井沢元彦のレビュー一覧

  • GEN 『源氏物語』秘録

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    日本史の先生に貰って読みました。
    源氏物語多作者説から始まるミステリ。
    歴史に詳しくないと面白くないかも。
    ただし、歴史を知ってると、こんな風な考え方あったんかいなと楽しめる。
    真実かどうかが問題じゃなく、単純に面白い。

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    2014年03月31日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    織田信長に一冊を裂く。天才信長にはそれ程の価値がある。筆者が言う「天才の偉業はその後の常識になる。現代の価値観で計っても凄さは理解できない」には深く同意したい。

    いつもながら筆者特有の冗長性や偏向性はやや気になるものの、視点は鋭い。特に延暦寺・本願寺との戦いは、宗教弾圧ではなく武闘勢力の弾圧であり、現代から見れば虐殺でも当時としては正当性があった、という論説はなかなか興味深い。信長は残虐性だけが取り上げられがちだが徹底した顧客主義(庶民)だった点も、他にはない卓越した分析だと思う。

    第1章 織田信長の変革編
    第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編
    第3章 新しき権力の構築編
    第4章 本能寺の変

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    2014年04月15日
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎

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    3章から読書。戦国時代を「和」の転換期と捉える発想が面白い。井沢氏の著作の面白さは、足利義満にスポットライトをあてるなど、埋もれてしまった歴史的人物の功績を再検証するところにある。司馬遼太郎に似ているかもしれない。本巻で言えば北条早雲。そして織田信長と同列に毛利元就を取り上げる視点も興味深い。現代と江戸時代からみた人物評価の違い、兵農一体の信玄公の限界、そして信長の独創的天才性など。長篠の戦前の司馬氏の梅雨のエピソードは、まさに井沢氏が提言したいことの本質だろう。シリーズ当初にあった、暴走感も(多少)取れ、史学書としても十分面白い。

    第1章 琉球王国の興亡編
    第2章 海と倭寇の歴史編
    第3章

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    2014年03月13日
  • [決定版] 世界の[宗教と戦争]講座

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    面白かった。
    イスラム教に疎い&ユダヤ、キリスト教系の整理のため読んだが、なかなか分かり易かった。
    勿論筆者の主観も入っているだろうし、恐らくもっと複雑な事情があるのだろう。
    だけれども日本育ちの生粋の日本人である以上、完全には理解出来ないのだろうな、と思った。
    個人的には普段周りにいるためか、イスラム教徒の人たちは優しいと感じるけれども、世の中はそう思ってはいないみたいでその辺りも面白いと思った。

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    2014年01月24日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    筆者の持ち味の良さは、一級史料の豊富な中世以降の歴史考証のほうが生かされるように感じた。毒があった刺もとれ、暴走もほどほどに、安易に怨霊主義に至ることもない。特に仏教や中国古典への深い造詣、尊氏と直義からの絶対的権力と平和の関係の洞察、『大乗院日記目録』を例とした現代の日本史教育への批判の鋭さに驚かされる。

    第一巻のインパクトは強かったが、この第七巻はそれに続く面白さである。

    ・尊氏対後醍醐編
    ・『太平記』に関する小論編
    ・尊氏対直義編
    ・「日本王国」足利義満の野望編
    ・「恐怖の魔王」足利義教編

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    2013年12月29日
  • 逆説の日本史5 中世動乱編/源氏勝利の奇蹟の謎

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    平安末期~鎌倉時代に焦点をあてる。前4巻とは異なり、一級史料が多く史実の信頼性も高い時代のため、通説をなぞり細部を反証するスタイルになっている。論理の著しい飛躍がないため筆者にはむしろこちらのほうが性に合っている気がした。

    鎌倉幕府成立前後は中世日本史の山場なので面白くないわけがない。これまでのような通説を覆そうとする派手さはないものの、「源平合戦ではなく、実は源源合戦だった」といった逆説はとても興味深く納得感も高い。

    ・源頼朝と北条一族編
    ・源義経と奥州藤原氏編
    ・執権北条一族の陰謀編
    ・悲劇の将軍たち編
    ・北条泰時と御成敗式目編

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    2013年12月17日
  • 逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎

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    戦国時代の織田信長に関する多面的な考察が面白い。信長が目指したもの、そのための手段、性格、もし信長が生きていたら日本は周囲の国を配下におさめていたかも、など、興味深い話題が満載の巻。

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    2013年11月08日
  • 困った隣人 韓国の急所

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    井沢さんの話は分かり易い。

    史実を述べているが、対談相手のオ・ソンファさんが日韓併合肯定派なので茶飲み話を読んでいるようであった。

    宗教と道徳から読み解く着眼点は新しいものであった。

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    2013年10月13日
  • 逆説の日本史12 近世暁光編/天下泰平と家康の謎

