石持浅海のレビュー一覧

  • BG、あるいは死せるカイニス

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    全ての人間は女性として生まれ、優秀な人間が男性へと自然に性転換するという世界設定。
    特に優秀な男性「BG」の話を中心に、主人公の少女がそれに巻き込まれていく話。
    世界設定が面白い。そこで繰り広げられる話は幾分単調ながら、少なくはない登場人物がみんなキャラが立ってて、楽しめました。

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    2010年03月07日
  • セリヌンティウスの舟

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    海難事故からの生還で、強い絆で結ばれた6人の仲間。
    その1人が、自殺してしまう。
    残された直筆の遺書、用意した青酸カリの出所は、全て自殺を物語っていた。
    しかし、たった一つの不自然な点から、5人は彼女の自殺に疑問を持つ。
    彼女の死は、本当に自殺なのか?
    ってな話。

    完璧に整った、自殺以外ありえない状況から、一体どうなるのかとハラハラしながら読んだ。途中の行ったり来たりの推理がちょっとヌルかったけど、それも含めて面白い。ちゃんとまとめたラストは予想外。おすすめ。

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    2009年12月18日
  • 月の扉

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    透明な文体で、余計な叙述がない。こういうのを好きな人も多いだろう。僕もそうだが、ずっとこんなのだったら飽きるかもしれない。

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    2018年10月14日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    人間はすべて女性で生まれ、やがて一部の人間だけが男性になる世界。
    そんな特殊な世界で起こる殺人事件。
    「男性化」筆頭候補の優秀な姉を持つ主人公。その姉が殺される。

    特殊な世界観が面白かったです。
    その世界を説明するのに「授業」という形をとっているので、わかりやすいし。
    単に殺人事件で犯人が捕まっておしまい、というのではなくて、どちらかというとそれはおまけで、ちょっと異常な世界にオチがつくのも面白かった。

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    2009年10月04日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    生まれた時はみんな女、出産を経験してのちに男に変化するのが常識の世界。
    主人公の遥と異母姉妹で男性候補の優子が殺される。
    なぜ死ななければいけなかったのか、優子の秘密とは何か。
    男になってしまった女性たちと、それを厭う女性たちの水面下の苦しみが遥を襲う。
    人工による優秀さを望むもの、あたりまえを望むもの、男性からの女性への不理解がまとわりつくミステリ。

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    2009年10月04日
  • 温かな手

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    ほんわか「温かい」ミステリ。ヒトも死ぬし、血も出る。なのに「温かい」んだな。擬態して人間界に住み、ヒトの生命力を吸い取って生きている兄妹 ギンちゃんとムーちゃん。彼らが同居人、寛子と北西くんの周りで起こる事件をなんとも鮮やかな推理で解いていく連作ミステリ。SFちっくな設定なのだけど、そばにいてもいいかも、もしくはいて欲しいかもと思っちゃう。だってどれだけ食べても彼らといる限り太らないんだからね。でも一緒にいても恋人にはなれない…切ないなぁ。

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    2011年08月01日
  • 温かな手

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    数ページ読み始めると、ギンちゃん・ムーちゃんの正体は
    すぐ分かるのですが、ここではあえて伏せておきますね。
    気になる方は是非読んでみて下さいね。
    不思議な力を持つとだけ書きますが、その力が素敵なんです。
    もし自分の周りにこんな力を持つ人がいたら、
    一緒に暮らしてみたいですね。癒されそうです♪

    ギンちゃんと一緒に暮らしているのは、
    大学で生物学を学び助手を務める寛子。
    おっとりしてそうな印象を受けますが、目の付けどころは鋭そう。
    ムーちゃんと一緒に暮らしているのは、
    会社員で交友関係も広い匠。
    とても優しい雰囲気を持っている印象。

    ギンちゃんと寛子、ムーちゃんと匠。
    それぞれが別々の事件に遭

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    2009年10月04日
  • 温かな手

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    私も過剰なエネルギーを吸ってもらいたい。これぞ究極のエステだ。

    でもそのためにはおいしい人でなければならない。
    自分のはおいしいかなと顧みた。


    作成日時 2008年02月09日 11:43

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    2009年10月04日
  • 温かな手

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    ちょっとSFなミステリ。ほのぼのテイストの割には人がガンガン死んでいる。しかも結構シビア。余分なカロリーを吸い取ってくれる存在がいたら私もお願いしたいものだw

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    2009年10月04日
  • BG、あるいは死せるカイニス

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    奇想天外な舞台設定がすごいですね。そしてその中でのきっちりとしたミステリ。伏線の張り方も上手いです。一行も見逃せません。

    ただ、登場人物たちに魅力が無かった点が残念。台詞が硬いので、何かの台本を読んでいるような感じ…。特に主人公のキャラというか、性格が掴めませんでした。他の人物にも感情移入出来ませんでしたし…。

    でも結果的には面白いと思ったので、石持氏の作品はこれからも読んでいきたいです!

