石持浅海のレビュー一覧

  • 扉は閉ざされたまま

    Posted by ブクログ

    犯人は分かってる。トリックも分かってる。そこから物語は始まる。犯人の心理描写や登場人物たちのやり取りを楽しめる倒叙ミステリーです。

    0
    2026年01月18日
  • 煽動者

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんらしい、ロジックの展開が素晴らしい作品です。
    反政府のテロ組織のメンバーが集まる軽井沢の秘密の拠点。しかし、その集められた8人のメンバーにて、殺人事件が発生。

    もちろん、反政府活動ゆえ、警察は呼べない。
    果たして、メンバーは真犯人を探し出すことができるのか?
    結構、伏線があちこちあったんですね。
    なるほど。

    0
    2026年01月11日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

    0
    2026年01月07日
  • パレードの明暗~座間味くんの推理~

    Posted by ブクログ

    座間味くんシリーズ第4弾。今回も、うまいものを食べに行った先で座間味くんが警察幹部が語る事件の真相をひっくり返す、という、安楽椅子探偵的な短編集。この何とも作為的な構成も、毎回底意地が悪い、人の軽い悪意みたいなものを感じさせる真相も、石持作品でしか読めないものである。座間味くんもすっかりいいお父さんになったので、「月の扉」を再読したくなった。

    0
    2025年12月22日
  • 「真」犯人

    Posted by ブクログ

    芸術家の卵たちが成功を目指し、元小学校を改装した芸術村で共同生活を送る中、殺人事件が起こる。主人公は、将来有望な人物を守るため、村長から別の人物を真犯人とする物語を考えるよう依頼される。この異色の設定によって、どのように展開していくのかが強く惹きつけられた。

    0
    2025年12月21日
  • 扉は閉ざされたまま

    Posted by ブクログ

    倒叙ミステリーであ。本格ミステリー
    書評にあったが、本格ミステリとは徹底的に理詰めされた美しさがある
    実際にこの本に書かれている犯行は、読み手が困難なく想像することが可能になっている。ただ犯行のミスが探偵役に指摘されるまで気付かなかった。指摘されると「なるほど、確かにそれは違和感がある」と気付いてしまう。
    あまりに完璧な犯行のため、どう解決していくか全く分からなかったが、探偵役の謎解きでなるほど、、と頭脳戦を楽しんで読めた。
    今回の探偵役が、また探偵役をやる「君の望む死に方」という本があるのでまた読んでみたい。

    0
    2025年12月16日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日向と梶間と優佳の3人の思惑が絡み合った頭脳戦。前作の『扉は閉ざされたまま』と同様にその心理戦を楽しむことになる。これまた前作同様に事件が起こる(発覚する)前の出来事なので当事者たちと優佳以外は何にも気づかずにいるのが面白い。そして倒叙ミステリであるから「犯人は誰か」以外の読者の気を引くような「なぜ日向は梶間に殺されようとしているのか」という謎が最後まで残されている。正直その動機については少し現実的ではないと感じたが、日向の語りの中で既に示唆されていた論理ではあるから納得がいかないというわけではなかった。まだ事が起こっていない分前作よりもハラハラ感は薄れたが、頭脳戦と推理の気持ちよさは劣らない

    0
    2025年12月04日
  • 「真」犯人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冤罪を“晴らす”ために奔走する話ならいろいろ読んだけど、冤罪を“かける”ために脳みそをフル回転させる話は初めてだった。
    通常ならあり得ない事も芸術家の卵を支援するこの『芸術村』で起きた事件であれば成立する、
    と何故か私も思ってしまうから不思議。
    犯人をでっち上げて無事解決…しないところがまた面白くて一気読みした。
    読めそうで読めない展開が良い。
    でもホント書生さん(一般人)が居てくれて良かった、と心底思ったわ。

    0
    2025年11月25日
  • 扉は閉ざされたまま

    購入済み

    刑事コロンボを彷彿

    最初に主人公である犯人と犯行が明かされて、主人公の元恋人である天才研究者と手に汗握る謎解き攻防が繰り広げられる。同窓7人のキャラクターが明快で現実感があり不自然ではなく話に広がりが生じ好感が持てる。殺人動機が最後まで分からず、そこがこの物語のキモ。情熱があって冷たくない主人公と情熱があって冷たい元恋人との感情が別れの原因という表現が新しい。その後二人がどうなったかが書かれておらず読者の想像に任せていて余韻が残る。

    #切ない #ドキドキハラハラ #共感する

    0
    2025年11月23日
  • あなたには、殺せません

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんらしい文章と構成で楽しく読み切りました。
    殺人を計画している人たちの相談に乗って不可能であることを証明し、殺人自体を未然に防ぐ団体の物語。
    その団体の本当の意味や相談者の受け取り方次第で事件がおかしな方へ向かっていく怖さが癖になる作品です。
    気軽に読める内容なのに、少しイヤミスっぽい人間の怖さなんかも楽しめる作品でした。

    0
    2025年11月06日
  • 「真」犯人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わたしの好きな石持作品が還って来た!
    考えすぎな人たちが、はたからみたら異常なシチュエーション(死体を横にして、など)で、冷静に知恵を出し合うという読む方も脳を振り絞るこの感じ、大好きです。

    0
    2025年10月27日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

    0
    2025年10月22日
  • 「真」犯人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     石持浅海さんの新刊は、石持流の無理筋路線を維持しつつ、シチュエーションにひねりを加えた力作か。真犯人ではなく「真」犯人。その心は?

