石持浅海のレビュー一覧

  • 花嫁と殺し屋

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    ネタバレ

    安定して面白いシリーズ。
    毎回言っているが、「普段は優秀なコンサルです、漫画家の恋人がいます」という富澤よりも、鴻池サイドの方が楽しく読める。今回は本多元が鴻池さんに恋心を抱いていることを知れてよかった。鴻池さんは「華奢ではないけど細身の身体」なの知らなかった。太ってると思ってた。

    ラストの「花嫁と殺し屋」みたいな両サイド入り混じる話は苦手。「宴の後」みたいな分かりやすい話が良い。

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    2026年08月05日
  • 花嫁と殺し屋

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    ネタバレ

    【収録作品】
    一礼
    生きていたら
    宴の後
    後から後から
    花嫁と殺し屋

    〈殺し屋探偵〉シリーズ第5弾

    富澤允と鴻池知栄の「仕事」が描かれる。
    あまりにも「仕事」なので、面白いのだが、もやもやする。

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    2026年08月01日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    酒×肴×雑談ミステリー。テレ東の深夜ドラマにできそうないいとこどりな型がなかなかツボでした。 各話のミステリーは正直すぐにオチが読めてしまうようなものばかりだったり、そんなことあるかと突飛なものも多かったですが、全部を通してラストはそうきたか〜!と一本とられました。 社会人になっても定期的に宅飲みできる友人がいるっていうのは羨ましいもので、私もゲスト枠でいいので混ぜてほしいなと思いながら読んでいました。

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    2026年08月01日
  • 「真」犯人

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    芸術村で発生した殺人事件の犯人を誰に押し付けるか脚本を考えている間にまた別の殺人が起こって脚本の書き直しになってしまいそうになるが、冷静な人が正しい方向に導いてくらる物語。隠蔽の動機にあまり共感出来ないのは芸術家でないからかな。

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    2026年07月26日
  • 耳をふさいで夜を走る

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    仲間三人殺人する事から始まる小説、それぞれ恋人がいて、恋人未満でセフレ、濃厚な描写、濃厚な殺人、まだ理由が分からない、小説としては、良く書けている。父親が陥った罠。それは娘の仁美を巻き込んだ。父親は絶望のうちに命を落とし、母親は後を追うように病死した。

    序章
    人を殺そうと思う。  それも一人ではない。三人だ。つまり僕は、連続殺人犯の志願者だということになる。

    悪辣な教師はその夜、美しい女性の顔をしていた。

    第一章 悪辣な教師  
    冤罪被害者
    きしだまりえ──岸田麻理江。 大学生、愛人元岡亘
    くすのきゆき──楠木幸。 愛人清水航平
    やたべひとみ──谷田部仁美。 恋人無し
    三人の先輩、臨床心理士、奥田あかね、医師の本間悠子、支援活動全般のマネージャー並木直俊は、今夜も三つの名前を書き連ねていた。愛人奥村あかね

