【感想・ネタバレ】女と男、そして殺し屋のレビュー

あらすじ

殺し屋は、実行前に推理する…殺し屋シリーズ第3弾!

交通事故の被害者と加害者、その両方に殺しの依頼が入ってきた。ふたりの殺し屋がそれぞれの視点で推理を進めた先には…。

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Posted by ブクログ

中短編集。表題作は中編で複雑な人間関係と殺し屋の関わりが堪能できました。
そして殺し屋3人それぞれの短編も読めて満足の一冊でした。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

石持浅海の連作ミステリ作品『女と男、そして殺し屋』を読みました。
石持浅海の作品は、昨年4月に読んだ『君の望む死に方』以来ですね。

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殺し屋は、実行前に推理する…殺し屋シリーズ第3弾!
殺し屋は、殺害前に推理する──。
殺し屋×推理小説 第3弾が文庫書下ろしで登場!

殺しの依頼の不可解な点から、二人の殺し屋、それぞれの視点で一つの真実へとたどり着いていく推理過程はシリーズの中でも圧倒的な重厚感と面白さ。
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2014年(平成26年)に刊行された殺し屋探偵シリーズの第3作……殺し屋探偵シリーズは昨年4月に読んだ第1作の『殺し屋、やってます。』 以来ですね。

 ■遠くで殺して
 ■ペアルック
 ■父の形見
 ■二人の標的
 ■女と男、そして殺し屋

ビジネスライクで安定と信頼の副業殺し屋、富澤允と鴻池知栄……お互いの存在を知らないが、彼らには揃いも揃って標的の奇妙な行動の裏を推理せずにいられない癖があった、、、

各々が受けた依頼の謎に深入りするうちに、交わらないはずの2人の推理が驚愕の真実を導き出す……殺し屋が日常の謎に奔走する異色のミステリ中短篇集。

本作では短篇4作に加え、表題作でシリーズ初の中篇『女と男、そして殺し屋』の5作品が収録されています、、、

普段は経営コンサルタントとして働く富澤允と、インターネット通信販売業を営む鴻池知栄……副業として殺し屋稼業を請け負っているという裏の顔を持つ殺し屋が2人になったことで物語に厚みが出ましたね。

しかも、お互いの存在を知らない2人には、さらにもうひとつ共通する癖を持っている……それは不可解な依頼を推理すること、、、

ビジネスライクに、安心安全に、そして確実に任務を実行するために、彼らは依頼を様々な角度からみつめ、謎解きをしてしまう……そんな富澤と鴻池が、交互に描かれる短篇4話のあと、表題作の中篇『女と男、そして殺し屋』では、ある依頼を通して急接近してしまいます! 殺し屋が日常に潜む謎を解く、一風変わった展開が愉しめるだけでなく、お互いの存在を知らない2人の殺し屋が登場することにより、これまで以上に面白い展開になりましたね。

雰囲気も大好きだし、続篇を期待したいですね……未読の第2作『殺し屋、続けてます。』も古書店で見つけなきゃ!

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2025年02月20日

Posted by ブクログ

「殺し屋は、殺しの前に推理する」の帯に惹かれて購入。
書店ではそんなに前面で売り出しはされていなかったけど、面白い!もっと話題になって欲しいなぁと思ったり。あ、私が無知だったのか!
こんな職業の人もいるかもね…と楽しく(楽しんでいいのか?)読み進められ、過去の2冊も購入しました。

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2024年03月23日

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順番は前後してしまったようだけど、そんなに時間を置かないで読めたので状況を把握できてた上だったから面白く読めました。単体で読むと別々の殺し屋さんだけど同じ時系列で進行して言ったので面白さ倍増。

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2025年07月11日

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短編集。読みやすく、気が付いたら最後まで読んでいた。
どの話も理不尽きわまりないオチだった。「はぁー!?」と言いながら読んだ。

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2025年05月08日

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シリーズ第3弾

本書だけでも楽しめるが、
やはり、最初から読んでいた方が
より楽しめます。

今回、富澤さんより鴻池さんの方が
殺しているかも

最後の話は、これまで関わりのなかった
殺し屋2人が結構ニアミス…

次作が気になるので、
早速ポチりました

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

主人公の殺し屋と仲間たちがが依頼者の理由を推理する。
妹に夫を奪われた姉への殺人依頼。姉妹の仲は悪くない。依頼者は誰だ?
ベアルックを着る大道芸をする親友の男二人。一人は妹の恋人。その男への殺人依頼の理由は?
無農薬有機栽培野菜を売る会社を亡き父から相続した男。父のパートナーが殺害されていた。宗教法人が容疑者とした浮かぶが逮捕まではいたらなかった。ビジネスを続けるうちに父の不正の証拠が出て来る。
エッチな動画配信をする美女2人のどちらかを殺してほしいと殺害依頼。2人は大学の同級生。制作者に元同窓生の男がいたことがわかり、3人が温泉旅館で火事に巻き込まれ男が死亡していたことが分かる。殺されるのはどっち?
母を交通事故で亡くした男子高校生。加害者の老女の殺害依頼と男子高校生の殺害依頼が2人の殺し屋に別々に届く。それぞれの理由とは?
謎解きというか、推測なんだけど、考察過程が面白い。
帯にはミステリーと書いてあったが、ミステリーという感じでもないし、ジャンルは何だろう?

