石持浅海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人間の理想と言えるかもしれない不老。
若いときのままの体力や頭脳を維持できたらと思ったことがある人は少なくないと思います。
それが現実になるならば、多少の犠牲は仕方ないと。
そんな風に考える人も、きっと現実にも出てくるんでしょうね。
不老虫を日本に持ち込むために、外国人女性に寄生させて入国させ、体内で育ったところで不老虫を取り出す。
人を人と思わないような所業は、いくら崇高な理想を掲げていても吐き気がする。
そして不老虫を退治するためにアメリカから呼ばれた専門家と、行動を共にする農林水産省職員。
双方の視点からストーリーが進むので、より臨場感があってハラハラしました。
結末は予想外。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯罪予備軍の駆け込み寺のNPO法人。その相談室「1」に案内されるのは「人を殺したい」という希望をもつ者だった。中にいる無表情な相談員。その室内でどのような会話がされているのか…
1 五線紙上の殺意
音楽活動で成功した有馬はパートナーの福留を殺したい。福留は有馬の作曲を盗んで才能を潰そうとしていることに気づいたからだ。有馬は福留を殺したいが、警察に捕まりたくはない。警察に捕まらずに済む福留の殺害方法を考えていくが、相談員に次々と反論される。殺害を思いとどまるしかないか、と思うが…
2 夫の罪と妻の罪
「わたし」は三ヶ月前から高校の恩師と不倫関係にあった。先日、夫が恩師を殺害したのを目撃。 -
Posted by ブクログ
タイトルの「鎮憎師」が何だろうと思っていたら、字のごとく「憎しみを鎮める人」
殺人事件が起きれば、被害者を想う人が犯人を憎むのは自然な流れ。
その復讐の連鎖を止めて事件を終わらせる人。
事件を解決する探偵役とは少し違っていて、解決するのではなく終わらせる。
同じようで同じじゃない。
いわゆる探偵的な人の名推理ではなくて、主人公たちが頭を抱えながら事件を考えるので、ミスリードだらけというか、妙に納得してしまったりして、一緒に悩んでしまう感じ。
伏線には気づいていたのに、その違和感を深く考えることができなくて、すっかり騙されました。
今までにないような設定というか角度?
シリーズになってもおも -
Posted by ブクログ
連続殺人犯になってしまった教え子を犯行を止める為に殺してしまった塾講師の高島太一。それを目撃していた塾の同僚達がそれぞれの思惑で事件を闇に葬るため高島を殺す計画を立て、彼一人だけが先に現地入りしたサマースクールを開催する予定の研修所を目指す。この設定なので誰が他の人に気付かれる事なく彼を殺すのかという展開だと思ったら集まった同僚5人の前に現れたのは瀕死の高島。倫理感すっ飛ばした5人が放っておくのがいいか?とどめを刺すのがいいか?刺すにしても出される案に穴がないか?そもそも何故瀕死になっているのか?と議論していく展開は面白かった。真相はピンときたし最後が拍子抜けしたけど途中の会話劇がメインだと思