【感想・ネタバレ】見えない復讐のレビュー

あらすじ

エンジェル投資家の小池に新企業への出資を求めに来た、大学院生の田島。その謎めいた行動から、小池は田島が母校の大学に烈しい復讐心を持っていることを見抜く。実は小池も、同じ復讐心を胸に抱いていたのだ……。

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Posted by ブクログ

投資家である小池の元へ、大学の後輩にあたる田島が出資の依頼に訪れた。
自分と同じ大学への復讐心があることに気付き、出資を決める。
復讐における実行者と支援者。
二人の天才が考える復讐とは…。


一章ずつが短編のように楽しめる長編。
この二人の天才の推理力に驚き、ストーリーに吸い込まれていきます。
久しぶりにぞくっとした。。

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2017年06月19日

Posted by ブクログ

こんな復讐の仕方もあるんだ!!頭を使って使い切って復讐する。もちろん捕まらない。復讐心を持ち続けるこのエネルギーに感心してしまう。

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2013年10月12日

Posted by ブクログ

石持作品が誇る悪魔的頭脳の持ち主が二人という贅沢さはそれだけでお腹一杯なくらいですが、主人公の造形に企業人としての顔も見れたような気がします。
前半で興味を引き付けておいて、後半に一気に引きずり込むのが抜群に上手かったです。

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2013年10月11日

Posted by ブクログ

復讐のために大学生で起業
その企業を支援する企業の社長も同じ大学出身
解説者いわく連作短編とのことだが
なるほどそういう見方もできるのかと
登場人物が深堀するシーンは毎度この著者の真骨頂だなと
感じてしまうところでありとてもゾクゾクするところでも
ある
復讐をテーマにする内容であるがちょっと物足りなさも
感じました

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2022年11月08日

Posted by ブクログ

真実が何かとは別に仮説を発展させる思考ゲームのような構成は石持氏が得意とするところ。
キャラクターと舞台設定重視のミステリーが主流の時代において、変則的な本格の一種であるこの路線は、読んでいて非常に楽しいです。

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2014年11月14日

Posted by ブクログ

一話ごとに異なる事案の推理が展開されます。短編として主人公二人の頭のキレっぷりが披露され、最後は全体を通して一本のストーリーとして帰結します。
言葉や行動の選択の裏にある意思を暴く思考過程は素晴らしいと思いました。ちょっと強引かなと思う部分もありますが、それを打ち消すくらいの説得力はあると思います。個々の事実から一つの真実を導き出す過程が綴られているので登場人物の頭の中を覗いたような気分になりました。

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2013年10月31日

Posted by ブクログ

いつも通りの無理矢理な推理で、それが正解。それはそれで楽しめばいいのかな。石持作品には、美人な大学院生がよく登場する。

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2018年11月20日

Posted by ブクログ

実行犯と支援者。ふたりの天才が繰り広げる極限のの推理劇。はたして復讐は……!?



内容は、大学院3人が大学のお金を横領したある男の、事件には関与していない妻が濡れ衣で自殺に追い込んだ大学に対する復讐のために、その復讐に必要なお金を稼ぐためベンチャー企業を立ち上げて…というお話。

最初は復讐に燃え、会社はその手段でしかなかった3人。しかし、会社の経営者として働いているうちに、経営者として、会社の事を考え始めるというシーンがありますが、その辺りはかなりリアルだなぁと感じました。

ただ、推理劇ではありますが、推理と呼ぶにはあまりにも超人じみています。主人公田島は、自分の会社を支援する小池という人物も、実は大学に恨みを持っている事を見抜きます。ただ、それがあまりにも結果オーライなものにしか見えない…他にも契約社員の作ったゲームから、その社員がある人物に対し憎悪を抱いている事を見抜いたり…ちょっと推理の次元を超えている気がしました…

気になったのはそこだけで、復讐と、経営による心情の変化、そしてそれをどう解決していくか?
ストーリーは面白いと思いました。



ただ田島の小池に対する最期の行動が意外でした……

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2018年05月21日

Posted by ブクログ

気持ち物足りない。
全ての推理?が、かなり都合よく進み、そしてそれが外れていないというのが超人的すぎる。
だから、いまひとつ乗り切れなかった。
ちょっとしたやり取りでそこまで深読みし、それが外れていないなんてあり得るか?
でも、サクッと読めるので、それはそれでいいかもしれません。

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2015年12月11日

Posted by ブクログ

【背表紙】
エンジェル投資家・小池規彦の前に、同じ大学の後輩にあたる田島祐也が現れた。立ち上げたばかりのベンチャー企業への出資を求めに来たという院生の田島は、熱意と才能に満ち溢れた若者のように見えた。しかし彼の謎めいた行動から、小池は田島が母校の大学に烈しい復讐心を持っていることを見抜く。そして実は小池自身も、同じ復讐心を胸に抱いていたのだった…。「実行者」と「支援者」、ふたりの天才が繰り広げる極限の推理劇!

★2.5くらい。
推理に少し無理があるようにも感じる。

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2014年12月02日

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復讐ということでもっと執念深く泥臭いものを感じるかと思ったが、登場人物からはそれほどの深みを感じなかった。そこまで考えるか?と思うほど二人の天才的な先読みが面白いような都合良すぎなような。

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2014年01月23日

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主人公の田島は大学院生。
ある事件がきっかけで仲間ふたりとともに大学に復讐を考えている。
そして、その資金を稼ぐため起業するのだが、
投資を引き受けてくれた投資家・小池にも同様の思いがあって・・・

ふたりの天才の思考・行動と復讐の行方はどうなるのか?
といった部分がメインなんだけど、どうもしっくりこなかった。
ふたりとも仮定に仮定を重ねた空論を持ち出すんだけど、
それがまさにビンゴ!なんだよね。
そんなふうにうまくいくもんかねー?
あと、どちらの動機もなんだか弱い気がした。

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2013年12月15日

Posted by ブクログ

復讐の為の計画を綿々と練るはなしかと思いきや、復習自体の計画に関するエピソードは少ない。
初めから真ん中くらいまでは、話の展開も読めず。。。入りきれもせず。。。残り25%で一気に展開といった感じ。
ネタバレになるので、あまりいえないけれど、やはり題材が復讐なだけに気持ちが良いものではないような。。。

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2013年11月29日

Posted by ブクログ

復讐するための資金稼ぎに、まず会社設立から始める話。
展開が楽しいが、ラストはちょっと予想外。
それでいいんかいな。

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2013年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石持作品は好きなのですが、これについてだけいえば、
全体に物足りなかったです。
最後も唐突な感じがしましたし。

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2013年10月05日

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