石持浅海のレビュー一覧

  • 八月の魔法使い

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    何が起こっていて、誰が首謀者なのか。主人公が論理的思考だけで真相に迫る。著者が得意とする形態の小説だ。殺人事件が起こるわけでなく、会社のデスクと会議室で繰り広げられる思考合戦。期待を裏切らない出来ばえだった。

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    2014年11月12日
  • 彼女が追ってくる

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    これが殺人の理由なのかと思うと
    ちょっと短慮な感じがしたけれど
    その後の展開では、鳥肌が立ってきた
    こんなに頭の回転が早い人が、殺人のために頭を使うなんて、もったいない
    しかも、若いのに

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    2014年09月08日
  • 御子を抱く

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    石持氏は、いつも、ものスゴク現実的なのにあり得ない話しを書いてくれる。
    これもそんな面白味が駆け抜けていった。

    大勢の門下生に慕われていた「星川氏」、その理由というのが一番の謎だ。

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    2014年08月28日
  • 御子を抱く

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    とても石持浅海らしいテイストのミステリ。面白かった!

    ありふれた街に紛れこむ、カリスマ性を持った人物と、コールドスリープという異物。かなり無理ゲーだろうに、そこを読者にうまく説明しちゃうのはさすが。

    そして今回の探偵役は、ホームセンター店員。これがまた座間味くんみたいなキレキレなので、読んでいて爽快。でも今回珍しく、2人目が殺されるあたりで犯人わかっちゃった。

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    2014年08月15日
  • 顔のない敵

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    地雷にまつわる6編と、もう1編が収録された短編集。


    地雷が生活に関わっている土地。
    地雷除去作業という危険な業務。

    普段の生活にはピンとこない内容ですが、とても詳細に書かれていて、ストーリーだけではなく、いろいろと感じるものがありました。

    実際にこんなことが起きているかも・・・

    思わずそう考えてしまった作品です。

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    2014年08月10日
  • 御子を抱く

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    タイトルと帯を見て、てっきり新興宗教の話だと思ったのだが、そうではなかった。宗教ではないと何度も文中でも言及されるのだが、じゃああれはなんだったのだろう。
    例によって「特殊な状況、特殊な設定、特異な価値観」におけるミステリーをロジックで解決する、という話なのだろうか。人望の篤い星川という人物も謎と言えば謎の存在で、なぜそこまで熱狂的に支持されるのかが今ひとつピンと来ない。さらには「御子」という存在もまた、言葉と実態が一致しないために、登場人物たちの心情に同調しづらい。
    しかし、閉鎖的な集団の中では、やはりあんなふうに権力争いが起きるだろうし、人間関係が歪んだりするんだろうな、と思った。そのあた

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    2014年08月08日
  • まっすぐ進め

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    ジャンル分けが難しい.解説の東川篤哉さん曰く「ミステリファンにこそお勧めする恋愛小説」ということらしい.5編からなる連作短編.どの話も好奇心そそられる話ばかり.利き腕に腕時計を2本巻いている美女.居酒屋で互いにワインを1本ずつ飲み,残りを持ち帰るカップル.迷子の少女に脱げないように縫い付けられたリュックサック.亡き父が将来の婿にと託した一本の使い込まれた傘.どの話もとても素敵なミステリでした.おススメします!!

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    2014年07月23日
  • 御子を抱く

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     数ある石持浅海作品の中でも、長編は石持さんにしか書けない作品が多い。『カード・ウォッチャー』以来の長編作品は、これぞ石持浅海という作品だ。

     誤解を恐れずに言うと、石持作品の中でも長編は、登場人物に共感できない作品が多い。行動や思想、人間性に至るまで、突っ込みたくて突っ込みたくてしょうがない。おかげで肝心の謎が霞んでしまうこともしばしばである。

     それでも石持作品を読むのをやめられない。僕はある時ふと気づいた。登場人物の誰にも共感させないのは、ある種の才能であり、作家石持浅海の持ち味なのだと。いつしか、共感できないほど嬉しくなるようになっていた僕は、間違っているだろうか。

     会う人会う

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    2014年08月01日
  • 三階に止まる

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    久々に石持さんで、久々に短編ミステリー。
    短編ミステリーって、結構消化不良になっちゃうことが多くて得意じゃなかったけど、石持さんのは一味違う。

    どれも短いのに濃厚。ぞくっとくるようなお話たち。

    すごく面白く読めました。宙の鳥籠が1番すきかな。

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    2014年06月29日
  • アイルランドの薔薇

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    アイルランドの複雑な背景の中で起こる事件に日本人科学者が挑む。
    初めて読んだ石持浅海さんの作品がこの処女作でした。他の作品も読んでみたいと思います。

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    2014年06月08日
  • まっすぐ進め

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    とってもロジカルな展開での謎解きを得意とする石持浅海さんですが
    今回はそこに恋愛の要素をたっぷりと。