     舞台は、様々なアーティストを支援する、山あいの芸術村。芸術家の卵たちはニックネームで呼ばれるが、スタッフの「私」は、発明家のエジソンさんの死体を発見する。殺したのは、現場で倒れていた恋人で歌人の小町さんのようだが…。

     35歳で退村するルールのこの村で、小町さんは初めて物になりそうな村民だった。そこで村長は考えた。小町さんを逮捕させるわけにはいかない。誰か他の物にならなそうな村民を犯人にしてしまえ。そのシナリオを、「私」に描けという。

     こんなもん、設定

    0
    2025年10月20日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    7人の作家さん、みんなパパ作家さんだったとは。
    皆さん、ちゃんと子育てされてきたのかなと思える作品ばかりだった。
    子育てがテーマの作品で父親目線のものは少ないけど、男親ってこんな風に感じていたのかと新鮮な気持ちで読んだ。
    帯にも書いてあるように、この作品は「令和パパの心の声」なんだそう。夫婦で一緒に子育てするのが前提で書かれているところが、令和っぽい。
    いい意味で時代が変わってきたなと嬉しくなった。

    0
    2025年10月19日
  • 夏休みの殺し屋

    Posted by ブクログ

    タイトルから想像していた以上に、お話にバリエーションがあってすごく面白かった!殺し屋視点の話と、それ以外の人の視点も混じっていて飽きないし、殺し屋が依頼の裏にある事情を推理する構成が新鮮。特に「残された者たち」が最後まで真相が分からなくて意外性のあるラストに楽しめた。

    0
    2025年10月11日
  • 扉は閉ざされたまま

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犯人が最初から分かっている倒叙ミステリー。
    犯人が誰か、どういうトリックなのかという謎は楽しめない代わりに、犯人と探偵役の息詰まる攻防を楽しむ作品です。

    伏見亮輔は冷静だし頭も良い。そして碓氷優佳も観察眼鋭く、賢い。二人は同類だと仲間内には思われているが、当の二人には決定的な違いが分かっていて ―― 。

    犯人の視点で語られているのでどうしても犯人側に肩入れしてしまいます。だからピンチになるとドキドキします。
    扉が閉ざされていることにどんな意味があるのか、本格推理の名に恥じない作品でした。面白かったです。

    0
    2025年10月05日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    行成さんのが読みたくて手に取ったけど、本当に面白かった…2年前に私も出産し、夫と育児をしているけど、うちの夫はきっとおっぱいでないこと嘆いたこともないし、出そうと思ったこともないだろうな笑。純粋な気持ちが可愛くて切なくて読んでよかったーってなった

    0
    2025年09月24日
  • 君の望む死に方

    Posted by ブクログ

    流石、石持浅海。一筋縄ではいかなかった。この結末は読めない。
    倒叙ものなので、ある程度はテンプレート通りの展開が進んでいく。
    ところがある箇所から物語は奇妙な形を見せ始める。碓氷優佳の登場からだろうか、いいやそこではない。これはぜひ読んでその目で確かめて欲しい。そう来るのか、と唖然とした。
    ある会社の人々が集まってする研修、会話はありふれたものなのではっきり言えば珍しくもない。そこにほんの少しの不穏さを混ぜるだけでこんな面白いものになるのか。驚いた。

    0
    2025年09月20日
  • 罪人よやすらかに眠れ

    Posted by ブクログ

    石持浅海さんの作品はたくさん読みましたが、作家さんの味が詰まった作品だなあと思いました。
    まさしく石持浅海さんらしい作品です。

    天才がサラッと人を追い込んでいく様や、当たり前のように真相を暴いてしまう姿が読んでいて面白いです。
    連作短編で読みやすく、短いストーリーの中に驚きの要素や予想外の展開がしっかり描かれていて夢中で読みました。
    少し前の作品なので希望は薄いですが、シリーズ化してほしいと思ってしまうほど楽しい作品でした。

    0
    2025年09月17日
  • Rのつく月には気をつけよう

    Posted by ブクログ

    おいしいお酒と肴と、それから軽い謎解きと。酔ってぼんやりした頭でも読めそうなくらいさらっと読めちゃう。こういうかるーいお話を定期的に摂取したくなる。さくさく読んでいたところで、締めが思いがけず素敵だったのは嬉しい予想外だった。コーヒー飲みながら読んでいたけれど、すんごいお酒が飲みたくなる。あんまり飲めないけど…でも頭の中はつめたいビールのことでいっぱい…。

    0
    2025年09月16日