石持浅海のレビュー一覧

  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

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    「月の扉」からのスピンオフ的短編連作。これが、「新しい世界」へと繋がる。
    どの作品もなかなか説得力がある短編作品。
    最後の「再会」だけが、やや異質。しかし、ここから「新しい世界」へと繋がっていくことがわかる。

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    2022年05月21日
  • 月の扉

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    前に読んだ座間味君シリーズ最初の長編。
    ハイジャック中に殺人事件が起こるというかなり特殊な状況。しかし、久しぶりの楽しめる長編であった。トリックもまずまず納得できる一冊でした。

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    2022年05月15日
  • 彼女が追ってくる

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    起業して成功した女社長の復讐の話。トリックと伏線の回収の仕方がうまく、なるほどー、という感じで読める。ただ、ちょっと心理描写がトリックのための要素になっているところが気になった。ミステリー好きの方はおすすめ!

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    2022年04月17日
  • 殺し屋、続けてます。

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    タイトルからイメージしていた話ではなかったけれど、面白かった!殺し屋、仲介人、彼女…登場人物たちも魅力的だし、謎解きも独特。

    私たちが知らないだけで、実は殺し屋をしている人たちが近くにいるのでは?と思ってしまった。

    続編から読んでしまったけれど、前作も読みたい。
    今後の展開も気になる。

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    2022年04月06日
  • 月の扉

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    座間味くんシリーズの第一弾。2003年の本だったのか。でも全然古さ(?)は感じず、面白くって一気読み。
    沖縄で不登校の子供たちの支援をしていた師匠こと石嶺が不当逮捕された。皆既月食の日、石嶺の力を信じる柿崎、真壁、村上はハイジャックを起こし、石嶺を那覇空港まで連れて来いと要求する。しかしハイジャックされた機内で、女性の変死体が発見され、座間味くんが真相究明することになる。なぜだか私の頭の中で座間味くんがDAIGOさんになっててww。ずっとDAIGOさんの話し方に変換されてたww。

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    2022年03月29日
  • 顔のない敵

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    対人地雷の連作短編6作+別枠短編1作
    対人地雷に絡む謎解き(地雷なしもあり)
    どの作品も謎解きの下りで、なるほど、と
    なってしまう
    最後の作品は処女作短編ということでしたが
    内容はとてもよく楽しめました

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    2022年03月26日
  • フライ・バイ・ワイヤ

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    高校の選抜クラスにロボットが転入してきた
    病気の少女をロボットを通じて通学させる実験とのこと
    その中で殺人事件が・・・
    高校生たちは主人公の学級委員長を中心に
    そこにロボットが絡みながら物語はすすむ
    そしてまた・・・
    動機などまったくわからず読んでましたが
    結末で、なるほどと
    そして最後もまぁよかったかなと思います

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    2022年03月02日
  • 殺し屋、続けてます。

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    もう1組殺し屋出したら面白くないんちゃうかなと思ったけどきちんとおいしく料理されてた
    一作目もしかりさらさらした短編なのにゾッとさせる締めが上手い◎

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    2022年02月26日
  • 君の望む死に方

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    超絶優秀 碓氷優佳の鋭い洞察力が、相思相愛の殺人ストーリーをかき回す。名作倒叙ミステリーの第二弾!

    余命宣告を受けた主人公が過去の罪を償うべく、密かに自身の殺され計画を企てる。準備万端だったはずが、碓氷優佳の登場によって少しずつ食い違いが生じてきて…

    今回の物語はかなり切ない… やる側、やられる側、推理する側、各々の心情が慮られます。単なるミステリーでなく物語としてもよくできていて、これまた名作だと思いました。

    少し変わった倒叙モノなのも興味深いです。難しい設定にもかかわらず、しっかりミステリーとしての構成が組み立てられていて、全く変な違和感がありません。プロだから当たり前かもしれません

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    2022年02月07日
  • 賢者の贈り物

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    短編集。すべての短編で言えるのが、考える、とにかく考える。あらゆる可能性を考え思考が広がっていく様が面白い。表題の「賢者の贈り物」は、その思考の結果のたどりついた先を思うと、まさに"賢者の贈り物"と感嘆をあげることになるだろう。

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    2022年01月31日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

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    まさか続きが読めるとは思わんかったな・・・ありがとう!
    最初の感動こそやや薄れたものの、相変わらず読んでて幸せになる本やった・・・

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    2022年01月14日
  • 君が護りたい人は

