石持浅海のレビュー一覧

  • 玩具店の英雄~座間味くんの推理~

    Posted by ブクログ

    一話一話が短いのでさらっと読めてしまった。個人的にはかなり好き。
    シリーズということも知らずに読んでしまったので最初から読んでみようと思う。

    0
    2021年01月18日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カテゴリは合ってます(歴史だもんね)
    作者に太田忠司先生がいるだけで「買います」だが他の作者さんも銀英伝好きが溢れてるお
    作者公認の二次創作を嫌う人は多い、イメージが異なるからだと思うが40年も付き合っている作品ともなると別な一面を見る機会を逃す筈がありません
    そもそも歴史はそんな一面だけで理解したつもりになってはいけないのです
    太田先生の「レナーテは語る」
    あのオーベルシュタインが這い上がる基礎を築いた事件です(ネタバレ)突然オーベルシュタインから遺産が当るとなれば人類なら等しく恐怖を覚えるだろう、そんな状況になったレナーテが情報処理課にいた頃「上司で名探偵」でもあったオーベルシュタインとの

    0
    2020年12月09日
  • 銀河英雄伝説列伝1

    Posted by ブクログ

    私の読書のきっかけとなった銀河英雄伝説のトリビュート短編集。
    ミステリ的であったり哲学的であったりと作者によってテイストが少し異なるのが非常に面白い。
    いかにも銀英伝らしいのは「ティエリーボナール最後の戦い」。唯一艦隊戦が描かれている。
    気に入ったのは「士官学校生の恋」。キャゼルヌ夫人の才が本編のイメージを損なう事なく描かれている。
    初めて読んだのは多感な高校時代。ヤンやポプランに憧れ、軽口を叩きながら楽しく生きたいと思った。もうとっくにヤンの年齢は追い越したが、思いは変わっていない。次は是非ポプランを主役に誰か描いて欲しい。

    0
    2020年12月02日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    読み進めていっても結末が最後まで読めない本で、最後までドキドキしながら読むことが出来る本。
    主人公優佳が犯人探しをしながら親友の恋人相手を見定めるという点は頭脳明晰で冷静な優佳でも色恋沙汰に興味あるのかという点で親近感がわいた。
    犯人視点で読み進めていくミステリーにハマっているから石持さんの他の作品も是非読んでみたい。

    0
    2020年11月19日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

    Posted by ブクログ

    月の扉を読んで、座間味くんいいキャラだなと思ってたら、シリーズだった
    安楽椅子ものはやっぱり短編が良いな
    気軽に読めて、座間味くんの推理はキレッキレ
    これは当たり本だ

    0
    2020年10月01日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上杉小春の視点で、親友の碓氷優佳との高校生活3年間を描いた短編集。最後の「優佳と、わたしの未来」で、小春は優佳の本質に気づき、親友だと思っていた少女の名前を呼ぶ。そして、最後の一行が、別れを暗示する終わり方になっており、できれば小春は優佳の本質に気づかないまま、ずっと親友のままでいてほしかったなと切ない気持ちになった。

    0
    2020年09月01日
  • Rのつく月には気をつけよう

    Posted by ブクログ

    「Rがつく月には気をつけよう」
    これは、4年くらい前に読んですごく楽しんだ一冊。
    続刊の「Rがつく月には気をつけよう 賢者のグラス」を見つけて購入したけれど積読状態だったので、手元メガネ入手を機に手に取りました。
    まずは1冊目を復習に読み直して、いよいよ賢者のグラスに。

    あぁ、そうだった。
    最後の最後。そうだった。
    わかってるのに、ああそうだ。
    とまたしても。

    0
    2020年08月03日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    石持浅海氏の傑作倒叙ミステリー。
    『扉は閉ざされたまま』などに登場する碓氷優佳が再び登場。

    ガン告知を受けた大手のソル電機の社長・日向貞則は、過去の経緯もあり、社員の梶間晴征に殺害されるよう、複数人を集めた保養所の中に、様々な仕掛けを用意し、研修を開始する。

    しかし、ゲストに呼ばれた碓氷は、保養所の中にある『悪意』を感じ取り、それらに対抗(無力化)する。

    花瓶、アイスピック、クレセント錠、酒瓶、などなど。果たして、日向の計画通り、殺人は行われるのか?

