石持浅海のレビュー一覧

  • 「真」犯人

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    帯に書かれたあらすじ部分。小説中盤で帯に書かれた状況のクライマックスがやってくる。その後は「え?そんな安直な!」という展開から急転。あらすじから全く読めなかった展開へ。
    途中途中で本名が公開されるものの全体を通して通称で進められる話なので、私にとっては性別や年齢など想像しにくく(明らかにされているが記憶に定着しない)、読みにくかった。ハンドルネームで展開される某推理小説同様。

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    2026年01月18日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    いわゆる「倒叙」ミステリー。最初から犯人はわかっていて、探偵役と緊張感あふれるやりとりをしていく。

    そんな細かいこと覚えてたの?とか、
    そことそこが繋がる?とか、
    驚きつつも面白く読みました。

    動機もわかるようなわからんような…ではあったけど、あり得る話だと思う。

    シリーズ、引き続き読みたいです。

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    2026年01月07日
  • 「真」犯人

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    仕方がない。犯人になってもらおう。
    アーティストを支援する山あいの芸術村に、九人の芸術家の卵と一人の居候、そして四人のスタッフが暮らしていた。ニックネームで呼び合うこの村で、ある日、スタッフのわたしは、発明家エジソンさんの死体を発見。殺したのは恋人で歌人の小町さんのようだが、彼女を犯人にしたくない村長さんは、わたしに、CGアーティストの写楽さんを「真」犯人にするよう指示する。無茶苦茶な要求に戸惑うわたしだったが、いつしか冤罪作りに夢中になって……。
    設定が斬新でちゃんとミステリーとしても成立してて面白かったです。

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    2026年01月05日
  • 夏休みの殺し屋

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    ネタバレ

    「残された者たち」が特に良かった。殺し屋があんまり出てこない話の方が面白いかもしれない。

    最後の話は長い。

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    2026年01月01日
  • 「真」犯人

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    芸術家の卵と評価された若者たちが創作活動を支援されて暮らす芸術村には村長、寮母、番頭、書生そして丁稚の私も彼らと共に穏やかな日々を過ごしていた。
    この村のルール【35歳をすぎたら退居すること】により出ていくことになった彫刻家ロダンの壮行会が行われた翌日、私は衝撃的な現場に遭遇する。
    発明家エジソンの部屋で彼が首から血まみれになり、その横に彼の恋人で歌人の小町が手首を切って倒れていたのだ。
    私は村長らスタッフに相談するが、彼女が彼を殺して自殺しようとしたと考えた村長は、この村から初めて芸術家として開花しようとしている小町を守るため、警察も救急車も呼ばないと決断する。
    そして小町を守りつつ警察を欺

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    2025年12月29日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    夏美、長江、熊井の3人は学生時代からの飲み仲間。長江のワンルームマンションを会場に、毎回誰かが連れてくるゲストと共に美味い酒とつまみで他愛もない話で盛り上がる。
    酔いが回った頃にゲストがぽろりと溢した一言がきっかけとなり思い出の中の些細な違和感を紐解いていく。

    THE 人の死なないミステリー。それも本当に些細な日常の出来事や、軽いもやもやの真相を突き止める良い意味で重くない謎解きのような雰囲気で終始安心して読める。
    出てくる料理(つまみ)がどれも美味しそうだし、気のおけない仲間同士の会話もテンポよく進むので読んでいて楽しかった。
    安心しきって読んでいたら終盤の展開で作者にしてやられた感。思い

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    2025年12月14日
  • 殺し屋、続けてます。

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    前作よりターゲットの内情に含みを持たせていて面白かった。ただ相変わらず殺しの場面が淡々とカットされるなぁー。殺し屋というより、終始探偵なんだよな。

    今作から新しいおばさんの殺し屋も別口で現れてきた。もう少し殺し屋が追い詰めてくれないと、読んでいてハラハラ感がないし、そんなに淡々と証拠を残さずに殺されちゃう世の中じゃ怖いだろう…。

    ●『双子は入れ替わる』が一番面白かった。
    あと表紙のワインボトル、白ワインってもう少し緑色っぽいイメージなんだけど違うのかな?

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    2025年12月10日
  • 殺し屋、やってます。

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    キャラクターが個性的で、本業と副業(殺し屋)を業務としてこなしているのが面白かった。

    殺しの場面はあっさりカットされていて、殺害対象者の珍行動や殺害依頼されるまでの背景を追ったミステリーっぽい話の展開。

    短編なので読みやすいけど、同じ説明部分もあり、続けて読むと少し単調感があった。仲介役の2人の視点からの話や、何で殺し屋業をしているのかの背景も知りたかった。

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    2025年11月30日
  • 扉は閉ざされたまま

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    面白い構成の殺人ミステリーです。
    あらすじにも記載の通り、犯人も殺害方法もトリックも最初から明らかにされていて、動機だけが不明な状況から謎解きが進んでいくという、あまりない展開で新鮮な感覚でした。

