石持浅海のレビュー一覧
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ネタバレ【収録作品】
「ダディトラック」 外山薫
「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫
「連絡帳の父」 岩井圭也
「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏
「息子の進学」 石持浅海
「髪を結ぶ」 河邉徹
「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ
それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
家族の形に正解はない。
今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ爆発的ヒットになった家庭用風力発電機が低周波ノイズが出て偏頭痛で悩まされたり、自殺者まででた世界。企業は罪を認めないので、被害者遺族など10名が、企業の開発者や幹部を暗殺する計画を立てる。
物語冒頭で速攻開発者が死んでるところからスタート。その館の中で10名が1人づつ死んでいく、連続殺人が発生する。
1人目は開発者だったので、仲間に思えず殺した女。暗殺を成功させるために、開発者はそもそも会社側だから死んで当然という主張をするメンバーもでた。別の女はこっそりその開発者と付き合っており、その主張をするメンバーと開発者を殺した殺人犯を殺す。 -
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ネタバレ石持浅海さんらしい、読みやすい短編集でした。
主人公が副業として殺し屋をしてますが、基本あっさりしていて、殺しのシーンもサラッと書かれています。何故殺されるのか、などの理由は知らないので単調に同じことを繰り返す感じで、そこに気になる謎があり、それを主人公が解いていく、という流れで進みます。面白い着眼点の謎だったので、楽しく読めました。
ただ、殺される側のことを考えたら、こんなにあっさりと理由も分からず殺されることになったら怖いな、と考えてしまいましたね。本の中の話しだから、受け入れられるというか。
まだまだ続いているみたいなので読んでいきたいです。 -
Posted by ブクログ
タイトルの意味がわかると満足感が出て来ました。また、携帯などが普及している現在ではなかなかクローズドサークルは難しいかと思いきやあっという間に作ってしまう作者がすごい。
碓氷優佳シリーズ第3弾満足でした。
ただ最後の一文が怖い。執念が。
旧知の経営者仲間が集う「箱根会」の夜、中条夏子はかつての親友・黒羽姫乃を殺した。愛した男の命を奪った女の抹殺を自らの使命と信じて。証拠隠滅は完璧。さらに、死体が握る“カフスボタン”が予想外の人物へ疑いを向ける。夏子は完全犯罪を確信した。だが、ゲストの火山学者・碓氷優佳は姫乃が残したメッセージの意味を見逃さなかった。最後に笑う「彼女」は誰か……。