あらすじ
不可抗力の事故で最愛の恋人を失った篠崎百代。彼女は復讐の為に、汐留のショッピングモールで無差別殺人を決意する。触れただけで死に至る最悪の生物兵器《カビ毒》を使い、殺りくをくりかえす百代。苦しみながら斃れていく者、逃げ惑う者、パニックがパニックを呼び、現場は地獄絵図と化す――。過去最大の密室で起こった、史上最強の殺人劇。
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Posted by ブクログ
続きが気になってページを捲る手が止まらない。内容は残酷だし不謹慎だし決して応援なんてしちゃいけないんだけど、賢くて一枚上手でエレガントな犯行に目が離せないし、登場人物たちの行く末が気になって読んでた期間はこの本のことばかり考えてた。
Posted by ブクログ
⑬石持さんは初。674ベージもあっという間に読んでしまいました。不可抗力で最愛の恋人を失った百代が、復讐のために、汐留のショッピングモールで無差別殺人を決意します。パニック、地獄絵図。間章で、話を補う方法も面白い。気に入らなかったのは気色悪い表紙くらい。
Posted by ブクログ
これほど凶悪な犯罪小説なんて、そうそう読めない気がする。
カビ毒を使用した大量殺人。
フィクションと分かっていても凄まじかった。
篠崎百代の完全犯罪達成に向け、徹底的に計画を練る五人の男女。
その鮮やかすぎる犯行によってもたらされた被害状況と、彼らが迎えるそれぞれの結末に思わず身震いしてしまった。
Posted by ブクログ
長かった・・・約680ページ
連休の間これ一冊で終わってしまいました・・・
「2000人を殺したのは、ひとりの女」
っていう帯にひかれてしまいました
ショッピングモールを舞台に起こる殺人劇に
まぁありえないとは思いつつストーリーは
面白かったです
Posted by ブクログ
巨大ショッピングモールで起きる個人によるテロ。
その方向へ行ったのはなぜ?ほかの道はなかったの?
あなたの行為は、あなたと同じように大切な人を奪われる思いを沢山の人に与えた。どんなに思い詰めていたとしても最後の一歩を踏み出して欲しくはなかった。
読み終えた直後はショッピングモールへ行くのが怖いと感じた。お願いだから誰も真似しないでね
Posted by ブクログ
状況の推理力だけでなく科学的知識を併せたロジカルさには石持作品らしさがあるので内容の壮絶さにも関わらず強い嫌悪感なく読めるのですが、やっぱりここまで酷い結果になったのはフィクションとはいえ受け入れられない。
匿名
凪の司祭を改題したもの? 間違えて買わないように気をつけてね。
過去最大の密室とか書いてあるけど密室でもなんでも無いです。普通に人入ってくるよ。
あと善良な人々が理不尽かつ惨たらしく殺されまくる話なので、そう言うのがだめな人は避けたほうがいいです。
内容は、まあ、なんというか。こういうタイプの話で犯人サイドがみんな頭悪そうなのは致命的に思いました。
テロが起こるかもしれない場所で恋人見つけたけどどうすればいいかわからんから一旦スルー、くらいの思考能力。他にも計画立案者の一人が、あ、罠あるかもしれないの忘れてた、くらいは平気で言います。
計画も例えば室内の数人を殺すのに絶叫を上げるカプサイシン入りの毒で一人ずつとか。しかもスプレー使ってて、それ走りながら使えないでしょ素早く一人ずつ殺すには不向きじゃない?とか。
全体的に素人目にも明らかにおかしい感じです。被害者目線にして描写を限らせることで誤魔化してるのがまた。
人が死んでるのにそこに説得力がないのでストレスが貯まるんですよねえ…… そこは感心させてほしいところなんだけど。
動機は、うーん、色々無視して取ってつけてて不自然に感じると言うか、作者がふさわしいものを思いつけなかっただけに見えます。
石持浅海は大好きなんだけど、さすがにね。