったりして。

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    2024年04月07日
  • 殺し屋、続けてます。

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    顧客満足度の高い殺し屋の話、続編。
    基本良い意味で小気味よく淡々と進む。大きな山場はないが気になる存在も出てくる。
    3巻目、でないかな。

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    2024年04月07日
  • あなたには、殺せません

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    いっつもスマートで冷静な主人公が出てくる。今回は意表をついた設定でワクワクして読んだ。殺し屋やってます、みたいなクールな感じがいいね。

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    2024年04月05日
  • 風神館の殺人

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    高原の保養施設『風神館』に集まった10人の男女。彼らの目的は、自分達を不幸に陥れた企業幹部の3人の殺害。

    1人目の幹部を殺害し、次の計画に進むところで、仲間1人の変わり果てた姿が...
    人の出入りのない施設で起こった殺人事件。
    犯人はこのメンバの中にいるのか?

    疑心暗鬼に駆られるメンバー達が、ひとりまたひとりと殺される。
    警察を呼ぶ事も出来ない状況で、残ったメンバーの決断とは?
    このまま企業幹部の殺害計画を進めるべきなのか否か?
    そして、本当の真犯人とは?
    石持さんらしいロジックが展開します。

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    2024年03月20日
  • 女と男、そして殺し屋

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    殺し屋シリーズ第3弾。
    2作目で、もう一人殺し屋がいることにびっくりしたが、3作目は2人よる中短編集。
    同じ殺し屋でも、手段が異なるので面白い。
    そして、殺し屋の殺しの手口ではなく、「知る必要はない」はずの依頼の裏側を推理するのが、このシリーズの醍醐味。
    ラストの中編では、二人が対決するのかと思ったが、ニアミス止まり。
    これは続編に期待しかない!

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    2024年03月19日
  • 女と男、そして殺し屋

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    相変わらず、殺し屋の話だけど淡々としてて面白い。
    ただ、今回で2人が相見えて終わりかと思ってたら、最後の話でニアミスしただけだった。
    同じ感じが続いてるし、次くらいで終わって欲しいな…

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    2024年03月13日
  • 女と男、そして殺し屋

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    交通事故の被害者と加害者、その両方に殺しの依頼が
    入ってきた。副業殺し屋、富澤充と鴻池知栄が
    それぞれの視点で推理を進めた先には…。日常の謎を
    殺し屋が解き明かすシリーズ、第3弾。

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    2024年04月13日
  • 高島太一を殺したい五人

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    高島太一を殺したい同僚の面々が居合わせた場所には、瀕死の高島太一が。彼はどうして倒れているのか。また瀕死の彼をどうするのか。

    延々と話し合いの場面が続く感じ。全員の高島太一を殺したい理由が、いまいちなーという気もするけど、「どうすれば違和感なく殺せるか」という話し合いをするという設定は面白かった。

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    2024年02月11日
  • 顔のない敵

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    対人地雷を題材にした六編と、デビュー作「暗い箱の中で」を収録した短編集です。

    対人地雷という社会問題とミステリの組み合わせは、長編デビュー作である『アイルランドの薔薇』を彷彿とさせます。

    あまり馴染みのない、対人地雷という題材が、様々な角度から取り上げられているのが興味深く、勉強にもなりました。

    デビュー作である「暗い箱の中で」は、短い中にも現在の作風に通じる要素が感じられ、その独自性が既に発揮されていることに驚かされます。

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    2024年02月10日
  • まっすぐ進め

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    ミステリーに見せかけたラブストーリー。

    二組のカップルが登場します。
    1話目の話時にはまだカップル成立はしていませんが、二組目のカップルが成立するまでの話が1話目。
    とある本屋である女性に一目惚れをする主人公。
    飲みの席で友人カップルにその女性の話を彼はします。
    片方の手首に2つの時計をしている彼女。
    友人たちはその女性に心当たりがあり、次の飲みの席に彼女を招待します。
    何故、彼女は手首に2つの日にちの異なる時計を常に身に着けているのか。
    その謎を主人公が解いたのち、もう一組のカップルが成立。