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    12巻は徳川家康。
    家康がどのような深謀遠慮を以て幕府を築いたかがよく分かる。「敵は分断して統治」という原則に従って本願寺の牙を抜いた手法などは、筆者も指摘するように凄腕だと思う。
    宗教勢力を政治の支配下に置くという、現代の世界でも成し遂げられていない事を、信長、秀吉、家康は断固として実行した。日本に宗教戦争がないのはこの3人のおかげ。
    感謝しないと。

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    2013年09月17日
  • 困った隣人 韓国の急所

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    非常に読みやすい。世界史を思い出す。韓国の歴史は、厳しいものだった。その反動で、ここまで日本に対するのか。

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    2013年08月04日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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    シリーズ第16巻。
    興味をそそられるトピックスで、面白く、読みやすい。
    平家物語の作者の件だけは、納得が今ひとついかないまま、進んでいった。

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    2013年07月25日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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    いつもながらに、面白く読ませていただきました。

    「太平記秘伝理尽鈔」なんて知らなかったので、なるほど!!って思いました。
    読んでみなくては…。

    あと、「平家物語」での琵琶法師の語り→「太平記読み」→寺小屋という流れが面白いなぁと思いました。

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    2013年07月15日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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    後半は日本の識字率の高さの要因を、平家物語まで遡って熱く語る。

    論拠が足りてるのかどうか知らんけど、まず歴史学会の欠点でアンカリングしといて論理を組み立て一気にまくし立てる。
    その説にはいちおう納得するけど、こういう勢いある文章は毒にも薬にも成りうる。

    もう文庫で16冊目なのに「日本通史の叩き台を作るのがオレの使命」だという何年経ってもブレない姿勢は称賛に値します。

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    2013年07月12日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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    水戸光圀と保科正之、熊沢蕃山にみる思想。
    そして俳諧、歌舞伎、落語から浮世絵にいたる江戸文化の成り立ち、その特異性。全国民的な識字率の高さを実現する糸口としての平家物語、その音曲化の理由。
    日本的儒教の原点となった『太平記秘伝理尽鈔』など。
    世界史においても特異な身分を超えた識字率の高さ、下層から立ち上がる文化、それはどのようにして生まれ得たのか。
    現代の日本における科学技術、それを支える基礎研究の発展に繋がる日本人の知的探求心がどのように育まれたのかが理解できる。
    この流れでいけば和算(算術)についても触れてほしかったところ。

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    2013年07月03日
  • 逆説の日本史16 江戸名君編/水戸黄門と朱子学の謎

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    もっともだとは思って読んでいるが、そろそろしつこさが目立ってきた。
    歴史学者に反論するのはくどいぐらいに説明が必要なのではあろうが。

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    2013年06月29日
  • 困った隣人 韓国の急所

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    ハングルは、1443年に李氏朝鮮の第四代王、世宗(セジヨン)の発議によって、朝鮮語の音を完璧に表記するために創出された純粋な表音文字である。

    しかし、中国文化を重んじる高級官僚や知識人たちが、朝鮮の真字は中国文字(漢字)であると反対した。漢字は、一般庶民には使えなかった。

    従って、世宗は「これは文字ではない。訓民正音つまり、愚かな民に発音を教える記号にすぎない」と言わざるをえなくなった。ハングルはほとんど使われることがなかった。

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    2013年06月25日
  • 逆説の日本史7 中世王権編/太平記と南北朝の謎

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    足利義満、義教この二人に関しては、教科書以外、何の知識もなかった私に驚きをもたらした。

    やはり、このシリーズは、ヘタな推理小説より面白い。

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    2013年06月08日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    あとがきで、井沢氏が書いている、宗教に対する謙虚な姿勢には好感がもてる。
    元寇を分析する事で、現代の有事に備える視点でも大事だと思う。

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    2013年06月08日
  • 逆説の日本史2 古代怨霊編/聖徳太子の称号の謎

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    高橋克彦氏も解説で書いているが、桓武天皇の長岡京遷都のくだりなど、目の付け所というから、その切れ味がいい。

    眉唾の説もあるが、面白い。

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    2013年06月08日
  • 逆説の日本史3 古代言霊編/平安建都と万葉集の謎

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    何故、東大寺の大仏ができたのか?平安遷都の本当の由来は?怨霊信仰や言霊(ことだま)信仰を大事にしてきた背景を我々は気づかず、日本文化を語り、歴史を学んだりしてきたのではないだろうか?

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    2013年05月07日