    被害者三人の熱心な支援者といえば、自分以外ではあかねと悠子、それから元岡と清水の四人がいる。

    自分が殺すのはこの三人なのだということを、あらためて心に焼き付けるための作業。

    並木が『火星』を着信メロディに設定しているのは、奥村あかねだけだ。

    あの団体に、若い男性は三人しかいなかった。並木と、清水航平と、元岡亘だ。

    本間悠子か。思わずどきりとする。年上の女性の、整った顔だちと、しなやかな肢体を思い出す。

    「あの子たちは、殺させないわ!」  あかねは叫んだ。あかねが大声を出したのは、これが今夜はじめてだった。

    あかねとは、あわよくば今の関係を続けたいとさえ考えていた。  それでも自分はあかねを殺した。殺す気などなかったのに。

    あかねの死を通報しつつ、三人を殺す方法。それがひとつだけある。あかねの通報を少しだけ遅らせ、その間に三人を殺してしまうことだ。

    すぐには起きないと思っていた。麻理江も、仁美も、そして幸も、覚醒するにはまだ早いと考えていた。それなのに、誰かの身に、それが起こってしまったのか。

    幸から始めて、仁美、麻理江の順番がいいだろう。

    ゴジラ』は、清水航平からの着信であることを示しているからだ。

     《楠木幸の独白》

    でも、清水航平さんが手をさしのべてくれた。君は孤独ではないと言ってくれた。彼の愛情は本物だ。

    第二章 恩人の来訪

    麻理江と元岡がつき合い、幸と清水がくっついた以上、消去法で仁美と並木しか残っていない。仁美は自分と恋愛するしかないというのか。

     ナイフが心臓に潜り込んだとき、谷田部仁美は身体を震わせた。

    並木は精神で犯してしまったのに、肉体では犯していない。そのアンバランスに対して、肉体が抗議の声を上げているのだ。

    並木はしゃがみ込んだ。仁美を犯すんだ。殺した以上、今さら犯さないなんてきれい事を言っても仕方がない。犯すんだ。

     《楠木幸の独白》

    元岡さんだ。元岡さんは麻理江さんとつき合っている。わたしが清水さんとつき合っているように。元岡さんは今、麻理江さんの家にいるのだろう。

    自ら命を絶った父。父一人娘一人の家族だったのに、父はわたしを置き去りにして逝ってしまった。

    「憎んでる?」清水さんが言う。「お父さんを死に追いやった連中のことを」

    第三章 二人同時に

    次の標的は麻理江になる。「男の愛情を測るなら、エッチの後よ」

    そのころには麻理江の父も、まさか自分が無実の罪で逮捕され、挙げ句に獄中で病死するとは想像もできなかっただろう。けれどそれは起こってしまい、後を追うように妻が病死して以来、一人娘の麻理江がこの家に取り残されることになった。

    「並木さんは、本当にわたしを護ってくれますか? 元岡さんが敵になってしまった今でも」

    自分は異常なのだろうか。人を殺して欲情するなんて。

    医師、本間悠子。並木やあかねと同じく、冤罪被害者を支援しているグループのメンバーだ。

    リビングルームでは、本間悠子が血の海の中で死んでいた。

    あかねは人を殺してから、並木の部屋を訪れたのではないだろうか。

    消去法で悠子が残る。並木と同じように、モンスターを生み出すことに反対だった悠子。

     《楠木幸の独白》

    第四章 成長

    愛の反対は憎しみではなく、無関心だって聞いたことがない? そういうことなのよ。

    向かっているのは、幸の住むマンションだ。最後に一人残った幸を、並木は殺さなければならなかった。

     《楠木幸の独白》清水さんは、終わった後抱きしめてくれた。  わたしは快感の波に揺られているような感覚のまま、清水さんの身体を抱き返す。

    第五章 真相

     幸を殺さなければ。これ以上殺す前に。殺し続ける前に。黒幕は清水だったのだ。

    しかし清水は、幸を害そうとする人間がいることに気づいていた。悠子と、並木だ。幸がその心の中にモンスターを育てていることを、清水は知っている。モンスターが恐ろしければ恐ろしいほど、それに対する懸念も大きい。幸の恐ろしさが本物であれば、幸に対する害意も本物だ。幸を殺してしまおうとするまでに。

    どのくらい時間が経ったのかわからない。ふと気づくと、清水は全身を弛緩させていた。タオルを緩めると、清水の身体は崩れ落ちた。心臓に手を当てる。五秒。十秒。心臓は動いていない。清水は死んだのだ。

    《楠木幸の独白》

    目を覚ました。  清水さんに抱かれて、そのまま眠ってしまっていた。

    第六章 アルラウネ

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    不幸な女の子を殺した。殺すしかなかったのだ・・・。本格ミステリーの気鋭が挑む驚愕の連続殺人ストーリー。
    並木直俊は決意した。三人の人間を殺す。完璧な準備を整え、自らには一切の嫌疑がかからないような計画で。標的は、仁美、麻理江、幸。いずれ劣らぬ若き美女たちである。倫理感?命の尊さ?違う、そんな問題ではない。「破滅」を避けるためには、彼女たちを殺すしかないのだ!!しかし、事態は思わぬ方向に転がりはじめる…。気鋭が挑む驚愕と緊迫の連続殺人ストーリー。

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    2026年07月28日
  • あなたには、殺せません

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    なんとなく途中から結末が予想できてしまう。まぁ話の都合上そうなるのは仕方ない気もするが、自分は最後まで誰が犯人かわからないか、動悸がわからないかという作品の方が好きなんだと気づいた。

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    2026年07月25日
  • あなたには、殺せません

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    久しぶりの石持作品
    西澤の腕貫探偵的な話かと思ったらそうでもない。

    残念なのは、一応、倒叙ミステリなんだか、どの話も切れ味の鋭さが足りない気がする。

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    2026年07月23日
  • 風神館の殺人

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    ネタバレ

    えー、は?マジで?終わったの?フォロワーさんに石持浅海のファンがいる手前、おいそれと悪い評価はできないって思ってたけど、ここで終わり?は?えーっと、どういうことかな?盛り上がってたんだけどな?酒も飲んで、良い感じにほろ酔いだったのに?え?ふふふ、えっと、構成は良かった。展開も、会話もテンポ良くて良かった。何を言えば良いんだ?淡々と、状況証拠だけを言ってくれて、石持浅海は分かりやすいなーなんて思ってた自分を殴り飛ばしたい気分。いや、終われよ。そこで終わるなよ。いい加減にしろよ。石持浅海の洗礼を受けました。