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    殺人の決意は知っているけど手段は知らないという主人公が、その方法を推理していくのが面白かった。
    今回も優佳の冷徹さが怖い。「因果応報」とか、恐ろしいこと言うし。小春との仲がまだ続いていることが少し意外。

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    2022年01月12日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

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    ネタバレ

    前3作品には探偵として登場した碓氷優佳の高校時代の3年間を描いた短編集。人が死ぬと言うことでは無いが、クラスメイトに起きる日常の謎を明らかにしていく物語。今回の語り部は彼女の同級生・上杉小春であり彼女の視点からみた碓氷優佳を中心に描かれていく。そして今回も怖いぐらいに碓氷優佳は謎を解いていき、それによってクラスメイト達の心を救っていくところがとても優しい人だと思っていたが、最後のパートでそれが一気に覆されていく。それは、人には興味が無く自分のためだけに解いているのでは無いか(しかもその部分は不透明なまま終わる)というところであり、前作3作品につながる碓氷優佳の冷たい部分につながっている所に恐ろ

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    2022年01月03日
  • 殺し屋、続けてます。

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    ネタバレ

    1作目を読んで面白かったので、さっそく続編を買いました。
    今作も表紙が可愛いですね。
    帯に「殺し屋に商売敵現る!!」と書いているからどきどきしながら読んだのに、想像していた展開と違って拍子抜け。煽るな。

    前作は富澤視点が多かったですが、今作は雪奈、塚原、依頼者、商売敵の鴻池と色んな人が語り手になっています。
    前作では「伊勢殿」視点もありましたが、それに比べ塚原が語り手の「死者を殺せ」はあまり塚原の人となりがわからない感じでちょっと残念でした。

    一番面白いと感じたのは「銀の指輪」。次点で「靴と手袋」。読んだ後なるほど…となる話が面白いです。
    「靴と手袋」で、鴻池と富澤がエンカウントするかと思

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    2021年12月31日
  • 殺し屋、続けてます。

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    まちぼうけ/わがままな依頼人/双子は入れ替わる/
    銀の指輪/死者を殺せ/猪狩り/靴と手袋

    殺し屋の需要って………
    依頼から始まって完了まで。殺し屋の側から、連絡係の側から、殺し屋の恋人側から、依頼人の側から、
    そして 殺し屋Bの場合は??

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    2021年12月29日
  • 彼女が追ってくる

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    ネタバレ

    碓氷優佳シリーズの第三弾。
    倒叙ミステリーは犯人が完璧(だと本人は思っている)な計画を何も知らない被害者がはまってしまうというのが定石だが、今回はそんな思い込みを利用したミステリー作品だと感じた。夏子が完璧な計画を立てたつもりが姫乃がそれを凌駕した計画を立て、自分が死のうが生きのころうが関係なく夏子が破滅するように仕組んでいたところに女の執念を感じた。そして最後のシーンはそんな彼女の執念が最大限に現れていて凄い後味を残したと感じた。

    今回の小説をアニメ化したときの声優陣を自分なりに考えたので読むときの参考にしてください。
    碓氷優佳:沢城みゆき
    堀江比呂美:雨宮天
    中条夏子:悠木碧
    黒羽姫乃:

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    2021年12月13日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋の小説としては異色のシリーズと言える。殺人の対象となる人の行動を謎とするミステリーだからだ。なんならこの謎を解明するのは殺し屋でなくてもいい。でも、だから面白い。短編集なので、依頼が来て、対象者の行動に気になるところがあって、でも殺しの依頼を受けて実行して、最後に謎の行動の理由を解き明かすという流れ。
    これは好き嫌いが分かれる小説とも言えるかもしれない。しかも本作には女性の同業者も登場する。まだニアミス程度なので、次作以降で本格的に接触していくのだろう。楽しみでしかない。

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    2021年12月12日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋シリーズの短編集。

    副業で殺し屋を営む経営コンサルの男が活躍?する。

    なんと、その商売(副業の方)のライバルとも言える話も。 
    殺しのニアミスもあったりで、これからの展開がますます楽しみに。

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    2021年12月03日
  • 水の迷宮

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    水族館が舞台。水槽へのいたずらと百万円の要求というちょっと変わったミステリー。
    これでいいの?とか、つっこみどころはあると思うけど、でも面白かったな。水族館好きだし。
    作者の作品によく感じる冷酷さはあまりなくて、少しほっとするような終わり方だった。

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    2021年11月24日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋の話の続編
    新たに女の殺し屋が出現
    並行して話が進む
    次の話で交差する予感
    面白い
    殺人は悪なんだけど背徳感のない中で物語は進んでいく。この作家の力の凄さを感じる。

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    2021年11月20日