石持浅海のレビュー一覧

  • 不老虫(ふろうちゅう)

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    人間の理想と言えるかもしれない不老。
    若いときのままの体力や頭脳を維持できたらと思ったことがある人は少なくないと思います。
    それが現実になるならば、多少の犠牲は仕方ないと。
    そんな風に考える人も、きっと現実にも出てくるんでしょうね。

    不老虫を日本に持ち込むために、外国人女性に寄生させて入国させ、体内で育ったところで不老虫を取り出す。
    人を人と思わないような所業は、いくら崇高な理想を掲げていても吐き気がする。

    そして不老虫を退治するためにアメリカから呼ばれた専門家と、行動を共にする農林水産省職員。

    双方の視点からストーリーが進むので、より臨場感があってハラハラしました。

    結末は予想外。

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    2024年03月04日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    碓氷優佳シリーズの第4弾。
    赤信号に引っかかると受験に失敗する? 夏休み中にできた彼氏のおかげで成績も上昇? 二日酔いの優等生? 仲の良い二人の女学生の謎? などといった高校時代の青春ミステリー短編が友人の視点で描かれている。今作は倒叙物ではない。高校の頃から優佳の洞察力がキレキレですごい。わずかな情報から隠された真実を瞬時に解明する。一体いつこの能力が備わったのだろう。高校の頃からここまでの友人がいたらちょっと怖いかもしれない。そして最後は予想つかなかった。

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    2024年02月15日
  • 君の望む死に方

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    倒叙ミステリ。すばらし。
    犯人が分かってるのに、楽しめる。
    碓氷優佳シリーズ第二弾だからできれば第一弾(扉は閉ざされたまま)を読んでからの方が、より楽しめる!

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    2024年02月08日
  • 彼女が追ってくる

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    碓氷優佳の倒叙ミステリー3作目。面白かった。
    証言、そして犯行現場でのちょっとした手がかりから犯人を瞬時に見抜くその洞察力が凄い。普通は気づかないと思う。さらにはそこから犯人と被害者との関係も推察できている。あっという間に読み終えた。殺害動機がちょっと弱いとか思ってたが解決編でひっくり返された。そして結末にも驚いた。

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    2024年02月06日
  • あなたには、殺せません

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    ネタバレ

    犯罪予備軍の駆け込み寺のNPO法人。その相談室「1」に案内されるのは「人を殺したい」という希望をもつ者だった。中にいる無表情な相談員。その室内でどのような会話がされているのか…

    1 五線紙上の殺意
     音楽活動で成功した有馬はパートナーの福留を殺したい。福留は有馬の作曲を盗んで才能を潰そうとしていることに気づいたからだ。有馬は福留を殺したいが、警察に捕まりたくはない。警察に捕まらずに済む福留の殺害方法を考えていくが、相談員に次々と反論される。殺害を思いとどまるしかないか、と思うが…

    2 夫の罪と妻の罪
     「わたし」は三ヶ月前から高校の恩師と不倫関係にあった。先日、夫が恩師を殺害したのを目撃。

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    2024年01月27日
  • 鎮憎師

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    クローズドサークル型の推理合戦といういつもの石持流から少しはみ出して、ナビゲーターとして鎮憎師という新たな役割を生み出した作品。
    現実にはこんな風に仲間内でお互いの思考プロセスをトレースしながら議論を発展させるようなことはまずないと思いますが、小説ならではの醍醐味で面白い。
    第一容疑者が次々と入れ替わりながら最後に残った人が犯人という流れはある程度予想できたものの、最後の動機は伏線がちゃんとあったのに予測できませんでした。

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    2024年01月26日
  • 月の扉

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    10年ぶりくらいの再読。面白かった記憶だけはあったけれど、やっぱり面白かった!
    ファンタジー系を全く読まない人だと受け入れにくい内容かもしれないけれど、個人的には非現実的要素とミステリーの融合がすごく好き。
    文章もさくさく読みやすく、座間味くんや真壁のキャラクターがよかった。
    シリーズ読破したい。

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    2024年01月02日
  • あなたには、殺せません

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    「五線紙上の殺意」「夫の罪と妻の罪」「ねじれの位置の殺人」「かなり具体的な提案」「完璧な計画」5話の連作短編集。石持さんの殺し屋シリーズと同じくらい面白かった!次作にも期待大!

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    2024年01月01日
  • あなたには、殺せません

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    いやー面白い!!
    寝る間を惜しんで読みきってしまった。

    殺人を考えている人の駆け込み寺のNPO法人。
    ここで相談することで殺人を思い止まる、はずが、あれ?!

    短編集で、それぞれ違った展開になるので、それぞれの結末でびっくりする。
    相談員の感情が全くと言っていいほど感じないので、おめでたいくらい冷静で善意なのか、はたまた相当のサイコパスなのかわからない。そこがまた面白い。

    続きが読みたい!

