石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレオリジナルは2008年に発行された作品の文庫化。
石持作品はただでさえミステリファンの間でも
やや(?)異端扱いされてる感があるのにw、その中でも
この作品はまた...なんというか変わった作品ですね。
一見すると日常の謎を思考をフル回転させて解く
ミステリ作品集として読めるんですが、それにしては
ややこしく、...どっちかというと...屁理屈とヒネくれた
思考の積み重ねによって、実は普通の出来事をわざと
謎に仕立てあげてるような気すらします。
それがまた、面白いんだから流石です。
しかも10話の短編から成るんですが、その全てが
なんだか聞いた事のある童話、寓話、神話、昔話を
モチーフにしてあ -
Posted by ブクログ
ダイビング中の遭難を乗り切ったことにより精神的に固い絆で結ばれる数名の男女。
ある日、マンションの一室でみんなで集まって酒盛り。酔いつぶれて目が覚めると、一人服毒自殺していて・・・
単純な自殺と思われたが、ある写真からその死が疑われる。固い絆で結ばれた仲間は最期に一体なにを思って死んだのか?
中篇、くらいのボリュームの小説です。いやあ・・・この人面白いわ。なんていうのかな?舞台の脚本みたい。
一つの視点というか一つの場所だけで話が完結していくような。シチュエーションコメディのような。
そして「絆」という不確定とも思えるようなものは「絶対条件」として動かさないのも読んでいて変にゆさぶられない -
Posted by ブクログ
「月の扉」で探偵役を務めた「座間味くん」(仮名)の活躍譚。続編。
先の事件で知り合った刑事と時折食事を供にするする座間味くん。そこで事件の話を何気なくふられ・・・という構成の短編集。
徹底したデッキチェアディテクティブと時系列ごとに進む話で彼のその後の人生が紐解かれていく・・ようなそうでもないような。
探偵役が再登場する、というだけで前作とのからみは、一部を除いて、そんなにありませんので前作を読んでなくても問題ない・・・と思う。
短編、というせいか話のテンポはよいものの、座間味くんの人となりなんかはあまりクローズアップされないためちょっと完璧超人すぎるんじゃないか?という印象もありました -
Posted by ブクログ
「地雷」小説。
といっても「つまらない」という意味ではなく、文字通り「地雷」をテーマにした短編集。
戦争が終わり、埋没されたままの地雷。
危険を承知でなおそこに住まわざるを得ない人々。
一方日本では「防衛」を主とした地雷兵器の開発。
一つのテーマでも切り口でいろいろ楽しめるのは作者の力、というところでしょうか?なかなかの良作でした。
あともちろん「地雷」についての深刻な状況とかも勉強になりました・・・
最後に、作者のごく初期の短編がボーナスなんちゃら的に収録されていますが・・・徹底した「クローズドサークル」にこだわるのははじめっからなんですね・・・ww -
Posted by ブクログ
『月の扉』、これと読んで、要するに、素人がいろいろ推理を繰り出す設定を作って、いろいろな仮定のもとに推理を展開させるってことなのね、と判明。シチュエーション・ミステリとでも言おうか。だから、シチュエーションが不自然でもそれを受け入れて読むしかないんだけど、『月の扉』のカリスマ師匠にしろこれにしろ、なんだか設定が微妙にきもい。『月の扉』は道具立てがハイジャックと最大の月蝕、と、派手で楽しかったが、これは自殺に立ち会った人がいるかどうかという地味ーな話なので、かえって奇妙さが際立つかも。その中に、絶対の信頼・裏切りなどの大袈裟なワードが頻出するので、違和感が増すのかも。
推理の前提が偏っていて、そ -
Posted by ブクログ
人の生命力を糧とする異生物であるギンちゃんとムーちゃん。彼(彼女)と一緒に暮らし、その生命力を与える主人公(達)
・・とかいうといかにもSFっぽいですが、実際はそうではありません。
「人ではない身の上」で主人公達に降りかかってきた事件を冷静に推理し解決する・・・という流れ。
この作者らしい「SFっぽい設定を取り入れたミステリ」という形ですね。いつもながらまとまりが綺麗で良い感じ。
ただ、文章上で「この人とは違う生物なんだから・・」みたいに無理に線引きをしているような感じがしましたが、見た目が(擬態しているとはいえ)人間である以上そんなに気にしなくてもどうにかずっと一緒にいられる道はなかっ -
Posted by ブクログ
大学に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは人間ではない。
そして会社員の北西匠の同居人・ムーちゃんも人間ではない。
二人は人間の生体エネルギーを吸収し生きる、人とは異なる生命体なのだ。
それぞれ魂のきれいな同居人においしいごはんを作り、過剰摂取した分のエネルギーをもらう生活を続けているのだが、その同居人たちのまわりに事件が起こって・・・というストーリーで7編の短編集になってます。
(いくら食べてもギンちゃんがいればダイエットいらずなんだよなぁ。
うぅ、一家に1人はほしいものだわ。
アタクシ、魂の清浄さに自信がイマイチなので、きっと来てくれないと思うけど・・・。)
んー、設定は面