石持浅海のレビュー一覧

  • 見えない復讐

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    一話ごとに異なる事案の推理が展開されます。短編として主人公二人の頭のキレっぷりが披露され、最後は全体を通して一本のストーリーとして帰結します。
    言葉や行動の選択の裏にある意思を暴く思考過程は素晴らしいと思いました。ちょっと強引かなと思う部分もありますが、それを打ち消すくらいの説得力はあると思います。個々の事実から一つの真実を導き出す過程が綴られているので登場人物の頭の中を覗いたような気分になりました。

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    2013年10月31日
  • アイルランドの薔薇

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    今まで読んだ石持作品の中で1,2位の好み。

    大まかには毎度の設定で論理的かつ冷静な“フジ”が平静な態度で
    皆を導いて行く様子に、他の登場人物のように彼に惹かれてしまった。

    各個のアイデンティティもうまく絡めていて、
    救いのあるラストは、石持作品らしからぬ終わりだけど美しい。

    人に薦められる本。

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    2013年10月07日
  • アイルランドの薔薇

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    ネタバレ

     安定した筆力に安心して読むことができる。今までの密室空間は、嵐の中の孤島パターンが多かったが、本作ではNCFという存在を出すことによって上手く処理をしている。

     探偵役のNCF幹部と日本人のフジが協力して、上手く問題を解決していく。ただ、伏線の張り方が甘いのか、ミスリード部分が不発化し、一本道に近く見える。

     その分、読みやすいとも言えるが、どんでんさんが返されたイメージはなく、淡々と終わってしまった印象だ。世界観やキャラクターとしては、唸らされるが、トリックとしては微妙に感じられる。

     そもそも、二階から落ちたくらいで死ぬとは限らないが。勿論、運が悪ければありえるが、そこに至るまでも

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    2013年09月15日
  • 三階に止まる

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    う~~ん たまらなくゾクッときましたねぇ
    どこにもありそうで、でもあり得ない話の短編集。

    エレベーターも観覧車ももう乗れない。

    それと、ゴキブリ退治はダンナに任せましょう。。

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    2013年09月09日
  • セリヌンティウスの舟

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    ネタバレ

    複雑、巧緻に筋が通っていて知的興奮は味わえる。
    でも、魂は救われない。

    前提に無理がある。
    生きてる人間に死はわからないのだから…

    Mahalo

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    2013年08月29日
  • 顔のない敵

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    対人地雷という、身近に馴染みの無い素材ながら、
    緻密で無駄の無い文章によって、ミステリー要素を維持しながら、
    それに対する主張もそこかしこに抜かりない、
    非常に精緻な物語群。

    好きな語り口で、他の作品も読んでみたくなった。

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    2013年07月26日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    いつもの石持さん作品とは若干テイストの違う感じでしたが、私は割と楽しんで読めました。
    ただ設定のフリは凄そうな感じでどうくるのか…と気になって読み進めたのですが、思ったよりは現実的で、SF的な設定がくると身構えてた時分からしたらちょっと肩透かし感が否めません。ラストの動機とかが「?」となりました。

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    2013年06月20日
  • アイルランドの薔薇

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    「そして誰もいなくなった」などの孤島ミステリーに代表される、いわゆるクローズド・サークルものの本格ミステリー。石持浅海の長編デビュー作で、石持の中で僕が一番好きな作品。惜しむらくはこの主人公のシリーズものにならなかった点かな。第一作目ということもあるんでしょうが、味のある人物だけにもったいない。

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    2013年04月21日
  • 水の迷宮

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    ネタバレと下らないことしか書きません書けません。

    ・石持浅海の書くイケメンは彼女持ちあるいは既婚者ばかりな気がする
    ・あと主人公の彼女は大抵ゆるふわ系
    ・片山さんの扱いがもはや神
    ・とか思ってたら大体合っててびっくりした
    ・犯人頭よすぎてかっこいい
    ・深澤も頭よすぎてかっこいい
    ・我慢してたのに後半になっていきなりホモフラグを自ら立てるとかなんて恐ろしい子…
    ・後半になっていきなりツッコミがキレはじめる主人公
    ・ですよね!!!貴子さんきますよね!!!
    ・「ぷんすか」の破壊力
    ・最後まで第三者でい続ける深澤△

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    2013年04月05日
  • 温かな手

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    人からエネルギーをもらって生活する人外の二人と、その二人とそれぞれに住む人たちにまつわる謎解きの話。
    連作短編集といった感じに仕上がっている。
    私も、このような人がいてくれるなら(人じゃないけど)一緒にいたいなと思う。
    なんか、いい感じの話。

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    2013年03月19日
  • アイルランドの薔薇

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    ずーっと読みたいと思っていた大好きな石持浅海の初期作品。
    小さな空間で起きた殺人事件の背景はあまりに大きく悲しい。
    知識としてはあったけど、いまひとつピンとこなかったアイルランド紛争の歴史が、この作品で初めて腑に落ちた。
    石持作品のキャラはみんな魅力的だけど、この作品のフジには惚れた!