    至る所に伏線があり、ロジック対決は、まさに石持作品ならでは、ですね。

    最後の最後まで、日向・梶間のどちらが命を落としたのか不明ですが、

    0
    2020年05月07日
  • 届け物はまだ手の中に

    Posted by ブクログ

    自身に後ろ暗いことがあるからこそ、一挙手一投足に気を取られてしまう。
    それでも不可解に見えてくる家族たち。
    彼女たちが何をしたいのか何を隠しているのか、全く見当もつきませんでした。
    一対三の心理戦。
    とても読みごたえがあります。
    終盤は予想外なことが続いて一気に読んでしまいました。
    ぞっとして、ほわっとする結末でした。
    女性は怖い。

    0
    2020年04月06日
  • 二千回の殺人

    Posted by ブクログ

    ⑬石持さんは初。674ベージもあっという間に読んでしまいました。不可抗力で最愛の恋人を失った百代が、復讐のために、汐留のショッピングモールで無差別殺人を決意します。パニック、地獄絵図。間章で、話を補う方法も面白い。気に入らなかったのは気色悪い表紙くらい。

    0
    2020年02月11日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    とある会社の社長主催の「幹部候補研修」と噂されている合宿に社員の男女2名ずつが集められる。
    そこにゲストも合流して和やかな雰囲気で合宿が進んでいくが、実は幹部候補研修ではなく、お見合い研修であった。
    そして社長が望むのは、その研修で自分が殺されること。
    殺す動機がある者を呼んで殺されるためにお膳立てをするが、ゲストとして招かれた碓氷優佳の存在が徐々に大きくなっていく…

    シリーズ前作の「扉は閉ざされたまま」と同じく、犯人側の視点で物語が進む。
    しかし今回のキモなのは、被害者兼裏の犯人であるということ。
    作中の例を持ってくると、主演・脚本・演出が同一人物であるのだ。
    なぜ社長には殺される理由があ

    0
    2019年11月23日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    『わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ、彼女が追ってくるのだ?』

    碓氷 優佳(うすい ゆか)が探偵として活躍するシリーズ、第3弾。
    最初から犯人は分かっているが、探偵(または警察)が、如何に真実に迫っていくか、その推理を楽しむ倒叙ミステリーです。
    刑事コロンボや古畑任三郎、福家警部補などで有名な手法ですね。

    会社経営者が集まり親睦を深める『箱根会』。
    集まったのは、中条 夏子を始め、旧友の黒羽 姫乃など9人。

    そして、1人が被害者となり、1人が犯人となった。
    そこから始まる犯人探しの推理合戦。
    警察がいない中で、如何に犯人を捜し出すのか?

    色々伏線もあり、二転三転するストーリ

    0
    2019年10月30日
  • わたしたちが少女と呼ばれていた頃

    Posted by ブクログ

    中高一貫のお嬢様学校の中でも優秀な生徒が集まる特進クラスに外部から入学してきた碓氷優佳。
    冷静な分析で日常の謎を次々に解き明かす。

    高校生の碓氷優佳。
    同級生たちと、はしゃぐ姿は普通の女子高生そのもので微笑ましく。
    ただ、彼女の頭脳、性格は学生時代から形成されていたものなのだなと。
    時系列は逆になりますが、やはりこのシリーズは順番に読むべき。
    ここから『扉は閉ざされたまま』につながる。

    0
    2019年08月08日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    この集まりに碓氷優佳が参加することになったきっかけの友人、比呂美ちゃんは前作「君の望む死に方」の比呂美ちゃんですね。
    「君の望む死に方」の事件をきっかけに、2人は個人的に仲良くなったということか。

