石持浅海のレビュー一覧
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不思議な本だった。
そもそも設定が不思議。
全ての人類は、女性としてしか生まれず、その中で、
優秀な人のみが『男性化』という性転換を遂げる。
しかも、男性化するためには原則として処女ではいけない。
だから、自分の父親は、姉の母親でもあるとかいう、
不思議な家族が成り立つ。
その世界では、男性は生物学的に『優れている』とみなされる。
たいした仕事でなくても、高給をもらえるが、
逆に要職は女性で占められる。
少子高齢化対策のために、男性は
『暇と金を与えるから、その代わりに沢山の子供を作りなさい』
という役割となっている。
男性にとって、性行為はある種の義務でさえある。
そんなわけで、 -
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数ページ読み始めると、ギンちゃん・ムーちゃんの正体は
すぐ分かるのですが、ここではあえて伏せておきますね。
気になる方は是非読んでみて下さいね。
不思議な力を持つとだけ書きますが、その力が素敵なんです。
もし自分の周りにこんな力を持つ人がいたら、
一緒に暮らしてみたいですね。癒されそうです♪
ギンちゃんと一緒に暮らしているのは、
大学で生物学を学び助手を務める寛子。
おっとりしてそうな印象を受けますが、目の付けどころは鋭そう。
ムーちゃんと一緒に暮らしているのは、
会社員で交友関係も広い匠。
とても優しい雰囲気を持っている印象。
ギンちゃんと寛子、ムーちゃんと匠。
それぞれが別々の事件に遭 -
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ネタバレ石持浅海さんの「殺し屋探偵」シリーズ第5作『花嫁と殺し屋』が、今回も嬉しい文庫オリジナルで登場だっ! 薄くて安いからつい買ってしまう(失礼)。
2組の殺し屋一派の豪華共演というのが固定フォーマットになりつつある。第1の殺し屋・富澤一派と、第2の殺し屋・鴻池一派。毎回、邂逅しそうでしない両派だが、今回は…いくら作り話でも、そんなのありか???
富澤の仕事「一礼」。「苦しまずに死なせてくれ」という条件の依頼だが、そもそも依頼するなっての。連中は淡々と仕事するだけだから、もう慣れたけども、依頼者の思考回路が理解できん。突っ込みどころだらけの、これぞ石持作品。
鴻池の仕事「生きていたら」 -
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この作者さんによる「殺し屋」シリーズ、4冊目。
今回もまた短編4つに中編がひとつ。
最初の「近くで殺して」は一応主人公の富澤のお話。
同業者はどうなっているのかと思っていたら、次の「人形を埋める」はその鴻池のお話。
これまでは標的の何気ない行動の謎にこだわっていた二人だったが、今回はそこから殺害を依頼してくる相手の理由まで辿られるという流れに。
ドライで理詰めがこのシリーズの良さではあるが、依頼者に焦点が当たり、その人があまり感心できないような人だったりすると、お金が入ってくれば何でもいいのよというドライさはちょっと感じ悪いかなあ。
3つ目の「残された者たち」は若干変化球。直接殺しの場面が -
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読書系YouTubeの「ほんタメ」で紹介されていたミステリー小説。
面白そうだなとおもったので読んでみた。
中身はタイトルの通り、密室殺人のお話。なんだけど、最後まで現場の扉は閉ざされたままで進んでいくという変わったストーリー。そもそも現場である部屋の扉が開いていないので、死体すら発見されていない。いや、むしろ「ただ中で寝てるだけなんじゃないの」と思ってダラダラする時間が結構長い。異色のミステリーだ。
登場人物は大学時代のサークルの仲間たち。卒業からしばらく経ち、数年ぶりに同窓会を開くことになる。舞台はサークル仲間の祖父が所有していた、豪華な洋館。現在は仲間の兄がレストラン兼ペンションとし