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    2013年01月26日
  • 八月の魔法使い

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    誰がなんの目的で事故報告書をプレゼン条件資料の中に紛らせたのか、小林は謎解きができるのか、わくわくして読み進めた。
    深雪がこっそりと小林に電話をし、混乱する会議の様子を伝えるのは強引な気もするけど、面白かったからよし。

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    2013年01月21日
  • 温かな手

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    連作集。最後のお話のちょっと切ない感じがとても好きです。ギンちゃんとムーちゃんのキャラクタも良いなあ。

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    2013年01月11日
  • アイルランドの薔薇

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    北アイルランドと南アイルランドの和平が間近に迫る情勢下、
    とあるホテルに偶然集まった面々。
    そこで、NCF(北アイルランドの過激派組織)のメンバーが
    殺されるという事件が起きる。
    NCFの他のメンバーの意向により警察の手を借りず自分たちで
    事件を解決することになり、その中で、日本人科学者のフジが
    論理的に事件の真相に近づいていく、という感じのミステリ。

    政争が絡んだものだと読みにくいかなーと当初は敬遠してたんだけど
    そんなに難しくもなく、程よく分かりやすい説明のおかげで
    背景もすんなりと頭に入ってきて物語の邪魔にならなかった。

    事件の解決への道のりも私の好きなタイプでした。
    どんでん返しで

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    2012年12月30日
  • アイルランドの薔薇

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    きれいな終わり方。推理も面白かった。
    外国を舞台に、外国人が活躍するお話は自分には新鮮でよかったです。

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    2012年11月28日
  • 温かな手

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    ネタバレ

    ギンちゃん&ムーちゃん。
    人間からエネルギーを摂取する謎の生物。だけど、とても冷静で論理的で慧眼。
    文字通り、目の付け所が違うのかも。
    それぞれの同居人である畑寛子・北西匠が巻き込まれるトラブルを解決へと導いていく。

    「白衣の意匠」
    畑寛子の研究室で起きた事件。何故か被害者は寛子の白衣を着ていた。

    「陰樹の森で」
    傷心の寛子の為、仲間たちが寛子とギンちゃんをキャンプへ誘うも事件が起こる。

    「酬い」
    ムーちゃんも被害に遭った、満員電車の痴漢が殺される。
    解決後に「でたらめ」と言い放つムーちゃんだが、あくまで論理的なのでそれが真相だったりする。
    『不思議の足跡』にも収録されてた話だよな。

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    2012年11月10日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    この作品、推理小説ではない。基本的には、犯人が連続殺人を実行する過程をトレースしつつ、その背景が徐々に明らかになっていくので、サスペンスのジャンル!?そもそもジャンルの定義を知らないが。。。
    なかなか面白かったし、読み始めると一気読みしてしまうが、推理要素はないので、過去の作者の作品とは若干毛色が違うな!

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    2012年11月05日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    変なスリルがあって、なかなかおもしろかった!
    めちゃくちゃやけどね。

    ドラゴンボールでかかってた「ノーテン、ピーカン、空は〜晴れて〜、いっぱい〜おっぱい〜ぼくッ元気〜」て歌を思い出した。
    それぐらいのめちゃくちゃ加減。

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    2012年10月07日
  • アイルランドの薔薇

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    初めての作家さんを一気読みしたのは久しぶりでした。 和平交渉に向うNCF幹部が湖畔の宿で殺される。 居合わせた日本人科学者フジの推理。 北アイルランド情勢の説明も分かりやすい。 フジが大変魅力的な人物でカッコいい。 シリーズ化していないのがとても残念です。

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    2012年10月03日
  • 温かな手

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    石持浅海 『温かな手』
    (2007年12月・東京創元社)

    大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。
    サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。
    ギンちゃん&ムーちゃん兄妹は、人間の生体エネルギーを糧にする謎の生命体。
    宿主である寛子や匠の清らかな生体エネルギーを確保するために、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を鮮やかに解き明かす。
    一風変わった名探偵兄妹とそのパートナーが活躍する連作短編集。
    独特の設定とシャープな謎解きが魅力の、石持ミステリの真骨頂!(東京創元社HPより)

    見た目は人間だけど、中身は謎の生命体。
    同居人の余分なエネルギー(日常的には過剰摂取したカロ

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    2012年09月24日