井沢元彦のレビュー一覧

  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    毀誉褒貶が激しいかもしれないが

    井沢氏の歴史ものは時折歴史の専門家以上の分析力を膾炙しているようだ。ただ結論に対しては毀誉褒貶が激しいようだが、大人の読者であれば今回の書のように確実に真相の解明と思われる個所を知識として習得するだけでも十分な価値があるのではないかと思っているのだが。

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    2020年03月07日
  • GEN 『源氏物語』秘録

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    ネタバレ

    源氏物語多作者説を軸に、南朝伝説をからめ、さらに太平洋戦争発端を絡めた物語。
    学生時代の角川書店創業者を主人公に、柳田国男、折口信夫等が出てきて、タイトルから平安朝を中心に展開するかと思いきや、足利幕府、南北朝、さらにアメリカのスパイだのが出てきて、真珠湾攻撃に至るという予想外の展開だった。
    ただ、「なんておう」の末裔が現当主と孫娘だけという時点で詰んでるやん!と思ったのと、「なんておう」家に伝わる「本物」三種の神器云々に、いやいや、そのうち二種は形代でっせと思いつつも、まぁ小説やしなと読んでいく途中で金田一耕介が不必要に登場したため、最終的な読後感想が、角川書店の創業⚪⚪年記念作品ですか?に

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    2019年10月27日
  • 逆説の日本史9 戦国野望編/鉄砲伝来と倭寇の謎

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    この巻では、沖縄の歴史をひもとき、倭寇の正しい姿を解説し、さらに中国の冊封体制と種子島の鉄砲伝来との関係について説明するところからはじまっています。著者は、現代の日本人にとってこれらの史実がもつ意味を正しく認識することがむずかしいといい、シドニー五輪で柔道の篠原信一がいわゆる「世紀の大誤審」により金メダルを逃した事件に言及することで、現代の国際社会において日本人が心に留めておかなければならない教訓を読み取ろうとしています。

    後半は、毛利元就、武田信玄、織田信長という三人の戦国武将がとりあげられます。「戦国大名はだれもが天下統一をめざしていた」という理解は、じつは信長によってその偉業が成し遂げ

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    2019年10月18日
  • 新装版 猿丸幻視行

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    ネタバレ

    百人一首に登場する猿丸大夫だか、その歌に隠された謎を解き明かす。特にどんでん返しはないが、あー、暗号ってそういう風に作られているのかー、とか、ちょっとした知識欲を満たしてくれる本だ。
    現代から薬を使って過去にタイムスリップする設定だが、その設定はほんとに必要な設定だったのかは?だ。

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    2019年10月07日
  • 逆説の日本史6 中世神風編/鎌倉仏教と元冦の謎

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    逆説シリーズもようやく6巻を終えた。
    鎌倉幕府〜室町に入る前までの時代を描いており、この辺は色んな人が出てくるからややこしい。

    後醍醐のカリスマ性というか、独裁性というものをヒシヒシと感じたけれど、それでも市民(武士を含む)に支持されないと政策は成功しない。

    これは面白くて、結局、大衆というかユーザーというか、の理解が得られないものは失敗するんだなと。

    そういうのは昔も今も変わらないなと。

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    2019年08月05日
  • 逆説の日本史22 明治維新編/西南戦争と大久保暗殺の謎

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    前巻でも書いたように思うが、本編では井沢節はトーンダウン気味。やはり、資料が多い近世は通説に寄りがちなのかもしれない。
    一方、本編終了後の過去の話題の修正編では、井沢節が見られる。
    言霊信仰、怨霊信仰がこの人の説の通底なので、その影響が少なくなったと見られる近代では、新説が出にくいのかもしれない。

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    2019年06月16日
  • 逆説の日本史22 明治維新編/西南戦争と大久保暗殺の謎

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    先日の記事で、このシリーズに一貫して貫かれている「言霊信仰」「怨霊鎮魂説」について、歴史学者呉座勇一が痛烈に批判をしていた。
    歴史書としてみるから「資料軽視」として批判したくなるので、フィクションとして考えればそれほど目くじらたてることもないと思う。
    実際(特に天皇や朝廷は迷信深かったので)そういった要素もあっただろうし、しかし実際の政治(特に武士)はリアリズムだから、それほど大きな影響はなかっただろうというのが現実だろう。

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    2019年06月15日
  • 言霊II――なぜ日本人は、事実を見たがらないのか

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    まあまあ

    面白い観点です頑張って、言霊 というほどかな?と言う印象です

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    2019年05月23日
  • 逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎

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    ★★★2019年1月レビュー★★★

    『逆説の日本史19』は、島津斉彬の死や安政の大獄など。
    この時代、佐幕の大物2人は孝明天皇と井伊直弼であると筆者は説く。井伊直弼は、開国を貫いた点は評価できる。しかし惜しむらくは井伊の頭には、「幕府」があって「日本」は無かった。
    また、この辺りから孝明天皇の影に見え始めた岩倉具視。
    まだ水戸藩も存在感がある。
    ここから長州がどう出てくるか、20巻も楽しみだ。