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    2010年02月06日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    ネタバレ

    一人称ーーーーー!!!!!短編集のような形式なのでさくさく読めて、おもしろかったです。オフ会で知った本だったのですが、作者が男性ということにも驚きました。名前からてっきり女性かと。著者の他の本も読みたいので、ちょっと調べてみようと思います。

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    2026年03月17日
  • 殺し屋、続けてます。

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    シリーズ2作目。殺し屋がたんたんと依頼を実行してゆくのは前回と同じだけど、今回は同業者の女性が登場。子どもを私立の学校に通わせたいという理由で殺し屋稼業に手を染めたシングルマザーで、最初の依頼が成功した後、そのまま殺し屋を続けているという設定。こちらも、見た目はごく平凡な中年女性で、たんたんと依頼を実行するのだが、最後の事件ではふたりがニアミス。今のところお互い同業者だとは認識していないけど、またこんな事件があればいつかは気づくだろう。次回作への余韻を作っている感じ。

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    2026年03月13日
  • あなたには、殺せません

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    倒叙モノの新しい可能性。計画の穴を即興で突くところ、客観的に見ても殺人がどれだけ成立させることが難しいのか現実を突きつけているようだが、その過程で可能性を潰しているのが逆説的に道筋を照らしていると錯覚できるのが石持作品らしい。その場で計画の甘さを指摘されて諦念したはずの計画を「こうすれば…」となお実行しようとする盲目的な非合理性。事の顛末にそんなの視野狭窄に陥るレベルの思考と性向じゃダメだと身につまされる。「殺人でないと解決できないか否か」の視点、本当に論理的に考える登場人物ばっかりでやめられない。

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    2026年03月09日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    犯人を仕立て上げる?という発想が面白い。他の方のレビューにもありましたが、表紙のイラストと本文を読んだ感じから人物像が上手く作ることが難しくて、入り込みにくかったです。実際に芸術家という人達はやはり一般の人とは違った価値観を持っているというものなんですかね?

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    2026年03月08日
  • 殺し屋、やってます。

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    副業で殺し屋をしている青年の話です。
    この小説のコンセプトは「殺し屋も一職業」だと思います。
    めっちゃ淡々と人を殺します。
    心の揺れがあまりないので、どこか人間味が薄く感じてしまいます。
    日常の一部に殺人依頼があるという感じですが、感情が薄い分あまり違和感もなく読むことができました。

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    2026年03月05日
  • 殺し屋、続けてます。

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    殺し屋シリーズ2作目!
    あいも変わらず気になってしまう殺し屋のターゲットを探る流れが面白い。段々と私も何かへんだな、でもどうしてなんだろう?と一緒に考えて殺し屋が答えてくれる、このテンポ感がギュッとなっていていいなぁ。

    今回は他の殺し屋も現れたり、ニアミスしたり。他にも殺されるターゲット側の視点もあったりと単調になりやすいところを飽きさせない工夫があって面白かった。

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    2026年03月01日
  • パパたちの肖像

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    パパ作家7人による家族の物語。
    著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。

    当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。

    子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
    本当に他人の

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    2026年02月19日
  • 風神館の殺人

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    全員同じ目的を持っているはずなのに、すれ違う。
    良い意味で予想を裏切り、想像力をかき立てられる終わり方

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    2026年02月13日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

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    『月の扉』で探偵役を務めた座間味くんが、安楽椅子探偵として再登場する連作短編集。

    警察関係者から聞いた、解決済みの事件の概要から新たな真相を導き出す、その過程が面白かったです。

    また、過激派、新興宗教、環境保護団体などが関わる、特殊性を背景にした題材にも興味を惹かれました。

    対人地雷を扱った『顔のない敵』にも通じるような、作者らしい独特の雰囲気が感じられる一冊だと思います。

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    2026年02月11日
  • 高島太一を殺したい五人

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    ネタバレ

    ミステリー読みたいなぁーと思って。
    塾長本当にかかわってないのかしら?と思ったらねぇ。やっぱりねぇ。
    そして絵奈ちゃんだけでも小説ひとつ書けそうですよね。終わり方もまたすごい。この後の展開で、さらにもう一作書けそうな終わり方でした。最後の一言が…ぞわり。

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    2026年02月08日