あらすじ
湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。毎回うまい酒においしい肴は当たり前。そこに誰かが連れてくるゲストは、定番の飲み会にアクセントをつける格好のネタ元だ。今晩もほら、気持ちよく酔いもまわり口が軽くなった頃、盛り上がるのはなんといっても恋愛話で……。ミステリーファン注目の著者が贈る傑作グルメ・ミステリー!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった〜〜〜
少し米澤穂信のミステリーみたいな感じで、誰かが死ぬとかじゃなくて日常の小さな謎を少しづつ解き明かす感じがよかった
ご飯は美味しそうだし、お酒は飲みたくなるし、最後の章はなるほどそう来るか、、!ってなったし次の作品も読むぞ〜となった
Posted by ブクログ
この物語は7篇の短編小説。
グルメミステリーでもあり恋愛ミステリーでもあるし、心理ミステリーでもある。
長江高明、熊井渚、湯浅夏美は大学時代からの飲み友達。
卒業後も機会があれば度々集まって飲んでいる。
近年では3人のうち誰かが友達を1人ゲストとして連れてくる習わしを設け、長江のワンルームマンションで飲み会を開幕する。
美味しいお酒と料理に仲間。そしてゲストがもたらす少しの謎。これが揃えば最高の時間を過ごせそう
Posted by ブクログ
謎ありリラックス要素あり、スッキリありの面白いジャンルの一冊でした。
つまみと酒と共に思わぬ謎を発見し、ゆったり解いていく感じがゆるっとしていて、読んでいるこちらもリラックスできた
Posted by ブクログ
お酒、肴、家飲み、恋愛ミステリー、と好きな要素満載ということでずっと読みたかった本。想像以上に面白かった!
同級生3人+毎回加わるゲスト1人、その時食べていた肴から広がる話題から、自然に人の気持ちに関わる謎が解かれていくのが気持ちいい。そして最後はときめいてしまった。
い、いつから…!?
食べ物とお酒を組み合わせた味覚の描写が見事。お酒はほぼ飲まないし、これまであまり食べ物と飲み物の組み合わせを考えることすらしてこなかったが、味覚の相乗効果(いわゆるマリアージュ)に俄然興味がわいた。
探偵役の長江を、「揚子江」と呼ぶセンスがツボ!田中芳樹さんの解説を読んで、ますますこのあだ名が気に入った。
Posted by ブクログ
飲み友達3人+ゲスト1人がお決まりのパターン。
こんな友達欲しかったな〜、めっちゃ楽しそう!
しかも飲み会のお酒とつまみが毎回最高!!
チキンラーメンをそのままボリボリ食べたくなった。
ジャンルはミステリーだけど、どの回も明るい前向きな結果でほっこりした。
ミステリーというより謎解きって言葉がしっくりくる。
長江→揚子江に呼び名が変わるのがおもろいなと思った。
Posted by ブクログ
グルメ×ミステリーという面から描く七つの短編集。長江・熊井・湯浅のレギュラー陣とゲストという構成でお酒を飲みながら推理合戦を始めるというところがとても面白かった。小説自体も短い分コンパクトでトントンと進んで行くため飽きずに読むことが出来る。話は進む毎に各々の関係性や彼らの私生活が変化しており、なんとなく面白がりつつも寂しさも感じた。そして最後に、大学時代の思い出がきっかけで長江と熊井の仲が進展していくところがとてもほっこりした。これが100冊目の読み終わった小説で良かったです。
最後にこの小説をアニメ化した場合のキャスティングをしてみたので読む際には参考にしてみてください。
湯浅夏美:花澤香菜
長江高明:福山潤
熊井渚:朴璐美
冬木健太:小野賢章
柏木一重:早見沙織
塚本:梶裕貴
須田明日香:佐倉綾音
赤尾:前野智昭
塩田律子:釘宮理恵
Posted by ブクログ
一種類の酒とひとつの肴。大学時代からの飲み仲間(男性一人と女性二人)。そこに誰かが連れてくるゲストと共に、盛り上がる恋愛話から隠されたものが。七つの短編面白かったです。
Posted by ブクログ
「Rがつく月には気をつけよう」
これは、4年くらい前に読んですごく楽しんだ一冊。
続刊の「Rがつく月には気をつけよう 賢者のグラス」を見つけて購入したけれど積読状態だったので、手元メガネ入手を機に手に取りました。
