Posted by ブクログ
2018年05月21日
実行犯と支援者。ふたりの天才が繰り広げる極限のの推理劇。はたして復讐は……!?
内容は、大学院3人が大学のお金を横領したある男の、事件には関与していない妻が濡れ衣で自殺に追い込んだ大学に対する復讐のために、その復讐に必要なお金を稼ぐためベンチャー企業を立ち上げて…というお話。
最初は復讐に燃...続きを読むえ、会社はその手段でしかなかった3人。しかし、会社の経営者として働いているうちに、経営者として、会社の事を考え始めるというシーンがありますが、その辺りはかなりリアルだなぁと感じました。
ただ、推理劇ではありますが、推理と呼ぶにはあまりにも超人じみています。主人公田島は、自分の会社を支援する小池という人物も、実は大学に恨みを持っている事を見抜きます。ただ、それがあまりにも結果オーライなものにしか見えない…他にも契約社員の作ったゲームから、その社員がある人物に対し憎悪を抱いている事を見抜いたり…ちょっと推理の次元を超えている気がしました…
気になったのはそこだけで、復讐と、経営による心情の変化、そしてそれをどう解決していくか?
ストーリーは面白いと思いました。
ただ田島の小池に対する最期の行動が意外でした……