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    2019年01月28日
  • 伝説の日本史 第1巻~神代・奈良・平安時代 「怨霊信仰」が伝説を生んだ~

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    日本の歴史として認定されていない事柄を伝説から推測する本。
    第1巻は卑弥呼の時代から鎌倉時代の前までで、章立ては人物ごとになっている。
    現実的なスタンスで突飛な伝説の謎を解き明かしていくので面白い。
    例えば菅原道真は敗者なのに何故神様となって太宰府天満宮に祭られているのか。などなど。
    歴史のタブーにも触れる内容になっており、抵抗がある人もいるかも知れません。
    日本史に詳しいととても楽しめそうです。
    日本史好きにおススメです。

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    2019年01月16日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎

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    歴史学者ではない作家が書いた歴史の本。大胆な仮説を展開していく。いろいろな見方を提供してくれて面白い本ではある。だが批判的に読まないで信じてしまうと日本史の知識が偏ると思う。

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    2018年12月28日
  • 学校では教えてくれない日本史の授業

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    ただ事実を知るのではなく、物事が起きた経緯を根拠を交えて書かれており読んでいて面白かった。

    しかし、どれだけ恨んでいるのか知らないが、歴史学者を批判する内容を繰り返し書いていて、途中から「何回同じ事言うんだ」と笑ってしまった。

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    2018年11月23日
  • 真説「日本武将列伝」

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    作者が作者なので、もう少し突拍子も無い論が出てくるかと思えば、割合普通な武将紹介に落ち着いていますね。
    ちょっと枚数が少なかったのでしょうかね?(^^;
    まぁ、それでも有名な武将のエピソードが紹介されているのには代わりはないわけでして、興味を持ち始めたぐらいの人には良いかな。

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    2018年11月12日
  • 逆説の日本史 別巻1 ニッポン風土記[西日本編]

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    日本各地を旧国名でくくって歴史を紹介している。面白い切り口だけど、話がぶつ切りになりがちなので、注意して読む必要がある。本書は第一弾ということで、西日本の紹介。それぞれの国にそれぞれの歴史が有り、興味深い。
    逆説の日本史ファンなら、すでにおなじみの話が多数再構成されて収録されているので、読みやすいのでは?

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    2018年11月12日
  • 隠された帝――天智天皇暗殺事件

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    さすがに20年前の本は古いな
    天智系・天武系の話は子の本で知ったから久しぶりに(ミステリー部分は飛ばして)歴史部分のみ拾い読みした
    郭務悰をどのように書いているか確認したかったが意外と触れていなかった
    テーマは大陸との関係ではなく、天武帝自身の正体だから仕方ないか

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    2018年10月11日
  • 逆説の日本史21 幕末年代史編4/高杉晋作と維新回天の謎

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    幕末編ということで読んでみた。高杉晋作の天才ぶりを確認できたのと、日本の天皇制および錦の御旗の強さ、を改めて感じたりした。既存の見方から大幅に「逆説」という部分は少なかったけど、新しい切り口で語られた部分も多く、幕末の綱渡りの動きを改めて読めて楽しかった。

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    2018年10月01日
  • 逆説の日本史8 中世混沌編/室町文化と一揆の謎

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    今回の出張でも、例に漏れず出張のお供「逆説の日本史」を読んだ。
    あまり人気のない時代の室町時代、さらにマイナーな足利義政が中心の巻だったが、目に鱗の話が目白押しだった。
    懶惰の帝王義政と妻日野富子の関係性の面白さ。
    将棋、折り紙、風呂敷、花道、茶道など室町時代を起源とする驚き。
    勉強になりました。

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    2018年09月13日
  • 「言霊(コトダマ)の国」解体新書

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    最初は持論の展開だけかと思ったが、読んでいるうちに
    PKOの派遣についての事を書いていた。
    確かに自衛隊についてはその存在が不明確であり、
    軍隊の言い換えだと思う。
    もう、いい加減なんとかしないといけない。
    時代も変わったし。

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    2018年08月13日
  • 英傑の日本史 上杉越後死闘編

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    上杉謙信は戦国の世をどう戦っていったのか、家臣達の生き様を紐解きながら、読み解いていく。上杉越後で家臣団をここまで体系的に書かれているのは少なく、最後まで興味深く読ませていただきました。
    血染めの感状の色部勝長、長野業正、宇佐美定満など、大好きですが、もう少し書いて欲しかったですね。

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    2018年06月23日
  • 逆説の日本史21 幕末年代史編4/高杉晋作と維新回天の謎

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    幕末史の概略を追うことができる。しかし、過去の巻ほど、オリジナリティあふれる説が出てこない。
    薩長同盟の締結から、江戸無血開城まで。

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    2018年06月07日