石持浅海のレビュー一覧

  • 扉は閉ざされたまま

    購入済み

    刑事コロンボを彷彿

    最初に主人公である犯人と犯行が明かされて、主人公の元恋人である天才研究者と手に汗握る謎解き攻防が繰り広げられる。同窓7人のキャラクターが明快で現実感があり不自然ではなく話に広がりが生じ好感が持てる。殺人動機が最後まで分からず、そこがこの物語のキモ。情熱があって冷たくない主人公と情熱があって冷たい元恋人との感情が別れの原因という表現が新しい。その後二人がどうなったかが書かれておらず読者の想像に任せていて余韻が残る。

    #ドキドキハラハラ #切ない #共感する

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    2025年11月23日
  • あなたには、殺せません

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    石持浅海さんらしい文章と構成で楽しく読み切りました。
    殺人を計画している人たちの相談に乗って不可能であることを証明し、殺人自体を未然に防ぐ団体の物語。
    その団体の本当の意味や相談者の受け取り方次第で事件がおかしな方へ向かっていく怖さが癖になる作品です。
    気軽に読める内容なのに、少しイヤミスっぽい人間の怖さなんかも楽しめる作品でした。

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    2025年11月06日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

    わたしの好きな石持作品が還って来た!
    考えすぎな人たちが、はたからみたら異常なシチュエーション(死体を横にして、など)で、冷静に知恵を出し合うという読む方も脳を振り絞るこの感じ、大好きです。

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    2025年10月27日
  • パパたちの肖像

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    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

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    2025年10月22日
  • 「真」犯人

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    ネタバレ

     石持浅海さんの新刊は、石持流の無理筋路線を維持しつつ、シチュエーションにひねりを加えた力作か。真犯人ではなく「真」犯人。その心は?

     舞台は、様々なアーティストを支援する、山あいの芸術村。芸術家の卵たちはニックネームで呼ばれるが、スタッフの「私」は、発明家のエジソンさんの死体を発見する。殺したのは、現場で倒れていた恋人で歌人の小町さんのようだが…。

     35歳で退村するルールのこの村で、小町さんは初めて物になりそうな村民だった。そこで村長は考えた。小町さんを逮捕させるわけにはいかない。誰か他の物にならなそうな村民を犯人にしてしまえ。そのシナリオを、「私」に描けという。

     こんなもん、設定

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    2025年10月20日
  • パパたちの肖像

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    7人の作家さん、みんなパパ作家さんだったとは。
    皆さん、ちゃんと子育てされてきたのかなと思える作品ばかりだった。
    子育てがテーマの作品で父親目線のものは少ないけど、男親ってこんな風に感じていたのかと新鮮な気持ちで読んだ。
    帯にも書いてあるように、この作品は「令和パパの心の声」なんだそう。夫婦で一緒に子育てするのが前提で書かれているところが、令和っぽい。
    いい意味で時代が変わってきたなと嬉しくなった。

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    2025年10月19日
  • 夏休みの殺し屋

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    タイトルから想像していた以上に、お話にバリエーションがあってすごく面白かった!殺し屋視点の話と、それ以外の人の視点も混じっていて飽きないし、殺し屋が依頼の裏にある事情を推理する構成が新鮮。特に「残された者たち」が最後まで真相が分からなくて意外性のあるラストに楽しめた。

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    2025年10月11日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    犯人が最初から分かっている倒叙ミステリー。
    犯人が誰か、どういうトリックなのかという謎は楽しめない代わりに、犯人と探偵役の息詰まる攻防を楽しむ作品です。

    伏見亮輔は冷静だし頭も良い。そして碓氷優佳も観察眼鋭く、賢い。二人は同類だと仲間内には思われているが、当の二人には決定的な違いが分かっていて ―― 。

    犯人の視点で語られているのでどうしても犯人側に肩入れしてしまいます。だからピンチになるとドキドキします。
    扉が閉ざされていることにどんな意味があるのか、本格推理の名に恥じない作品でした。面白かったです。

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    2025年10月05日
  • パパたちの肖像

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    行成さんのが読みたくて手に取ったけど、本当に面白かった…2年前に私も出産し、夫と育児をしているけど、うちの夫はきっとおっぱいでないこと嘆いたこともないし、出そうと思ったこともないだろうな笑。純粋な気持ちが可愛くて切なくて読んでよかったーってなった

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    2025年09月24日
  • 君の望む死に方

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    流石、石持浅海。一筋縄ではいかなかった。この結末は読めない。
    倒叙ものなので、ある程度はテンプレート通りの展開が進んでいく。
    ところがある箇所から物語は奇妙な形を見せ始める。碓氷優佳の登場からだろうか、いいやそこではない。これはぜひ読んでその目で確かめて欲しい。そう来るのか、と唖然とした。
    ある会社の人々が集まってする研修、会話はありふれたものなのではっきり言えば珍しくもない。そこにほんの少しの不穏さを混ぜるだけでこんな面白いものになるのか。驚いた。

