あらすじ
鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画「鹿子の夏」のイベントを開催させるべく、島を訪れた5人。イベントに賛成している島民たちと話し合いを進めている矢先、メンバーの一人が他殺体となって発見される……。
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Posted by ブクログ
石持浅海の新作( ̄▽ ̄)。この作者が孤島モノを書くとこうなるのか。石持作品には、いつもキレキレの推理をする探偵役が登場するけど、今回の鳴川くんは釣り好きで丸顔の、わりと平凡なホームズ。続編があってもいいな。
Posted by ブクログ
壮大な舞台を用意した割には事件の真相がつまらな過ぎて、読み進むにつれて気持ちが盛り下がってしまった。
客観的な視点と明晰な頭脳で状況を整理し、周囲が混乱に流されても冷静に対応するという石持作品の定番キャラとして登場した鳴川氏の奮闘も、残念ながら作品の評価を上げるには至りませんでした。
Posted by ブクログ
石持さんの作品の面白さって「あの言葉にこんな意味が?!」って分かるところなんだけど、それが上手く機能しないと、自己肯定感の低い人が掛けられた言葉を考えに考えて悪い方向に持って行く、みたいな無理矢理感が出てる気がする。残念ながらこの作品は後者。
Posted by ブクログ
ちょっと肩すかし。
色々ともっと組み合わさって真相にたどり着くのかと思っていたけど、そうでもなかった。
動機も、うーん、衝動的ということでいいのかな?
映画の話とか、過去の戦争体験とか、それが思いのほか絡んでこなかったから、ちょっと消化不良です。
それなりには面白いんですけどね。
Posted by ブクログ
アニメ映画の舞台となった島で起こった殺人事件。この設定がよかった。謎解きの過程もなかなか。
ただ、石持氏の小説にありがちな動機の希薄さを感じた。幼女趣味がばれたからと言って殺すか?
でも、まぁ楽しく読めたのだからよしとする。
Posted by ブクログ
石持浅海の独特な感じが、舞台設定とホワイダニットには効果的に発揮されていたと思う。
他、例えば感情描写や会話は、物語上の必然性というか相性が、そこまでマッチしてたということはない。
著者のファンとして、文庫化で購入したことに後悔はなく、読んでよかったが、特別人に薦めようとは思わないくらいの、普通、な出来。
3-
Posted by ブクログ
ドキドキする序章の始まりだったけど、事件の解決には絡まずあっさり終了。
どんな言葉で飾っても、子どもを商業的に使おうとする大人たちは好きになれなかったな。
鳴川さんがあり得ない万能ぶりでも許せてしまうほど唯一好印象。正体不明なので気になってしょうがない。また別の作品でお会いしたいものです。