    2話目以降の友人カップルの謎についても主人公は解き明かしてしまいます。
    いくつかの謎を主人公は解

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    2024年02月04日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    ネタバレ

    友人間の飲み会の中で上がった話題について推理して解決?する話。
    ほっこりする点は良かったが、期待より規模が小さい推理だと感じた。

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    2024年01月20日
  • 御子を抱く

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    2024-1-10-1
    こういう集団って一般からは忌避されがちだけれど、そこには他人には知り得ない事情や思いがあって、他から干渉されない権利があると思う。集団指導体制っていつの世も難しいってことか。

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    2024年01月10日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

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    さくさく読めて面白かった!
    警察が一般人にこんな話していいのか、とか、そんなことも警察気づいてなかったのか、とかツッコミどころはあるけれど笑
    特に心臓と左手が好きだったかな。
    最後の「月の扉」の続編はイマイチ。

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    2024年01月07日
  • 高島太一を殺したい五人

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    5人それぞれ意図を隠しながら殺害に向けて行動していく内容かと思いきや、全員がお互い殺意を表明した上で、すでに起きた殺人未遂について推理していくような内容。小説ならではの非現実的な設定で、斬新なテーマではあるが、推理パートが全体の9割を占めるほど非常に長く、その割には結論がかなりあっさりしている。過程を楽しむ小説と思えばいいが、ラストにもう少し意外性が欲しかった。文体としては読みやすい。

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    2023年12月12日
  • あなたには、殺せません

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    ネタバレ

    倒叙ミステリー…でいいのかな?
    あらすじを見て、斬新だわ面白そう!と手に取った。
    結末もそれぞれで、面白かった。
    結構どうでもいい所に引っ掛かって、みんな飲み物お茶なんだなー。私なら午後の紅茶ミルクティー無糖、、とかしょうもないこと考えてたらそのあとブラックコーヒーとか持ってくる人出てきたんで良かった。(何が笑)
    相談員の人の日常生活が気になる、頭のいい人だよなぁ。詩的な会話もこなせるし、話してみたい。
    世にも奇妙な物語とかで実写化したらすごく良いな!と思った。

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    2023年12月09日
  • あなたには、殺せません

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    殺したい相手がいる、けれども警察には
    捕まりたくない、そんなジレンマを抱える
    犯罪者予備軍の駆け込み寺のNPO法人に、
    殺意を持った人が相談に行く設定が面白い。

    相談に行く側は深刻で思い詰めた様子に対して、
    聞く側の相談員は動じないカウンセラーようでも、
    小さな穴も見落とさないやり手の銀行員のようでもあって、話す内容の重みとそれをやり取りする
    人の見た目のギャップに意外性を覚える。

    相談員は、殺人を未然に防ぐために訪問者の
    実行を思いとどまらせようと説得するかと
    思いきや、実行した時に起こるであろうことを
    一つひとつ淡々と検証して否定でも肯定でもない
    フラットな態度に意表をつかれて、殺

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    2023年12月09日
  • あなたには、殺せません

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    「素人が考えたそれなりに説得力のあるトリックの穴を相談員が指摘していく」といったものかと思ったら「殺人に対するリスクとリターンや警察の有能さで説得+ちよっとした捻り」な内容で少しがっかり。

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    2023年11月17日
  • あなたには、殺せません

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    ネタバレ

    殺害の計画を、相談者と一緒に練って(NPOは別に練ってるつもりはないのだろうけど)のいざ実行段階!の段階は毎回わくわくした。
    ただ毎回それまでの同じでちょっと中弛み感はあったかな…
    そして最後の話は、絞殺はいつ死んだかわからないからと案が破棄されてたけど別にこれでいけるくない?

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    2023年11月11日