井沢元彦のレビュー一覧
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相変わらずこれまでの日本史の理解を超えてくれる一冊。
今回は言霊というテーマが一貫してあった気がする。不幸な事を言えばそれが現実と化す。
そんな言霊精神に取り憑かれた?日本は、和と同様に独自の宗教観だ。
仏滅などの六曜は仏教とは全く関係のないものだと知った時には驚いた。仏滅って書いてあるんだから、仏教だろ?と思っていたら、「物滅」が語源だというのだからビックリだ。
ウェディングドレスを着て教会で結婚して、仏滅というよくわからないものを気にする。そして仏教式で墓に入る。
よくわからない人種である。
そんな自分たちにとって当然の文化は異質だと思えない。自分もこの年になっても、この本を読 -
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時々読んでみるかなぁ、と思出すわけだけど、毎回、おおうっ、と膝を打つわけですよ。ともかく日本人ならではの感覚がうまいこと説明されてて、気にいる人もいれば気に入らない人もいるだろうけど、納得させようとぐいぐい迫ってくる。
といっても納得させられるのは、自分がそもそもアンチ穢思想であって、いや、まぁ多分だけど、落ちたものは3秒経っても食べるし、汚れてないのに上着を洗濯しないし、まぁケチなんかもしれんけど。こういう話題は知恵袋あたりじゃ盛り上がるネタだもんなぁ。
そんなこんなでたまに読んでも脳にシワが増える感がたまらんのです。後は、天皇の世代交代とか話が全然ついて行けないので、そこが面倒なのをどうに -
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ネタバレ☆☆☆2018年12月レビュー☆☆☆
『逆説の日本史』もいよいよ幕末へ。1853年ペリー来航前夜の歴史から不平等条約締結までの歴史。幕府はペリー来航を予期できた・・・という話が主だが、僕はここで3人の人物に焦点を当てたい。
まずは中島三郎助。浦賀奉行、大船の建造などに功績があり、のちに桂小五郎にその知識を伝えたという。筆者である井沢氏は、この時代の人物の評価として「日本人」として物事を考えているかどうかを基準にしている。中島が桂を指導したことは、「幕府」でも「長州」でもなく「日本」のために中島が働いた証左であろう。
次に江川英龍。「労災死」して大人物として紹介されている。江川は、反射炉の建 -
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今回は忠臣蔵、綱吉名君説、デリバティブの本家日本、徳川時代の中朝関係について。綱吉は生類憐みの令を出したことで暗君扱いされているけれど、それまでの時代は切り捨て御免の風習があり、かの水戸光圀でさえ浮浪者を大した理由もなく殺していたという。綱吉はそれを改め、今では当たり前の命の大切さを世間に知らしめたという。また彼は、側用人の制度を設け、政治の実権を握る役人たちを世襲制から実力本位の人が担当するように変革した。
だから暗君ではなく、名君だと著者は判断している。一方で綱吉には朝鮮系の血が流れている可能性もあり、そのためか現鬱陵島、現竹島(旧名松島)を朝鮮のものと認めてしまった経緯がある。これが現在 -
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オーディオブックで視聴完了。
聖徳太子編めっちゃおもしろかった。
何があれって、うちの地元の太子町が出てくるところが最高(違
井沢さんの面白い所は、色々な資料を引っ張り出してきて、推論を組み立てるところにあり、教科書やこれまで読んだどんな歴史書とも違う世界を見せてくれるところにある。
本当に井沢説が正しいかはわからないけれど、腹に落ちるし胸も躍る。僕は歴史家ではないので、正しい歴史を正しく理解したいわけではない。僕らが点と点で知っている出来事や人名を有機的に結んでくれる本書は実に読んでいて楽しいし、僕が理解する歴史に対して深みや幅を与えてくれる素晴らしい本だと感じる。
続きのオーディオ -
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井沢氏の解釈
古代のある時期から「徳」という名は、「ご無念な生涯であらしめられた」天皇に贈られることになった。
天武はなんと「忍者」だった。
持統王朝は、持統系の皇族と藤原氏の「連立内閣」だった。
アマテラスはそもそも卑弥呼であった。
子孫を蘇我氏によって皆殺しにされ、子孫による祭祀をたたれた聖徳太子は怨霊化した。
日本の大魔王「崇徳上皇」は、アマテラスの決めた「日本はアマテラスの子孫が永久に支配する」という根本原則に対して「天皇家を没落させ天皇家以外の人間をこの国の王にする」と、呪いをかけた。
長屋王一族の供養つまり怨霊鎮魂にために東大寺と大仏は建立された。