石持浅海のレビュー一覧

  • あなたには、殺せません

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    「五線紙上の殺意」「夫の罪と妻の罪」「ねじれの位置の殺人」「かなり具体的な提案」「完璧な計画」5話の連作短編集。石持さんの殺し屋シリーズと同じくらい面白かった!次作にも期待大!

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    2024年01月01日
  • あなたには、殺せません

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    いやー面白い!!
    寝る間を惜しんで読みきってしまった。

    殺人を考えている人の駆け込み寺のNPO法人。
    ここで相談することで殺人を思い止まる、はずが、あれ?!

    短編集で、それぞれ違った展開になるので、それぞれの結末でびっくりする。
    相談員の感情が全くと言っていいほど感じないので、おめでたいくらい冷静で善意なのか、はたまた相当のサイコパスなのかわからない。そこがまた面白い。

    続きが読みたい!

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    2023年11月12日
  • あなたには、殺せません

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    犯罪を未然に防ぐため、その計画を聞いて、その欠点を見つけ出すことで計画をの実行を断念させる。
    設定が新しくて面白かった。
    もちろん単純に計画を断念するはずもなく…そのあとの展開も様々になっているところがまた良い。面白かった。

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    2023年11月08日
  • 鎮憎師

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    タイトルの「鎮憎師」が何だろうと思っていたら、字のごとく「憎しみを鎮める人」
    殺人事件が起きれば、被害者を想う人が犯人を憎むのは自然な流れ。
    その復讐の連鎖を止めて事件を終わらせる人。
    事件を解決する探偵役とは少し違っていて、解決するのではなく終わらせる。
    同じようで同じじゃない。

    いわゆる探偵的な人の名推理ではなくて、主人公たちが頭を抱えながら事件を考えるので、ミスリードだらけというか、妙に納得してしまったりして、一緒に悩んでしまう感じ。
    伏線には気づいていたのに、その違和感を深く考えることができなくて、すっかり騙されました。

    今までにないような設定というか角度?
    シリーズになってもおも

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    2023年11月01日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

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    学生時代からの友人夫婦、二組が自宅飲み会をしながら、日常のふとした謎を解いていく。
    気軽に読める短編集。
    最後のひっかけににやりとさせられた。

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    2023年10月30日
  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

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    飲み会の席で語られる事件の真相を語る座間味くん
    7作品収録
    今回の飲み会では3人になってました
    語りはその3人目の科学警察研究所の職員である津久井さん
    やっぱり座間味くんはすごかった
    いずれの事件にもそんな真相が・・・ってことを座間味くんは解き明かしてしまう
    今回もまた恐れ入りました

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    2023年10月22日
  • あなたには、殺せません

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    殺人を引き止めるため、その予備軍から相談を受け計画のダメ出しをするNPO組織。でもその気になっちゃうとなかなか止めないんだね、といった感じの小説集です。

    1話づつ捻りの度合いが上がっていくのが面白かったです。ただ結局は犯罪者が主人公なのでスカッとする終わり方をしないのはお約束と思っていてもモヤモヤした気持ちが残りました。

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    2023年10月15日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    日常の謎の連作短編集だが、謎が解かれる瞬間に思わず膝を打ちたくなるような楽しさがある。彼女たちの青春の楽しさ、甘さ、そして切なさとほろ苦さがあった。誰にでもある青春の日々、それを彩る謎の数々をぜひ楽しんでもらいたい。

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    2023年10月14日
  • 高島太一を殺したい五人

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    連続殺人犯になってしまった教え子を犯行を止める為に殺してしまった塾講師の高島太一。それを目撃していた塾の同僚達がそれぞれの思惑で事件を闇に葬るため高島を殺す計画を立て、彼一人だけが先に現地入りしたサマースクールを開催する予定の研修所を目指す。この設定なので誰が他の人に気付かれる事なく彼を殺すのかという展開だと思ったら集まった同僚5人の前に現れたのは瀕死の高島。倫理感すっ飛ばした5人が放っておくのがいいか?とどめを刺すのがいいか?刺すにしても出される案に穴がないか?そもそも何故瀕死になっているのか?と議論していく展開は面白かった。真相はピンときたし最後が拍子抜けしたけど途中の会話劇がメインだと思

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    2023年09月25日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    ネタバレ

    生まれた時は全員が女性で、その中で優秀な女性が男性へと変わる、という世界での話。
    BGとはなんなのか、なぜ男性化筆頭の優秀な姐が殺されなければならなかったのか、先が気になって終盤は一気に読んだ。
    世界観が独特なので、なんとも説明しづらいが、読めば、石持先生作品の中でもライトな部類だと思うので、読みやすくはある。
    ただ、設定を受け入れない人もいるかもしれないので、万人に薦めるかというと、ちょっと難しいかな…というのが、なんとも悔しい。

