井沢元彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
井沢節のさえ渡る逆説の日本史シリーズ第6巻。
この巻では、鎌倉仏教の勃興~元寇~鎌倉幕府の崩壊まで。
前回読んだのは学生時代で、あれから7年経つが
前はまったく分からなかった鎌倉仏教が案外スラスラ読めた。
井沢氏の言うように
従来の歴史学の宗教無視は酷いと思う。
自分が宗教を信じないのは自由だが、昔の人は信じていたし、だから宗教は歴史にも大きな影響を与えた。これを忘れてはいけない。
この巻の前半を読めば宗教に関する基礎知識が身に付く。
例えば、仏教とは輪廻からの解脱を目的にしたものであり、決して他者を救済するものでは無かったが、時代は下って南無阿弥陀仏で有名な浄土宗となると、阿弥陀 -
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ネタバレ★日本三景・・・雲太・和二・京三→日本の古建築で高い建造物ベスト3
しかし、日本三景という呼称は明治時代に入ってからのこと。
★日本三名山・・・富士山・白山・立山
・山は座と数える。昔は妻のことを「山の神」と呼んだ。
コノハナサクヤヒメが住む。
★日本三大松原・・・三保の松原・虹の松原・気比の松原
・松はめでたさの象徴。
★日本三大河・・・利根川・筑後川・吉野川
「河」は架空のもの「天の河」などに使われた。
★日本三大美林・・・木曽ヒノキ・秋田スギ・津軽ヒバ
スギもヒノキもスサノオの毛から生まれた。日本は「鎮守の森」という森を神の領域と考えていた。一方で西洋文明の根底には森を切り拓く神「ギルガ