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    2026年07月21日
  • 花嫁と殺し屋

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    副業としての殺し屋シリーズ。
    今回はいつもに増して説得力が無いと感じる。特に「推し活」と「原子力」については無理があり過ぎる。

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    2026年07月20日
  • あなたには、殺せません

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    面白い視点で読んでみたい!と手に取ったが、似たような展開が続くので、思ってたのと少し違った印象。それでも相談員の掴めないキャラと犯罪計画の穴をストレートについてくるところは爽快。

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    2026年07月19日
  • あなたには、殺せません

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    ブラックユーモアが感じられる部分が、個人的には好みだった。
    ただ、相談員のキャラクターが掴めなさすぎて、終始何をしたいのか分からなかった。
    その分からなさが面白いところでもあるのだが…。

    是非、シリーズ物として、次回作を読んでみたいなと思った。

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    2026年07月19日
  • あなたには、殺せません

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    読んだことのないタイプの、変わったテイストのミステリーで面白かった。
    コンサルになる事を考えているタイミングだったので、仕事のやり方の参考にするような目線で読んでた。

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    2026年07月18日
  • あなたには、殺せません

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    「相談員」と聞くと、福祉に従事している身ではついつい「相談支援員」を想像してしまっていたのですが、思っていたのと全然違う「相談員」が出てきました。

    淡々とした口ぶりと、いつも変わらぬその見た目。なんだかロボットみたいで、それが気味悪くもあり、ある意味救いでもあったかもしれません。

    犯罪者予備軍のための駆け込み寺、ということでしたが、読み進めていると「果たしてこれは本当に救いの手を差し伸べているのか?」という気持ちにすらなってくる不思議な感覚。確かに丁寧。かつ具体的。でも捉えようによっては、それは逆に犯罪を助長することにもなりうるのでは…?と思うなどしました。

    この相談員が実は全ての黒幕で、犯罪者予備軍のみなさまを犯罪者たらしめるための存在だとしたら…なんて想像が膨らむのも、無機質なのになぜか抜群に存在感のある、名も無き相談員というキャラクターがあってこそだったのかもしれません。

    2026/7/16

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    2026年07月16日
  • Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス

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    続編が出ていたのは知らなかった。前作を読んだのはなんと15年も前だそうです。なので登場人物のこともなんにも覚えていません。はじめましての感覚。日常とお酒のミステリー。

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    2026年07月14日
  • 花嫁と殺し屋

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    何やら今回も動機が奇妙な事件が多かった
    ように思う

    しかし、2人とも考えがドライでプロフェッショナルだなぁ

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    2026年07月13日
  • 殺し屋、やってます。

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    ビジネスライクに淡々と仕事をこなす殺し屋。この主人公のキャラクターが、新鮮でした。ただ、毎話の謎もエピソードも薄味で、全体的に物足りない印象です。サクッと読めていいといえば、そうなのですが。。

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    2026年07月08日
  • 扉は閉ざされたまま

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    なんとなく主人公は探偵の話の方が好きなんだなと、自分の趣味嗜好がわかった。
    最初から犯人がわかった状態からのスタートだが、たしかに冷静に考えれば、どんなにシミュレーションしたところで何かしらのミスがあるのは当たり前だよなと思いながら読んだ。

    淡々と進むが、犯人の動機でびっくりした。
    そんなことで?と私が思っても、本人にとっては譲れないことだったりするわけで、こんなことで殺されてしまう世界線なら、自分自身がいつ殺されてもおかしくないな思った。

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    2026年07月06日
  • 殺し屋、やってます。

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    まぁまぁ面白かったけど、もうちょっと深い怖さみたいなのが欲しいかな。淡々と進んでいくのがいいといえばいい。

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    2026年07月01日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    呑兵衛ミステリー。各篇にはそれぞれひと組の「酒とサカナ」が登場して日常のミステリーを安楽椅子的に真相に突き止める形式。
    続編を先に読んでしまって渚のキャラが不可思議だったんだけど、なるほどこういう人なんだって腑に落ちた。
    とにかくお酒が美味しそう。

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    2026年06月20日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    倒叙もの

    同窓会で集まったメンバーの1人を殺した犯人と探偵役が密室現場の扉の前で頭脳戦を繰り広げていく話

    最後の最後まで開かない扉と、ラストの犯人への探偵役の提示は非常に好みでした。

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    2026年06月11日