石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
殺し屋が主人公の短編集。依頼者と殺し屋との間には連絡係を2人経由しており、依頼者が殺し屋を知ることはないし、殺し屋が依頼者を知ることもないという安全策が取られている。
殺し屋は依頼対象のみを知らされ、依頼者についての情報を受け取らないので、依頼者と依頼対象との関係や殺害依頼を出すことになった背景・理由などは分からないようになっている…が、「依頼対象が独身男性なのにオムツを買い込む」とか「同一人物に殺害依頼が2回出て2回ともキャンセルされた」とか少し変わった依頼に対して、そのココロは何なのか殺し屋があれこれ推理するという「日常の謎系ミステリ(殺し屋が『日常』なのかはさておき)」。
日常の謎系ミステリは「探偵役よりも先に真相に辿り着けるかどうか自分も考えてみる」ではなく「こじつけギリギリの論理遊びを読んで苦笑する」というのが楽しみ方だとは思うが(←偏見)、殺し屋が主人公という設定の突飛さも相まって、なかなか楽しめた。 -
Posted by ブクログ
主人公の殺し屋と仲間たちがが依頼者の理由を推理する。
妹に夫を奪われた姉への殺人依頼。姉妹の仲は悪くない。依頼者は誰だ?
ベアルックを着る大道芸をする親友の男二人。一人は妹の恋人。その男への殺人依頼の理由は?
無農薬有機栽培野菜を売る会社を亡き父から相続した男。父のパートナーが殺害されていた。宗教法人が容疑者とした浮かぶが逮捕まではいたらなかった。ビジネスを続けるうちに父の不正の証拠が出て来る。
エッチな動画配信をする美女2人のどちらかを殺してほしいと殺害依頼。2人は大学の同級生。制作者に元同窓生の男がいたことがわかり、3人が温泉旅館で火事に巻き込まれ男が死亡していたことが分かる。殺されるのはどっち?
母を交通事故で亡くした男子高校生。加害者の老女の殺害依頼と男子高校生の殺害依頼が2人の殺し屋に別々に届く。それぞれの理由とは?
謎解きというか、推測なんだけど、考察過程が面白い。
帯にはミステリーと書いてあったが、ミステリーという感じでもないし、ジャンルは何だろう?