石持浅海のレビュー一覧

  • 「真」犯人

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    芸術家の卵達が暮らして居る所で起きた殺人事件。真相を創り上げていくストーリーからの結末が楽しい。しかも他の作品に出ていた息子が親同様の活躍。

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    2026年02月17日
  • 風神館の殺人

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    ネタバレ

    初読みの作家さん。まずもって設定が特殊だけど引き込まれる。いきなり復讐殺人後からはじまるって・・。倒叙モノかと思いきや、そこから連続殺人がはじまるって・・。

    文体も非常に読みやすく、どんどんと生存者が減っていく展開はスピード感もあった。探偵役?の雨森も探偵探偵していなくて(てか復讐殺人の実行犯ではあるのですが)その辺も好印象だった。実写化してもおもしろそうな作品だった。

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    2026年02月11日
  • 殺し屋、やってます。

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    あなたには、殺したい人はいますか?




    《依頼の決まり》
    ・ご自身の身分証明書と殺したい人の写真をお持ちください。
    ・殺したい人の情報(氏名、住所など)をお知らせください。分からない場合は、こちらでお調べするオプション(別料金)もあります。
    ・ご依頼を受けてから三日以内に、お引き受けできるかお知らせします。
    ・お引き受けした場合、原則として二週間以内に実行いたします。


    ご依頼お待ちしております。

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    2026年02月08日
  • 「真」犯人

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    表紙のイラストと、文章表現による人物描写がイマイチ合致せず、特徴的な名前とは裏腹にどんな姿形をしているか掴み切れない。
    殺人事件の現場から、殺人者を入れ替えて辻褄合うように作り替えようという発想が面白い。
    書生さんの突然の名探偵ぶりとか、村長さんの恩人である父の謎とか、解決しない設定はあるけど、昨今のミステリーの中で変化球な斬新で面白い設定だった。

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    2026年02月06日
  • 殺し屋、やってます。

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    殺し屋を職業にしてるのに、良い人。
    連作短編で最後に放つ一言に味がある。
    「吸血鬼が狙ってる」に感動する。
    トミーの時々的外れな発言、塚原との会話が笑える。
    ミステリーでありコメディ??

    続きを読もう!

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    2026年02月01日
  • 扉は閉ざされたまま

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    犯人は分かってる。トリックも分かってる。そこから物語は始まる。犯人の心理描写や登場人物たちのやり取りを楽しめる倒叙ミステリーです。

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    2026年01月18日
  • 煽動者

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    石持浅海さんらしい、ロジックの展開が素晴らしい作品です。
    反政府のテロ組織のメンバーが集まる軽井沢の秘密の拠点。しかし、その集められた8人のメンバーにて、殺人事件が発生。

    もちろん、反政府活動ゆえ、警察は呼べない。
    果たして、メンバーは真犯人を探し出すことができるのか?
    結構、伏線があちこちあったんですね。
    なるほど。

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    2026年01月11日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • パレードの明暗~座間味くんの推理~

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    座間味くんシリーズ第4弾。今回も、うまいものを食べに行った先で座間味くんが警察幹部が語る事件の真相をひっくり返す、という、安楽椅子探偵的な短編集。この何とも作為的な構成も、毎回底意地が悪い、人の軽い悪意みたいなものを感じさせる真相も、石持作品でしか読めないものである。座間味くんもすっかりいいお父さんになったので、「月の扉」を再読したくなった。

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    2025年12月22日
  • 「真」犯人

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    芸術家の卵たちが成功を目指し、元小学校を改装した芸術村で共同生活を送る中、殺人事件が起こる。主人公は、将来有望な人物を守るため、村長から別の人物を真犯人とする物語を考えるよう依頼される。この異色の設定によって、どのように展開していくのかが強く惹きつけられた。

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    2025年12月21日
  • 扉は閉ざされたまま

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    倒叙ミステリーであ。本格ミステリー
    書評にあったが、本格ミステリとは徹底的に理詰めされた美しさがある
    実際にこの本に書かれている犯行は、読み手が困難なく想像することが可能になっている。ただ犯行のミスが探偵役に指摘されるまで気付かなかった。指摘されると「なるほど、確かにそれは違和感がある」と気付いてしまう。
    あまりに完璧な犯行のため、どう解決していくか全く分からなかったが、探偵役の謎解きでなるほど、、と頭脳戦を楽しんで読めた。
    今回の探偵役が、また探偵役をやる「君の望む死に方」という本があるのでまた読んでみたい。

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    2025年12月16日
  • 君の望む死に方

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    ネタバレ

    日向と梶間と優佳の3人の思惑が絡み合った頭脳戦。前作の『扉は閉ざされたまま』と同様にその心理戦を楽しむことになる。これまた前作同様に事件が起こる(発覚する)前の出来事なので当事者たちと優佳以外は何にも気づかずにいるのが面白い。そして倒叙ミステリであるから「犯人は誰か」以外の読者の気を引くような「なぜ日向は梶間に殺されようとしているのか」という謎が最後まで残されている。正直その動機については少し現実的ではないと感じたが、日向の語りの中で既に示唆されていた論理ではあるから納得がいかないというわけではなかった。まだ事が起こっていない分前作よりもハラハラ感は薄れたが、頭脳戦と推理の気持ちよさは劣らない作品だった。