    「君の望む死に方」から3年くらい経過してるようで、碓氷優佳の左手薬指には婚約指輪が。
    いつか2人揃って登場する場面もくるのかな。

    これまでの事件は、当事者が碓氷優佳の関係者でしたが、今回の事件は無関係の人物。
    被害者も加害者も他人だからか、今まで以上に碓氷優佳が冷徹。
    夏子を追い込む場面は、ぞっとするほどの冷たさでした。

    犯人より誰より怖いのは、彼女かもしれない。

    0
    2019年06月23日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    これも倒叙ミステリになるのでしょうか。

    殺人事件が起こることはわかっている。
    被害者になりたい人がいて、加害者になろうとしてる人がいる。
    不思議な状況ですね。

    被害者が殺されたがっていて、わざわざお膳立てしてくれてるのだから、本来ならスムーズな殺人が出来たはず。
    それを邪魔するのが碓氷優佳です。

    その場の空気や人を上手く操り、自分の思うように展開させる。
    彼女の聡明さは恐ろしくもありますね。

    少しだけ彼女のプライベートが語られることで、前作「扉は閉ざされたまま」で謎になっていた結末が明らかになります。
    碓氷優佳シリーズは読む順番も大事。

    0
    2019年06月23日
  • 扉は閉ざされたまま

    Posted by ブクログ

    倒叙ミステリ。

    「古畑任三郎」が好きな私としては、倒叙ミステリは好きなジャンルのひとつで。
    特に、この碓氷優佳という聡明な女性は、古畑さんを彷彿とさせるような細かさと頭脳の持ち主。

    言葉ひとつ、助詞ひとつの選択ミスも許されない。
    そんなピリピリとしたやりとりが、読み応えあってすごくおもしろいです。

    結末も独特で、想像力を刺激されます。

    0
    2025年05月20日
  • 二千回の殺人

    Posted by ブクログ

    こんなに分厚いのに続きが気になりすぎて読む手が止まらない。面白かった。テロと戦うのではなく、テロを仕掛ける側の作品は珍しい。

    0
    2019年01月15日
  • 心臓と左手~座間味くんの推理~

    Posted by ブクログ

    大迫警部と、通称「座間味くん」の会話で構成する短編集。

    既に終わった事件について、大迫警部から話を聞く座間味くん。
    そこから、警察でも見えなかった驚きの真実が浮かび上がる(※終わったとは言え、警察の内部事情を民間人に話して良いものか...(笑))。

    それぞれ個性的なストーリーですが、表題の『心臓と左手』は、なるほど!と思いました。左手とは、そういう意味か...

    その他『罠の名前』や『地下のビール工場』も、驚きの真実が浮かび上がります。

    最後の『再会』は、他の短編の様に事件は起きませんが、ハイジャック事件の後日談で、10年後に、座間味くんと人質となった少女の再会の話。

    その出会いにより

    0
    2018年11月12日
  • 彼女が追ってくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2018年15冊目。
    碓氷優佳シリーズ3冊目。
    「扉は閉ざされたまま」「君の望む死に方」と読んできたけどコレがいちばん面白かった。
    被害者に勝ったつもりでいたのに実は殺した相手の方が上だった・・なんてホントキツイ。
    毎回思うけど、碓氷優佳自身が純粋な探偵じゃないところがいい。好きにはなれないけどw
    それにしても今回のラスト、やっぱり知っていたのかな・・と考えると恐ろしくなる。

    0
    2018年03月10日
  • 賛美せよ、と成功は言った

    Posted by ブクログ

    切れ者同士のひりつくような心理戦の応酬。観測者視点もしっかりハマってたけど、実際こんな場にいたら、逃げ出したくなるほどの緊張感。不思議なタイトルも最後まで読めば、これしかない、と思えるくらいしっくりきてました。

    0
    2017年10月16日