    章ごとの謎あるいは事件を解決する主人公は会社員の直幸。
    ある日、彼は偶然訪れた大型書店でかなりの美人を見かける。
    そんな彼が、今は別の会社に就職した元同僚にその話をしたところ、
    元同僚とその彼女が勤める会社の先輩であることが判明する。
    それをきっかけにふたりは知り合い、関係を深めていくのだが、
    美人の彼女にはなにか暗い秘密があるようで・・・といったお話。

    今回もまたかなり論理的な思考から真相へと辿り着くミステリと
    なっています。日常からそれほどまでに考える人はいないだろうと
    ツッコミを入れ

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    2014年05月21日
  • 三階に止まる

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    ネタバレ

    石持浅海の新作が出ていたので借りる。珍しく短編集。全部面白かった。短編だと論理詰めの石持浅海らしさがより一層発揮されるな。キャラクターも何もなく、それのみ、って感じで分かりやすい。二階堂黎人が企画・構成した「EDS 緊急推理解決院」というアンソロジーに出したという一編があって、面白かった。この本読みたい。表題作は珍しくホラーっぽいというか、この世のものではないものを扱っていて面白かった。

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    2014年05月05日
  • アイルランドの薔薇

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    2002年、長編デビュー作。クローズド・サークルもの。
    南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が南アイルランドのホテルで殺害された。
    外部と連絡をとることを禁じられた中で、日本人科学者のフジが事件を推理していく。
    閉ざされたホテルという設定に政治的要素が加わることで緊張感が増して面白かった。
    非常事態の中で、皆がパニックにならずに落ち着いて理論的に解決していくという著者のスタイルは今も変わらないが、これは知と情のバランスが良くて、物語としても面白かった。
    しかし、フジは単なる科学者? 何者だったのだろうか。

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    2014年05月04日
  • 三階に止まる

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    表題作面白かった。
    エレベーター乗れなくなりますがな……

    この作家さんが描く人物にはほとんどなんの興味も共感も持てないのだけど、「壁の穴」は良かったな。

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    2014年03月27日
  • 水の迷宮

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    面白かった。最後綺麗にまとめてくれてすっきり終わることができた。個人的には小説の最後から後日談に至るまで、7年間の職員の奮闘も読んでみたい。

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    2014年03月18日
  • 三階に止まる

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    ネタバレ

    ミステリでもありホラーでもある短編集。
    それぞれのお話の結びで思わずにたりとしてしまう程良い黒さが非常に好みでした。
    「院長室」のみ『EDS緊急推理解決院』にて既読。

    一番好みだったのは表題作。
    こういう余韻を残す作品はとても好きです。
    「転校」のブラックさも好きです。
    あの状況で灰汁抜きの心配をしてしまう主人公に思わず笑いが(笑)
    あの真実に気付いてしまった後も彼はやはり灰汁抜きは気になるんだろうか?とちょっと悪趣味な心配をしてしまった。
    灰汁抜き要らないんじゃないかとも思うけど。
    もっと黒いのも是非書いて頂きたいです。

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    2014年01月29日
  • 顔のない敵

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    作者の第一短編集で、対人地雷を題材にした本格ミステリー。カンボジアで地雷撤去活動を続けるNGOがメインとなる連作となっています。対人地雷という非人道的な兵器をミステリーとして使ってしまう作者の手腕には唸ります。自衛隊が1998年まで対人地雷を発注・保有していたのが事実なら、恐ろしいことだと思いました。最後のデビュー短編も、「閉じ込められたエレベーターで殺人」というベタな展開ながら、それを逆に利用した発想が流石です。これは石持ファンには嬉しい発掘でした。

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    2014年01月14日
  • 攪乱者

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    三人のテロリスト。テロに思えない事を指令によって進めていく。
    当初の指令。中盤の指令。終盤の指令。彼らのとる道が見えるようで見えない。より良い社会への礎にちゃんとなっているのだろうか??
    どうなることが「良い社会」なんだろう??

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    2013年12月31日
  • 顔のない敵

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    石持氏の原点ともいえる地雷がテーマの短編集に加え、デビュー作まで読めるファンには嬉しい一冊です。
    あとがきや解説にも書いてありましたが、会話が中心に話が展開する本格タッチの作風ながら、善悪の基準が曖昧であり、また犯人が常に逮捕されるわけでもないところなど、氏の個性が存分に出ていると思います。
    本筋とは関係ありませんが、地雷をテーマにした背景が思っていたより平凡だったのか少し残念かも。

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    2013年12月22日
  • 三階に止まる

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    宙の鳥籠、転校、壁の穴、院長室、ご自由にお使い下さい、心中少女、黒い方程式、三階に止まるの8編。
    こういうの大好き。

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    2013年11月06日