石持浅海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1話完結スタイル。舞台はとあるNPO法人。
殺人などの犯罪者になってしまうのを未然に防ぐべく設けられた、いわば犯罪者予備軍の駆け込み寺。そこを訪れるのは、「殺したい人がいる」という殺人犯予備軍の方々。
てっきり相談員さんが道徳的・倫理的な説得を試みるのかと思いきや、殺害計画を聞き出しては徹底的にその穴を指摘し、潰していく。そして「この計画では無理だ」と悟らせ、殺害を諦めさせる。
一貫して“殺人コンサルタント”のような立ち回りをする、この斬新なスタイルが本作の見どころ。
相談者がつい「相手を確実に殺害するのが、こんなに難しいと思わなかった」と反省してしまう場面には、少し笑ってしまう。
各話 -
Posted by ブクログ
この殺し屋シリーズは、殺し屋らしからぬ殺し屋が登場するところが面白いですね。
普通、ミステリーとかに出てくる殺し屋って、いかにも殺し屋、って言う空気感を出してるじゃないですか。
ブラックスーツにサングラスで、たばこをくゆらせて、みたいな。
でも、このシリーズに登場する殺し屋はぱっと見殺し屋らしくない、むしろ人畜無害の、どこにでもいる兄やんという感じなんですよ。
で、その兄やんが最終的にはターゲットを殺すんですが、それまでにターゲットをしっかり観察して、その周りにある謎を解いてから殺す、という今までにあまり見たことのないタイプの殺し屋なんですよね。
と言ったところで、これ以上はネタバレすぎるので -
Posted by ブクログ
不謹慎ながら、同じターゲットの依頼が来た時どうするのかななんて考えたことがあったので、それが回収されたのは良かった。
しかしながら、いつも謎の答えが全然分からないので、寄り添えないなと思う。
あくまでも仕事として淡々とというのがモットーだからなのかもしれないが、喜怒哀楽の表現がすごい少ないなといつも思う。
ただ、いちいち感情移入するのはこっちもやってられないし疲れるのでちょうどいいのかなとも思う。
ガス自殺の話がややこしかったが、何度も噛み砕いて読んでいくと、なるほどと思ったけど、正直そうなるのかな?って気持ちと、まぁそうなるのかなという気持ちが入り交じった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルだけだとよく分からなかったけど、あらすじを読んで面白い着眼点の話しだな、と思い、さらに石持浅海さん作品なので間違いないだろうと思って購入しました。
犯罪者予備軍と呼ばれる人達が犯罪を犯す前に相談に訪れるNPO法人。ある一室で殺したい相手やその理由、方法を話すが、話していくうちに……。
雑誌に掲載されたものを集めた短編集で、書き出しの文章はほぼ同じですが、その書き方が余計に不気味さを醸し出してて私は好きでした。1話目を読み終わった時は、あーそうゆう流れかとちょっと落胆してしまいましたが、そこはちゃんと想像を超えてきてくれて、毎回終わり方が違ったので、楽しめました。しかも、何で1の部屋って