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    2025年12月04日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    冤罪を“晴らす”ために奔走する話ならいろいろ読んだけど、冤罪を“かける”ために脳みそをフル回転させる話は初めてだった。
    通常ならあり得ない事も芸術家の卵を支援するこの『芸術村』で起きた事件であれば成立する、
    と何故か私も思ってしまうから不思議。
    犯人をでっち上げて無事解決…しないところがまた面白くて一気読みした。
    読めそうで読めない展開が良い。
    でもホント書生さん(一般人)が居てくれて良かった、と心底思ったわ。

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    2025年11月25日
  • 扉は閉ざされたまま

    購入済み

    刑事コロンボを彷彿

    最初に主人公である犯人と犯行が明かされて、主人公の元恋人である天才研究者と手に汗握る謎解き攻防が繰り広げられる。同窓7人のキャラクターが明快で現実感があり不自然ではなく話に広がりが生じ好感が持てる。殺人動機が最後まで分からず、そこがこの物語のキモ。情熱があって冷たくない主人公と情熱があって冷たい元恋人との感情が別れの原因という表現が新しい。その後二人がどうなったかが書かれておらず読者の想像に任せていて余韻が残る。

    #ドキドキハラハラ #切ない #共感する

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    2025年11月23日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    わたしの好きな石持作品が還って来た!
    考えすぎな人たちが、はたからみたら異常なシチュエーション(死体を横にして、など)で、冷静に知恵を出し合うという読む方も脳を振り絞るこの感じ、大好きです。

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    2025年10月27日
  • パパたちの肖像

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    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

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    2025年10月22日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

     石持浅海さんの新刊は、石持流の無理筋路線を維持しつつ、シチュエーションにひねりを加えた力作か。真犯人ではなく「真」犯人。その心は?

     舞台は、様々なアーティストを支援する、山あいの芸術村。芸術家の卵たちはニックネームで呼ばれるが、スタッフの「私」は、発明家のエジソンさんの死体を発見する。殺したのは、現場で倒れていた恋人で歌人の小町さんのようだが…。

     35歳で退村するルールのこの村で、小町さんは初めて物になりそうな村民だった。そこで村長は考えた。小町さんを逮捕させるわけにはいかない。誰か他の物にならなそうな村民を犯人にしてしまえ。そのシナリオを、「私」に描けという。

     こんなもん、設定の時点で笑うしかない。石持作品で、警察への通報を遅らせるパターンは多いが、推理のためではなく、「真」犯人の捏造のためですよ、おい。警察を信じさせるようなシナリオなど、本気で描けると思っているのか?

     村長は本気なのだ。元作家志望の「私」も、最初は渋っていたが、結局は嬉々としてシナリオを考える。周囲のスタッフも、村長を諫めるどころかあっさりと従う。毎回、登場人物の思考回路に呆れるが、今回は呆れを通り越してしまった。

     言うまでもなく、予期せぬ事態に見舞われる呆れた面々。その度にシナリオは練り直し。それでも諦めない。出版社からオファーがあるという小町さんの短歌が、どれだけ素晴らしいのか知らないが。結局、混乱する一同の救世主となったのは…。

     それにしても、芸術村のスタッフたちも、石持さんご自身も、芸術家をかなり曲解しているのではなかろうか? 小町さんに売れてほしいがために、他の村民には「堕落」の烙印を押す。こんな事件を起こした芸術村を、存続させるのか、おい。

     何だか石持作品には珍しいエピローグという気がしないでもないが…やっぱりそうなっちゃうよねえ。淡々と語っている「私」はどうよ???

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    2025年10月20日
  • パパたちの肖像

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    7人の作家さん、みんなパパ作家さんだったとは。
    皆さん、ちゃんと子育てされてきたのかなと思える作品ばかりだった。
    子育てがテーマの作品で父親目線のものは少ないけど、男親ってこんな風に感じていたのかと新鮮な気持ちで読んだ。
    帯にも書いてあるように、この作品は「令和パパの心の声」なんだそう。夫婦で一緒に子育てするのが前提で書かれているところが、令和っぽい。
    いい意味で時代が変わってきたなと嬉しくなった。

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    2025年10月19日
  • 夏休みの殺し屋

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    タイトルから想像していた以上に、お話にバリエーションがあってすごく面白かった!殺し屋視点の話と、それ以外の人の視点も混じっていて飽きないし、殺し屋が依頼の裏にある事情を推理する構成が新鮮。特に「残された者たち」が最後まで真相が分からなくて意外性のあるラストに楽しめた。

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    2025年10月11日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    犯人が最初から分かっている倒叙ミステリー。
    犯人が誰か、どういうトリックなのかという謎は楽しめない代わりに、犯人と探偵役の息詰まる攻防を楽しむ作品です。

    伏見亮輔は冷静だし頭も良い。そして碓氷優佳も観察眼鋭く、賢い。二人は同類だと仲間内には思われているが、当の二人には決定的な違いが分かっていて ―― 。

    犯人の視点で語られているのでどうしても犯人側に肩入れしてしまいます。だからピンチになるとドキドキします。
    扉が閉ざされていることにどんな意味があるのか、本格推理の名に恥じない作品でした。面白かったです。

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    2025年10月05日