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2025年04月18日

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ネタバレ

やっぱりこのシリーズ好き〜〜〜!
トミーの方が好き
穏やかな殺人小説って感じ
殺し屋に感情が入った殺意はないから終始淡々としてて良い

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2025年03月29日

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シリーズものな事は知りませんでしたが違和感無く読めました。
殺し屋という主人公の立場を生かし、殺人シーン自体が淡々と済んでいく場面は新鮮でした。

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2025年01月04日

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殺しの依頼の不可解な点から、二人の殺し屋、それぞれの視点で一つの真実へとたどり着いていく推理過程はシリーズの中でも圧倒的な重厚感と面白さ。

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2025年01月04日

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ネタバレ

殺し屋シリーズ第三弾。私はこのシリーズが好きなので、とても楽しみにしていた。
富澤か鴻池か、自分ならどちらに頼みたいか、考えてしまう。
このシリーズでは、依頼者の動機を推理することが非常に多い。そしてオプションの理由も。依頼者が誰かは分からないので、動機は想像でしかないのだけれど、その推理していく過程が面白い。
私はどちらかというと、富澤ファンなので、鴻池に仕事が取られてしまわないことを願うばかり。鴻池のほうが安いし。
次回も楽しみ。

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2024年09月26日

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遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/
女と男、そして殺し屋

副業は殺し屋? 仕事と割り切れば人を殺せる??
うーーん信じられないけど、、ついつい読んでしまう。
怖いもの見たさ?実はやってみたい??
いやいや、私にはこの仕事は無理です………

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2024年06月27日

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ネタバレ

 『女と男、そして殺し屋』だそうです。シリーズ第3作は、嬉しいいきなり文庫で登場だっ! 帯にあるように大好評なのかは知りません。

 いちいちネタバレに配慮しないが、前作では第2の殺し屋が登場した。本作では、元祖(?)である富澤一派と、第2の殺し屋一派のエピソードが交互に並んでいる。そして最後の表題作「女と男、そして殺し屋」では…。

 富澤の仕事「遠くで殺して」。奇妙な条件の理由と、ドロドロでゲスな人間模様の末路とは。正直ターゲットに同情するが、殺すしかないと結論づける依頼者も頭おかしい。だってさ、依頼者は…。金さえもらえば冨澤は仕事するのみ。

 第2の殺し屋の仕事「ペアルック」。ある意味、人間模様は「遠くで殺して」以上に倒錯している。ターゲットからすれば酷いとばっちりだが、依頼者はやっぱり頭おかしい。これでは次の依頼も遠くなさそうな…。

 変化球的な「父の形見」。父から無農薬野菜の販売店を引き継いだ男性が、父の三回忌に気づいた真相とは。まあつまり、そういうことなんでしょうねえ。

 「二人の標的」。2人のターゲットのうち、どちらかを殺せという変則的な依頼に、殺し屋はどうする? いっそ2人とも殺す方が労力が低いような…。

 最後に、2人の殺し屋がニアミスする表題作。現実にこういうやるせないニュースは聞くし、法の無力さに憤りも感じるが、こんな行動を起こす遺族はいまい。珍しく、殺し屋が情で動いたケースだろうか? 知らんけど。

 殺人という行為を、あまりにも軽く描く、ミステリーというジャンル。中でも飛び切り軽く描く、このシリーズ。彼らがお縄になる日は来るか?

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

中短編集で、それぞれの物語に出てくる登場人物や立場がバラバラでもつながりがあったりと割と中身がしっかりしてて読み応えがあった。

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2024年05月17日

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相変わらず面白い!
ビジネスとしてきちんと確立されてるのがやっぱりすごいし、前作よりもシビアだった気がする。

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2024年05月07日

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前から思っていたけど、殺し屋家業におけるビジネスモデルが確立されすぎて感心する。
ホントこの作風よ…これぞ石持作品だわとニンマリしてしまう。
物語の構成も論理の組み立て方も好みすぎるなあ。
殺しを請け負いつつも、標的の奇妙な行動の裏まで解き明かす殺し屋二人がユニーク。

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2024年04月30日

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本屋さんで表紙のコーヒーとチョコレートが可愛かったので購入。第1、2シリーズがすでにあるのを知らずに読みましたがそこは問題なく読めました。
副業として殺し屋を営むインターネット通販業の女性の殺し屋と経営コンサルタントの男性の殺し屋。互いの存在は知らないけれど最後の物語で互いの存在がちょっと近づく感じ
秒で殺してしまい残酷さはないので殺しの場面は読みやすい。
どちらの殺し屋も普段は良い人なので殺しを認めてしまいそうです。