まずは1冊目を復習に読み直して、いよいよ賢者のグラスに。
あぁ、そうだった。
最後の最後。そうだった。
わかってるのに、ああそうだ。
とまたしても。
Posted by ブクログ
おいしいお酒と肴と、それから軽い謎解きと。酔ってぼんやりした頭でも読めそうなくらいさらっと読めちゃう。こういうかるーいお話を定期的に摂取したくなる。さくさく読んでいたところで、締めが思いがけず素敵だったのは嬉しい予想外だった。コーヒー飲みながら読んでいたけれど、すんごいお酒が飲みたくなる。あんまり飲めないけど…でも頭の中はつめたいビールのことでいっぱい…。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた著者の作品、初読み。読み終えた感想はお洒落なミステリーという印象。いわゆる人が死なない日常の謎ミステリーで、学生時代からの友人3人がゲストを招いて毎回違う酒と肴で会話を楽しむうちに、参加者が抱える謎を解いていく短編集。それぞれの章の前に入る挿絵が、メインとなるお酒や料理のイラストになっていてかわいい。最終章では驚きの仕掛けが。大人になってもこんな楽しい集まりがあったらいいなぁ〜。
Posted by ブクログ
各章に登場するお酒と肴のチョイスがなんともそそられる、、
ウィスキーと生牡蠣、ビールとなんと!そのままのチキンラーメン、白ワインとチーズフォンデュ、泡盛と豚の角煮、日本酒と銀杏、ブランデーとバターたっぷりのそば粉パンケーキ、シャンパンとスモークサーモン。はぁ、素敵。
メイン3人もさることながら、毎回登場するゲストの肴にちなんだちょっとした謎のエピソード。
ラストびっくりしたなぁ、ええっ!って思わず声出た(笑)
特に好きなエピソードは「火傷をしないように」
ホワイトデーに硬くなったパンをお返しとしてプレゼントされた意図とは。
Posted by ブクログ
大学時代からの飲み仲間である3人は、定期的に飲み会を開催している
最近は誰かの友人同僚などから1人ゲストを迎えて酒と肴を囲むのが習わしだ
何気ない会話からゲストの悩み不思議をサラリと解決
悪魔的に頭脳明晰な長江と口は悪いが食品とお酒に詳しい熊井と一升瓶を一気飲みできる湯浅の掛け合いが軽妙で、学生からの付き合いを感じさせる
各章の酒と肴も美味しそう
やるやる!と思ったのはビールとまんまチキンラーメン、気になる!と思ったのはブランデーとそば粉のパンケーキ、他の組み合わせも不味いはずがない!
最終章ではいつも探偵役だった長江自身が分析考察され、思いもよらない結末に…
Posted by ブクログ
とにかくベビースター×ビールをやりたくなった。おいしそう〜 この本読んで、1人でご飯屋さんで初めてビール頼んだ 人が死んだりしないほっこりめのミステリーでよかった。
Posted by ブクログ
面白かったです。呑む食べる喋る。お酒も肴もどれも美味しそうでした。
大学時代からの呑み友だち、長江・熊井・夏美。長江くんちに集合して飲み会をする連作短編集だけれど、毎回ゲストを呼んでてその人や関係者のちょっとしたモヤモヤを解く。3人とも頭の回転が早くて、大人なので良いキャラです。冷静や毒舌であっても、人の心の機微がわからない人たちじゃないのでいいな。
わたしはてっきり、話し言葉から夏美のみ女性だと思ってたけど熊さん貴女も!どのお話も恋愛が絡んでて、夏美は途中で健太さんという人と結婚するんだけど、最終話で長江くんも熊さんもかわいい…ってなりました。特に熊さん可愛すぎる。相思相愛ですかご馳走さまです。出来れば、これからも4人で呑み会やってほしいな。
皆さんお幸せに。下戸ですがわいわいお酒を酌み交わしたくなりました。
Posted by ブクログ
いつもの男女3人+ゲスト1人、そこで話題になるゲストの話をツマミに楽しくご飯を食べるお話。
ご飯のメインは牡蠣だったり、フォンデュだったり、角煮だったり、、
読んでると料理がしたくなる本。
お話の内容は、正解のない日常のミステリーって感じだけど、読後は意外とスッキリする。
また、推理の思考を辿るのが楽しい。
シリーズのもう一作も読みたい。
Posted by ブクログ
気のおけない仲間と宅飲み。美味しいお酒とつまみと、ゲストのもたらすちょっとしたミステリー。
なんて幸せな飲み会なの??