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    2025年09月20日
  • 罪人よやすらかに眠れ

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    石持浅海さんの作品はたくさん読みましたが、作家さんの味が詰まった作品だなあと思いました。
    まさしく石持浅海さんらしい作品です。

    天才がサラッと人を追い込んでいく様や、当たり前のように真相を暴いてしまう姿が読んでいて面白いです。
    連作短編で読みやすく、短いストーリーの中に驚きの要素や予想外の展開がしっかり描かれていて夢中で読みました。
    少し前の作品なので希望は薄いですが、シリーズ化してほしいと思ってしまうほど楽しい作品でした。

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    2025年09月17日
  • Rのつく月には気をつけよう

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    おいしいお酒と肴と、それから軽い謎解きと。酔ってぼんやりした頭でも読めそうなくらいさらっと読めちゃう。こういうかるーいお話を定期的に摂取したくなる。さくさく読んでいたところで、締めが思いがけず素敵だったのは嬉しい予想外だった。コーヒー飲みながら読んでいたけれど、すんごいお酒が飲みたくなる。あんまり飲めないけど…でも頭の中はつめたいビールのことでいっぱい…。

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    2025年09月16日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    なぜ伏見は死体の発見を送らせたいのか分からなかったが、その理由に納得はした。
    何かびっくりする理由という訳ではなく、ふうん、そんな理由もあるのか、という感じ。

    優佳との攻防はおもしろく読めたが、伏見のなんとかごまかそうとする台詞にイライラするし、優佳のサイコパス味がある言動に、少々引いた。

    読みはじめに感じた二人の印象は、伏見は正統派優等生キザやろう
    優佳は無意識頭脳明晰美人と思っていたが、読み終わってみれば全く違った。

    ある意味お似合いの二人だと思った。

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    2025年09月10日
  • 殺し屋、やってます。

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    作者の考える「殺し屋」像が面白く、各話の謎も興味をひかれて楽しく読めた。
    「あー、面白かった!」とさっぱりとした読後感が得られたように思う。

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    2025年09月01日
  • 扉は閉ざされたまま

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    ネタバレ

    犯人と探偵役の掛け合いがハラハラドキドキ、こんなに犯人になんとかがんばれ、と思うことあるだろうかと思うほど、探偵役の観察眼が鋭くて犯人の気持ちになってなんとか平静を装おうとしてしまう。なんとなく動悸が弱い気もするが、おもしろかった!
    ウイスキーは途中であっと思ったけど、メガネは気づけなかったなぁ。

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    2025年08月29日
  • 殺し屋、続けてます。

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    ごく普通の社会生活をしている人が副業で殺し屋業も営んでいる設定の短編集第二弾。
    殺人行為そのものの倫理観は完全に排除して、単純にビジネスとして描いているところがフィクションとして面白いのだけれど、今回はそのビジネスを運用する上で当然起こり得るであろう課題を各編毎に取り上げて、合理的な解決へと導いているところが更に面白い。
    フィクションの世界ならではの楽しみ方が満載です。

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    2025年08月28日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    子育てにも、家族の形にも、正解はない。そこに子供への愛情があれば十分だと思う。ただ、子育ては大変すぎて、実際にはそんな綺麗事でまとめられないだろう。夫婦ですれ違い、親子でもすれ違う。それでも、愛情を持って、誰にも何にも縛られず、自分たち家族の生活が続けられるよう必死に進んでいくしかないと改めて思った。

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    2025年08月27日
  • 扉は閉ざされたまま

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    所謂、倒叙ミステリーなのだが、犯行現場である部屋の扉を口八丁で開けないようにする犯人となんとか開けようとする探偵の会話劇のみで構成されている本。犯人視点で描かれるので非常にドキドキハラハラする。流れが非常に自然で自分もその場にいたらそうするし、そう思うよな〜って。扉を開けるか開けないかだけでここまで面白く書けるのは凄い。

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    2025年08月02日
  • 夏休みの殺し屋

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    殺し屋のお話にしては、あっさりとターゲットは殺される。殺し屋稼業のあれこれが書かれているのではなく、ターゲットを調べるうちに分かったことから依頼人や背景を推理していく様は読みやすくて面白い。好きなシリーズものです。

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    2025年07月27日
  • 殺し屋、やってます。

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    一見ほのぼのでも、ちゃんと殺し屋稼業を全う。こーゆー人が一番怖い。殺される人は…殺されてもいい人?笑。そんな殺し屋界隈はターゲットについて、気になる事があると推理しちゃう。その内容が絶妙で◎。

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    2025年07月24日