    細かな伏線が最後に一気に回収されて犯行動機が明らかになり、ミステリーの醍醐味を感じられます。

    さらに、犯人と探偵役とを何とも絶妙で因果な関係に配置しているところが秀逸で、本作の魅力を膨らませています。

    ただ、全体の流れが素晴らしい一方でちょっとだけ残念なのは、謎解きの論理構築が甘く、探偵役の推理において憶測の域を出ない箇所が散見される点です。
    この辺りを詰めるとストーリーを乱す結果となって、読

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    2025年11月27日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    死体の発見者たちが、犯人だと思った人を庇うために、犯人をでっちあげようと右往左往する。

    最初から勘違いなわけで……
    前提が違うとシュールだなあ。
    「芸術家」ってなんだろう。

    で、いちばん気になったのは「書生さん」って、誰のお子さん? 今までのシリーズものに出てきた誰かかなあ。「さすがは、あの方の息子さんだ」とか思わせぶりな台詞があると、気になってしまう。

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    2025年11月20日
  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • 「真」犯人

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    芸術家の卵たち9人が暮らす芸術村には、村長と番頭、寮母と丁稚(私)と居候の書生(大学生)が暮らしている。

    ある日、スタッフの私が発明家エジソンさんの荷物を届けに行くと血だまりの中で死んでいて、隣りには恋人で歌人の小町さんが倒れていた。
    殺したのは小町さんであり、彼女を犯人にしたくないと言う村長は、私にアーティストの写楽さんを犯人にするよう指示するのだが…。

    私の過去にも驚いたのだが、犯人を決めてそのように計画を練るという村長に乗るのも如何なものか…と思っていると案の定、書生には勘づかれていたではないか…と、この後から怒涛のように繰り広げられる模様に驚く。

    結局、芸術村存続のために練り上げ

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    2025年11月16日
  • 月の扉

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    ネタバレ

    いいね。序盤からハイジャック事件が起こり、月の向こう側へ行こうとする怪しげな儀式が匂わされ、グッと惹き込まれる。
    キーとなる石嶺のカリスマ性については、直接的な表現を避けて周りの評価に押し留めているので説得力は薄いが、どう表現しても胡散臭くなるので仕方がないのだろう。
    立て篭もり犯も予想外の殺人事件が密室状況で起こる。こちらはオマケのようなものか。
    物語は唐突に予想外の結末を迎えるが、すべての事件は石嶺の危うい思想がトリガーとなっているという構成が上手い。偶然も偶然で終わらせない。幻想的なラストもギリギリあり得そうな範囲を攻めている。

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    2025年11月07日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    贅沢なアンソロジー。楽しんだ。けど、「自分の得意分野にキャラを当てはめた二次創作」な人と、「世界観を使った一つの作品」に落とし込めた人との落差は感じた(解釈違いというやつだろう、正直、なんじゃこりゃ、な話もあった)。「ティエリー・ボナール最後の戦い」と「晴れあがる銀河」が好き。第二弾も読みたいな。まだまだいるのでは、好きなプロ。

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    2025年11月05日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    アーティストの卵が共同生活する芸術村が舞台の話。
    誰を犯人にするか?の考察はなかなか目新しい感じがしたけど、結末は意外にしっとりまとまっていてなんだか爽やかだった。
    アーティストの集まりならもっと破天荒な人が出てきてもよさそうだけど、みんなけっこう普通な価値観の人たちだったなあ。

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    2025年10月30日
  • 「真」犯人

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    アーティストを支援する芸術村で、発明家エジソンさんの
    死体が発見された。殺したのは恋人の小町さんのようだが、
    スタッフのわたしは、写楽さんを「真」犯人にするよう
    村長さんに指示され…。

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    2025年12月16日
  • あなたには、殺せません

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    ネタバレ

    相変わらす間突拍子もないもんを書く作家さんだなぁ。一話目を読んで『いや殺すんかーい』とツッコミ、二話目を読んで『いや殺されるんかーい』とツッコミ。で、他にどんなバリエーションが出てくるのかを楽しみに最後まで読んでしまう。飽きさせない本ではある。無理がある、とも思ったけど。

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    2025年10月23日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

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    共働き育児経験者なら昔の自分達夫婦を思い出し、未経験者にはこんなものなのかと思わせる小説。
    物語はかなりデフォルメされているが、子育てにおいて父親は母親には絶対的に敵わないという事は、当然のように再認識させてくれた一冊だった。
    軽く読むにはちょうど良いと思う。

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    2025年09月21日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    2025/08/20予約2
    母親はお腹の赤ちゃんと十月十日一緒に過ごすからこそ、だんだん母になっていく。その姿を見ているだけでは父親になれないんだな。この7人の父親は、その家族にとってのあるべき姿というより、ありたい姿を試行錯誤しながら進んでいく、とても今どきの夫婦だと感じた。
    最後の「そういう家族がそこにある」、これは2人で考え専業主婦を選んだ家族の話で、主人公のパパにいい友人がいて救われる。誰にも外から見えない悩み葛藤があるよね。
    面白い視点の本だった。

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    2025年09月15日