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    2023年11月12日
  • あなたには、殺せません

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    犯罪を未然に防ぐため、その計画を聞いて、その欠点を見つけ出すことで計画をの実行を断念させる。
    設定が新しくて面白かった。
    もちろん単純に計画を断念するはずもなく…そのあとの展開も様々になっているところがまた良い。面白かった。

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    2023年11月08日
  • 鎮憎師

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    タイトルの「鎮憎師」が何だろうと思っていたら、字のごとく「憎しみを鎮める人」
    殺人事件が起きれば、被害者を想う人が犯人を憎むのは自然な流れ。
    その復讐の連鎖を止めて事件を終わらせる人。
    事件を解決する探偵役とは少し違っていて、解決するのではなく終わらせる。
    同じようで同じじゃない。

    いわゆる探偵的な人の名推理ではなくて、主人公たちが頭を抱えながら事件を考えるので、ミスリードだらけというか、妙に納得してしまったりして、一緒に悩んでしまう感じ。
    伏線には気づいていたのに、その違和感を深く考えることができなくて、すっかり騙されました。

    今までにないような設定というか角度?
    シリーズになってもおも

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    2023年11月01日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

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    学生時代からの友人夫婦、二組が自宅飲み会をしながら、日常のふとした謎を解いていく。
    気軽に読める短編集。
    最後のひっかけににやりとさせられた。

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    2023年10月30日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    飲み会の席で語られる事件の真相を語る座間味くん
    7作品収録
    今回の飲み会では3人になってました
    語りはその3人目の科学警察研究所の職員である津久井さん
    やっぱり座間味くんはすごかった
    いずれの事件にもそんな真相が・・・ってことを座間味くんは解き明かしてしまう
    今回もまた恐れ入りました

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    2023年10月22日
  • あなたには、殺せません

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    殺人を引き止めるため、その予備軍から相談を受け計画のダメ出しをするNPO組織。でもその気になっちゃうとなかなか止めないんだね、といった感じの小説集です。

    1話づつ捻りの度合いが上がっていくのが面白かったです。ただ結局は犯罪者が主人公なのでスカッとする終わり方をしないのはお約束と思っていてもモヤモヤした気持ちが残りました。

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    2023年10月15日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    日常の謎の連作短編集だが、謎が解かれる瞬間に思わず膝を打ちたくなるような楽しさがある。彼女たちの青春の楽しさ、甘さ、そして切なさとほろ苦さがあった。誰にでもある青春の日々、それを彩る謎の数々をぜひ楽しんでもらいたい。

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    2023年10月14日
  • 高島太一を殺したい五人

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    連続殺人犯になってしまった教え子を犯行を止める為に殺してしまった塾講師の高島太一。それを目撃していた塾の同僚達がそれぞれの思惑で事件を闇に葬るため高島を殺す計画を立て、彼一人だけが先に現地入りしたサマースクールを開催する予定の研修所を目指す。この設定なので誰が他の人に気付かれる事なく彼を殺すのかという展開だと思ったら集まった同僚5人の前に現れたのは瀕死の高島。倫理感すっ飛ばした5人が放っておくのがいいか?とどめを刺すのがいいか?刺すにしても出される案に穴がないか?そもそも何故瀕死になっているのか?と議論していく展開は面白かった。真相はピンときたし最後が拍子抜けしたけど途中の会話劇がメインだと思

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    2023年09月25日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    ネタバレ

    生まれた時は全員が女性で、その中で優秀な女性が男性へと変わる、という世界での話。
    BGとはなんなのか、なぜ男性化筆頭の優秀な姐が殺されなければならなかったのか、先が気になって終盤は一気に読んだ。
    世界観が独特なので、なんとも説明しづらいが、読めば、石持先生作品の中でもライトな部類だと思うので、読みやすくはある。
    ただ、設定を受け入れない人もいるかもしれないので、万人に薦めるかというと、ちょっと難しいかな…というのが、なんとも悔しい。

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    2023年09月03日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

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    短編7作品収録
    刑事と座間味くんが食事しながら過去の事件を
    話し座間味くんが事件の真相を語る
    最後の作品以外は上記の展開でした
    それにしても座間味くんの推理はすごい!
    いずれの作品も楽しめました

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    2023年08月30日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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     それぞれいろんな方向性の作品が読めて楽しめた。巻末の著者の言葉で、どういう興味や視点からその舞台やキャラクターを選んだのかが書かれていたのもよかった。
     表題作が、意外なところに舞台が設定されていつつ、その後の歴史の流れに思いをいたせる面白さがあって一番好きかな、と思う。

     2巻以降も企画されてるのかな?

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    2023年08月27日
  • 君の望む死に方

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    ネタバレ

    前作同様、細かな仕掛けが散りばめられていておもしろかった。

    日向は梶間に父親の仇として復讐されることで罪を償った気持ちになることだけが目的なのではなく、その後経営者となるための素養まで殺人を通して身につけさせようとしているというのが考えもつかなくて驚きだった。

    先に犯人がわかっていて殺人に至るまでの犯人の思考を解説していく展開はあまりない展開でおもしろかった。

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    2023年08月27日