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2024年03月18日

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ネタバレ

表題作は長くてダレたが、他の短編は良かった。
特に「父の形見」が面白かった。探偵関係なかったけど。

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2025年09月11日

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殺し屋が2人いる。お互いに相手の事は知らない。でも物語は1つになっている所が良い。昔 近所で姉の彼を妹が奪ったと言う事があった。姉は一生結婚しなかった。この物語と同じ現実はこんなことも有り本の世界だけではない。もし自分の家の中での事であれば、親の気持ちとして殺し屋を頼む?最後は何かすっきりしない。

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2025年08月21日

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殺し屋が殺害依頼についてあれこれと推理を巡らせる短編集第3弾。
今作は「いくらなんでも、そんなご無体な」と言いたくなるような、こじつけ感と言うか無理矢理感と言うか、すんなり納得はしかねる短編集だったかなという印象。

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2025年05月31日

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副業殺し屋とは、なかなか無い設定で読んでて面白かった。
互いの存在は知らないのに、微妙に気づいている?て考えてるところはさすが頃ならでは。頭の回転の速さと思考力だなって。

シリーズものと知らずに読んだけど、楽しめました。

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2024年12月31日

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1.2作目と読んできての3作目。
今回も面白い、が基本的な展開は変わらず、ちょっと飽きてきたな…と思うところもなくはない。
1話、テイストの違ったお話があり良かった。

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2024年12月02日

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この作者さんによる「殺し屋」シリーズ、3冊目。
今回は短編4つに中編がひとつ。
前作で同業者が出て来て、今回はどうなるかと思っていたが、さて…。

「遠くで殺して」は普段は経営コンサルタントとして働く富澤のお話。
「ペアルック」はインターネット通信販売業を営む鴻池のお話。
二人には『殺害する標的の何気ない行動が気になりその謎を解かずにはいられないという妙な癖』があり、それを解きほぐしていって進む、基本パターンのお話。
それぞれの推理は冴えているのだが、私には、依頼する人がああいう理由で身近な人を殺そうとするのだろうかというところでいつも引っ掛かる。

その上で次の2つの話はやや変化球。
「父の形見」は富澤が登場する話だが直接殺しの場面が描かれるわけではなく、「二人の標的」は鴻池に来た“二人のうち、どちらかを殺して”という変わった依頼。
基本パターンの話よりは読み易い。

そして最後の「女と男、そして殺し屋」がシリーズ初という中編。
ある交通事故の被害者と加害者に対し、それぞれの殺しの依頼が入ってきて…という展開。ここで二人が交錯。
二人の殺し屋さんの『妙な癖』が交互に語られるので、理屈の積み重ね×2という感じで、なかなかにややこしい。
それらを捌いて破綻がないところはよく練れた話だと思いつつ、前作の感想に『なんか面倒くさい筋書き』と書いたが、今回もまた同じ感想を持つ。

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2024年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/女と男、そして殺し屋

殺し屋シリーズ第3作。
それぞれ仲間のいる、二人の殺し屋の「仕事」が交互に描かれる。二人とも、依頼主や依頼理由は聞かずに仕事を請け負い、実行する。実行に必要な事情だけは独自に調べるが。

「遠くで殺して」表の顔は経営コンサルタントの富澤允。依頼につけられた条件が気になる。
「ペアルック」表の顔は通販業者の鴻池知栄。標的とその親友がよく似ており、ペアルックでいることが気になる。
「父の形見」経営コンサルタントとしての富澤允が登場。語り手はその顧客。
「二人の標的」鴻池知栄の仕事。二人の配信者のうちどらかを殺してほしいという依頼。知栄は、どちらを殺すか決めるため、調査する。
「女と男、そして殺し屋」二つの依頼。一つ目は鴻池知栄に。二月十二日まで、二つ目は富澤允に。二月十二日以降なるべく早くという条件がついていた。

ビジネスライクで物語としては面白い。

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

殺し屋シリーズ第3弾。
2作目で、もう一人殺し屋がいることにびっくりしたが、3作目は2人よる中短編集。
同じ殺し屋でも、手段が異なるので面白い。
そして、殺し屋の殺しの手口ではなく、「知る必要はない」はずの依頼の裏側を推理するのが、このシリーズの醍醐味。
ラストの中編では、二人が対決するのかと思ったが、ニアミス止まり。
これは続編に期待しかない!

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

相変わらず、殺し屋の話だけど淡々としてて面白い。
ただ、今回で2人が相見えて終わりかと思ってたら、最後の話でニアミスしただけだった。
同じ感じが続いてるし、次くらいで終わって欲しいな…

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

交通事故の被害者と加害者、その両方に殺しの依頼が
入ってきた。副業殺し屋、富澤充と鴻池知栄が
それぞれの視点で推理を進めた先には…。日常の謎を
殺し屋が解き明かすシリーズ、第3弾。

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2024年04月13日

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