謎に関してはやはり恋愛がらみのことが多い。日常でふとした疑問に思うことって、やっぱし恋愛ばっかなのかな。
最後の話が、わたしにとって身につまされる言葉ばかりだった。
ほのぼのした話。
2020.03.15
Posted by ブクログ
長江、熊井、夏美の三人は大学時代からの
飲み仲間だ。
機会があれば長江のワンルームマンションに
集まって飲んでいる。
ただいつも3人だと進歩もないので誰かが
友達をゲストとして連れてくるのがここ最近の
習わしになっている。
美味しいお酒と酒の肴を前に日常のちょっとした
出来事の中から推理を巡らせていくお話。
では、まずは第一話目の
「Rのつく月には気をつけよう」
この日は生牡蠣を肴にシングルモルトウイスキーを楽しんだ3人とゲスト。
「Rのつく月」ってなんの事かと思えば
12ヶ月を英語表記すると9月から4月までの
綴りには「R」が入っている。
確かに昔から夏ガキは気をつけろって言われてたね。
その生牡蠣をめぐってのちょっとした恋愛ネタ。
そんな感じで毎回ゲストに関する推理ごっこが
始まるわけだ。
酒と肴は、この他にも
砕いたチキンラーメンとビールであったり
チーズフォンデュとシャルドネ。
豚の角煮と泡盛
炒った銀杏と塩に静岡の純米酒
そば粉のパンケーキとブランデー
スモークサーモンにシャンパン
といった組み合わせ。
いまひとつお酒に詳しくないし酒の味も
よく知らないのでこの組み合わせが最高なのか
どうかは分からないがなんだか美味しそうな気がする。
ミステリーとしてはよくある日常のなかの
ちょっとした謎とき
それはなんていうかあなたの想像ですよね?
トリックとは??
ってちょっと思ったりもするのだが軽く読めて私は好きだった
ただ、とりあえず理屈っぽい(笑)
そこらへんの会話に好き嫌いはあるかもしれない。
私は気にならなかったし3人の関係性にとても
好感が持てた。
最後にはアッ!なるほど・・・
微笑ましくてニヨニヨしてしまう。
楽しかった。
ラジオでこの本を紹介されていて、興味がわきました。
3人の飲み仲間に1人のゲストと言う設定で1話完結。
飲み会の楽しい雰囲気や、ゲストの何気ない話題からその奥にある真実を解き明かすと言う、不思議な展開。
一気に読み終えました。
Posted by ブクログ
日常の謎を題材にした連作短編集。
大学時代からの友達である三人の男女が、ゲストを招いて料理とお酒を楽しむという、そのシチュエーションがとても楽しそう。
いずれの謎も恋愛要素が含まれているところが新鮮で、楽しさだけじゃなく切なさも伝わってきました。
心の機微を正確に読み取ることは、難しいものですね。
最後もきれいにまとめられていて、とても良かったと思います。
Posted by ブクログ
★3.8
大学時代の友達3人+ゲスト1人で開かれるお酒の会。
毎回美味しそうな料理とお酒が丁寧に描かれ、招かれたゲストのふとした話しの不可解な点を見事に突き、推理していく。
「揚子江」と名前の出た後から始まる推理は見事なもので、細かい点に注意していれば自分でも分かりそうだな…って思う。
実際分かったところもあったけど、途中までしか分かってなくて、もっと先があったりして。
読んでると美味しいごはんが食べたくなるし、推理が楽しかった本でした!
Posted by ブクログ
宅飲みミステリーらしいです。
読んでいると飲めないけど飲みたくなってくる酒と肴。
うらやましい。
登場人物の中で性別を最後まで勘違いしていて驚いた!
内容としては、前回読んだ『殺し屋』シリーズが好きかなぁ。
Posted by ブクログ
些細なごはんの話が飛躍して人の隠し事を暴いていくというのはなかなかおもろい。
事件が終わった後で考察するので、果たしてそれが真相なのかわからずモヤモヤする部分もあった。
たかがごはんのミステリーと思っていたら、意外と壮大な話だったりもした。
Posted by ブクログ
お酒と食べ物のマリアージュ、アクセントとしてのミステリ。ちょっとした違和感を覚えながらもサラサラ読めました。最後に違和感の正体もハッキリしてスッキリ。お酒と食べ物の組合せも試してみよう。
Posted by ブクログ
いつものメンバー、美味しい酒と肴、そして日常の謎。
こういう組み合わせは大好物です。
ほんわかした空気がたった一言で静まり返るのは、石持作品あるある。
話を聞いただけで真意を探り当ててしまう長江がなかなか魅力的でもある。
だからこそ、最終話には思わずニヤニヤしてしまう。
Posted by ブクログ
続編から読んでしまったため、おっと、あの人はここで出てきた人か!となる、ので、ま、それも面白いが、この一作目から読むことをお勧めします。
二作目よりも、物語的には好き。
でも二作目の方が美味しそうではある。
全体的に優しい解決が訪れる謎解き。
Posted by ブクログ
大学時代からの友人である夏美、熊井、長江の3人は、毎回ゲストを1名呼んでホームパーティーを開いている。
おいしいおつまみと、それにあうお酒。
そして日常の小さな事件を酒の肴にしながら解決をしていくお話。
まず本の表紙がかわいいし、でてくる料理もお酒もとてもおいしそう。
でも内容は少し軽かったかなー。事件の推理もこじつけっぽく感じることも。