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    2023年09月03日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

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    短編7作品収録
    刑事と座間味くんが食事しながら過去の事件を
    話し座間味くんが事件の真相を語る
    最後の作品以外は上記の展開でした
    それにしても座間味くんの推理はすごい!
    いずれの作品も楽しめました

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    2023年08月30日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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     それぞれいろんな方向性の作品が読めて楽しめた。巻末の著者の言葉で、どういう興味や視点からその舞台やキャラクターを選んだのかが書かれていたのもよかった。
     表題作が、意外なところに舞台が設定されていつつ、その後の歴史の流れに思いをいたせる面白さがあって一番好きかな、と思う。

     2巻以降も企画されてるのかな?

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    2023年08月27日
  • 君の望む死に方

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    ネタバレ

    前作同様、細かな仕掛けが散りばめられていておもしろかった。

    日向は梶間に父親の仇として復讐されることで罪を償った気持ちになることだけが目的なのではなく、その後経営者となるための素養まで殺人を通して身につけさせようとしているというのが考えもつかなくて驚きだった。

    先に犯人がわかっていて殺人に至るまでの犯人の思考を解説していく展開はあまりない展開でおもしろかった。

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    2023年08月27日
  • 届け物はまだ手の中に

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    復習をととげたあと報告のため親友宅へ
    そしてそこでのお話でした
    親友は仕事で出てこれず、応対した女性陣たちの違和感
    主人公の心理描写、行動など序盤からもうその世界へ
    引き込まれました
    最終章で明かされる結末にまたおどろかされ・・・
    楽しめました

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    2023年08月26日
  • 煽動者

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    テロリストシリーズの第二弾
    今回は連作短編ではなく長編
    軽井沢の別荘が舞台でした
    任務のために集まったメンバー内で起きた殺人事件
    事件は忘れて任務を遂行しろと・・・
    そして翌週また・・・
    犯人はいったい誰なのか、気になって先を読まずにはいられないまた読みやすいのでどんどん進みました
    そして結末・・・
    楽しめました

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    2023年08月22日
  • 攪乱者

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    連作短編9作品収録
    テロリストたちのいろんなミッションのお話でした
    国を乗っ取るところまではいっていませんが
    各ミッションは楽しめました
    そしてこの物語をどう締めくくるのか気になってましたが
    まさかの展開にびっくりでした

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    2023年08月18日
  • 風神館の殺人

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    数年前に一度読んでいたことを忘れていた作品。なので再度新鮮な気持ちで読めた。
    密室やド派手なトリックなどはなく、論理的に所謂状況証拠で犯人を探す作品になっている。設定も面白く、続きが気になり、読みやすさも相まってあっという間に読み終わった。
    個人的には、石持浅海先生の作品の中でも読みやすい作品の一つだと思う。

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    2023年08月11日
  • 二歩前を歩く

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    スリッパが勝手に移動する、前から歩いている人に避けられる、ガソリンが勝手に補充される、等の不可思議な超常現象の謎を解いていくミステリ短編集。
    ただ本書が特殊なのは、こういう超常現象の謎を解く系は大体「How」だけど、この本は「Why」に根本を置いているのが、個人的には斬新に思えた。
    謎は謎のままっていうのもオカルティズムに溢れてて良いよね...!
    最初は何か不思議だなーで済んでた話が現象の法則が明らかになるにつれて、ゾッとなる真実が明かされて、急転直下ホラー展開になるのも良き、、、
    けれど最後の話である「九尾の狐」は前向きな終わり方で終了し、割と良い読後感...
    けれど好きな話は不気味な展開一

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    2023年08月02日
  • 八月の魔法使い

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     ただ論理だけが先行する。
     石持さんのミステリーには、時々そういう物足りなさを感じる時がある。
     しかし、本作は、人間の存在感が感じられる。多分、それはスーパーマンが一人ではなく、成長していく弟子と師匠が存在するからだろう。

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    2023年07月12日
  • 鎮憎師

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    いろいろロジック物が多い石持浅海さん。
    今回は、憎悪の連鎖を断ち切る『鎮憎師』と言う話。聞いたことがない名前ですね。
    事件の謎を解くのでは無く、憎悪の連鎖を断ち切ると言う設定。

    友人同士の結婚式で、久々に再開したサークル仲間たち8人。
    しかし、3年前のある事件の当事者が現れた事で、意外な展開に。何とその当事者が、遺体で発見される。容疑者はこの8人の中に?
    ハラハラドキドキの展開です。

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    2023年07月08日